台北メトロ、2018年8月10日から日本語車内放送を開始-まずは13駅で

台北市内で地下鉄、新交通システムなどを運行する「台北捷運」(台北メトロ、MRT)は、8月10日より日本語での車内放送を開始した。

台北メトロ、13駅で日本語放送導入-高雄に続いて

台北捷運は1996年開業で、現在は台北市と新北市に約131キロを運行する。
今回、日本語放送が行われることになったのは、士林、東門、台北101/世貿、淡水、劍潭、中正紀念堂、北投、新北投、中山、台北(淡水信義線と板南線)、西門、龍山寺の13駅。主に観光地の最寄駅を中心に導入される一方で、忠孝復興、南京復興などの主要乗り換え駅では導入されていないが、状況によっては今後導入駅が追加されると思われる。

台北捷運(市政府駅)。

台北捷運によると、台北地区のアジアからの観光客のうち約半数を日本人観光客が占めているため、今回の日本語放送の追加となったもの。台北捷運ではこれまで北京語、英語、台湾語、客家語での車内アナウンスを行っているため、5言語での放送となる。
なお、これまでも稀に日本語が出来る乗務員による日本語車内放送が行われることもあったというが、これはあくまでも非公式のものであった。
台湾では高雄捷運(高雄メトロ)でも2014年より日本語の車内放送を行っているほか、アジア圏の地下鉄ではソウル(ソウル首都圏)、釜山でも主要駅での日本語車内放送を導入している。

外部リンク:台北捷運公司
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