九州の旧「エブリワン」と旧「ココストア」の店舗のうち、ファミリーマートとならなかったものを引き継いだ「RICストア」がポプラグループとしての再出発を切った一方で、店舗網を大幅に縮小することになった。

ポプラのシールが掲出された旧エブリワン。
ファミマ・ミツウロコ・ポプラ・生活彩家…紆余曲折の分離劇
「エブリワン」は1994年に九州最大手スーパーであった「寿屋(ラララグループ)」(熊本市)のコンビニ事業部として創業した。
エブリワンは店内に本格的なベーカリーと厨房を備えていることで人気を呼び、1999年にはリョーユーパングループ(大野城市)の「RICマート」(「RICストア」屋号の起源)などと経営統合して規模を拡大するも(RICの屋号は存続)、 寿屋の経営悪化に伴い2001年に「ココストアグループ」と経営統合していた。

RICの店舗。「RICストア」屋号の起源となった。
ココストアグループとの経営統合後、一時期はグループ全体で九州一の店舗数となっていたが、近年は大手コンビニの出店攻勢により劣勢に。そして、2015年12月のファミリーマートがココストアグループを買収、ファミリーマートへの業態転換が進んでいた。
そういったなか、エネルギー事業大手の「ミツウロコグループホールディングス」が、ココストアグループの一部にあたる「ココストア」、「エブリワン」、「RICストア」、「タックメイト」など約400店舗の取得を目指し、ファミマと交渉を開始。4月15日に「ココストアリテール」はミツウロコの子会社となり、8月25日にファミマに転換しなかった69店舗を取得する吸収分割契約を締結、10月1日を目途にこれらを「RICストア」、「タックメイト」へ転換することが発表。8月末より順次看板の変更が行われていた。

RICとなった後も元の店舗カラーのままで営業している(旧ココストア)。
しかしその後「ファミリーマートに対する登記手続に係る当局の指導」を理由に吸収分割の合意を一旦解除。10月31日に発表された新たな契約によると、ファミマ未転換店舗のうち30店をミツウロコ傘下の「ココストアリテール」に譲渡することで最終決定したという。
さらに、これらのうち、九州地区と関東地区の多くの店舗が、「ポプラグループ」(広島市)でかつては髙島屋系列だったコンビニ「生活彩家」と提携したうえで運営されることになった。
エブリワン+ココ+ポプラ+生活彩家+ローソンの商品が
九州地区で営業を続ける旧「エブリワン」、「ココストア」の店舗は、ココストア・エブリワン時代とほぼ同様の品揃えを継続。両社(+かつて合併した旧・「沖縄スパー」)の商品に加えて「ポプラ」、「生活彩家」、そしてポプラグループと企業提携している「ローソン」のPB商品も追加されて営業をおこなうことになった。これらの店舗では、ポプラの特徴である炊き立てごはんを使った「ポプ弁」の販売も行われている。
一方で、この提携後に、当初「RICストア」に転換して営業を開始した多くの店舗が閉店に追い込まれることとなった。

「ポプ弁」とココストアの弁当が同居する売場。
九州の店舗網は僅か14店舗…愛知の1号店も閉店に
ミツウロコが引き継ぐ店舗は、当初予定の全国約400店舗から30店舗体制(九州の旧エブリワン・ココストアの存続店は後述の14店舗、もともと「RIC」だった店舗を含めると約20店舗ほど)での再出発となったことで、旧ココストア・エブリワンの店舗は更なる「レア店舗」となってしまった。
また、ポプラグループとの提携を行っていない地区の店舗でも、ココストア1号店であり、日本初のコンビニエンスストアを謳っていた「タックメイト藤山台店」(1971年開店、旧ココストア藤山台店)などが11月中に閉店となっている。

