カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

「さんすて岡山西館」1月閉館-駅ビル全面リニューアルで

岡山駅ビル「サンステーションテラス岡山(さんすて)」と地下街「岡山一番街」が全面改装を行うことになり、西口駅ビル「さんすて岡山西館」は1月11日を以て一旦閉館する。
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JR岡山駅。 

岡山駅ビルはJR西日本の子会社「山陽SC開発」の運営で、山陽新幹線が開通した1972年に第一期開館。
現在の駅商業施設は、2006~2007年の橋上駅舎化により開業した
さんすて南館・北館」と、2012年に建設された岡山駅西口ビル(ホテルヴィアン)下層階の「さんすて西館」、そして1974年に開業した地下街「岡山一番街」からなる。
「さんすて」の売場面積は約7,700㎡、「岡山一番街」の売場面積は約8,300㎡。
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地下街の岡山一番街。

「さんすて西館」僅か3年でファッションビル業態廃止

今回の改装は、主に「さんすて西館」と「岡山一番街」が中心。
JR岡山駅のそばに昨年開業したイオンモール岡山の影響を考慮したもので、店舗構成を変えるとともに、新たな店舗を誘致して集客力を高めたい考え。
現在ファッションビル業態となっている「さんすて西館」は2012年に開業したばかりだが、殆どのテナントが閉店し、改装後には大型テナントが中心となる。
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岡山駅のそばに出店したイオンモール。

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さんすて岡山西館。

改装に伴い、さんすて西館の既存テナントは他館や地下街へと移転されるほか、「岡山一番街」は働く女性を主なターゲットにし、施設もリニューアルを行う。
各施設の全館リニューアルオープンは2016年春を予定している。

外部リンク:岡山一番街・さんすて岡山

プランタン銀座、2016年12月閉店へ

銀座を代表する百貨店がまた1つ姿を消す。

中央区銀座三丁目の百貨店「プランタン銀座」は、2016年12月で現店舗を閉店し、店舗をリニューアルした上で、2017年中に新たな商号で再開業することを発表した。

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プランタン銀座。本館とアネックス館の2館体制。

フランスの大手百貨店とダイエーの合弁だった

プランタン百貨店はダイエーの手により、フランスの大手百貨店「オ・プランタン」のフランチャイズ百貨店として1981年に日本上陸。
 (このとき開業した日本1号店「プランタン三宮」は、現在三宮OPA・ダイエー三宮駅前店となっている)
プランタン銀座は1984年4月にプランタン百貨店の日本4号店として開店。読売新聞社が保有する「読売銀座ビル」への出店だった。
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オ・プランタン百貨店。パリを代表する百貨店の1つ。

高級百貨店からカジュアル百貨店へ

2002年になると、ダイエーの経営不振によりプランタン銀座の株式は読売新聞社と三越に売却され、その後は高級服飾品中心から若い女性をターゲットとした百貨店への改装を進めた。
更に、近年は「ユニクロ」や「ニトリ」などといった大型専門店を導入することで顧客層の拡大を図っていた。
その一方で、高級百貨店である「オ・プランタン」との経営方針の相違も生まれていた。
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フランスの国旗が掲げられる店舗。
ユニクロやニトリの看板が設置されている。

閉店後に建物リニューアル-2017年の再開店目指す

プランタン銀座は、2016年12月の閉店後に現在の銀座の商環境に合わせる形で大幅な店舗のリニューアルを行い、店名なども改めた上で2017年に再オープンする予定。
新たな業態や店名は、今後検討されるという。
(担当記者:W)

新しい記事はこちら:プランタン銀座、2017年3月から「マロニエゲート銀座」に統合

外部リンク:プランタン銀座

福島県双葉町商店街の「原子力広報ゲート」撤去開始

福島県双葉町の双葉町商店街入口にある「原子力広報ゲート」の撤去工事が12月21日より開始される。
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原子力広報ゲート。左側に双葉町商店街広告塔も見える。
(Googleストリートビューより)

「原子力 明るい未来の エネルギー」

 双葉町のウェブサイトによると、看板は1988年に設置されたもので、「原子力 明るい未来の エネルギー」など、町内より公募された標語が書かれていた。
隣接して双葉町商店街の広告塔も設置され、商店街の入口ゲートも兼ねていたが、東日本大震災後は手入れがされず、老朽化して危険な状態だったという。
双葉町役場前にある原子力広報ゲートも同時に撤去を行う。

