晴海客船ターミナル、2022年2月20日閉館-東京国際クルーズターミナルに機能移転で

東京都中央区にある東京都港湾局が管理するフェリーターミナルビル「晴海客船ターミナル」が2022年2月20日に閉館する。

晴海客船ターミナル。

渋谷109と同じ設計者による三角屋根のターミナル

晴海客船ターミナルの前身となるターミナルビルは1964年に東京五輪の開催に合わせて開業。
現在のターミナルは1991年に建築家・竹山実(代表作に109など)によって設計されたもので、当時流行していた三角屋根の意匠が取り入れられていた。

機能を東京国際クルーズターミナルに移転

晴海客船ターミナルは1993年に開業したレインボーブリッジの内側にあることから超大型クルーズ客船の発着が難しいものとなった。
また、鉄道の駅から遠いため、アクセスが不便でもあった。
そのため、東京都港湾局は東京五輪に合わせて2020年7月にゆりかもめでアクセスできる「東京国際クルーズターミナル」を開業。その機能を移すこととなった。

東京国際クルーズターミナル(開業直前に撮影)。

晴海客船ターミナルの跡地には現在よりも小規模な客船ターミナルが建設されるものとみられる。
晴海客船ターミナルでは2022年2月1日から最終営業日の2月20日まで歴史を振り返るパネル展が実施される予定となっている。

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