カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

ダイバーシティ東京の実物大「ガンダム像」、2017年3月で展示終了

東京・お台場の商業施設「ダイバーシティ東京」にある「実物大ガンダム像」が2017年3月で撤去されることになった。
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ダイバーシティ東京・ガンダム像。

「ガンダムフロント東京」も閉館へ

撤去はガンダムの版権を持つバンダイナムコホールディングスとバンダイ、サンライズ、創通の4社が発表したもの。
お台場のガンダム像は2009年7月のイベントにおいて初設置。
その後、静岡市での展示を経て、2012年4月からはダイバーシティ東京の開業に合わせてダイバーシティ東京プラザ2階前に常設されていた。高さは約18m。
撤去は2017年3月6日から行われる。12月時点では、移設先は発表されていないが、バンダイナムコホールデイングスなどでは、これに変わる新プロジェクトの展開を検討しているという。
また、ダイバーシティ東京7階で営業している「ガンダムフロント東京」も、2017年4月5日までで営業終了となる。

追記:跡地には2017年秋に実物大「ユニコーンガンダム」が設置される。

外部リンク:「実物大ガンダム立像」新たなプロジェクトへ (バンダイナムコHD、PDF)
関連記事:SEGAジョイポリス、「チャイナ・テーマパーク」傘下の運営に

ゆめタウンサンピアン、2016年11月30日全館営業再開-地震で被災

熊本地震で大きな被害を受けた熊本県熊本市東区上南部(かみなべ)のショッピングセンター「ゆめタウンサンピアン」が11月30日に全館営業再開した。
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半壊したゆめタウンサンピアン

ひがバイのゆめタウン、7ヶ月ぶりの復活

ゆめタウンサンピアンは1996年6月、地場大手スーパー(当時)ニコニコ堂の旗艦店「サンピアンシティモール」として開業。売場面積は24,839㎡。ニコニコ堂のイズミ傘下入りに伴い、2002年に現在の施設名称に変更。2016年4月に発生した熊本地震で被災、1階食品売場・専門店の一部を除き休業状態にあった。

フードコート一新、ナムコは屋内型遊園地併設-12月開店

今回の営業再開に合わせて、3階に長崎ちゃんぽん「リンガーハット」、本場讃岐うどん専門店「はなまるうどん」(吉野家グループ)、のたこ焼き専門店「たこ一番」(イズミグループ)、「メガネのアリス」の4店舗が新規出店。一部は12月中の開業を目指して工事が進められている。
また、休業前から出店していた各テナントも大幅改装。ゲームコーナー「ナムコランド」は県内初となる屋内型遊園地「あそびパーク」併設店舗にリニューアルし、12月29日に再開する。被災地復興の願いを込めた「あそび×阿蘇び」をテーマに掲げ、観光列車「あそぼーい!」や「南阿蘇トロッコ鉄道」をあしらった館内デザインに一新した。
また、「明林堂書店」なども移転リニューアルする。
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ナムコ・あそびパーク(公式サイトより)。

一方で、南区の「ゆめタウンはません」は、同じ11月30日に2階までの大部分を再開したものの、3階と1~2階の一部の営業を休止中で、2017年中の営業再開を目指した工事が進められている。 

関連記事:ゆめタウンはません、2階の大部分を11月30日に再開-残る3階などの復旧は2017年に
関連記事:【熊本地震、主な営業休止商業施設の状況】 (随時更新)
関連記事:サンリブ子飼・サンリブ健軍の再建、11月25日起工-小型の食品スーパーに

外部リンク:『ゆめタウンサンピアン』 3階フロア 営業再開のお知らせ(イズミ)
外部リンク:ゆめタウンサンピアンアミューズパーク | ゆめタウンサンピアンゲームコーナー | ナムコ 「夢・遊び・感動」を。(ナムコ)

ゆめタウンはません、2階の大部分を2016年11月30日に再開-残る3階など2017年春の再開目指す

熊本地震で大きな被害を受けた熊本市南区のショッピングセンター「ゆめタウンはません」2階の専門店・衣料品売場が11月30日に営業再開、リニューアルオープンした。
ゆめタウンはません(被災前)。

