カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

イオンモール筑紫野、2015年12月8日に大規模増床オープン(1)-個性的なテナントで差別化図る

福岡県筑紫野市の「イオンモール筑紫野」が大規模増床とリニューアルを行い、12月8日にグランドオープンを迎えた。
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新装したイオンモール筑紫野。

福岡最大級の巨大ショッピングセンターの全貌が明らかに

イオンモール筑紫野は2008年12月開業。
 九州自動車道筑紫野インターに近接、JR鹿児島本線天拝山駅、西鉄朝倉街道駅からも歩いて数分と、福岡市・久留米市からのアクセスも非常に良好な立地であり、開業7周年を機にイオンの九州における旗艦店の1つとしてリニューアルが行われた。
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館内の吹き抜け空間。

今回の増床リニューアルコンセプトは「『行きたい!』がすぐそこに。」。
「生活密着」「高感度」「憩いの空間」の3つをキーワードに、全体の約9割の店舗の入れ替え・リニューアルを実施。新たに建設された「パープルモール」部分を加えると売場面積80,000㎡(映画館など含む)となり、これまで福岡県内で最大のショッピングセンターだった「イオンモール福岡」(粕屋町)と肩を並べる規模となった。
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手前がパープルモール部分。(イオンウェブサイトより引用)

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「パープルモール」ロゴタイプ。

ファミリー向けに加え、個性的なテナントで差別化を図る

今回、福岡県初出店となったのはレディースファッション「Té chichi TERRASSE」、シューズショップ「スケッチャーズ」、ペッパーランチのステーキ店「いきなりステーキ」、イオン運営のペットショップ「PeTeMo」など18店舗。
その中には、荒尾市の乾物・グロサリー店「山下鹿造商店」、別府市の子供服店「WARAWA」、松山市の靴店「ツルヤ」、宿毛市の会社が運営する土佐料理店「龍神丸」など、地方の人気店も含まれており、競合ショッピングセンターとの差別化が図られている。
そして、1階には福岡市の百貨店「岩田屋」も出店。
店舗部分は約400㎡と小型ながら、店舗向かいには催事コーナーを備え、ギフト需要にも応える。
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エムアイプラザ岩田屋筑紫野店。

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イオン直営売場には九州ブランド.comを設置。

そのほか、新規出店テナントのキーワードとして挙げられるのが「グローバルブランド」「キッズワールド」「ホビー・サブカルチャー」「飲食ゾーン」の4つであろう。

グローバルブランドとしては、増床ゾーンのパープルモールを中心に「H&M」、「OLD NAVY」、「GAP」、「ユニクロ」といった大型ファッションテナントが新たに入居。
更に「トイザらスベビーザらス」も出店、イオンが運営する屋内遊園地「キッズーナ」も開設され、家族連れに便利なショッピングセンターとなった。
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H&Mは2階に出店。

また、ホビー・サブカルチャーショップも充実。
3階には新たに模型店「ホビーゾーン」、アニメショップ「アニメイト」、アニメ・同人誌ショップ「らしんばん」が出店。
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アニメイトイオンモール筑紫野店。

既存テナントの「サンリオギフトゲート」、「ヴィレッジヴァンガードニュースタイル」もその向かい側に出店し、大規模なホビー・サブカルチャーゾーンが誕生している。「らしんばん」はイオンモール初出店。
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らしんばん初となるショッピングセンター内店舗。
新たにキッズ向け商品も扱う。

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初日は購入者にポストカードのプレゼントが行われた。

飲食ゾーンでは、1階レストラン街においても店舗の入れ替えとリニューアルが行われたほか、3階フードコートは1.5倍にスケールアップ。
買い物でのちょっとした休息にも十分な席数となった。
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大幅に広くなったフードコート。

既存テナントも大規模リニューアル

今回の改装では、既存テナントの大幅な入れ替えと改装も実施されている。
「ペットパラダイス」、「デザート王国」、「リズリサ」など、残念ながら閉店した店舗も多くある一方、「WEGO」、「INGNI」、「COMME CA ISM」、「NICOLE HIDEWAYS」、「TAKA-Q」、「靴下屋」など、人気ファッションテナントを中心に店舗の大幅リニューアルが行われた。
ファッションテナント以外では、準核店舗である熊本市のニューコワンが運営する「蔦屋書店(AVクラブ)」も「森の中のブックストア」をコンセプトに木をふんだんに用いた内装にリニューアルを行い、ブックカフェを新設。
そして、核店舗の総合スーパー「イオン筑紫野店(旧ジャスコ筑紫野店)」も、「イオンスタイルストア筑紫野店」としてリニューアルを行ったほか、イオンリテールが運営する準核店舗の「筑紫野ビブレ」も「ビブレジーン筑紫野」にリニューアルを行っている。
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核のイオンスタイルストア筑紫野店。イオンラウンジも設置。