閉店の貼り紙が貼られた店舗。
なお、今回の大量閉店についての詳細は発表されていないが、ポプラグループの店舗として運営していく上での採算性や、物流面での折り合いが付かなかった店舗、駐車場が狭隘な店舗が閉鎖に至ったと考えられる。
また、フランチャイズ店舗(主に旧ココストア)については、オーナー判断で営業を続けることになった店舗もあるほか、開店時から「RIC」の屋号で営業していた店舗は全てがフランチャイズ店舗(ボランタリーチェーン)だったため、多くの店舗が今後も営業を続けると思われる。
2016年12月以降、ポプラグループとして
営業を続けるとみられる旧エブリワン・ココストア
【凡例…青色:旧エブリワン(ベーカリー併設)、桃色:旧ココストア】
RICストア吉井店(うきは市):ベーカリーあり- RICストア小城高校前店(小城市):ベーカリーあり
RICストア諫早福田店(諫早市):ベーカリーあり- RICストア大空団地店(大分市):ベーカリーあり
- RICストア下徳丸店(大分市):ベーカリーあり
RICストア猪野店(大分市)RICストア生石店(大分市)RICストア南大分店(大分市)- RICストア荘園店(別府市):ベーカリーあり、ATM撤去
RICストア上高橋店(熊本市)- RICストア菊陽テクノパーク店(菊陽町)
- RICストア辻久保店(合志市)
RICストア嘉島上島店(嘉島町)
※都商研調査による。公式発表に基づくものではありません。
(2016年11月現在、公式サイトなどには店舗一覧未掲載)
※予定は変更されることがあります。
※今後、情報があり次第更新いたします。
※一部店舗では営業時間が短縮されています。
※このほか元々RICの屋号だった
「RICもりやま大野店」(佐世保市)- 「RIC平戸中野店」(平戸市)
もポプラグループと提携する。
※日向市の「RICストアみき屋酒店」はRICとして営業中だがポプラと提携していないと思われる。
※2018年5月に更新、閉店店舗を横線表示
※残りの店舗はMGに転換予定
コンビニエンスストア事業はスケールメリットが重視されるため、大手各社が経営統合を繰り返してきたのは周知のとおり。
そういった流れと逆行するかたちで、ミツウロコとポプラグループの手により各店舗のいいとこ取りによる「虎の子」的存在として生き残った旧「エブリワン」、「ココストア」業態の店舗は、今後も成功を収めることができるであろうか。
不安を抱えたまま、残った店舗には今日も「焼き立てパン」や「ばくだんおにぎり」を求める客が訪れている。
追記:ポプラの事業縮小によって2021年春より提携先が「Yショップ」に変更された。
「YショップMG」として残存店舗一覧(2021年9月更新)
- YショップMG水戸鯉淵店(水戸市):元ココストア
- YショップMG桑名木曽三川公園店(桑名市):元ココストア
- YショップMG辻久保店(合志市):元ココストア
- YショップMG大空団地店(大分市):元エブリワン
- YショップMG下徳丸店(大分市):元エブリワン
- YショップMG荘園店(別府市):元エブリワン
平戸中野店(平戸市)は通常のYショップに転換。
RIC一覧記載店のうち上記以外の店舗は閉店済み。
関連記事:エブリワン・ココストア九州、2016年末までに「RICストア」に改称-人気のベーカリーも存続
関連記事:ココストア、2016年末までに「タックメイト」「RICストア」に改称-業態は変わらず
関連記事:サークルK・サンクス、約1000店を閉店へ-残る店舗はファミマに転換
外部リンク:株式会社ミツウロコプロビジョンズ
外部リンク:ココストアリテールについて|株式会社ミツウロコプロビジョンズ
関門橋めかりPA・壇之浦PAの建物、11月30日閉鎖-菊竹清訓氏の名建築、老朽化による建替えで
関門自動車道上り線の「めかりパーキングエリア」、下り線の「壇之浦パーキングエリア」の建物が、建て替えのため11月30日を以て閉鎖される。
めかりパーキングエリア。
円形展望台が特徴の名建築、姿消す
両パーキングエリアは関門橋の開通に伴い1973年11月に開業。
有名建築家である菊竹清訓氏の設計で、円を描くような展望台が特徴となっていた。