震災から7ヶ月・食品再開から2ヶ月、2階ようやく営業再開

ゆめタウンはませんは1998年2月に地場大手スーパー(当時)「ニコニコ堂」の旗艦店「クリスタルモールはません(クリモ)」として開業。売場面積は44,246㎡。ニコニコ堂の経営破綻とイズミグループ入りに伴い、2003年に現在の施設名称に変更した。
2006年には増床をおこない、映画館「TOHOシネマズ」、紳士服店「SUIT SELECT」、インポートショップ「エクセル」など約130の専門店が出店する熊本市最大の郊外型ショッピングセンターに生まれ変わったが、2016年4月に発生した熊本地震で被災、天井が落下するなどの大きな被害を受け、休業状態となった。
その後、9月29日に1階食品売場・一部専門店のみが営業再開していた。

目玉はキッズ・ベビー向けの新店舗

2階の営業再開に合わせて、熊本県初となる「アカチャンホンポ」、「ABC KIDS MART(ABCキッズマート)」が新規出店した。
アカチャンホンポはセブン&アイHDが展開するキッズ・ベビー用品専門店。はません店では、店内イベント「スマイル子育てカレッジ」の開催や、シーン別の提案型売場で、イズミ直営の子供関連売場「ゆめキッズ」や文具売場との相乗効果を狙う。

アカチャンホンポゆめタウンはません店。

ABCキッズマートは国内最大手シューズチェーン「ABCマート」が手掛ける子供靴特化型の新業態、2016年3月にイオンモール鹿児島に1号店を出店。はません店は全国6店舗目となった。
 キッズ向けならではのポップな雰囲気の売場が特徴で、定番の「NIKE」、「adidas」、「VANS」(ABCマート独占販売)から、アキレスが展開する人気キッズシューズブランド「俊足」まで幅広くラインナップする。

2017年春の全館再開を目指す

ゆめタウンはませんでは、現在閉鎖中の1階フードコート、2階TOHOシネマズ、3階フロア全体において早期の営業再開を目指し復旧工事が進められている。
全館の営業再開は2017年春ごろの予定となっている。

関連記事:ゆめタウンサンピアン、11月30日全館再開
関連記事:【熊本地震、主な営業休止商業施設の状況】 (随時更新)
関連記事:サンリブ子飼・サンリブ健軍の再建、11月25日起工-小型の食品スーパーに
外部リンク:『ゆめタウンはません』 2階専門店・衣料品売場 営業再開のお知らせ(イズミ)
外部リンク:熊本県に初出店します「アカチャンホンポゆめタウンはません店」11月30日(水)にオープン!(アカチャンホンポ)

ニトリ梅島ショッピングセンター、2016年12月開業-イトーヨーカドーと初のコラボ店舗

足立区梅島に、家具大手「ニトリ」とスーパー「イトーヨーカドー」のコラボ店舗となる「ニトリ梅島ショッピングセンター」が12月はじめにオープンする。
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ニトリ梅島ショッピングセンター。

ニトリとヨーカドーの初コラボ店舗

ニトリ梅島ショッピングセンターは、「ニトリ環七梅島店」が核の商業施設。建物はニトリが所有、売場面積は11,706㎡で、1階から3階が売場、4階から屋上階までが立体駐車場となる。
1階には、テナントとして「食品館イトーヨーカドー」やドラッグストア「サンドラッグ」などが入居し、2階と3階は全てニトリの売場となる。

ヨーカドーは12月2日、ニトリは12月8日にオープン

1階の食品館イトーヨーカドー梅島店はニトリの開店よりも一足早い12月2日にオープンする。
惣菜売場では、食品館梅島店オリジナルの「Wとり丼」(税込518円)や下関産“のどぐろ”天入り「梅島店天丼」(税込680円)と言った丼物や、ワンハンドで手軽に楽しめる「ドッグパン」(税込203円)など、ここ梅島店でしか食べられない限定商品を多く取り揃える。
また、12月14日からは、30品目をラインアップした『惣菜バイキングコーナー』を展開する。image惣菜売場では食品館梅島店限定の商品を販売する。
(画像はイトーヨーカドー公式サイトより)

