福屋百貨店(広島市)は、西条プラザ(東広島市西条町)に出店していた「福屋百貨店西条店」を、JR西条駅近くのテナントビルに分散移転させた。
2箇所に分散移転した福屋西条店新店舗。
西条唯一の百貨店、辛うじて残る-新店舗は更に小型化
福屋百貨店が出店していたショッピングセンター「西条プラザ」は1973年11月に開店。地下1階、地上4階建、売場面積は11,729㎡。
西条プラザ。「サイプラ」の愛称で親しまれた。
核店舗は広島市に本社を置く百貨店の「福屋百貨店西条店」(1~2階、1986年開店、売場面積2,790㎡+催事場)と、北九州市に本社を置くスーパー「マルショク西条店」(1階、売場面積1,207㎡)で、そのほかに約50の専門店が入居。高層部分の3~4階には広島YMCAが運営するスポーツクラブが入居していたほか、文化教室や塾も入居しており、居酒屋やマツダの販売店などの別棟もあった。しかし、老朽化のため2016年8月31日を以て閉館。
福屋百貨店は、これまで出店していたJR西条駅近くに移転先を探していた。
かつての福屋百貨店エントランス。
福屋百貨店西条店の新店舗は「福屋西条店ギフト館」(9月1日開店)、「福屋西条店ファッション館」(9月3日開店)の2館体制。いずれも安芸西条郵便局近くの西条中央通りに面したテナントビルの1階への出店となる。
西条プラザ時代よりも売場面積は大きく減少、また、2館体制となり、使い勝手が悪くなった一方で、西条唯一の百貨店の灯は辛うじて維持されたことになる。
他の福屋小型店と比較しても規模はかなり小さい。
なお、西条プラザは老朽化のために解体されることが決まっているが、跡地の活用方法については2016年9月時点では未定となっている。
なお、西条プラザの閉館にともない、西条駅近くの大型店は食品スーパー「ショージエスタ店(西條商事)」の1店舗のみとなる。
福屋西条店
ファッション館:東広島市西条岡町10-10
ギフト館:東広島市西条栄町6-18
外部リンク:福屋百貨店
外部リンク:西条プラザ
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マルショク流川通り店、2016年9月7日開店-マルショク”本店”3年ぶり復活
大分県別府市の流川通り商店街にあった旧・マルショク流川店跡地(本店)跡地に「マルショク流川通り店」が2016年9月7日に開店した。

マルショク流川通り店(旧・流川店)。
マルショク”本店”、開店60年を前に「3年ぶりの復活」
マルショクは1947年に別府市で創業。海門寺温泉前の丸食行合店がスーパーマーケット1号店であった。その後、地域子会社による経営規模の拡大により、出店地域を九州全域から広島県にまで拡大、1960年代には九州を代表するスーパーとなった。
マルショク流川店は創業10年目となった1957年の開店で、当初は木造の建物だった。その後増築を繰り返し、1960年代には事実上のマルショク本店化、1966年末の増築で総合スーパー化した。1981年の増築時には温泉噴出事故も起きている。

総合スーパー化直後のチラシ。
流川店は最終的に6階建(売場は4階まで、7,500㎡)となり、多くのテナントも出店していたが、近年は建物の老朽化が著しく、2013年2月を以て閉店していた。

マルショク流川店。老朽化により2013年に一旦閉店した。
キャッチフレーズは「新しい夢を この街に」
マルショク流川通り店のキャッチフレーズは「新しい夢を この街に」。
店舗は平屋で、テナントは「お弁当のヒライ」(旧流川店から再出店)、銀行ATM(同じく再出店)のみとなっている。

新店舗の位置図。
流川通り店の再出店により、別府市内のマルショクは全11店舗となった。
店内は、マルショクでは初となるLED照明を主体とした内装を採用。
狭いながらもコンパクトにまとめられ、個食対応を強化しており、冷凍食品の品揃えは市内のマルショクでも有数の規模となっている。

