訪日観光客が増えるなか、JTBグループのJTBコミュニケーションデザインは、「東京タワー・フットタウン」の3階に観光案内拠点「東京タワー ツーリストインフォメーションセンター」を12月9日に開設した。

東京タワー。
JTB、外国人客増加に対応-3月にはアニメイトも出店
東京タワーは1958年12月に開業。テレビ電波塔としての役割は「東京スカイツリー」の開業で終えたものの、「東京を代表する観光スポット」「高度経済成長の象徴」として今もなお根強い人気を誇っており、近年は訪日外国人観光客の入場者も増加している。
「東京タワー ツーリストインフォメーションセンター」は都内4施設目となるJTBの観光案内拠点で、東京及び周辺地域の観光案内や外貨両替サービスを実施、無料Wi-Fiスポットを整備することで観光客のネット需要にも対応する。
また、このツーリストインフォメーションセンター内には、アニメショップ最大手の「アニメイト東京タワー店」(仮称)も出店する予定。
アニメイトの23区南部への出店は蒲田店に続いて2店舗目で、観光客にとっても地域住民にとってもますます便利で楽しめる場となるであろう。
追記:アニメイトは仮店舗を経て、3月1日に「アニメイトJMA東京タワー店」としてグランドオープンする。
JMAはアニメイト、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館5社の合弁会社として2015年9月に設立されたもので、「“ホンモノ”の作品にファンが接する場」をキャッチフレーズに、各種展示なども行われる。
アニメイトJMA東京タワー
住所:東京都港区芝公園4丁目2-8
営業時間:11:00~21:00
外部リンク:東京タワーにツーリストインフォメーションセンターがオープン!(東京タワー)
外部リンク:JTBのTOURIST INFORMATION CENTER | 日本を訪れる方は必見(JTB)(日本語)
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イオンモール長久手、2016年12月9日開業-激化する「長久手の商戦」
愛知県長久手市の愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)・長久手古戦場駅前の大型ショッピングセンター「イオンモール長久手」が12月9日にグランドオープンする。
イオンモール長久手。
長久手最大の商業施設-2館体制・5万㎡級の巨大モール
イオンモール長久手は長久手古戦場駅北側で開発が進む長久手中央土地区画整理事業地内に出店。
コンセプトは「みんなの憩いの場、森のまち。」とし、施設は地上2階建ての「駅前棟」と、地下1階、地上4階建ての「モール棟」の2棟で構成される。延床面積は約134,000㎡、総賃貸面積は約59,000㎡で、長久手市最大の商業施設となる。
施設は2階体制となる。
長久手古戦場駅とも直結されるほか、1月9日まで尾張旭駅とのシャトルバスも運行され、公共交通でのアクセスも便利なものとなっている。
館内には、イオン直営の総合スーパー「イオンスタイル長久手」(モール棟1〜3階)、スポーツ用品店「スポーツオーソリティ」(モール棟3階)、家電量販店「エディオン」(モール棟4階)、シネマコンプレックス「イオンシネマ」(モール棟4階)など、約200の専門店が出店する。
イオン初の和牛専門コーナー「匠和牛ショップ」が展開
核店舗となる総合スーパー「イオンスタイル長久手」では、長久手市周辺に多い子育て世代の意見を承りながら、“癒し”“健康”“こだわり”を提供できる店づくりを目指す。
1階食品フロアでは、「大海老天むすおにぎり」や「雑穀米おにぎり」など約30種類の手づくりおにぎりを取り揃える「手づくりおにぎりショップ」がイオン初展開。
また、精肉コーナーではこちらもイオン初となる「匠和牛ショップ」が展開。イオンの指定農場で手間暇かけてつくり上げた4等級以上の和牛を取り揃え、「みすじ」や「とも三角」と言った希少部位も取り扱う。

