レッドキャベツ、2020年3月17日全店舗閉店-3月21日から13店舗が「マックスバリュ」に

イオングループのスーパー「レッド・キャベツ」(本社:福岡県福岡市博多区、以前は山口県下関市)は、2020年3月17日限りで「レッドキャベツ」の全店舗を閉店、店舗固定資産をマックスバリュ九州に売却し、3月21日から13店舗が「マックスバリュ九州」のスーパー「マックスバリュ」として運営されることを発表した。
追記:屋号は順次変更されるため、レッドキャベツの看板の店もしばらくのあいだ残ると思われる。

レッドキャベツ・旧山の田本店(閉店済み)。

創業の地から撤退、店舗網を縮小していた

レッドキャベツは1984年8月に山口県下関市で創業したスーパーマーケット。創業者はジャスコの出身であった。
黒い建物に大型オブジェなどを配した独特の内外装が特徴であり、個性的なスーパーとして知られたものの、2014年にイオングループ入りし、イオンの連結子会社になるとともに2015年にレッドキャベツ福岡空港近くに本社機能を移した。

特徴的な内装の店舗が多くあった。

レッドキャベツではイオングループ入り後に店舗の改装とともに店舗整理を進めており、2017年8月には下関市の山の田店(本店)を閉店。同年10月には熊本県から、2019年2月には山口県から全面撤退。2020年現在、店舗網は福岡県、佐賀県、長崎県対馬のみとなっていた。

「巌流市場」は下関発祥であった名残。

13店舗がマックスバリュ九州に

マックスバリュ九州が引き継ぐのは、小倉駅、八幡駅前、博多駅南、干隈、友丘、福岡空港、甘木駅前、蔵上、多布施、いづはら、徳力、城野、老司の13店舗。なお、長崎市の2店舗(ココウォーク、南長崎)と熊本市の2店舗(十禅寺、桜木)については、これより前にマックスバリュ九州に譲渡されている。
3月21日からは看板が順次「マックスバリュ」(もしくはザ・ビッグ)に変更されるほか、WAON、イオン銀行ATMの導入なども行う予定としている。
株式会社レッド・キャベツの今後の業務内容などについては、3月13日時点では発表されていない。

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