初日は多くの市民が詰めかけた。

レジ前には「カボス」製品のコーナーも。

大分県らしく新鮮な鮮魚が並ぶ。
新時代の旗艦店は小型店舗
-競合店多い別府駅前、59年目の「新しい夢」を築けるか
マルショクサンリブグループのうち、大分県・熊本県・宮崎県と福岡県京築地区・豊前・朝倉市を管轄する「株式会社マルショク」(本社:大分市、2016年6月現在の店舗数80店)は、かつて100店以上の店舗を抱えていたが、競争の激化による急速な業績悪化に伴い2009年以降新規出店を凍結。長年に亘って不採算店舗と老朽店舗の閉鎖などの合理化を行ってきた。
合理化の過程で、近年は複数の店舗の雨漏りや灯火の球切れなど、故障部分が修復されていない事例が目立つようになってきており、厳しい経営状況が伺えるようになっていた。
その矢先、今年4月に起きた熊本地震により、熊本市内の大型店4店舗が大きな被害を受け、本年度は大きく売上を落とすことが必至である。

グループ最大の店舗「くまなん店」は8月末に再開したばかり。
旧流川店は、建替えを前提として閉店したものの、店舗のすぐそばには「トキハ別府店」、「ゆめタウン別府」、「えきマチ一丁目別府」(別府ステーションセンター、核:マルミヤストア別府駅店)、「ドラッグストアモリ流川店」など競合大型店が数多くあるため、再出店するかすら危ぶまれていた。
再出店が決まったことを喜ぶ一方で、新店舗は小型店舗であり、また中心市街地への平屋出店ということもあって、残念がる声も多く聞かれる。また、飲食街が近いにも関わらず21時での閉店は少し早いようにも感じられる。
追記:2017年に入り22時閉店に延長された。

店舗近くの中心商店街。
開店当日は早朝から多くの市民が詰めかけ、開店59年目のスタートダッシュを切ったマルショク流川通り店。
競争が激化するなか、かつての本店跡の店舗が再び創業の地・別府市の中心部を代表するスーパーの1つとなり、「新しい夢」を築くことができるのか、注目が集まる。

開店59年目の再出発となったマルショク。
これからも地元で親しまれる店舗を目指す。
マルショク流川通り店
住所:別府市楠町4番10号
営業時間:9:00~21:00
外部リンク:マルショク流川通り店
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アシックス、品川に「新感覚」直営店、8月9日開店-ネット×リアル融合、常に”期間限定”で集客
スポーツ用品国内最大手のアシックスは8月9日、京急品川駅のホーム上に直営店舗「アシックスステーションストア品川」を開店した。

アシックスステーションストア品川。
小さいながらも「イベント重視」「期間限定」で集客
アシックスステーションストア品川は京急品川駅2・3番線ホーム上のスープ専門店「Soup Stock Tokyo」跡地に出店。店舗面積は僅か45㎡。
店舗は、月ごとに変わる「ワンテーマ」を基にした、イベント性重視の売場を特徴とする。

オリンピックグッズを取り揃える。全てが期間限定商品。
店舗正面では「リオデジャネイロ五輪」の日本代表選手団公式スポーツウェアのレプリカ商品や応援グッズを展開。9月には「パラリンピック」、10月には都内で開催されるテニス大会「楽天ジャパンオープン2016」関連のグッズを展開するなど「旬の商品」を取り揃える。
外観もイベント毎に一新、五輪期間中は赤を基調とした外観で営業するが、10月以降は緑を基調とした外観に変更するという。
狭い店舗ながらも、イベントごとに変化する外観と、ほとんどの商品が「期間限定」ということで、客の目を惹く店づくりとなる。
なお、都心店舗ということを反映して、ランニングウェア・シューズなどといった需要の高い一部商品は常時販売される。
リアルとネットを融合した”ショールーム的な店舗”目指す
また、アシックスステーションストア品川では既存の直営店舗とは異なる実験的な施策に取り組んでいる。
品川店ではPanasonicの技術を活用した「光ID」を国内の常設小売店舗で初めて導入。店舗外壁やレジ裏など3ヶ所に設置されたASICSの看板を専用アプリで読み込むことで、即座に同社のECサイトにアクセスできるだけでなく、店内の商品情報やコーディネート提案を受けることもできる。

リアル店舗にネットの気軽さを取り込んだ新しい買物スタイル
さらに、新幹線の乗換駅であり、羽田空港からのアクセスが良好な京急品川駅構内に立地していることもあり、財布の緩みがちな観光客や訪日外国人客の目を惹く店舗となっていることも特徴。
リオデシャネイロオリンピック・パラリンピックの期間中ということもあり、限られた店舗面積ながら、商品を記念に買い求める観光客が日本人外国人問わず多いという。