イオン初となる「匠和牛ショップ」。
2階ファッションと雑貨のフロア、3階キッズと暮らしのフロアでは「長久手スタイル」を提案し、地域のライフスタイルに合わせたアパレルや服飾、生活雑貨を展開する。
53の飲食店が軒を連ねる一大グルメワールド
イオンモール長久手では、1階「Nagakute Marche」、3階「Food Forest」、4階「星空レストラン」と3箇所のフードコート・飲食店街が配置され、全テナントの約28%に相当する53店舗の飲食テナントが軒を連ねることで一大グルメワールドを形成している。
1階食のコンセプトゾーン「Nagakute Marche」では、仙台の牛タン専門店・利久が手がける初の牛タンカレー専門店「仙臺杜の牛たんカレー」や、ヴィレッジヴァンガードが手がけるハンバーガー専門店「ヴィレッジヴァンガードダイナー」の東海初店舗、愛知初上陸の「焼きチーズタルト専門店 PABLO mini」など22店舗が出店する。
22店舗が出店するNagakute Marche。
3階フードコート「Food Forest」では、うどん専門店「丸亀製麺」、地元愛知で絶大な支持を集めるラーメン・甘味の「スガキヤ」、ローストビーフ丼の「ローストビーフ屋」など12店舗が出店。
4階レストラン街「星空レストラン」では、愛知名物“ひつまぶし”と、ひつまぶしの肉バージョンとなる“肉まぶし”を提供する「舎〜やまよし〜」や、土佐料理専門店「土佐わら焼き龍神丸」、ステーキ専門店「いきなり!ステーキ」など14店舗が出店する。

星空レストラン。
「日本一若い」長久手市-さらに激化する「長久手の商戦」
イオンモールが出店した長久手市は名古屋市の東側に位置する人口約56,500人(2016年12月1日現在)のベッドタウン。一般的には戦国時代に豊臣方と織田・徳川方が戦った「小牧・長久手の戦い」の主戦場として、また2005年に開催された「愛・地球博」の開催地としても知られている。
長久手市内では近年ニュータウンの造成や教育機関の新設が相次いでおり、2015年から2016年にかけての人口の自然増加率は全国1位、市民の平均年齢は37.7歳(2010年国勢調査)で「日本一若いまち」として脚光を浴びている。
これまでの長久手市内では、同じくリニモ沿線にあるアピタの旗艦店・「アピタ長久手店」(杁ヶ池公園駅前、2000年11月開店、売場面積29,994㎡)が覇権を握って来たが、この「アピタ一強」状態はイオンの開業によって崩れ去ることとなる。また、ホームファニシング分野においても、2011年には杁ヶ池公園南側にビバホームの旗艦店である「スーパービバホーム長久手店」(売場面積10,300㎡)が出店、今後2017年秋には、リニモ公園西駅前に家具量販店・IKEAの東海初進出となる店舗「IKEA 長久手ストア」がオープン予定であるなど、「長久手の商戦」は留まるところを知らなさそうだ。
長久手では2017年秋にIKEAが開業予定。
※画像はイオンモール公式サイト、イケア・ジャパン公式サイトより
外部リンク:イオンモール長久手
外部リンク:イオンスタイル長久手
ニュースリリース:〜みんなの憩いの場、森のまち。〜「イオンモール長久手」12月9日(金)AM9:00 グランドオープン(イオンモール)
ニュースリリース:イケア・ジャパン 東海地方初のストア・IKEA 長久手(仮称) 2017 年秋開業にむけ着工を開始(イケア・ジャパン)
JR西日本、”駅ナカ特化型セブンイレブン”を2016年12月7日から展開-ハートイン・キヨスクを転換
JR西日本グループは、大阪市北区のJR大阪駅中央口に「セブンイレブンキヨスク 大阪駅中央口北店」を12月7日に開店させた。

大阪駅中央口北店。デジタルサイネージも複数設置。
キオスク大阪旗艦店、“駅ナカ特化型セブンイレブン”に
-セブンカフェは5台設置
セブンイレブン キヨスク大阪駅中央口北店はJR西日本グループのジェイアール西日本デイリーサービスネットが運営するキヨスクの旗艦店「キヨスク大阪ノースフォレスト」跡に出店。売場面積は約30㎡。
「駅ナカ特化型店舗」として、100円コーヒー「セブンカフェ」を5台設置、セブンカフェブランドの「ドーナツ」や「焼き菓子」、キヨスク時代から展開していた「菓子類」「各種飲料」を取り揃えるなど、改札前の立地を活かした店舗展開を行う。なお、テナント区画となっていた「キヨスク大阪サウスフォレスト」は従来通り、「551蓬莱」「エーワンベーカリー」の2店舗が営業を継続する。
ハートイン・キヨスクのセブン転換、17年1月目途に完了予定
JR西日本は自社ブランドのコンビニ「ハートイン」と駅売店「キヨスク」のセブンイレブン化・専門店への業態転換を推進しており、大阪駅構内では土産物・コンビニ複合業態「アントレマルシェ大阪」へのセブンイレブン売場導入も行われている。
大阪駅構内コンビニ・駅売店のセブンイレブン転換は2017年1月中旬を目途に完了する予定となっている。

