東京ミッドタウン八重洲、2023年3月10日開業-東京駅前に三井不動産の複合ビル、バスターミナル併設

東京都千代田区の東京駅前に、三井不動産グループの超高層複合ビル「東京ミッドタウン八重洲」が、2023年3月10日にグランドオープンする。

東京ミッドタウン八重洲。

東京駅のすぐ前に東京ミッドタウン誕生

東京ミッドタウン八重洲は「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」として開発されたもの。当地にはもともと「住友生命八重洲ビル」や「中央区立城東小学校」などがあった。

再開発前の「東京ミッドタウン八重洲」「ヤンマー東京」周辺。

八重洲二丁目北地区は国家戦略特区の都市再生特別地区に指定され、2017年より三井不動産などが事業主体となった大型再開発が行われていた。隣接地には、2023年1月にヤンマーの複合ビル「YANMAR TOKYO」も開業している。
東京ミッドタウン八重洲の開発投資額は約2440億円で、建物内で必要なエネルギーを自ら作り出すことでエネルギー消費量を大きく抑えることも特徴としている。

バスセンター、区立小学校も入居

東京ミッドタウン八重洲の中核となるセントラルタワーは高さ約240メートル、地上45階・地下4階建て。このほか、低層棟の八重洲セントラルスクエアが併設される。

東京ミッドタウン八重洲・フロア構成。

セントラルタワーのうち、地下1・2階が「バスターミナル東京八重洲」(2022年9月1期開業)、地下1階から地上3階が商業ゾーン「東京ミッドタウン八重洲」、4・5階が「イノベーションフィールド八重洲」、7階から38階が住友生命本社などが入居するオフィスフロア、40階から45階が「ブルガリホテル東京」となる。
このほか、1階から4階には「中央区立城東小学校」が、低層棟のセントラルスクエア2・3階に認定こども園「昭和こども園」が入居する。

日本ブランドから日常遣いまで幅広い店舗が出店

地下1階から地上3階の「東京ミッドタウン八重洲」商業ゾーンのコンセプトは「ジャパン・プレゼンテーション・フィールド」。店舗面積は約5,500㎡で、年間売上70億円・来館者1000万人を目標とする。

東京ミッドタウン八重洲・商業ゾーン。

2022年9月より一部店舗が開業している地階は、バスターミナルに近いことから「ウエルシア」「セブン-イレブン」「スターバックス」など旅行者・日常遣いに便利な店舗を集積。
1階・2階には三陽商会の「三陽山長 粋」、西陣織の細尾による「HOSOO FLAGSHIP STORE」、HARIOのガラスアクセサリー店「HARIO Lampwork Factory」、「金子眼鏡店」など、日本ブランドが集積された。

HOSOO。

2階には立ち飲み店や会員制バーなどが出店、期間限定店舗を多く揃える「ヤエスパブリック」を開設。
3階の飲食街には「山内農場」「目利きの銀次」など、大衆的な大手チェーン店から高級店まで幅広い店舗が出店する。
このほか、5階部分にはテラスが設けられる。

東京ミッドタウン八重洲

東京都中央区八重洲二丁目地内 他
営業時間:10時~21時など(店舗により異なる)

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