観光客で賑わうめかりパーキングエリア。

展望台からの眺め。

館内のようす。
壇之浦パーキングエリアにはコンビニエンスストア「ヤマザキショップ」が、めかりパーキングエリアにはレストラン「ロイヤル」が出店するなど、いずれもサービスエリア並みの設備を備えており、2008年には壇之浦サービスエリアにハイウェイホテル「ファミリーロッジ旅籠屋」も開業していた。
ファミリーロッジ旅籠屋(公式サイトより)。
開業より多くの観光客に親しまれたパーキングエリアであった一方で、潮風に晒される立地ということもあり、1973年に開業した部分は特に老朽化が進行、今回の建て替えに至ったと考えられる。
休業中も一部売店と「ファミリーロッジ旅籠屋」については営業を継続する。休業期間については、2016年11月時点まだ発表されていない。
なお、菊竹清訓氏設計の関門海峡展望台としては「火の山展望台」(下関市)も知られているが、こちらも老朽化のため解体されることが決まっている。
艦隊これくしょん×三越、11月23日抜錨-異色のコラボ、まずは全国3店舗で
「三越」は、艦隊育成ゲーム「艦隊これくしょん」とコラボレーションした限定商品の販売を11月23日より開始する。

日本橋三越本店。
三越の出番ね!みてなさい!
今回販売されることが発表された商品は以下の通り。
- ローファー(37,800円/メンズ・レディス)
- 財布(18,360円~3万2400円)
- キャンパスバッグ(8,640円)
- マグカップ(2,160円)
- ショッピングバッグ(756円)
- ポスター(1,080円)
- ボージョレ ヌーヴォー(3,024円)
ローファーは「東京・浅草生産にこだわった提督/艦娘用限定ローファー」と銘打つなど、いずれも三越らしい一人前のレディーに相応しい商品となっている。
(※お酒は改二20歳になってから)
また、今後はこのほかの商品なども企画されているという。

公式オンラインショップでは北上さまと大井っちが出迎える。
(きっ北上さんとっ…お買いものっ…)「どうしたの大井っちー?」
コラボレーション商品の販売は「日本橋三越本店」(東京都中央区)、「名古屋三越栄店」(名古屋市中区)、「ルクアイーレ・イセタンクローゼット」(大阪市北区)の3店舗と、三越オンラインショップで行われ、店舗での販売期間は11月23日~11月29日までが予定されている(オンラインショップは延長の可能性ありとのこと)。
これまでにない意外な組み合わせとなった今回のコラボレーション。
果たして戦果をあげることができるのか、そして第二弾へと続くことが出来るのか、注目される。
外部リンク:「三越」×「艦これ」コラボ(三越オンラインショップ)
関連記事:日本橋三越本店、重要文化財に-開店343年、築102年関連記事:渋谷マルイで「ご注文はOIOIですか??」開催-サブカル系コンテンツに注力する丸井
筑波西武跡の再活用に向けたクラウドファンディング開始-オフィスビル化目指す
閉店が予定されている「西武百貨店筑波店」の店舗跡をオフィスビルとして再活用するためのクラウドファンディングが開始された。
西武百貨店筑波店。
「国内最大のインキュベーションオフィス」を目指す
「西武百貨店筑波店」は、つくば科学万博に合わせて1985年3月に新治郡桜村(現・つくば市)に開業。
開店当初は周辺人口が少なかったために西武のショールーム的な存在の店舗で、開店時は日本初のスパイラルエスカレータが導入されたことでも話題を呼んだ。
しかし、セブンアンドアイホールディングスの百貨店事業縮小の流れのなかで、2017年2月限りで閉店することが発表されていた。

イオンと西武百貨店で2核1モールを形成する。
今夏は外壁補修中だった。
クラウドファンディングを行うのは「つくば大規模インキュベーション施設誘致プロジェクトグループ」。
クラウドファンディングは11月12日より目標額1000万円で開始されており、研究学園都市の中心部に立地するという筑波西武跡の立地を生かし、日本最大級規模・世界最高のスタートアップ・インキュベーション施設を誘致することを目標しているという。1000万円は開業資金の一部に充てられる。
再活用案は筑波という立地を生かしたものであると言える一方で、つくば駅前の各商業施設の中心に位置し、それぞれを繋ぐ「核」となっていた西武百貨店がオフィスビルとなるとすれば、それが周辺に対しても大きな影響を及ぼすことは間違いないであろう。
追記:クラウドファンディングは不成立となった。
外部リンク:つくばの西武百貨店跡地に最高のインキュベーションオフィスを誘致したい!(CAMP FIRE)
関連記事:筑波西武・八尾西武、2017年2月末閉店-百貨店リストラに突き進むセブンアイ
ミスド、定番商品を値下げし「毎日おいしいプライス」に-新業態「ミスタードーナツ・トゥーゴー」も展開へ
ミスタードーナツは、テイクアウト特化型の新業態店舗「Mister Dounut to go」の1号店を相鉄三ツ境駅ビル「三ツ境ライフ」に出店させた

