北海道砂川市の国道12号線沿いの道内流通大手「アークスグループ」系ショッピングセンター「アシル砂川」に、同社系大型食品スーパー「スーパーアークス砂川店」が2024年6月1日午前8時30分に開店した。
ふじの旗艦店として誕生
アシル砂川は1998年に開業。建物は平屋建で店舗面積は3,959㎡。中道リースが所有する。
開業当初は、道北地場大手「ふじ(現道北アークス)」砂川市内初の店舗として、直営総合スーパーを核にドラッグストア「サッポロドラッグストア(サツドラ)」や北海道地場大手玩具店「おもちゃのポプラ館」といった専門店を展開。
同施設は運営会社の再編や専門店「ダイソー」「ゲオ」の入替えを経て、市内最大のショッピングセンターとしての地位を確立したが、核店舗の「スーパーチェーンふじアシル砂川店」は、スーパーアークスへの業態転換にともなう大規模改修工事のため、2024年5月22日をもって一時閉店していた。
新しい「アークス」として地産地消強化
スーパーアークス砂川店の売場面積は1,565㎡。
青果では砂川市近郊地場野菜の拡充や焼き芋コーナーの通年展開、水産では魚屋の生寿司コーナーの新設、食肉コーナーではガラス扉付冷凍ケース(リーチインケース)導入による北海道産ジンギスカン・ホルモンの拡充といった取組みを実施。
砂川市を始めとする市近郊地元メーカー「味わい手作り工房土梨夢」「岩瀬牧場」「たびのそら」「ソラチ」「金滴酒造」商品を導入するなど地産地消を打ち出す。

スーパーアークス砂川店。
看板には「アシル」の文字も。(同社公式より)
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天満屋ハピーズ吉備津店、2024年5月31日閉店-旧天満屋ハピーマート、吉備津駅周辺からスーパー消滅
岡山県岡山市北区のJR吉備線吉備津駅近くにある天満屋グループの食品スーパー「天満屋ハピーズ吉備津店」が2024年5月31日をもって閉店した。
吉備津駅前の天満屋、34年の歴史に幕
天満屋ハピーズ吉備津店は「天満屋ハピーマート吉備津店」として1990年に開店。2013年11月に大規模リニューアルを実施、2016年3月の運営会社再編にともない親会社(天満屋ストア)直営に移行し、同社の食品スーパー新業態「天満屋ハピーズ」となった。
同店は吉備津駅前唯一の大型店であったが、閉店により半径2km圏内から食品スーパーが消滅することとなった。

天満屋ハピーズ吉備津店(同社公式より)。
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業務スーパー栃木そのべ店、2024年5月29日開店-カンセキ初のホームセンター複合店舗、県内最大の売場で連携強化
栃木県栃木市のホームセンター「カンセキ栃木そのべ店」に、同社がFC展開する神戸物産系食品ディスカウント「業務スーパー栃木そのべ店」が2024年5月29日に開店した。
カインズいせや1号店跡のカンセキ、全面刷新
カンセキ栃木そのべ店は、1988年4月に開店した同業ホームセンター1号店「カインズ栃木店」(2019年台風19号浸水物件)跡を再活用するかたちで、2020年3月18日に開店。
建物は平屋建で敷地面積は12,413㎡、建築面積は2,997㎡、売場面積は2,450㎡。
アウトドア事業を中心に多角化経営を図る同社としては、約13年ぶりとなるホームセンター新店舗として、フラワー工房「花屋敷」やワークショップスペースを併設するなど、従来型店舗とは異なるライフスタイル提案強化型店舗を打ち出した。
同店は2024年1月19日から2月2日にかけて大規模リニューアルを実施しており、業務用調理器具や大容量洗剤の拡充を進めている。
カンセキ初の試み、事業間連携強化へ
業務スーパー栃木そのべ店の建物は平屋建で売場面積は577㎡、延床面積は802㎡。同店開店により栃木県内18店舗体制、栃木市内2店舗体制となる。
カンセキは多角化経営の過程で「神戸物産」と提携し、業務スーパー栃木県内全店舗の運営を担っているが、カンセキグループ店舗間での連携は少なく、いずれも「各事業の単独店としての出店」であった。

業務スーパー栃木そのべ店。
カンセキ栃木そのべ店は、県内最大の業務スーパーを有する新店舗として、グループ初となる「ホームセンターに食品スーパーを組み合わせる複合形態」を採用することで「社内リソースの活用を含めた新たなチャレンジでお客様の利便性向上を図り、これまで以上にご満足いただける店舗づくり」を進めるとしている。
同店は旧いせや(カインズホーム)1号店としての歴史に加え、カンセキとしてもライフスタイル提案強化型店舗として、同社初の業務スーパー複合店舗として歴史を重ねていくこととなった。
業務スーパー栃木そのべ店
住所:栃木県栃木市薗部町1丁目18
営業時間:午前9時~午後8時

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藤丸、2024年5月特別清算開始-北海道帯広の地場老舗百貨店、新会社主導で2025年秋再開業めざす
北海道帯広市の地場老舗百貨店「藤丸」と不動産関連子会社「ふじまるビル」が、2024年5月20日に釧路地裁帯広支部より特別清算開始命令を受けたことを、民間調査会社の帝国データバンクが5月31日に発表した。

藤丸。
帝国データバンクによると負債総額は34億600万円。(藤丸約25億4000万円/ふじまるビル約8億6600万円)
十勝帯広の地場老舗百貨店
藤丸は1900年に富山県の商人が下帯広村(現店舗近く)で呉服太物店として創業。1930年に鉄筋コンクリートの大型店となり、百貨店化した。現在の建物は1982年3月に新築移転したもので地上9階地下3階建、営業フロアは地上9階~地下1階、店舗面積は19,852㎡。
ラグジュアリーブランド「COACH」や専門店「くまざわ書店」「MINIPLA」、公共・サービス系施設「帯広市市民活動交流センター」「勝毎サロン」が入居するなど、十勝帯広唯一の地場老舗百貨店に相応しい業容であったが、新型コロナによるテナントの相次ぐ撤退や業績低迷を受けて2023年1月31日をもって閉店していた。

藤丸1階エレベータ前のシャンデリア下で行われた閉店の挨拶。
日産地域販社主導で2025年秋以降営業再開めざす
藤丸をめぐっては、2022年12月に日産地域販社系持株会社「村松ホールディングス」と地域創生ベンチャー「そら」が主体となり、百貨店事業の受け皿会社(新藤丸)を設立。
新会社が2023年7月に百貨店の土地建物を取得し、同年11月より贈答事業(お歳暮販売)を再開、同年12月より耐震補強などを含めた改修工事に向けた準備を進めている。
新会社は2024年6月1日現時点においては村松HD子会社であり、村松HDグループ会社「帯広日産」(十勝管内8営業所)や贈答事業で提携関係にある「ヤマト運輸」(十勝管内11営業所)を中心にお中元販売の受付を始めるなど、旧運営会社の特別清算とは関係なく、2025年秋以降の営業再開実現をめざしている。
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