京急品川駅の構内に設けられたアシックス直営店の開店告知。
アシックスステーションストア品川では、8月31日まで「ASICS STATION STORE SHINAGAWA OPEN!!キャンペーン」と題して、光IDを利用して店舗、もしくはネット経由で購入した買物客を対象に「パナソニックアルカリ乾電池単3形2本パック」をプレゼント、抽選でロボット掃除機やヘアドライヤーをプレゼントするキャンペーンを実施している。
アシックスステーションストア品川
東京都港区高輪3-26-26 京浜急行電鉄品川駅構内
営業時間:11:00~20:00
JR東日本、新宿駅に「Suicaのペンギン広場」2015年7月開設-「Suicaペンギン像」設置
JR東日本は、2016年7月16日に新宿駅新南改札前(東京都新宿区)に「Suicaのペンギン広場」を開設し、シンボルとして「Suicaペンギンのブロンズ像」を設置した。

Suicaペンギン像。
新南改札前の新広場に設置
「Suicaのペンギン広場」は、「バスタ新宿」や「ルミネNeWoMan」などと同時期にオープンした新宿駅新南改札前の歩行者広場を新規に命名したもの。

「Suicaのペンギン広場」位置図(JR東日本公式より)。
シンボルとなるSuicaペンギン像の高さは2.5mで、台座には2001年に誕生したSuicaの歴史が記されている。
また、8月31日までは期間限定で「Suicaペンギンパネル」も設置される。

Suicaのペンギン広場。

新南改札に直結。
「Suicaのペンギン広場」からはJRの線路を一望することができるため、開業以来人気となっている。
今回の広場のシンボルの誕生により、新宿駅新南改札の、そして高速バス利用客にとっての新たな待ち合わせスポットとしてもさらなる人気を呼ぶことは間違いないであろう。
外部リンク:新宿駅新南改札前に 「Suica のペンギン広場」がオープンします~新たな待ち合わせスポットとして「Suica のペンギン」ブロンズ像が登場~
関連記事:バスタ新宿、売店設置に向けた公募開始
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ユニー・レイクウォーク岡谷、2016年7月23日開業-諏訪エリア最大のショッピングモール
長野県岡谷市の中心部に、ユニーの大型ショッピングセンター「レイクウォーク岡谷」が7月23日に開業した。

レイクウォーク岡谷。
諏訪エリア最大級の巨大ショッピングモール
「レイクウォーク岡谷」は「ユニー・アピタ岡谷店」のスクラップアンドビルドで誕生した大型ショッピングセンター。
同地には1985年9月からユニー岡谷店(のちに旧・アピタ岡谷店に改称、売場面積13,222㎡)が営業していたが、老朽化のため2014年8月に閉店。全面建て替えを行い、2年ぶりに岡谷の地へと戻ってきた。

建物の全体図(公式サイトより)。
レイクウォーク岡谷の店舗は1~3階。新・「アピタ岡谷店」を核店舗に、63店舗の専門店が入居する。
延床面積は約59,000㎡、駐車台数は約1,300台、営業面積は約27,000㎡。諏訪地域では最大級の商業施設で、地域ほぼ全体を商圏とし、目標年商は96億円。ユニーが手掛ける大型ショッピングモールとしては、長野県初出店となった。

「レイクウォーク」のシンボルロゴ。
核店舗のアピタは「五十貨店化」、スタバは岡谷初出店
レイクウォークの核店舗となる「アピタ岡谷店」の1階食品売場では、加工食品から青果・精肉に至るまでの幅広いジャンルで、諏訪や信州の地場産品を取り扱う。また、惣菜コーナーではユニー・アピタで2店舗目となる「ホット惣菜」を導入し、出来立ての惣菜が味わえる。
2階の衣料品売場と3階の住居関連品売場では、ユニーが提唱する「五十貨店化」の考え方を導入し、幅広い品揃えを展開する。

館内中央の吹き抜けでは様々なイベントが開催される。
専門店では、岡谷市初出店となる「スターバックスコーヒー」が出店するほか、大型専門店としては、家電大手の「エディオン」、ファストファッションの「ユニクロ」、「GU」、「コムサイズム」などが出店する。「パーツクラブ」など6店舗は長野県初出店となる。
また、2階に出店する「笠原書店」は、岡谷市内に本社を置く店舗としては唯一の大型テナント。売場面積は以前アピタに出店していた時の約4倍に拡大し、品揃えも広げたという。