将来的には復元も

一方で、「原発の町」だった双葉町にとってかつてのシンボルの1つでもあった原子力広報ゲートの撤去には反対する声も多く、反対署名も行われていた。
そこで、撤去後のゲートは将来的に復元できる形で双葉町が保管することになっている。
撤去工事は2016年1月10日には終了する見込みとなっている。

外部リンク:原子力広報塔撤去工事による通行止めについて(福島県双葉町)
外部リンク:双葉町商店街

唐津呉服町商店街、2015年末までにアーケードを撤去

佐賀県唐津市のJR唐津駅前にある中心商店街「呉服町商店街」で、2015年夏より進められてきたアーケードの撤去工事が完了した。
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唐津呉服町商店街。アーケード撤去前。

アーケード設置から約50年、老朽化進む

唐津市呉服町商店街は、JR唐津駅前から市役所やバスセンターのある大手口までを南北に結ぶ約170メートルの商店街で、江戸時代より唐津城下町の中心商業地となっていた地区。
現在のアーケードは1964年に設置されたものを改修して使っており、老朽化が進行。近年は雨漏りなども目立っていた。
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店舗数は約30店舗弱。
入口には唐津くんちの意匠が取り付けられていた。

アーケード撤去後は、街路の再整備や新たな店舗の誘致なども進められる予定。
なお、JR唐津駅前の呉服町入口から東に延びる京町商店街のアーケードは存続する。
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京町商店街との交差点。JR唐津駅近く。

唐津市でも商店街の老朽化は深刻化しており、京町商店街では今夏に老朽化した水道管の破損による出水事故が起きている。

外部リンク:からつ呉服町商店街

MEGAドン・キホーテ綾瀬店開店-長崎屋運営、旧ダイエー跡

ドン・キホーテグループ(東京都目黒区)の長崎屋が運営する総合スーパー「MEGAドン・キホーテ綾瀬店」(神奈川県綾瀬市)が12月12日に開店した。

「GMS再生型長崎屋」のモデル店舗

MEGAドン・キホーテ綾瀬店は地上4階建て、売場面積8,105㎡。
2015年5月に撤退したダイエー綾瀬店(旧忠実屋)跡への出店で、長崎屋は綾瀬店を「GMS(総合スーパー)再生モデル」と位置付けている。
1階の生鮮食品売場には店内調理スペースを設け、全品100円のインストアベーカリー「焼き立てパン工房」を導入するなど、従来のドン・キホーテと比較して食品を強化。
2階と3階には、ドン・キホーテが得意とするトレンド衣料や生活雑貨、家電、化粧品、ブランド品など10万点以上を揃えた。4階と屋上は駐車場。
テナントとしては100円ショップ「ダイソー」、レストラン「サイゼリヤ」などが入居している。

長崎屋はドン・キホーテ傘下入り以降、10年近く新規出店を行っていなかったが、2013年にイトーヨーカドー新川店跡(札幌市北区)を皮切りに出店を再開。2016年1月下旬には、ダイエー立川店跡(東京都立川市)にも出店する計画で、今後も総合スーパー跡への居抜き出店による店舗網拡大を目指す。

MEGAドン・キホーテ綾瀬店では、12月末まで開店記念セールやドン・キホーテグループ共通電子マネー「マジカ(majica)」の会員登録キャンペーンが行われるほか、12月12日から13日にかけてはドン・キホーテ公式キャラクター「ドンペンくん」と綾瀬市公認キャラクター「ブタッコリ~」が登場するイベントなどが開催されている。
(画像はドン・キホーテ公式サイトより引用)
(担当記者:H)

外部リンク:MEGAドン・キホーテ綾瀬店|驚安の殿堂 ドン・キホーテ

「東急プラザ銀座」の概要発表-2016年3月31日開業

来春、銀座・数寄屋橋交差点に銀座最大の商業施設が誕生する。
東急不動産株式会社(東京都渋谷区)は、中央区銀座五丁目に開発中の大型商業施設の名称を「東急プラザ銀座」とし、2016年3月31日にグランドオープンさせると発表した。
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建設中の「東急プラザ銀座」。