Mister Dounut to go三ツ境店。
持ち帰り特化のミニ店舗、ギフト需要も開拓
「Mister Donut to go」のコンセプトは、「大切な人へ、笑顔もお持ち帰りしよう」。
従来のミスタードーナツに“ギフト要素”をプラスしたテイクアウト専門店で、「Mister Donut to go カラフル・ポン・デ・Jr.」(税抜100円)など、ギフトにも最適な限定商品の販売もおこなう。
また、テイクアウト専門店とすることで、従来は難しかった駅ビルなどでの狭小店展開を増やすとしており、5年後には約200店舗の展開を目指すという。
定番商品の大部分を値下げ-ポンデリングなど100円に
さらに、ミスタードーナツでは「毎日おいしいプライス」として11月8日から定番商品のドーナツおよびパイ43種類のうち、ポン・デ・リング類6種、オールドファッション類6種、フレンチクルーラー類6種、イーストリング類9種など計35種を、10~30円(税別)値下げしている。

「毎日おいしいプライス」の横断幕が掲げられた店舗。
この値下げにより「ポンデリング」「オールドファッション」など12種類が常時100円(税別)で提供されることになる。
なお、毎月開催されていた100円セールは今後は開催しない予定だという。
業績下降のミスド、「いいことあるぞ」復活で復権めざす
他のファーストフードに加えてコンビニドーナツや菓子パンとの競争に晒されるなか、ミスタードーナツの業績は下降気味となっており、ミスタードーナツを運営するダスキンの2017年3月期中間決算では、フードグループ(殆どがミスタードーナツ事業)で売上高が前年同期比8.3%減の202億8500万円、赤字幅は同1億8800万円増の5億6500万円となっており、2017年3月期連結決算における全事業の業績予想でも売上高を1665億円から1630億円に下方修正している。
ミスタードーナツでは、値下げとともに既存店の改装も推し進め、ブランドスローガンとして「いいことあるぞ Mister Donut」の復活もおこなうという。
かつてのブランドロゴの復活により、ミスド自体も「復活」することができるか、注目が集まる。
外部リンク:ミスタードーナツ
関連記事:クリスピークリームドーナツの閉店続く-福岡に続き京都、広島からも全面撤退
イオン水巻店、2017年3月31日閉店-旧・ユニードダイエー水巻アピロス
福岡県水巻町の「イオン水巻店」が2017年3月31日に閉店する。

ダイエー水巻店。
「水巻アピロス」33年の歴史に幕
イオン水巻店は、1983年4月に「ユニード水巻アピロス」として開業。
(なお、ユニードは1981年よりダイエーグループ入りしていた)
運営会社の再編に伴い、屋号を1991年に「ユニードダイエー」に、1994年に「ダイエー」に改称。2015年9月に九州のダイエー店舗がイオン九州に経営譲渡されるのに伴って「イオン水巻店」に改称されたばかりだった。
売場面積は14,632㎡、建物は平屋で、建物は地元企業が所有。テナントとしては、書店「アシーネ」、ゲームコーナー「らんらんらんど」、100円ショップ「ダイソー」、「サンドラッグ」などが出店している。
一方で、近隣にはここ数年のあいだにトライアル、ルミエール、ラ・ムーなどディスカウントストアの出店が相次いでおり、水巻町の周辺は「九州有数のディスカウント激戦区」とも言われているほか、イオン水巻店と道を挟んだ向かい側に「ディスカウントドラッグコスモス」も出店。
さらに、2016年4月には水巻町と隣接する北九州市八幡西区の「サンリブ折尾」が建替えで全面リニューアルされたこともあり、集客力が低下していた。
また、こうした競争のなか、近隣のショッピングセンター「グランモール水巻」においても多くのテナントの撤退が起きている。
後継店舗は未定-閉店つづく旧ダイエー
イオン水巻店の跡地活用方法は決まっていない。
イオン九州が、昨年のダイエー移管後に閉店を発表した店舗はこれで5店目(イオン九州が継承をせずに閉店したJR久留米店を含めると6店目)となる。
なお、水巻町内のイオン系スーパーマーケットはこのほかに「マックスバリュ水巻店」、「レッドキャベツ水巻店」がある。
関連記記事:イオン銅座店、2017年2月末閉店-旧ユニード・ダイエー銅座店
関連記事:イオン鹿児島谷山店、2017年1月末閉店-旧ダイエー鹿児島谷山店
関連記事:イオン城野店、2017年1月末閉店-旧ダイエー城野店
外部リンク:イオン水巻店閉店のお知らせ
外部リンク:イオン水巻店
西武百貨店沼津店跡地に「ラブライブ!サンシャイン!!カフェ」、2016年11月8日開店
静岡県沼津市のJR沼津駅前にあった「西武百貨店沼津店」本館跡に「ラブライブ!サンシャイン!!Sun!Sun!サンシャインCafe」が11月8日にオープンした。