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ビブレジーン筑紫野。

新規出店店舗とリニューアル店舗は、両方を合わせると全210店舗中の約90%となる182店舗に上り、個性的な店舗を数多く導入したことで、競合の激しい地域において更なる商圏の拡大を目指している。

イオンモール筑紫野
福岡県筑紫野市立明寺434−1
営業時間9:00~21:00(12/13は全館22:00まで)
イオン食品売場8:00~22:00
レストラン街:22:00、金・土・休前日23:00まで
イオンシネマ:24:00まで
※イベント時は営業時間を延長予定。

続き:イオンモール筑紫野、12月8日に大規模増床オープン(2)-激しさ増す競争、ゆめタウンは改装へ

 

外部リンク:イオンモール筑紫野

アピタ石下店が閉店-常総水害で損壊

茨城県常総市のショッピングセンター「アピタ石下店」が12月6日に閉店した。
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アピタ石下店。

復興の象徴にはなれなかったアピタ

アピタ石下店は1999年にオープン。2階建てで、売場面積は約13,500㎡。核店舗の総合スーパー「ユニー・アピタ」のほかに、30店舗弱の専門店が入居していた。
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水害でフェンスが倒れたままとなっている。

2015年9月10日の常総水害(関東東北豪雨)では、店舗1階が完全浸水し、2階と屋上に多くの買い物客や避難者が取り残された。
その後、仮設テント売場を経て10月1日に2階のみで仮営業を再開したものの、1階の損傷が大きく、多額の復旧費用がかかるために閉店を決めた。
建物を所有するユニーは、跡地の利用方法などについてまだ発表をしていない。

周辺では水害からの復旧が進んでいる。
関東鉄道常総線は10月10日に全線での営業を再開したほか、アピタに隣接するコメリも営業を再開。また、近隣にあるエコス石下店は、系列の「たいらや」に転換し、11月27日に営業を再開した。
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営業を再開したコメリ石下店。

外部リンク:アピタ石下店

京急蒲田駅高架化・再開発ビル完成-「ウィングキッチン」「あすとウィズ」2015年12月11日開業

東京都大田区の京急蒲田駅に、高架下商業施設「ウィングキッチン蒲田」と、西口再開発ビル「あすとウィズ」が12月11日に開業する。
これは、2001年に着工された京急蒲田駅高架化工事(京急蒲田駅付近連続立体交差事業工事)と、2013年に着工された西口再開発(京急蒲田駅西口駅前地区第一種市街地再開発事業)の完成によるもの。
これにより、10年以上に亘って続いてきた京急蒲田駅周辺の再整備にようやく終止符が打たれることとなった。
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京急蒲田駅。「ウィングキッチン蒲田」が設けられる。

京急蒲田駅、高架下に「ウィングキッチン」

京急蒲田駅の高架下に設けられる「ウィングキッチン蒲田」のコンセプトは「駅を、街とつながる開かれた場所へ」。
1階には「京急ストア」を核とし、「崎陽軒」などが出店する食物販ゾーンと、「タリーズコーヒー」や「大戸屋」などが出店する飲食ゾーンが、2階には「くまざわ書店」や「GU」などが出店する物販・サービスゾーンのほか、大田区が観光拠点として「大田区観光情報センター」を設置する。店舗数は全30店舗。
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「ウィングキッチン蒲田」ロゴ。(京浜急行ウェブサイトより引用)

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「ウィングキッチン」店内イメージ。(京浜急行ウェブサイトより引用)

更に、新たに駅からペデストリアンデッキ「あすとデッキ」が設置されるほか、蒲田駅西口から「あすと蒲田商店街」まで屋根が設置され、雨に濡れることなく駅からアーケードまで行けるようになった。
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あすと蒲田商店街。

西口には再開発ビル「あすとウィズ」同期開業

また、西口再開発地区には複合ビル「あすとウィズ」が完成。
1~3階までは商業施設、4階~20階まではマンションとなり、 核店舗として1階~2階には「スーパーマーケットライフ」が、地階~1階には大型パチンコ店が出店。
その他にも、再開発前に立地していた店を中心に、薬局やレストラン、居酒屋などが出店することになっている。
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あすとウィズ。

外部リンク:あすとウィズ(公式)
外部リンク:12月11日(金)京急の駅チカ商業施設に新ブランドが誕生!「ウィングキッチン京急蒲田」グランドオープン! (京浜急行電鉄)