ニトリ環七梅島店は12月8日にグランドオープン。2階はインテリア小物売場、3階は家具・カーテン売場となる。

自らもホームファニシングの売場を展開していながら、ニトリとの合同店舗の出店を選んだセブンアンドアイグループ。梅島店の成否によっては、今後もこうした形態の店舗が増える可能性もある。

ニトリ梅島ショッピングセンター

住所:東京都足立区梅島2丁目31-26
営業時間:食品館イトーヨーカドー梅島店 10:00-21:00(2016年12月31日まで9:00-21:00)
ニトリ環七梅島店 10:00-21:00 (12月8日のみ9:00-21:00)

ニュースリリース:お買い物がさらに便利に!イトーヨーカドーがニトリに初出店!『食品館イトーヨーカドー 梅島店』12月2日(金)午前9時グランドオープン(イトーヨーカドー公式サイト)
ニュースリリース:「食品館イトーヨーカドー」との初のコラボ出店 「ニトリ環七梅島店」出店のお知らせ(ニトリ公式サイト)
関連記事:イトーヨーカドー千住店、4月10日閉店-ヨーカドー1号店
関連記事:イトーヨーカドー、1号店の千住店など閉店へ-来春まで20店舗
関連記事:ニトリモール枚方、4月20日グランドオープン

関連記事:MEGAドン・キホーテ環七梅島店、12月1日開店-3年ぶり復活、店舗面積4倍に

MEGAドン・キホーテ環七梅島店、12月1日開店-3年ぶり復活、店舗面積4倍に

足立区梅島に大型ディスカウントストア「MEGAドン・キホーテ環七梅島店」が12月1日にオープンする。imageMEGAドン・キホーテ環七梅島店。(公式サイトより)

再出発の環七梅島店、売場面積は約4倍に

MEGAドン・キホーテ環七梅島店は、2013年10月に発生した火災により休業していた「ドン・キホーテ環七梅島店」を建て替え、再出店したもの。
売場面積は3,872㎡で、建て替え前と比較すると約4倍の売場となる。
環七梅島店では、建て替え前にはなかった生鮮食品売場(精肉・青果・惣菜)の導入に加え、加工食品・日用消耗品など生活必需品の品揃えを強化し、普段使いの店舗としての利用が可能となる。
また、ドン・キホーテの従業員が利用できる保育施設「ドンキッズ」が、東京都内の店舗では初開設となる。

スーパー激戦区となる環七・梅島地区

生鮮売場の導入などにより 「スーパーマーケット」としての役割も担うこととなったMEGAドン・キホーテ環七梅島店。
一方で、店舗の約200m西では食品スーパー「食品館イトーヨーカドー梅島店」を核とする「ニトリ梅島ショッピングセンター」が12月2日に開業。それに加え、徒歩圏には「西友 足立島根店」、「業務スーパー 中央本町店」、「スーパーベルクス足立中央店」、「OKストア 一ツ家店」などが立地しており、ドンキホーテが3年越しの復活早々に熾烈な店舗間競争を強いられることとなるのは間違いない。image-3712月に開業するニトリ梅島ショッピングセンター。

MEGAドン・キホーテ環七梅島店

住所:東京都足立区中央本町5-5-14
営業時間:9:00-翌5:00

外部リンク:2016年12月1日(木)、『MEGAドン・キホーテ環七梅島店』オープン!〜売り場面積4倍の「“新”環七梅島店」誕生〜(ドン・キホーテ公式サイト)
関連記事:ニトリ梅島ショッピングセンター、2016年12月開店-イトーヨーカドーと初のコラボ店舗

西武百貨店所沢店、11月23日リニューアル-食品売場拡大、「ビール工房」新設

所沢駅前の「西武百貨店所沢店」が11月23日にリニューアルオープンを迎えた。
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西武百貨店所沢店。

