東京都中央区銀座の新たなランドマークとなる複合商業施設「東急プラザ銀座」が3月31日に開業した。
東急プラザ銀座。
数寄屋橋交差点に現れた「ガラスの城」
「東急プラザ銀座」は2012年に閉店した「数寄屋橋阪急」(モザイク銀座阪急)の跡地に開業。
建物は地下5階、地上11階建で、ひときわ目を惹く特徴的なデザインは江戸切子をイメージしたもの。
銀座地区最大の商業施設であり、館内にはラグジュアリーブランドのほか、多くの飲食店や、東急ハンズ・東急百貨店の新業態店舗、ロッテの空港型免税店などが出店している。
また、地下には大型バスの駐車場も設けられており、観光バスによる「爆買い渋滞」の解消にも寄与するであろう。
有楽町マリオン前より見た東急プラザ銀座。
オープン初日から賑わった「銀座の憩いの場」
オープン初日となった3月31日には、早朝から多くの客が並んでいたため11時のオープン予定を20分繰り上げて10時40分ごろにグランドオープンした。
オープニングセレモニーでは、東急不動産の植村社長が「この施設が新しい銀座の魅力を発信できるよう、地元の皆さまと一緒になって尽力してまいります。」と挨拶。ゲストの女優・木村佳乃さん、東京都中央区長などとともにテープカットを行った。
多くの人が詰めかけた。
3階直通エスカレータが設置されている。
東急プラザ銀座が力を入れたのは、銀座の憩いの場となる「フリースペース」。
目玉の1つである56メートルの屋上カフェ「櫻ノ茶屋」のしだれ桜は残念ながら満開とはならなかったものの、緑豊かなオープンテラスは多くの人で賑わった。
屋上「KIRIKO TERRACE-GREEN SIDE-」のカフェ「櫻ノ茶屋」。
屋上「KIRIKO TERRACE-WATER SIDE-」。
6階「KIRIKO LOUNGE」。
銀座だが「気軽に買い物できる店舗」
館内はファッション中心ではなく雑貨店が多いのも特徴となっている。
銀座という立地ながら、高額商品を取り扱う店舗のみを取り揃えている訳ではなく、例えば東急ハンズの新業態「ハンズEXPO」では、こだわりのキッチン用品から訪日客に喜ばれる和雑貨、そしておもちゃやアニメグッズまで取り揃えており、人気を呼びそうだ。
7階「HANDS EXPO」
「東急プラザ銀座」の詳しい概要については前記事「「東急プラザ銀座」の概要発表-2016年3月31日開業」を参照。
外部リンク:東急プラザ銀座
外部リンク:「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」、名称を「東急プラザ銀座」に決定 銀座・数寄屋橋の新たなランドマークに125 店舗が出店
(東急不動産公式/PDF)