アントレマルシェ大阪にもセブンイレブンを導入。
外部リンク:駅ナカ特化型店舗「セブンイ‐レブン キヨスク大阪駅中央口北店」12月7日にオープン
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西友津田沼パルコ店、2017年1月31日閉店-津田沼パルコB館地階
船橋市のJR津田沼駅北口・パルコB館にある食品スーパー「西友津田沼パルコ店」が2017年1月31日を以て閉店する。

西友が出店する津田沼パルコB館。
パルコと同時開店、40年の歴史に幕
西友津田沼パルコ店は1977年6月に西友津田沼店として開店。同じく西武セゾングループであった津田沼パルコとの複合ビルであった。1985年には津田沼パルコ増床に伴い規模を縮小、「西友津田沼パルコ店」に改称し、上層階は津田沼パルコLet’s館(のちB館に改称)となった。
現在の西友の売場面積は3,677㎡、建物は津田沼パルコA館・B館と同じく船橋市内の不動産会社が所有する。跡地は決まっていないという。

A館は当初よりパルコとして営業している。
競争激しい津田沼、「パルコに相応しい店舗」の誘致に期待
西友はかつてパルコと同じ西武セゾングループであったものの、2002年にアメリカのディスカウントスーパー「ウォルマート」の傘下となっている。一方で、パルコは2012年に大丸松坂屋百貨店を運営する「J.フロントリテイリング」の傘下となっている。
西友はかつて各地のパルコに出店していたものの、11月30日の千葉パルコ閉店以降は津田沼店が唯一のパルコとの共同店舗となっていた。西友の現在の売場はディスカウントストアに近く、パルコの客層とは合わなくなっていたことは否めない。「津田沼戦争」とも称されるほどスーパーマーケット同士の競争が激しい同地において「安いだけがとりえ」では好立地と言えども苦戦を強いられることは当然である。
西友閉店後の跡地の活用については発表されていない。しかし、人口増加地域である津田沼駅前に生まれた3,000㎡あまりの空き店舗は魅力的なものでもある。
パルコは先述のように大丸松坂屋百貨店を運営する「J.フロントリテイリング」の傘下となっており、近年はパルコと大丸松坂屋百貨店との連携・共同出店も行われるようになっている。津田沼駅周辺には1988年の髙島屋撤退以降、百貨店が存在しておらず、他のスーパーとの競合を避けるという意味でも、大丸松坂屋百貨店による「デパ地下」のような店舗の出店も予想される。
追記:地階は複数の食品専門店が集合した形の「つだぬマルシェ」として2017年10月5日にリニューアルオープンする予定となった。
外部リンク:西友津田沼パルコ店
外部リンク:津田沼PARCO
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高林デパート・滝川名店ビル(金市舘)の解体はじまる-再開発で病院・銀行に
北海道滝川市の中心部の大型ショッピングセンター「高林デパート」と「滝川名店ビル」(金市舘滝川店)の解体工事が開始された。

滝川名店ビル(手前)と高林デパート(奥)。Googleマップより。
滝川市中心部を代表する大型店だった
「高林デパート」は1973年12月開店。売場面積は6,921㎡。
複数のテナントが出店する専門大店として営業していたが、1996年に食品売場で営業していた「くにい」が撤退。その後、同年6月に衣料品スーパーの三番館が出店したものの、食品売場を再開することができず、テナントの撤退が相次ぎ、三番館も2014年7月に撤退、同年に物販店は全て撤退していた。

高林デパート。Googleマップより。
また、隣接する「滝川名店ビル」は1980年10月に開店。売場面積は7,311㎡。
こちらは道内大手のスーパー「金市舘」(現:ラルズ)が核店舗として出店していたものの、1991年6月に撤退。全館が空き店舗となっていた。