1階には岡谷市初出店のスターバックスコーヒーも。
「繭」と「御柱」モチーフに2つの「地域のシンボル」設置
レイクウォークでは、店舗のシンボルとして2階、3階にかつて岡谷市の特産品であった絹(養蚕)の歴史と美しさを体感できるよう繭(コクーン)をモチーフとしたアートオブジェが設置されているほか、1階には信州諏訪御柱際で実際に使用された諏訪大社の御柱も展示されており、地域の「核」としての存在感を十分に感じることができる。

フードコートには繭をモチーフとした「ダイヤモンドコクーン」を設置。

1階に設置された御柱。(公式サイトより)
「岡谷市」と「ユニー」の将来を担う店舗に
岡谷市の人口は約5万人。市内中心部では、2001年から2002年にかけて東急百貨店(僅か5年で撤退)、イトーヨーカドーが相次ぎ閉店し、空洞化が進行。旧・アピタ岡谷店も、当初は屋内型プール・スケートリンク「アピス岡谷」(1992年閉鎖)やライブハウスなどを併設していたものの、末期は総合スーパーのみとなり、岡谷市内には広域集客できる大型店舗が少なくなっていた。
また、旧・アピタ岡谷店は長年に亘って中心市街地唯一の大型店となっており、それだけに店舗の建替え中は早期の営業再開が待ち望まれていた。
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岡谷市中心部。
岡谷市では、今回「アピタ岡谷店」が広域集客できるような大型店舗へと生まれ変わったことを岡谷市の活性化にも繋げていきたい考えだ。

岡谷市中心部に立地する。
一方で、レイクウォークを運営するユニーも、総合スーパー事業に陰りがみえるなか、ファミリーマートとの経営統合を控えて事業整理を続けている。
その最中に開店したレイクウォーク岡谷は、岡谷市のみならず、新時代のユニーを担うショッピングセンターの1つとなることが、そして中心市街地における「老朽総合スーパー」のスクラップアンドビルドの1つのモデルケースともなることが期待されている。
おもな大型テナント
1F:おいしい笑顔とカジュアルスタイルが広がるフロア
- ユニー・アピタ(食品、銘菓、銘店)
- ユニクロ(ファストファッション):9月2日開店
- コムサイズム(ガストファッション)
- カルディコーヒーファーム(輸入食品)
- マツモトキヨシ(ドラッグストア)
- 飲食街(サイゼリヤ、スターバックスコーヒーなど)
- 郵便局
2F:ファッションもグルメも個性あふれるエンターテイメントフロア
- ユニー・アピタ(化粧品、靴、バッグ、服飾全般)
- ライトオン(ファストファッション)
- キャンドゥ(100円ショップ)
- 笠原書店(書店)
- チュチュアンナ(インナー)
- パーツクラブ(アクセサリー・雑貨)
- シューラルー(ファッション):10月開店
- ゲーム(アミューズメント)
- フードコート(リンガーハット、31アイスクリームなど)
3F:新しい便利さとアメニティライフスタイルが広がるフロア
- ユニー・アピタ(インテリア、リビング、文具、おもちゃ)
- エディオン(家電)
- ABCマート(靴)
- ペッツヴィレッジ(ペット)
- 洋服の青山(紳士服・スーツ)
- メガネスーパー(眼鏡)
- 軽井沢シャツ(ファッション)
- GU(ファストファッション):9月2日開店
レイクウォーク岡谷・アピタ岡谷店
住所:長野県岡谷市銀座1丁目1−5
営業時間:9:00~21:00
電話:(0266)23-7666
外部リンク:レイクウォーク岡谷公式サイト
ニュースリリース:諏訪エリア最大級のショッピングモール『レイクウォーク岡谷』7月23日(土)グランドオープン!(ユニー公式サイト)
関連記事:イオンモール東松本、8月3日着工-松本カタクラモール跡、2017年秋開業へ
ドン・キホーテなんば千日前店、7月27日開店-ジュンク堂跡にミナミ5店舗目
大阪市中央区難波千日前のY.E.S.NANBAビルに、ディスカウントストア「ドン・キホーテなんば千日前店」が7月26日開店した。