「和」を前面に押し出して集客

「東急プラザ銀座」は旧「銀座東芝ビル銀座阪急モザイク」などの跡地で、銀座五丁目の数寄屋橋交差点に立地。
特徴的なデザインは伝統工芸である「江戸切子」をモチーフにしており、館内には銀座らしいラグジュアリーなグローバルブランドショップに加え、「和」を感じさせる店舗も多数出店。東急百貨店や東急ハンズの新業態店舗、更には免税店も出店し、国内・世界各地からの観光客にも楽しめる店舗となる。
また、屋上や6階に備えた大規模な「フリーテラス」や、地階の大規模駐車場も集客の要とする。
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江戸切子をモチーフとした外観。

多彩なフロア構成、レストスペースも充実

「東急プラザ銀座」は地下5階、地上11階建。地階部分はフードや雑貨など、低層階にはグローバルブランドのフラッグシップストアなど、中層階にはファッションに加えて「東急百貨店」や「東急ハンズ」の新業態店舗が出店するほか、高層階には「ロッテ免税店」とレストラン街が入居する。
各フロアの構成は以下の通りとなる。

屋上:KIRIKO TERRACE

高さ56メートルの屋上には、しだれ桜をシンボルツリーとした緑豊かなオープンテラスを設置。
カフェ「櫻ノ茶屋」も併設され、銀座の憩いの場となりそう。kiriko2
シンボルツリーのしだれ桜。

10階~11階:GINMACHI DINING

10階から11階にかけては、20店舗のレストランが出店。
11階には「下鴨茶寮」の新業態「のまえ/下鴨茶寮 東のはなれ」や、シドニーの人気レストラン「THE APOLLO」などが出店。
10階は銀座の煉瓦街をモチーフとしたレストラン街となり、回転寿司「根室花まる」、タイのビアレストラン「SINGDEE TERRACE」、ハワイのカフェ「Guy & Jo’s Hawaiian Style Cafe」など、日本や世界各地の味が楽しめるレストラン街となる。

8階~9階:ロッテ免税店

8階から9階は、2フロアに亘って東京最大となる空港型免税店「ロッテ免税店銀座」が出店する。
空港型免税店とは「空港型免税店」とは、既存の百貨店などに適応される免税店(TAX-FREE SHOP)と異なり、関税や酒税・タバコ税も優遇される空港型市中免税店(DUTY-FREE SHOP)のことで、銀座では銀座三越に続いて2店舗目の導入となる。

6階~7階:FIND JAPAN MARKET/KIRIKO LOUNGE

6階から7階は「世界に誇る日本の“本物”に出会えるフロア」がコンセプト。
7階には、東急ハンズの新業態「HANDS EXPO」とライトアップショッピングクラブの「LightUp/Zekoo」が出店。
「HANDS EXPO」は「カルチャーをつなぎ、カルチャーを育む」をコンセプトとして、「和・都・知・美・食」の5つのゾーンで構成され、日本の伝統工芸などの販売を強化する。
6階は、江戸下町の「粋」を取り揃えたフロア。
てぬぐい専門店「濱文様 きめ」や、和紙専門店「SIWA Collection
など、個性的な和ショップが並ぶ。
更に、約27mの大吹き抜け空間「KIRIKO LOUNGE」には、銀座を一望しながら自由にくつろぐことが出来るフリースペースと、ラウンジカフェ「数寄屋橋茶房」を設けるほか、渋谷の東急文化村とのコラボレーションイベントも実施される予定だ。
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KIRIKO LOUNGE。

3階~5階:ファッション、服飾・ライフスタイル雑貨、カフェ

3階から5階の核店舗は「東急百貨店 HINKA RINKA」。
東急百貨店の新業態となるセレクトショップで、旬のファッションやグルメを販売。その他にも、カフェやセレクトショップが多数出店する。
また、数寄屋橋交差点には3階に直通するエスカレータも設置される。

1階~2階:フラッグシップショップ

1階から2階にかけては外堀通りに面して銀座らしいラグジュアリーなグローバルブランドショップが並び、「BALLY」、「Kitson」などの日本旗艦店が数多く出店する。
また、三菱電機の体験型イベントスクエア「METoA Ginza」も開設されるほか、数寄屋橋公園側には人気のクレープ店「PÄRLA」が出店、隣接する数寄屋橋公園も、東急プラザ開業に合わせて整備が行われる。
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1階ファザード。3階直通エスカレータも設置。