滝川名店ビル。Googleマップより。
なお、これらの店舗を撤退に追い込んだ「西友滝川店」(1986年10月開店、売場面積16,072㎡)も2003年8月に閉店、さらに中心部で唯一営業を続けていた「ジョイ滝川栄町店」(旧「りょーゆー」の店舗、2008年よりイオングループ入り)も2016年1月に閉店し、滝川市中心部からはスーパーマーケットが姿を消している。
再開発後は病院・銀行に-アーケードも撤去へ
「高林デパート」と「滝川名店ビル」の解体は滝川市栄町三丁目の再開発事業に伴うもの。
再開発を行うのは、地元企業などが出資した「アニム滝川」で、総事業費は約36億円、そのうち約2億円を滝川市が補助している。
跡地には滝川市で介護事業などを行う「クリニカ」と、同グループで高林デパート隣接地の医療法人「シーザーズメディケア神部ペインクリニック内科病院」が運営するクリニック・高齢者向け住宅などが入居する複合医療介護ビル棟(地下1地上3階建て、延べ5608m²)、そして現在名店ビルに隣接する「北門信用金庫本店」が移転するためのオフィスビル棟(5階建)が建設される。
また、滝川市中心部ではアーケードの撤去も計画されており、街並みが大きく変わることになる。

アーケードの撤去も行われる。Googleマップより。
長年の懸案であった大型空き店舗は再開発に向けて大きく動き出したものの、中心部の買い物難民の救済には至らず、さらに駅前の旧西友(スマイルビル)もほぼ全館が空き店舗となったままで、滝川市中心部が厳しい状況にあることは変わりない。
外部リンク:滝川市駅周辺整備課
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阪堺電車天王寺-阿倍野間、2016年12月3日に新線移行-関西初の芝生軌道に
南海系列の路面電車・阪堺電車(阪堺電気軌道)上町線天王寺駅前電停-阿倍野電停間(大阪府大阪市天王寺区)の新線(軌道移設)が12月3日に開通した。

新線を走るモ164号(1928年製)。
道路拡張に伴う軌道移設-関西初の芝生軌道に
今回の軌道移設はあべの筋(府道30号線)の拡張工事に伴うもの。
新しい軌道は関西初の芝生軌道となり、架線柱はセンターポール化。
さらに、天王寺駅前電停、阿倍野電停ともにバリアフリー化が行われた。なお、新線開通後も天王寺駅前電停地下通路のリニューアル工事、阿倍野電停下りホームの移設工事は道路拡幅工事とともに当面継続して行われる。全ての工事は2017年度中に完成する予定。

新線工事中のようす。
また、道路拡張により車道は片側1車線から片側2~3車線となり、車の渋滞緩和、電車の安定走行、事故防止にも大きく寄与することになる。

旧軌道敷は今後車道化される。
開通に先駆けて、12月1日にはあべのキューズモールで吉村洋文大阪市長や地元商店会会員らが参加する開通記念式典が行われた。
新線区間の天王寺駅前電停前には2014年に「近鉄・あべのハルカス」が開業、阿倍野電停前には2011年に東急系ショッピングセンター「あべのキューズモール」が開業したほか、阪堺電車では2013年に超低床車両「堺トラム」の導入も行われており、今回の芝生軌道化も相まって、かつての阪堺電車のイメージは大きく様変わりすることになる。

新線区間概要。阪堺電気軌道プレスリリースより。

工事施工前の天王寺駅前電停。車道は非常に狭かった。
外部リンク:12月3日(土)初発より、上町線天王寺駅前駅~阿倍野駅間の軌道が新線に切り替わります。(阪堺電車、PDF)
関連記事:あべのキューズモール、2016年春リニューアル
関連記事:阪堺電車、住吉-住吉公園前が廃線に
カリーノ天文館、12月1日休館-全面改装による再開目指す
テナントの撤退が相次いでいた鹿児島市天文館の大型ファッションビル「カリーノ天文館」が、2016年12月1日を以て休館となった。
ラララグループ・寿屋が総力をかけたファッションビルだった
「カリーノ天文館」は九州最大の流通企業だった「ラララグループ・寿屋」傘下の婦人服店「ぶーけ」が1999年に開業させたファッションビルで、地下1階、地上7階の大型店舗。
現在もラララグループ(寿屋)の後継企業である「カリーノグループ」が運営している。

