サンクス、発祥の地・宮城県から8月23日に撤退-2018年度中を目途に「消滅」へ

ユニー・ファミリーマートHDのコンビニ「サンクス」 が、8月23日をもって発祥の地・宮城県から完全撤退する。
サークスKサンクスは2018年度末までに「全店消滅」となる計画であるが、ユニーファミマの発表によると消滅は予定より早まる可能性もあるという。

発祥の地近くにあったサンクス。(仙台市青葉区八幡、1号店ではありません)

長崎屋系のコンビニ、1号店は仙台市だった

サンクスは総合スーパー「サンバード長崎屋」のコンビニ事業として1980年7月に宮城県仙台市で設立。本社は1983年1月に東京・日本橋へ移転するまで、2年半ほど仙台市にあった。
同年11月に1号店「八幡店」(仙台市青葉区八幡、現存せず)を出店し、翌1981年からは関東地方へ進出。以降は全国へ展開していった。

2004年にユニー系の「サークルK」と合併すると、2016年にはユニーとファミリーマートの経営統合により、サークルK・サンクス店舗のファミリーマート転換と不採算店の整理が進められることとなった。
ファミリーマートに転換した旧サンクス。(仙台市青葉区八幡、1枚目と同じ店舗)

残り500店切る-2018年度末までに消滅へ

サンクスは多賀城市の「多賀城鶴ヶ谷店」が8月23日に閉店するのをもって、発祥の地であった宮城県から完全撤退する。既に閉店した宮城県内のサンクス店舗の多くは、改装工事や建て替えなどでファミリーマートに転換した。
なお、2018年7月31日時点で営業中のサークルK・サンクスは全国490店舗となっており、今年に入ってからも既に福島、栃木、奈良、和歌山、香川、北海道の6道県でファミリーマートへの転換や店舗整理が完了している。
ユニーファミマは、サークルK・サンクスの屋号を2018年度末までに消滅させる計画だが、7月12日の発表では11月中に全店をファミマ転換、もしくは閉店させる計画を示しており、予定より早くの「見納め」となる可能性もある。

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