イオンモール常滑、2015年12月4日開業-りんくう常滑駅前に

愛知県常滑市のりんくう常滑駅前に、大型ショッピングセンター「イオンモール常滑」が12月4日にオープンした。
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イオンモール常滑。

中部国際空港そば、インバウンドにも地元客にも対応

イオンモール常滑は中部国際空港対岸の長年空き地だった土地に開業。
イオン出店表明からは実に約10年目でのオープンとなった。
売場面積は約82,800㎡(温泉などアミューズメント含む)、総店舗数は約190店で、東海地方最大級のショッピングセンターとなる。りんくう常滑駅からもすぐの立地で、公共交通の利用も便利だ。
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イオンモール常滑アクセス図

イオンモール常滑のコンセプトは「海と空を120%楽しむエンターテイメントパーク」。
核店舗の総合スーパー「イオンスタイル常滑店」は大規模なイートインコーナーを設置。ヘルスビューティーショップ「グラムビューティー」も導入した。
そのほか、大型テナントは「ユニクロ」、「H&M」、「スポーツオーソリティ」、「ニトリデコホーム」、「ダイソー」、「未来屋書店」などが出店。ファッションゾーンには旧マイカルのファッションビル「VIVRE」がビブレジーン業態で出店している。
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イオンモール常滑の全景。

更に、買い物機能だけではなく、遊園地「ワンダーフォレストきゅりお」や温泉施設「常滑温泉 マーゴの湯」、「ポケモンストア」などを併設。時間消費型の商業施設を目指している。
空港の対岸ということで、ゲームセンター「AMUSE FACTORY」に導入された本格的なフライトシミュレーターも人気を呼びそうだ。
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ワンダーフォレストきゅりお。

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フライトシミュレーター。

また、立地を生かしたインバウンド需要も見込んでおり、大規模な免税カウンターや観光バス駐車場が設置されたほか、レストラン街「常滑のれん市」は和を感じさせる内装で、壁面には常滑焼を使用。常滑に名物である巨大なまねき猫が正面に設置されている。
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巨大まねき猫。
※写真を除いてイオン・イオンモールウェブサイトより引用。

イオンモール常滑
愛知県常滑市りんくう町二丁目20−3
営業時間:10:00~21:00
(レストラン街 10:00~22:00)
(ワンダーフォレスト きゅりお 10:00~21:00)
(イオンスタイル常滑 食品売場 8:00~22:00)
(イオンスタイル常滑 食品以外 9:00~22:00)

外部リンク:イオンモール常滑

ららぽーと立川立飛、2015年12月10日開業

東京都立川市の多摩モノレール立飛駅前に大型商業施設「ららぽーと立川立飛」が12月10日にグランドオープンする。
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ららぽーと立川立飛。
三井不動産ウェブサイトより引用)

タチヒゴルフ場跡、ららぽーとに

ららぽーと立川立飛はタチヒゴルフ練習場跡(旧立川飛行機工場跡)に建設された大規模ショッピングセンター。
売場面積約60,000㎡、店舗数約250店の規模で、立川駅から2駅の多摩モノレール立飛駅に直結する。
事業主は立飛ホールディングス、運営は三井不動産。多摩地区初のららぽーととなる。
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 立飛駅と直結される。(三井不動産ウェブサイトより引用)

ららぽーと立川立飛のコンセプトは「&Garden Tachikawa」。
西側に富士山を望む立地で、敷地内には芝生公園や樹木を多く配置したほか、吹き抜けにはシンボルツリーも設置。
買い物するだけの場ではなく、「音楽」「文化」「子育て」の3つをキーワードに、家族連れを中心とした幅広い世代で楽しめる商業施設を目指す。
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ららぽーと立川立飛・エントランス。

食品売場の核店舗は「いなげやブルーミングブルーミー」。
いなげやは立川が創業の地で、旗艦店と位置づけており、店舗面積は約2,200㎡、年商36億5000万円を見込んでいる。
地元鮮魚店や産直売場を導入したほか、30種類以上を取り揃えた惣菜バイキングも目玉の1つだ。inageyatatihi
いなげやブルーミングブルーミー ららぽーと立川立飛店。
(いなげやウェブサイトより引用)

同じく核店舗の1つである「東急ハンズ」は、新業態の鞄店「ピカロ」を導入。そのほか、大型テナントとしては「ユニクロ」、「GU」、「スポーツゼビオ」、「マツモトキヨシ」、「無印良品」、「宮地楽器」などが出店する。
更に、立川駅前に店舗を構える三越伊勢丹も「エムアイプラザ立川立飛」を出店。百貨店ならではの品揃えでギフト需要に応える。
卵料理専門店「ヒルトップレイチェルカフェ」や抹茶カフェ「神楽坂茶寮」、子供向け遊園地を備えたアミューズメントレストラン「キッズビー」など、個性的な店舗を数多く揃えたレストラン群も人気を呼びそうだ。

