ライフビオラル靭店、2016年6月24日開店ーライフ”健康志向”新業態

大阪市西区靱本町にライフの新業態店舗「ビオラル靭店」が、6月24日開店した。
life_bio-ral_utubo
ライフがプロデュースした「ビオラル」

大手スーパー初の「オーガニック食材専門スーパー」

ライフ・ビオラル靭店は、大手スーパーで初の「オーガニック専門スーオパー」。2階建で、売場面積は1,496㎡(ライフ運営フロアは964㎡)。

コンセプトは「素敵なナチュラルライフスタイルを通じて、心も身体も健康で美しく豊かな毎日を過ごしてもらいたいと願うスーパーマーケット」で、1階の食品フロアでは、有機農法で作られた「オーガニック野菜」、「オーガニックワイン」など自然派のこだわり商品を展開。「農家さんの直売所」ではJAグループ和歌山直送の産直野菜が並べられる。
惣菜コーナー「みどりのごはん」では、「キレイな明日のためのお弁当」、「元気を作るお弁当」、「リラックスしたい時のお弁当」など、テーマ性を持たせた弁当・惣菜を販売。オリーブオイル配合油を使った揚げ物や、米産地の店頭掲示など、目に見える健康・安心を提案した売場となっている。

前身のライフ靭店は1999年12月開店。阿波座地区唯一のスーパーとして営業していたが、靭店から徒歩2分(約180m)の位置にライフ阿波座駅前店が開業して以降、休業扱いとなっていた。

スーパーフード・健康食品充実、水素水だけでも多くの選択肢

ライフ・ビオラル靭店ではオーガニック製品のみならず、話題の「健康食品」や「スーパーフード」の品揃えも充実している。
例えば、都市型店舗ということを反映してミネラルウォーター売場も近年一部で大きな話題を呼んでいる「水素水」を中心に充実な品揃えを謳っており、「伊藤園 水素水」、キリンと富士フイルムがコラボした「アスタリフトウォーター」、「パウチ水素水」、「バナジウム酸素水」、「ピラティスウォーター」など多種多様なサイズ、価格帯の商品をラインナップしている。
その他、和歌山県産の野菜・フルーツなど自然素材にこだわった「ジェラートコーナー」、大阪府内のスーパー初となる挽きたて「ピーナッツバターコーナー」も設置する。

イートイン、オーガニックワークショップも

また、2階には43席のイートイン「ビオラルガーデン」や「フラワーショップ」が開設。
7月22日からは、「有機ジンジャーシロップ作り」「スーパーフード勉強会」と言ったワークショップも開催される。
そのほかに100円ショップ「Seria」がテナントとして入居する。

オープン記念イベントを実施

ライフ・ビオラル靭店では、オープンを記念して、ジェラート、ピーナッツバターの試食会やミニライブの開催、記念ノベルティグッズ(オーガニック泉州タオルハンカチ)の配布、OPEN記念セールなどのイベントが実施されている。

イオンもオーガニックスーパー参入を発表-今後浸透するか

ライフ以外の大手スーパーでもオーガニック食品スーパー参入の動きが続いている。
ライフがビオラル靭店の開設を発表した翌月5月、流通業界最大手のイオングループもフランスのオーガニックSM「Bio c’ Bon(ビオセボン)」との合弁会社設立を発表した。
欧米では「Whole Foods Market」(ホールフーズマーケット)を代表する高品質オーガニック食品スーパーが消費者の選択肢として根付いており、日本でもそういった売場を設けるスーパーはあったものの、有機食材を全面に押し出した「専門業態」は長らく目立たなかった。
しかし、健康志向の高まりから、素材にこだわりを持つ消費者は年々増加しており、ライフ、イオンのオーガニック食品スーパー参入もその声に応じたものだと考えられる。
福島県産品を販売していないことで議論を呼んでいる「グリーンコープ」(福岡県)も近年は出店を加速しており、今年誕生した「ビオラル」、「ビオセボン」の成功によっては、競合スーパーにもオーガニック食材のラインナップ強化の動きが広まる可能性がある。

外部リンク:BIO-RALのホームページ ~ BIO-RALはスーパーマーケット ライフがプロデュースしたお店です ~

このエントリーをはてなブックマークに追加