「ベーカリー」と「酒」にこだわった改装

今回の改装の目玉は、食品売場の大幅拡大。
1階にあったレディスアパレル関連の売場を縮小し、1階にも食品売場を拡大した。
1階に新設された「ベーカリースクエア」には「ドンク」「ベーカリーエミュウ」のベーカリー2店が出店。
さらに、同じく1階には地元のクラフトビールが楽しめる「ビール工場所沢」も新設。来年からは店内醸造も行われる予定となっている。
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ビール工房所沢(公式サイトより)。

また、これに合わせて地階の酒売場「酒蔵」もリニューアルし、インストアBar「にっぽん旬彩亭 酒BAR」が新たにオープンした。
西武所沢店では、今後も改装を進め、2017年度中に食品売場をこれまでの約3,100㎡から約4,950㎡にまで増床する。

進む「食品売場の拡大」-郊外の百貨店や地域2番店

首都圏郊外の駅前型百貨店では、東京都内の都心百貨店との競合も激しく、高級品は都心百貨店で購入する層が多い一方で、食品に関しては売上が堅調という状況が続いている。
こうした食品売場の増床は他店でも進んでおり、埼玉県内では丸広百貨店東松山店も2016年8月に食品売場を1階にまで増床している。

外部リンク:西武所沢店
関連記事:丸広百貨店東松山店、8月末までに全館リニューアル-銘菓強化、丸善出店、高齢化対応も
関連記事:西武HD、所沢駅に新駅ビル-2020年完成目指す

【熊本地震】サンリブ子飼・サンリブ健軍の再建、11月25日起工-小型の食品スーパーに

マルショク(大分市)は、地震で倒壊した総合スーパー「マルショク・サンリブ子飼」(熊本市中央区)、「マルショク・サンリブ健軍」(熊本市東区)跡地に建設する食品スーパーの起工式を11月25日に行った。IMG_6210-1
サンリブ健軍。

地震で全壊したマルショク、ようやく再建

サンリブ子飼、サンリブ健軍は4月16日の熊本地震本震で全壊。
これらが立地している子飼商店街、健軍商店街では、両店の倒壊・閉鎖後に客足が減っており、特にサンリブ子飼は熊本大学近くにおける唯一の大型スーパーであったため、早期の営業再建を求める声が多く上がっていた。
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サンリブ子飼。

2店を運営するマルショクは、店舗が立地する商店街、取引業者などとともに被災企業の復旧費用の一部を国や県が補助する「熊本県中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業」に基づく「グループ補助金」の申請をおこなっており、今回の再建は補助金の目途が付いたために行われるものと考えられる。
なお、マルショクでは同じく全壊した「マルショク・サンリブ清水」(熊本市北区)についても、補助金の目途が着き次第再建したい考えだという。

再建は決まったものの小規模店に…

一方で、地元紙・熊本日日新聞の報道によると、子飼に建設される新店舗(2017年9月開店予定)の売場面積は約1,000㎡、健軍に建設される新店舗(2017年6月開店予定)の売場面積は約1,400㎡と、いずれも建替え前と比較すると4分の1~3分の1程度の売場面積で、小規模な食品スーパーになる見通しだという。
倒壊前の店舗は両店ともに3階建ての大型店で、多くのテナントも出店していたため、残念ながら以前よりもかなり不便になることは間違いない。
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以前の雰囲気とは大きく変わることに(サンリブ健軍)。

外部リンク:サンリブ・マルショクグループ
関連記事:【熊本地震、主な営業休止商業施設の状況】 (随時更新)
関連記事:マルショク、熊本地震でサンリブ3店舗を解体-再開は未定 

関連記事:サンリブシティくまなん、8月27日に営業再開-子飼、健軍は建替えへ

イオンタウン市川大和田、2016年11月26日開業-イオンタウン初となる”ダイエー”出店

千葉県市川市の本八幡駅近くに「イオンタウン市川大和田」が2016年11月26日にグランドオープンする。
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イオンタウン市川大和田。