地階~B2階:GINCHIKA MARCHE

B2階~B1階はフードと雑貨コーナー。
B1階には雑貨やスーベニアショップが出店、タリーズのバースタイル「タリーズコーヒープライムファイブ」も登場する。
B2階は地下鉄銀座駅と直結することから、イートインショップも多く設けられる。ニューヨークの人気ベーカリー「THE CITY BAKERY」、海外でも人気の「キャビアハウス&プルニエ」によるサンドイッチ店、京都のアイスクリーム店「ハンデルスベーゲン」などが出店し、世界中の食が気軽に楽しめるフロアとなりそう。

B3~B5階:駐車場

B3階からB5階にかけては、銀座に不足していた大規模駐車場を設置。外国人観光客の増加に対応するために観光バスなどの大型車も駐車できるようになり、集客の要の1つとする。
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全フロア構成。

「東急プラザ銀座」は地下5階、地上11階建、延床面積50,000㎡と、これまでの東急プラザの中でも大型店となる。
東急不動産ではこの「東急プラザ銀座」を東急プラザのフラッグシップと位置づけ、銀座と日本、日本と世界をつなぐゲートウェイとなることを目指すとしている。
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数寄屋橋交差点から見た建設中の東急プラザ銀座。

外部リンク:「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」、名称を「東急プラザ銀座」に決定 銀座・数寄屋橋の新たなランドマークに125 店舗が出店
(東急不動産公式/PDF)

イセタンサローネ・メンズ、2015年12月12日開店-東京駅前・丸の内に

東京都千代田区の東京駅前・丸の内に、伊勢丹のメンズファッションセレクトショップ「イセタンサローネ・メンズ」が12月12日にオープンする。
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イセタンサローネ・メンズ。(三越伊勢丹ウェブサイトより引用)

伊勢丹、丸の内に「メンズ館」出店-チョコバーも

「イセタンサローネ・メンズ」は三菱地所・新東京ビル1階のバーバリー丸の内店跡に出店。売場面積は約900㎡。
ストアコンセプトは「おもあい」で、 店舗はインテリアデザイナーの辻村久信が「和魂洋才」をテーマに、店内を日本家屋に見立ててデザインした。エントランスは丸の内仲通りに面している。
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和を感じさせる内装。(三越伊勢丹ウェブサイトより引用)

「イセタンサローネ・メンズ」のターゲットは、丸の内で働く男性ビジネスマン。
高感度で高品質なビジネスウェア、カジュアルウェア、紳士雑貨などを取り揃えたほか、 チョコレートバーの「ジャン=ポール・エヴァン チョコレート バー丸の内店」も併設する。

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東京都千代田区丸の内3-3-1  新東京ビル1階
営業時間:11:00~20:00

外部リンク:三越伊勢丹グループの中小型店の新業態
メンズファッションセレクトストア<イセタンサローネ メンズ>
東京・丸の内に2015年12月中旬オープン(三越伊勢丹HD/PDF)

阪急三宮駅ビル、2016年1月11日閉館-震災後の「仮設駅ビル」建替えへ

兵庫県神戸市にある、阪急電鉄が運営する神戸三宮駅の駅ビル「神戸阪急ビル東館」が、2016年1月11日に閉館する。sannomiya2-
阪急神戸三宮駅の駅ビル「神戸阪急ビル東館」。

仮設駅ビルのまま20年

阪急三宮ビルは、1995年の阪神淡路大震災で全壊した旧駅ビル「阪急会館」跡に立地。仮設ビルとして開業したために規模はあまり大きくなく、地上3階建て。
現在のテナントは「いかりスーパー」、「ブックファースト」、「サンマルクカフェ」などで、閉館に先駆けて「ワイモバイル」、「ソフトバンク」などは既に閉店している。

新ビルの概要は未定

新ビルの概要はまだ発表されていないが、阪急電鉄では三宮のシンボルとなるような、商業施設やホテルなどが入居する高さ100m以上の高層ビルとすることを検討している。

外部リンク:阪急電鉄神戸三宮駅

マイング博多駅名店街、リニューアルオープン

JR博多駅の商業施設「マイング」(マイング博多駅名店街)が12月11日にリニューアルオープンした。
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マイング博多駅名店街(改装前)。