ドン・キホーテなんば千日前店。
よしもとのエンターテイメントビルとして開業
ドン・キホーテが入居する「Y.E.S.NANBAビル」は、吉本興業の多角化戦略の一環として、なんばグランド花月(吉本興業本社)向かいに1996年に開業したもので、Y.E.Sとは「よしもとエンターテイメントステーション」の略。
当初は、ジュンク堂書店の大阪1号店「ジュンク堂書店なんば店」、TSUTAYAの旗艦店「TSUTAYA records namba」、「大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)」、「YES-fm」などが営業していたが、開業後すぐに地下1階のTSUTAYAが撤退。TSUTAYA跡地にはお笑い劇場「baseよしもと」が入居し、関西で活動する若手芸人の拠点となった。
吉本がビル売却、テナントの動きが流動的に
Y.E.S.NANBAビルでは近年も2011年にはbaseよしもとが上層階へ移転し、「5upよしもと(現よしもと漫才劇場)」と名前を変えて営業を再開。さらにbaseよしもと跡地には「NMB48劇場(シアター)」が入居し、現在もNMB48の活動拠点となるなど、吉本興業系のビルとしての存在感を示してきた。
しかし、2013年にビルの所有者が吉本興業から他企業に移ると、ワッハ上方が7階の僅か約120㎡にまで規模を縮小。さらに2016年3月には核店舗の「ジュンク堂書店難波千日前店」が撤退するなど、近年はテナントの動きが流動的になっていた。
ジュンク堂書店の撤退に関しては「家主の意向」だったことから、ドン.キホーテを入店させるためだったと考えられる。

ジュンク堂書店は3月に閉店。
観光客に照準-関西最大級のコスプレコーナーも
ドン・キホーテなんば千日前店の売場面積は2,222㎡。
大阪市では13店舗目(サンバード長崎屋の運営店を含む)、ミナミでは道頓堀(2店)、新世界、上本町に次いで5店舗目のドンキとなる。

ミナミで5店舗目のドンキ。
コンセプトは「関西初のサブカルチャー発信店舗」「日本一おもしろいドン・キホーテ」。
館内では、特に化粧品・薬・インポートブランドが充実しているほか、関西最大級のコスプレコーナーやネイルサービス、アニメグッズを展開。館内には複数個所に休憩スペースも設けられている。
タコ焼きコーナーも充実している。
また、ウェルカムクルーの配置や、7通貨対応の外貨精算サービスも行っており、国内外の観光客来店を意識したかたちの広域商圏型店舗となっている。
なお、今回のドンキ出店で、AKB48劇場に続いてNMB48劇場も事実上ドンキが核となるビルに入居する形式の劇場となる。
館内のようす。
外部リンク:2016年7月27日(水) 『ドン・キホーテなんば千日前店』オープン!〜関西発のサブカルチャー発信拠点誕生〜
外部リンク:驚安の殿堂 ドン・キホーテ
関連記事:ジュンク堂書店千日前店跡、ドン.キホーテに-7月開店
関連記事:ジュンク堂書店千日前店(旧難波店)、3月21日閉店
ドン・キホーテ京都アバンティ店、2016年7月22日開店-ドンキ、京都駅前に初出店
京都駅八条口前(駅裏)の複合商業施設「京都アバンティ」2階に、ディスカウントストア「ドン・キホーテ京都アバンティ店」が2016年7月22日に開店した。

京都アバンティ。
現在はOPAが運営するアバンティ
ドン・キホーテが入居する京都アバンティは1984年3月に開業。売場面積は14,682㎡。
開業以来、関西地場大手スーパー「イズミヤ」を核店舗として営業しており、1998年には渋谷系ファッションを中心とした店舗構成の「イズミヤFISMY京都店」に業態転換。さらに、2011年にはダイエーグループ(現・イオングループ)のファッションビル「OPA」に運営を委託、大規模なリニューアルが行われていた。
「京都駅前」初出店、立地活かし観光客向けサービスも
ドン・キホーテ京都アバンティ店は京都府4店舗目のドン・キホーテで、京都駅近くでは初出店。売場面積は1,660㎡。
食料品、化粧品、ブランド品、家電製品、衣料品、玩具、バラエティグッズなどを取り揃え、駅近くという立地を生かし、ビジネス関連商材の充実で出張客の獲得を目指す。
また、訪日観光客向け商品が充実していることも特徴。「抹茶味のお菓子」など定番商品のほか、「手ぬぐい」「箸」など京都ならではの民芸品、コスプレ衣装では「着物」や「模造刀」なども多く取り揃え、訪日客のネット需要に対応する「SIMカード」なども目立つ位置に陳列されている。

「観光地・京都」を意識した店内。
また、京都府内のドン・キホーテで初となるウェルカムクルーの配置や、7通貨対応の外貨精算サービスでインバウンド需要の獲得を図るなど「京都ならでは」の独自サービスを展開していることも特徴となっている。