イオンタウン初の「ダイエー出店」

イオンタウン市川大和田は、JR本八幡駅南側の大和田地区に出店。建物は地上2階建てで、敷地面積は約3,330㎡、総賃貸面積は約2,200㎡。
7つの専門店全てを1棟に集約するコンパクトな出店形態が取られた。
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1棟に7つの専門店を集約。

核店舗は「イオンフードスタイルbyダイエー」屋号

核店舗には「ダイエー市川大和田店」が、ダイエーの食品スーパー「イオンフードスタイルby daiei」として出店。店舗の一部外装もダイエーの店舗と同様に茶色を基調としたものになっている。
購入した商品を店内で飲食できる売場一体型のイートインコーナーの設置や、精肉売場におけるダイエーオリジナルの黒毛和牛「さつま姫牛」の取り扱いなど、「食」にこだわるフードスタイルストア業態ならではの売場づくりがなされる。imageダイエー内にはイートインコーナーが設けられる。(画像はイオンタウン公式サイトより)

物販店はダイエー市川大和田店のみで、他のテナントとしてはサービス店舗が6店出店する。

出店テナント一覧
  • イオンフードスタイルbyダイエー(スーパー)
  • Kids Duo(学童保育)
  • ミモレ(美容室)
  • うさちゃんクリーニング(クリーニング)
  • こどもの寺子屋(塾、イオングループ)
  • ジョイフィット(フォットネスクラブ)
  • 名称未定・歯科(歯科)
イオンタウン市川大和田(ダイエー市川大和田店)

住所:千葉県市川市大和田1-1-1
ダイエー営業時間:9:00~25:00

外部リンク:イオンタウン市川大和田 | イオンタウン株式会社
外部リンク:11月26日(土)イオンタウン市川大和田グランドオープン
関連記事:Dila津田沼、2016年10月1日「ペリエ津田沼エキナカ」に改称
関連記事:イトーヨーカドー、新浦安店・東習志野店を2017年中に閉店へ

ドン・キホーテ鳥取本店、11月25日開店-ドンキ、本州全県出店を達成

鳥取市南吉方にディスカウントストア「ドン・キホーテ鳥取本店」が11月25日にオープンした。imageドン・キホーテ鳥取本店。

山陰地方の旗艦店が誕生-中四国初の生鮮売場を導入

ドン・キホーテ鳥取本店は、鳥取駅南口から徒歩12分のパチンコ店跡地に出店。建物は平屋建てで、売場面積は2,376㎡。
店名に「本店」を冠し、山陰地方の旗艦店という位置付けの下、中国四国地方の店舗としては初の生鮮食品(精肉・青果・惣菜)を取り扱う他、地産地消をテーマに地元の食材や惣菜の仕入れ販売を行う。
サービス面では外貨7通貨対応の精算サービスやタブレット端末を使った24時間外国語対応のできるコールセンターなど、ドン・キホーテのインバウンドサービスを標準装備する。

ドンキ「本州制覇」、未出店県は高知・徳島の四国2県に

ドン・キホーテは今回の鳥取本店の出店により、これまで本州で唯一店舗の無かった鳥取県への出店が完了。「本州制覇」を達成した。
なお、日本国内のドン・キホーテの残る未出店地は高知県、徳島県の四国2県となるが、2016年12月1日現在、両県への出店計画は明らかになっていない。

(画像は公式サイトより)
外部リンク:2016年11月25日(金)『ドン・キホーテ鳥取本店』オープン!~本州最後の未出店地 鳥取へ初出店~
関連記事:MEGAドン・キホーテ環七梅島店、12月1日開店-3年ぶり復活、店舗面積4倍に

熱海駅ビル「ラスカ熱海」11月25日開業-開発すすむ熱海、劇的に改善する買い物事情

玄関口であるJR熱海駅が大規模改装を終え、新たな駅ビル「ラスカ熱海」が11月25日にグランドオープンした。
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駅ビル「ラスカ熱海」が完成したJR熱海駅。