「マイング総監督」にホークス前監督の秋山幸二氏

マイングは博多ステーションビルが運営する商業施設で、1963年の博多駅旧駅ビル開業とともに開店。
JR博多駅1階に立地し、主に土産品や銘菓、銘店の売場が並ぶ。
今回のリニューアルのコンセプトは「“博多らしくがあたらしく”」。
館内の内装を一新するとともに、館内を「和菓子通り」、「しゃれもん通り」など、販売品目に合わせて7つのエリアに区分。耐震補強工事も実施された。
 改装後の総店舗数は92店舗。1日の来館者数5万人、年商100億円を目指している。
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改装後の7つのエリア。(マイング公式サイトより引用)

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リニューアル後の館内内装。(マイング公式サイトより引用)

今回の改装に合わせて、マイング総監督にソフトバンクホークス前監督の秋山幸二氏が就任。
また、案内係としてソフトバンクのロボット「ペッパー」も採用されている。

外部リンク:マイング
外部リンク:博多ステーションビル

イオンモール筑紫野、2015年12月8日に大規模増床オープン(2)-激しさ増す競争、ゆめタウンは改装へ

「イオンモール筑紫野、12月8日に大規模増床オープン(1)-個性的なテナントで差別化図る」 より続き
オープニングイベントを開催、地域は祝福ムード

筑紫野市のイオンモール筑紫野が、12月8日に大規模増床し、売場面積80,000㎡となってリニューアルオープンを迎えた。
12月8日には開店から「かさの家」の梅ヶ枝餅プレゼントが行われたほか、午後6時からはクリスマスイルミネーションの点灯式が挙行された。
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クリスマスイルミネーション点灯式。

イオンモール筑紫野では、リニューアル後初の週末となる12日~13日にも「梅ヶ枝餅プレゼント」、「オリジナルカレンダー作り」、「お楽しみ抽選会」などといったイベントが開催される予定となっている。
特に、大規模なクリスマスイルミネーションは地域住民の人気を呼んでおり、足を止める買い物客が多く見かけられた。
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イオンモール筑紫野のクリスマスイルミネーション。

激しさを増す競争

イオンモール筑紫野の周辺には「イオン大野城ショッピングセンター」(旧大野城サティ)、「西友ザ・モール春日」、「鳥栖プレミアムアウトレット」、「イオン小郡ショッピングセンター」、「イオン甘木ショッピングセンター」、「フレスポ鳥栖」(旧・寿屋ジョイフルタウン鳥栖)などといった
大規模ショッピングセンターが非常に多くあり、競合が激しい。

中でも、対抗意識を高めているのがイズミだ。
イズミのショッピングセンター「ゆめタウン筑紫野」は、イオンモールから僅か800mほどの徒歩圏。
ゆめタウン筑紫野は1996年に開店。約3万㎡の売場面積を持ち、かつてはイズミ全店舗の中で売上が1位だったこともある店舗だが、今回のイオンリニューアルに際して人気テナントであった無印良品がゆめタウンからイオンモールに移転するなど、イオンの影響を最も大きく受けた。
そこで、ゆめタウン筑紫野では2016年春のオープンを目指して、全館の大規模リニューアル工事が始まった。
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リニューアル工事中のゆめタウン筑紫野。

更に、10kmほど南にあるイズミの旗艦店「ゆめタウン久留米」は、11月25日に大規模増床とリニューアルを行っており、2社間の客引き合戦は今後も続きそうだ。
(参照記事:ゆめタウン久留米、大規模増床しリニューアルオープン
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増床したゆめタウン久留米。

また、歩いて数分の西鉄朝倉街道駅前にある総合スーパー「西鉄ストア朝倉街道店」も、開店45周年を機に 両店の改装に先駆けて大規模リニューアルを行い「西鉄ストアレガネット朝倉街道店」として新装オープン。地場スーパーならではの品揃えに加えて、こだわりの食品を多く取り揃える店舗に生まれ変わったばかり。
今後も、それぞれのスーパーマーケットが改装を重ね、個性を生かした形で客を奪い合うという構図は続きそうだ。

外部リンク:イオンモール筑紫野