カリーノ天文館。
競争激化、テナント撤退相次ぐ-市街地同士での競合も
カリーノ天文館にはかつて寿屋系列やそのFCのファッション店に加え、大型テナントの「無印良品」、「ムラサキスポーツ」などが入居していたが、2004年のアミュプラザ鹿児島、2007年のイオンモール鹿児島の開店に加え、近隣のファッションビル「タカプラ」が改装を行うたびにテナントが退店していた。
2012年には6階にライブ劇場「アイドルシアターegg」と休憩スペースを設置するなど意欲的なテナント誘致と改装が行われてきたが、2013年ごろからはテナントの撤退に拍車がかかっていた。
改装による営業再開目指す―具体的計画は未発表
カリーノ天文館の営業フロアは2016年には1階の7店舗のみ(2階はアウトレット売場として不定期営業)となっており、そのうち多くは親会社のカリーノグループ(旧ラララグループ寿屋)系列の企業が運営する店舗で、営業時間も21時閉店から18時閉店に短縮されていた。
カリーノは休館後に改装を行ない2017年春に営業を再開したいとしているが、具体的な改装計画は発表されていない。
外部リンク:カリーノ天文館
関連記事:鹿児島ロフト、4月1日開店-マルヤガーデンズ改装で
関連記事:カリーノ下通(寿屋)、6月10日全館再開-蔦屋書店、全面リニューアル
ダイバーシティ東京の実物大「ガンダム像」、2017年3月で展示終了
東京・お台場の商業施設「ダイバーシティ東京」にある「実物大ガンダム像」が2017年3月で撤去されることになった。

ダイバーシティ東京・ガンダム像。
「ガンダムフロント東京」も閉館へ
撤去はガンダムの版権を持つバンダイナムコホールディングスとバンダイ、サンライズ、創通の4社が発表したもの。
お台場のガンダム像は2009年7月のイベントにおいて初設置。
その後、静岡市での展示を経て、2012年4月からはダイバーシティ東京の開業に合わせてダイバーシティ東京プラザ2階前に常設されていた。高さは約18m。
撤去は2017年3月6日から行われる。12月時点では、移設先は発表されていないが、バンダイナムコホールデイングスなどでは、これに変わる新プロジェクトの展開を検討しているという。
また、ダイバーシティ東京7階で営業している「ガンダムフロント東京」も、2017年4月5日までで営業終了となる。
追記:跡地には2017年秋に実物大「ユニコーンガンダム」が設置される。
外部リンク:「実物大ガンダム立像」新たなプロジェクトへ (バンダイナムコHD、PDF)
関連記事:SEGAジョイポリス、「チャイナ・テーマパーク」傘下の運営に
ゆめタウンサンピアン、2016年11月30日全館営業再開-地震で被災
熊本地震で大きな被害を受けた熊本県熊本市東区上南部(かみなべ)のショッピングセンター「ゆめタウンサンピアン」が11月30日に全館営業再開した。

半壊したゆめタウンサンピアン
ひがバイのゆめタウン、7ヶ月ぶりの復活
ゆめタウンサンピアンは1996年6月、地場大手スーパー(当時)ニコニコ堂の旗艦店「サンピアンシティモール」として開業。売場面積は24,839㎡。ニコニコ堂のイズミ傘下入りに伴い、2002年に現在の施設名称に変更。2016年4月に発生した熊本地震で被災、1階食品売場・専門店の一部を除き休業状態にあった。
フードコート一新、ナムコは屋内型遊園地併設-12月開店
今回の営業再開に合わせて、3階に長崎ちゃんぽん「リンガーハット」、本場讃岐うどん専門店「はなまるうどん」(吉野家グループ)、のたこ焼き専門店「たこ一番」(イズミグループ)、「メガネのアリス」の4店舗が新規出店。一部は12月中の開業を目指して工事が進められている。
また、休業前から出店していた各テナントも大幅改装。ゲームコーナー「ナムコランド」は県内初となる屋内型遊園地「あそびパーク」併設店舗にリニューアルし、12月29日に再開する。被災地復興の願いを込めた「あそび×阿蘇び」をテーマに掲げ、観光列車「あそぼーい!」や「南阿蘇トロッコ鉄道」をあしらった館内デザインに一新した。
また、「明林堂書店」なども移転リニューアルする。