明るく開放感のある2代目駅ビル

ラスカ熱海は、茅ヶ崎、平塚、小田原で駅ビル「ラスカ」を手がけるJR東日本傘下の「湘南ステーションビル」が運営。建物は地上3階建てで、店舗面積は約2,600㎡。
2010年3月末で営業を終了した初代熱海駅ビル「熱海駅デパート」と旧駅舎を建て替える形で建設され、観光地の玄関口にふさわしい明るく開放感のある駅ビルとなる。
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開放感のある吹き抜けが特徴的なラスカ2階(プレスリリースより)。

成城石井から土産物店まで36店舗が出店

ラスカ熱海のコンセプトは「New Atami Style」。
熱海・伊豆初出店となる高品質食品スーパー「成城石井」や、イオン傘下のドラッグストア「ハックエクスプレス」、100円ショップ「キャンドゥ」、R&M resortが運営するベーカリーカフェ「Bakery&Table」、JR東日本グループが運営する駅カフェ「ベックスコーヒー」など36店舗が出店。
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1階・食品売場には成城石井が熱海初出店(プレスリリースより)。

また、地元熱海の土産物店も数多く出店しており、“伊勢海老の干物”で有名な「釜鶴ひもの店」や“七尾たくあん”でお馴染み「岸 朝次郎商店」などの人気店も軒を連ねる。imageラスカ熱海の全店舗リスト(プレスリリースより)。

さらに、「熱海観光案内所」や、伊豆の特産品を取扱うマルシェ「伊豆・村の駅」、屋上バーベキュー広場「デジキュー」なども整備される。

 観光案内所も設置(プレスリリースより)。

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ラスカ熱海・屋上広場(プレスリリースより)。

駅ビル開業で便利に-大型空き店舗「あうね」にも焦点

熱海駅前では、市内最高層となるタワーマンション「ザ・クレストタワー熱海」が、2017年春の完成を目指し建設工事が進んでいる。
市内最高層となるタワーマンション「ザ・クレストタワー熱海」。

ザ・クレストタワー熱海は、リーマンショックの影響により経営破綻したジョイント・コーポレーションが開発を進めていた「アデニウム熱海グランドタワー」の建設工事を引き継いだもの。熱海湾を見渡せる抜群のロケーションで、館内には源泉掛け流しの温泉大浴場が設けられる。
近年、熱海市内では廃業したホテルなどを利用して各地でリゾートマンションの建設が進んだものの、2016年時点で熱海市中心部のスーパーは市役所近くの「マックスバリュ熱海店」(旧・ヤオハンデパートが建設した建物)と「業務スーパー熱海店」しか存在しなかった上に、熱海駅近くに至ってはスーパーが1軒も無いという有様であった。
しかし、今回のラスカ熱海の誕生に加え、11月19日には市街地西部の小嵐町に24時間営業スーパー「マックスバリュエクスプレス熱海小嵐店」も開業したため、買い物環境は大きく改善。観光客のみならず、地元住民にとっても待望の駅ビル開業となった。
一方で、かつてジョイント・コーポレーションが開発していた熱海市最大の複合商業施設「aune熱海」(あうね熱海、つるやホテル跡地)は、建物自体は2008年にほぼ完成しているものの、同社の破綻により事業が凍結されて以降は一度も利用されず、手付かずの状態が続いている。
大型空き店舗「aune熱海」。
 人気観光スポット「お宮の松」の目の前にある。

ラスカ熱海の開業やタワーマンションの完成など喜ばしいニュースが続く中、熱海市民の次なる期待の目は、長年放置されているaune熱海の有効活用の行方に注がれている。

外部リンク:「ラスカ熱海」がオープンします! – JR東日本
関連記事:西武百貨店沼津店跡地に「ラブライブ!サンシャイン!!カフェ」、11月8日開店 
関連記事:小田原アプリ、8月末に閉館へ-旧小田原ビブレ
関連記事:西友小田原EPO、3月31日閉店 – 一部専門店は継続