館内随所で「京都らしさ」をアピール。
京都駅前で進む商業集積、インバウンド獲得乗り出すドンキ
観光都市・京都の玄関口である京都駅前には、1997年にJR京都伊勢丹を核店舗とする京都駅ビルが、2007年にはビックカメラが開業。さらに2010年にはイオンモール、ヨドバシカメラが開業するなど、ここ20年間で急速に大型店の商業集積が進んでおり、観光客をターゲットとした売場を設ける店舗も多くある。
全国各地のドン・キホーテでは、化粧品や菓子を大量に買い込む訪日観光客の姿が目立つようになっているが、ドン・キホーテ京都アバンティ店でもそういった光景が繰り広げられることは間違いないであろう。

アバンティに隣接するJR京都駅(伊勢丹)。
外部リンク:2016年7月22日(金) 『ドン・キホーテ京都アバンティ店』オープン! ~観光都市・京都の玄関口にインバウンド強化店誕生~
マルヨシセンター高級業態「グランデリーズ」1号店、2016年7月12日開店-ローソン経営にも参入
四国の中堅スーパー「マルヨシセンター」(高松市)は、2016年7月12日に新業態「グランデリーズ」の1号店を高松市に開店させた。

グランデリーズ1号店となった太田店。
マルヨシセンター、高級スーパーに参入-安売競争激化で
「グランデリーズ」はマルヨシセンターの新業態で、1号店の「グランデリーズ太田店」は1997年に開業した「マルヨシセンター太田店」を改装したもの。
平屋、売場面積は1,819㎡。
「グランデリーズ」は、従来の庶民的なイメージの「マルヨシセンター」とは一線を画した、「健康とおいしさ」をキャッチフレーズにした店舗。
「伊予の元気豚」や「阿波の元気鶏」など、四国産のこだわりの食材を取り揃えるほか、健康に配慮した食品のコーナー、100円から気軽に買えるベーカリー、イートインコーナーなども新たに設置する。CIや店内ソングも、従来のマルヨシセンターとは異なったものを用いている。

「グランデリーズ」のシンボルマーク。
開業初日となった12日は朝から多くの買い物客が詰めかけ、店頭では開店記念品のキャンディーが配布された。

開店記念品のグラデリキャンディー。
競争激化で業態転換、今後も進むか
マルヨシセンターでは、近年「ディスカウントドラッグコスモス」や「ドラッグストアモリ」、「ザグザグ」などのドラッグストアと競合関係に当たる店舗が増えており、グランデリーズへの転換には、安売り競争とは一線を画す「こだわりの・ちょっといい食品」を販売する新業態で巻き返しを図りたい考えがあると思われる。
マルヨシセンターでは老朽化した店舗の改装も進めており、太田店の成否によっては、今後も既存店のグランデリーズ業態への転換が進むことも予想される。