ナムコ・あそびパーク(公式サイトより)。
一方で、南区の「ゆめタウンはません」は、同じ11月30日に2階までの大部分を再開したものの、3階と1~2階の一部の営業を休止中で、2017年中の営業再開を目指した工事が進められている。
関連記事:ゆめタウンはません、2階の大部分を11月30日に再開-残る3階などの復旧は2017年に
関連記事:【熊本地震、主な営業休止商業施設の状況】 (随時更新)
関連記事:サンリブ子飼・サンリブ健軍の再建、11月25日起工-小型の食品スーパーに
外部リンク:『ゆめタウンサンピアン』 3階フロア 営業再開のお知らせ(イズミ)
外部リンク:ゆめタウンサンピアンアミューズパーク | ゆめタウンサンピアンゲームコーナー | ナムコ 「夢・遊び・感動」を。(ナムコ)
ゆめタウンはません、2階の大部分を2016年11月30日に再開-残る3階など2017年春の再開目指す
熊本地震で大きな被害を受けた熊本市南区のショッピングセンター「ゆめタウンはません」2階の専門店・衣料品売場が11月30日に営業再開、リニューアルオープンした。
ゆめタウンはません(被災前)。
震災から7ヶ月・食品再開から2ヶ月、2階ようやく営業再開
ゆめタウンはませんは1998年2月に地場大手スーパー(当時)「ニコニコ堂」の旗艦店「クリスタルモールはません(クリモ)」として開業。売場面積は44,246㎡。ニコニコ堂の経営破綻とイズミグループ入りに伴い、2003年に現在の施設名称に変更した。
2006年には増床をおこない、映画館「TOHOシネマズ」、紳士服店「SUIT SELECT」、インポートショップ「エクセル」など約130の専門店が出店する熊本市最大の郊外型ショッピングセンターに生まれ変わったが、2016年4月に発生した熊本地震で被災、天井が落下するなどの大きな被害を受け、休業状態となった。
その後、9月29日に1階食品売場・一部専門店のみが営業再開していた。
目玉はキッズ・ベビー向けの新店舗
2階の営業再開に合わせて、熊本県初となる「アカチャンホンポ」、「ABC KIDS MART(ABCキッズマート)」が新規出店した。
アカチャンホンポはセブン&アイHDが展開するキッズ・ベビー用品専門店。はません店では、店内イベント「スマイル子育てカレッジ」の開催や、シーン別の提案型売場で、イズミ直営の子供関連売場「ゆめキッズ」や文具売場との相乗効果を狙う。

アカチャンホンポゆめタウンはません店。
ABCキッズマートは国内最大手シューズチェーン「ABCマート」が手掛ける子供靴特化型の新業態、2016年3月にイオンモール鹿児島に1号店を出店。はません店は全国6店舗目となった。
キッズ向けならではのポップな雰囲気の売場が特徴で、定番の「NIKE」、「adidas」、「VANS」(ABCマート独占販売)から、アキレスが展開する人気キッズシューズブランド「俊足」まで幅広くラインナップする。
2017年春の全館再開を目指す
ゆめタウンはませんでは、現在閉鎖中の1階フードコート、2階TOHOシネマズ、3階フロア全体において早期の営業再開を目指し復旧工事が進められている。
全館の営業再開は2017年春ごろの予定となっている。
関連記事:ゆめタウンサンピアン、11月30日全館再開
関連記事:【熊本地震、主な営業休止商業施設の状況】 (随時更新)
関連記事:サンリブ子飼・サンリブ健軍の再建、11月25日起工-小型の食品スーパーに
外部リンク:『ゆめタウンはません』 2階専門店・衣料品売場 営業再開のお知らせ(イズミ)
外部リンク:熊本県に初出店します「アカチャンホンポゆめタウンはません店」11月30日(水)にオープン!(アカチャンホンポ)