表参道・新潟館ネスパス、2023年12月閉館-CreepyNuts「DJ松永」惜別のアンテナショップ、後継施設は未定

東京都渋谷区神宮前の新潟県アンテナショップ「表参道・新潟館ネスパス(N’ESPACE)」が2023年12月をもって閉店する。

入館者100万超を記録したアンテナショップ

表参道・新潟館ネスパスは、1997年6月に「新潟県の首都圏情報発信拠点施設」として開業。建物は地上3階地下1階建で、延床面積は1,660㎡、三井住友銀行系の親密会社が所有する。
施設名(ネスパス)の“N”は新潟とネットワーク、“ESPACE”はフランス語で空間やスペースを意味するもので、開業当初は新潟県の公共施設やイベントスペースを中心とする施設であった。
同施設は2006年12月の米加工品会社「ゆのたに」(本社:新潟県魚沼市)による1階フロア運営受託を機に、百貨店デパ地下(西武百貨店・阪急百貨店など)への出店実績をもつ同社主導のもと物販機能を拡充。2011年~2019年度には入館者100万人超を記録したが、2020年度はコロナ禍による緊急事態宣言発令もあり入館者数50万人程度と半減していた。

N’ESPACE.

2022年現在は地下1階には新潟グランドホテル運営の飲食店「お食事処 新潟食楽園」、1階にはゆのたに運営の物産販売店「新潟食楽園」や立ち呑みBAR「COCO」、会席和食店「にいがたの味 静香庵」が出店。2階には新潟県の公共施設「新潟県観光協会東京観光センター」「にいがた暮らし・しごと支援センター」、3階には展示・交流スペースを併設する。

入居施設の建替えで閉館、後継施設の設置は未定

ネスパスの閉館は入居する建物の建替えによるもの。建物は新耐震設計レベルの耐震性能を備えるが、築50年超と老朽化が進んでおり、ネスパスは26年の歴史に幕をおろすこととなった。新潟県は2022年5月から9月にかけて「新潟県首都圏情報発信拠点あり方検討会議」を開催し、新たな拠点の設置・廃止に関する検討と方針決定をめざすとしている。
新潟県長岡市出身のDJ松永(CreepyNuts)は「表参道のアンテナショップの笹団子が一番美味い」「(ネスパスの閉館は)大きな損失」「日本橋にあるアンテナショップ、銀座にあるアンテナショップと比べ物にならない」と評しており、“世界一のDJ”に愛されたネスパスの今後に注目が集まりそうだ。

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