店内のようす(マルヨシセンター公式ツイッターより)。
マルヨシセンター、コンビニにも参入-ローソンとFC契約
このほか、マルヨシセンターでは新たにローソンとのフランチャイズ契約を結び、7月6日にマルヨシセンターが運営するローソンの1号店を観音寺市内に出店させるなど、経営改革を推し進めている。
外部リンク:グランデリーズ
フロム中武、2016年5月26日全面改装開業-”サブカルの聖地”は消滅
東京都立川市のJR立川駅前にある大型商業ビル「フロム中武」(ふろむちゅうぶ)が5月26日にオープンした。
リニューアルオープンしたフロム中武。
店舗数はかつての半分以下、ニトリなど大型専門店中心に
フロム中武は中武ビルディングが運営する専門店ビルで、店舗面積は12,552㎡。
1962年に中武デパートとして開業し、1984年の全面リニューアルを機に現在の店名となった。
耐震工事のため2015年4月30日をもって閉店していたが、およそ1年に及ぶ改装の末、今年5月26日にリニューアルオープンした。
2015年の閉店前に60あった専門店はテナントの総入れ替えにより26店に縮小し、スーパー「マルエツ」、家具「ニトリデコホーム」、紳士服「サカゼン」、100円ショップ「ダイソー」など、大型専門店を中心とする店舗構成となった。
3階のニトリデコホーム。
地階の食品スーパー「マルエツ」は立川駅前初出店。
伊勢丹や高島屋など、立川駅周辺は百貨店を中心とする高級志向の小売店が多い半面、普段使いの食品スーパーが不足していたため、今回のマルエツの出店は待望であった。
営業時間も7時から25時と長いため、帰りの遅い立川市民にとっては非常に価値ある存在となっている。
マルエツは地下1Fに入居。
“サブカル聖地”の面影なく、改装後はトレカ店のみに
フロム中武に2005年から導入された正面看板に掲げられる立川に関する「キャッチコピー」はフロム名物として利用者から愛されてきた。
(キャッチコピーの例)「立川は、大丈夫。」
「立川は、力持ち!?」
「本気(マジ)で立川」
今回のリニューアルオープンでは「心機一転」というシンプルなキャッチコピーとなった。
次回掲げられるキャッチコピーでは待望のフロム節が復活するのか、こちらも注目である。
今回のキャッチコピーはシンプルに「心機一転」。
フロム中武は、2002年11月にアニメショップ最大手「アニメイト」が進出して以降、フィギュア専門店「ボークス」、中古同人ショップ「らしんばん」、カード専門店「ミント」、アイドルカフェ「ハーツ劇場」、ゲームセンターなどが相次いで出店。
輸入雑貨店や古物専門店、イベントスペースが併設され、一時は「ももいろクローバー」(当時)がライブ拠点の1つとしていたなど、前述の独特なキャッチコピーとともにサブカルの街・立川の「聖地」として一躍注目されることとなった。
閉店末期は約60店舗ほどの専門店が出店していたが、そのうち10店舗ほどがサブカル系店舗だった。
改装工事直前もサブカル関連フロアの存続を発表しており、工事後もサブカル系テナントを重視した売場作りを目指していた。
しかし、主力店舗であった「アニメイト立川」の南口への完全移転や、アイドルカフェ「ハーツ劇場」のMEGAドン・キホーテ(旧・ダイエー)への移転などが重なり、かつてフロムを賑わせていたサブカル系テナントの呼び戻しに失敗。
このため、リニューアル後に入居するサブカル店は、新規出店したトレーディングカード専門店の「ホビーステーション」だけとなってしまった。
5階のホビーステーションは唯一のサブカル系店舗。
第一デパート跡の「タクロス」はヤマダ電機が核店舗に
フロム中武と並ぶサブカルタウン・立川のもう一つの聖地として、フィギュアショップ「コトブキヤ」の本店があることでも有名であった立川第一デパートが挙げられるが、こちらも2012年に閉店済み。
2016年7月から秋に32階建てのタワーマンションや公共施設を併設した複合施設「タクロス」が順次オープンする予定だが、このタクロスの核店舗は「ヤマダ電機LABI立川」になることが決まっている(ヤマダ電機は今秋オープン予定)。

タクロス。ヤマダ電機が核となる。
コトブキヤをはじめ、かつて立川のサブカルファンたちの「行きつけ」であったアニメイトやアイドル劇場は今も移転先の店舗で健在である。
しかし、かつてはフロム中武と第一デパートがこれらのサブカル系店舗を一挙に抱えており、それが二つのデパートを「立川サブカルの聖地」たらしめる所以であった。
駅前再開発の波によってサブカルの街・立川は新たなステップへと歩みを進めている。
しかし同時に、かつてそこに建っていた「聖地」の面影を感じられなくなってしまったこともまた事実であった。