また、地元書店「オリオン書房」には、事業主の「立飛ホールディングス」が戦前の航空機メーカー「立川飛行機」を前身としていることから、ここにかつてあった航空機工場に因んで飛行機のモチーフも取り入れられている。
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オリオン書房立川立飛店。喫茶店「本棚珈琲」も導入。
(オリオン書房ウェブサイトより引用)

一方で、立川駅前の「伊勢丹」、「髙島屋」、「グランデュオ百貨店」、「ルミネ」各店と立川市商店街振興組合連合会は、史上初となる共同大型イベントを実施するなど、対抗意識を強めている。

三井ショッピングパーク ららぽーと立川立飛

東京都立川市泉町935-1
営業時間:10:00~21:00
(レストラン街は11:00~22:00)

外部リンク:ららぽーと立川立飛
外部リンク:いなげやbloomingbloomyららぽーと立川立飛店

ココストアとエブリワン、12月3日にファミマ統合式-ファミマ非転換は約250店か

ココストア・エブリワンのファミリーマート統合式が12月3日にファミリーマート本社(東京都豊島区)で行われた。
今回の経営統合に伴い、既に両店のファミリーマート転換が開始されており、最終的には2016年秋までに約400店舗がファミリーマートに転換される予定。
原則として転換店舗のココデクック・エブリワンベーカリーなどといった厨房設備は廃止され、イートインなどが整備される。

一方で、ココストア子会社の「ココストアリテール」を子会社化したエネルギー事業大手の「ミツウロコ」(東京都中央区)は、約250店舗の「ココストア」と「エブリワン」に加え、ココストアグループとなっていた「RICマート」など、併せて約400店舗の運営を継承する。
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RICマートの多くの店舗は24時間営業を行っていない。

当面は現在の屋号と業態のまま営業を継続する予定だが、最終的にどのような業態となるのかは未定となっている。P1010344-s
 人気だったベーカリー併設コンビニの「エブリワン」。
存続される店舗、新たな業態などはまだ発表されていない。

外部リンク:株式会社ココストアリテールの株式譲渡に関する基本合意書締結に関するお知らせ(ファミリーマート)

ユニー・ピアゴ七尾店、2016年度末までに撤退へ-パトリア七尾の核店舗

七尾市のショッピングセンター「パトリア七尾」の核店舗 「ユニー・ピアゴ七尾店」が2017年春以降の契約を更新しないことを表明した。
追記:2月12日の閉店が決まった。詳細は記事後半へ。
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パトリア七尾。

七尾市を代表する大型店

パトリア七尾は七尾駅前に1995年開店。第三セクターの七尾都市開発が運営する。
七尾市最大の商業施設で、売場面積は15,079㎡。そのうちユニー(ピアゴ)は6,870㎡を占める。もともとユニーは1973年12月より近隣に出店していた。
パトリア七尾は1~3階が商業施設、4~5階がイベントホールなどとなっており、ユニーは開店時に大和百貨店とともに1階から3階にかけて出店した。
しかし、2010年に大和が規模を大幅に縮小、大和は1階の一部のみへ出店となり、 大和跡地には100円ショップ「シルク」などが入居したものの、空き店舗が目立つ状態となっている。
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奥に見えるのが七尾駅。駅前に立地する。
左は2006年に開業した「ミナクル」でコンビニや市立図書館が入居。

ピアゴ七尾店は能登半島唯一のユニーで、物流効率も悪かったと考えられる。
ピアゴは2016年度末までに閉店すると見られているが、跡地に入居する店舗はまだ決まっていない。

追記:閉店日は2月12日に-跡地にカジマート出店

ピアゴ七尾店の閉店日は2017年2月12日となった。
跡地については、1階には食品スーパー「カジマート」(津幡町)が出店する。2階・3階については未定だが、3階の一部には公共施設(市役所の一部機能)が入居する予定。
専門店街の多くは営業を継続する。

外部リンク:パトリア七尾
関連記事:香林坊東急スクエア、2016年4月28日開業
関連記事:「イオンモール新小松」2015年12月着工-2017年3月開業めざす

相鉄ジョイナス、リニューアルオープン-地下街と一体化

横浜駅西口の駅ビル「相鉄ジョイナス」が、当初予定を前倒しして12月1日に全館リニューアルオープンした。
soutetsu2s 相鉄ジョイナス。

相鉄ジョイナスは1973年に開業した相模鉄道グループの商業ビル。
今回の改装では、1964年開業の「ザ・ダイヤモンド地下街」をジョイナスと一体化。
ダイヤモンド地下街も相鉄ジョイナスの一部となった。
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改装された旧ダイヤモンド地下街の入口。