各店舗の位置図(ドンキサイトより、店舗名加筆)。

立川の新たなサブカル聖地となりつつあるドンキホーテ(ダイエー跡)。
アイドルカフェやサバゲー場、コスプレ店なども入居。
外部リンク:フロム中武
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仙台パルコ2、7月1日開業-仙台パルコ新館「オトナ」ターゲットに
JR仙台駅西口に大型ファッションビル「仙台パルコ2」が7月1日に開業した。
来店客で混み合った開業初日の「仙台パルコ2」。
仙台パルコ2号館、シネコンやレストラン街も
「仙台パルコ2」が出店したのは、JR仙台駅西口のバスプールに隣接した街区。2階エントランスはペデストリアンデッキと連結し、JR仙台駅から直接アクセスすることができるほか、仙台市営地下鉄南北線・東西線の仙台駅にも隣接する。
300メートルほど離れた仙台駅西口には「仙台パルコ」が立地しており、仙台のパルコは2館体制となった。
「仙台パルコ2」は1階がレストラン街、2階から5階までが専門店街となり、6階から9階まではシネマコンプレックス(シネコン)「TOHOシネマズ 仙台」が入居。売場面積は約10,000 m2で、既存の「仙台パルコ」と合わせると約23,000 m2となる。また、地階には駐車場が設けられている。
開業初日となった7月1日は、朝から約500人の客が行列を作り、大勢の来店客で混み合った。
「オトナ」ターゲットにした多彩な専門店
「仙台パルコ2」の コンセプトは「オトナ 考える PARCO」。メインターゲットを30歳以上の男女と想定し、若年層をターゲットとした本館との棲みわけを図った。
仙台駅前のペデストリアンデッキに接続し、駅から直接アクセスできる2階には、いずれも東北初出店となる三宅一生のファッションブランド「バオ バオ イッセイ ミヤケ」、チョコレート・カフェ「リンツ ショコラ カフェ」、バルセロナ発の飴細工専門店「パパブブレ」、福岡発のだし専門店「茅乃舎」など、多彩な店舗が入居した。
また、3階および4階はレディスファッションのフロアとなり、「ランバン オン ブルー」、「キャス キッドソン」など東北初出店のブランドが多く入居した。いずれも高級志向なブランドが多く、メインターゲットである「30歳以上のオトナ」に沿った店舗構成となった。
ターゲットは「オトナ」。ファッショナブルな専門店が並ぶ。
5階はカジュアルなフロアに
5階は一転、東北初出店となるカジュアルファッションの「コーエン ジェネラルストア」や「マンハッタン ポーテージ」など、幅広い層をターゲットにした店舗が入居した。また、「東北スタンダードマーケット」は、また東北発の工芸品や民芸品を扱う店として注目を集めている。この階は「TOHOシネマズ 仙台」のエントランス階ともなっている。
5階に入居する「マンハッタン ポーテージ」。
仙台市民待望の駅前シネコン「TOHOシネマズ仙台」
6階から9階は「TOHOシネマズ 仙台」となった。
9スクリーン、約1700席の規模。仙台駅前へのシネコンの進出は初であり、また約10年ぶりの東宝系列の映画館の復活となるため、仙台市民の注目を集めている。
仙台市内には従来よりシネコン「MOVIX 仙台」が存在していたが、都心から離れた長町副都心に位置するため、交通アクセスの面で不便であった。仕事や学校帰りなどに映画館に立ち寄る市民が増えることが想定される上、邦洋の人気映画以外にもアート作品やアニメ作品、ライブビューイングなども積極的に上映するといい、仙台の文化発信基地としての期待がかかる。
「TOHOシネマズ 仙台」のエントランス。
1階はレストラン街「パルイチ」に
1階に設けられたレストラン街は隣接する「仙台朝市」にちなんで「パルイチ」と名付けられた。12のレストラン全てが東北初出店および新業態店と、話題性のあるラインナップとなった。1階にレストラン街を設けるのはパルコ初の試みという。
1階に設けられたレストラン街「パルイチ」。
周辺商業施設との「化学反応」に期待
パルコ2の東側には、青果・食品を中心とした商店街「仙台朝市」が隣接する。
戦後の青空市場に由来するこの商店街は、「仙台の台所」として市民に親しまれ、都心にありながら市場の賑わいと風情を保っている。
買い物客で賑わう「仙台朝市」。
都心にありながら市場の風情を保っている。
また、パルコ2の南側に隣接する大型商業施設「エンドーチェーン・イービーンズ」には、アニメショップ「アニメイト」や、大型コミック売場を備える「喜久屋書店」などが入居し、サブカルチャーの発信基地となっている。

パルコ2に隣接する大型商業施設「イービーンズ」。
仙台パルコ2はこうした個性豊かな2つの商業施設に囲まれた街区に開業したことになる。
「30歳以上のオトナ」をターゲットにファッショナブルな専門店を集め、映画館とレストラン街を併設した仙台パルコ2。
庶民文化に、サブカルチャーに、最先端のファッション。東北最大のターミナル駅の目の前にして全く個性の異なる3つの商業施設が隣接することになったこの地区では、異なる文化の面白い「化学反応」が期待できるのではないだろうか。
外部リンク:仙台PARCO2 OPEN!|仙台PARCO
外部リンク:『仙台パルコ2』 2016年7月1日(金)グランドオープン!(プレスリリース、PDF)
外部リンク:TOHOシネマズ 仙台 7月1日(金)グランドオープン!(プレスリリース、PDF)
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