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ダイヤモンド地下街ロゴの上に貼られたジョイナスロゴ。

更に、地上階を主にファッション、地下階を主にフード、ライフスタイル、ビューティー、サービスを中心としたフロアに棲み分け。 
売場面積約35,000㎡、総店舗数約440店(髙島屋棟を除く)の、首都圏有数の規模の駅ビルが誕生することになった。
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改装された地階「三角広場」。31日までオープニング記念福引も実施。

また、地階では食品・飲食コーナーも拡充し、デイリー需要に応えた。
相鉄ジョイナスでは、改装後の年商は670億円(髙島屋棟を除く)を見込んでいる。

外部リンク:ジョイナス: JOINUS

鹿児島ロフト、4月1日開店-マルヤガーデンズ改装で

鹿児島市天文館の都市型ショッピングセンター「マルヤガーデンズ」が2016年春に改装を行い、4月1日には3階に大手雑貨店「鹿児島ロフト」が出店する。
 (更新:2016年3月開店日など追記)

ロフト九州4号店-南九州では初

 「ロフト」は南九州初出店で、九州では福岡、大分、北九州に続き4店舗目。
マルヤ3階の大部分を利用し、売場面積約2,100㎡の中型店となる。営業時間はマルヤと同様、10時~20時。
品揃えは4万点級で、イベントコーナー「ロフトラボ」も開設する。「ロフトラボ」では、開店記念イベントなども実施される予定。
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マルヤガーデンズ。

1892年創業のマルヤ、鹿児島三越時代から進化を遂げる

マルヤは1892年創業。1961年に百貨店化、1984年から2009年までは「鹿児島三越」となっていた。
2010年からは「マルヤガーデンズ」となり、「デパートメントからユナイトメントへ。」をキャッチフレーズに掲げて全館改装を実施。
「北野エース」、「ユナイテッドアローズ」、「ジュンク堂書店」などが出店している。
鹿児島三越【閉】
鹿児島三越。

マルヤはロフトの出店と合わせて全館改装を行い、ライフスタイル・ファッションテナントの充実を図る予定で、「ここにしかない店舗を誘致する事で『天文館に来る』楽しみを皆様にお届けいたします。」と述べている。
一方で、鹿児島では2014年秋「東急ハンズ」が鹿児島中央駅(アミュプラザ鹿児島)に出店したばかりで、天文館と駅周辺での客の争奪戦が更に加速することになる。

外部リンク:来年4月、マルヤガーデンズにロフト出店(丸屋本社、PDF)
外部リンク:鹿児島ロフト(イベントページ)

※2016年3月開店日追記・リンク追加

かみしんプラザの「光洋」「キリン堂」相次ぎ撤退 – 旧ダイエー上新庄店

最新の情報はこちら:かみしんプラザ地階、1月12日閉鎖

大阪府大阪市東淀川区にあるショッピングセンター「かみしんプラザ」の核テナント「コーヨー上新庄店(KOHYO)」が2015年12月25日午後7時をもって閉店する。
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コーヨー上新庄店。

かみしんプラザはダイエー上新庄店を核とする「レインボープラザ上新庄」として1980年開業。売場面積は約9,600㎡。
2005年にダイエーが撤退した際、施設を保有する青果専門商社「シーオン」が改装を実施したが、同社の経営破綻により、現在は三菱商事系の日本リテールファンドが運営を行っている。

コーヨー上新庄店はイオングループの高品質食品スーパー。フランス最大手ハイパーマーケット「Carrefour」の商品や輸入菓子、バイヤーが独自に仕入れた商品などが並ぶ高品質な売場が特徴だった。
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コーヨー上新庄店・閉店のお知らせ。

かみしんプラザの半径1km圏内には「ダイエーグルメシティ」、「関西スーパー」、「イズミヤ」、「ライフ」、「アプロ」、「フレスコ」、「サボイ」、「サンディ」、「業務スーパー」など10店舗を超える競合スーパーマーケットが林立しており、トップバリュ商品を削減し独自商品を更に強化するなどの差別化を目指していたが、閉店に至った。

かみしんプラザでは改装10周年を機にテナントの撤退が相次いでおり、コーヨーの他にもドラッグストア「キリン堂」が12月31日に閉店することを発表している。
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同じく閉店を予定しているキリン堂。

外部リンク:KOHYO上新庄店 閉店のお知らせ