Sun!Sun!サンシャインCafe。
聖地・沼津の地元企業が運営-駅前の活性化にも期待
アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」は沼津市が舞台となっており、 2016年夏の放送開始後は多くのラブライバーが聖地巡礼に訪れている。
「ラブライブ!サンシャイン!!Sun!Sun!サンシャインCafe」は、地元飲食店運営企業「雄大」(沼津市)が、ラブライブ!の制作会社「サンライズ」(杉並区)の協力を得て運営するもの。
西武百貨店沼津店本館跡で実施していたビアガーデン「雄大フェスタ」の敷地を利用して営業する。ビアガーデンを利用するため、座席数は約80席と大規模なものとなる。

多くの客で賑わった。

なお、沼津西武の新館跡にはパチンコ店などが出店している。
「ヨキソバ」など再現度高いメニューを提供-コスパも◎
Sun!Sun!サンシャインCafeの入口には東海バス「浦の星女学院」のバス停が設置されており、カフェ内では「曜ちゃんのヨキソバ」(大盛りオム焼きそば・税込1000円)、「松浦家の食卓」(焼き魚定食・税込1000円)など、作中に出てきた食べ物を再現したメニューやメンバーをイメージしたドリンク、デザートなどが提供される。
飲食店が経営しているとあって、メニューは本格的なもの。また、注文1品に付き特製コースターが1つプレゼントされる。
終了日は決まっていないが、都商研の取材によれば少なくとも2017年夏ごろまでは開催する予定とのこと(それ以降は未定)。

再現度高いメニューはボリュームも満点(公式サイトより)。
ヨハネが逃亡した商店街や「ヌーマーズ」も近くに
なお「Sun!Sun!サンシャインCafe」の西側には作中に登場した沼津市の中心商店街や、アニメイト沼津店、「ヌーマーズリトルデーモン店」ことゲーマーズ沼津店も立地している。
天つ雲居の彼方からサンシャインCafeに堕天したリトルデーモンたちは、こちらのほうにも足を運んでみることをおすすめしたい。

ヌーマーズリトルデーモン店。
堕天使ヨハネも幾度となく降臨している。
ラブライブ!サンシャイン!!Sun!Sun!サンシャインCafe
住所:静岡県沼津市大手町3丁目1−1
営業時間:11:00~20:30
ヌーマーズリトルデーモン店
住所:静岡県沼津市添地町72
営業時間:11:00~20:00
外部リンク:雄大フェスタにてラブライブ!サンシャイン!!のカフェがオープンします!
外部リンク:雄大フェスタ
関連記事:渋谷マルイで「ご注文はOIOIですか??」開催-サブカル系コンテンツに注力する丸井
関連記事:ネット通販大手「駿河屋」初のリアルショップが高槻に開店-その出店理由とは?
ビームス、新宿旗艦店に足湯を設置-別府温泉とコラボ、11月末まで
セレクトショップ「ビームス」は、別府温泉とのコラボレーションで新宿の旗艦店「BEAMS JAPAN」に「ビームスの足湯」を11月30日まで設置する。

BEAMS JAPAN。
「ビームスの足湯」、別府市から温泉直送
足湯の設置は別府市とのコラボイベント「BEAMS EYE on BEPPU」の一環で、足湯は別府市から運んだ温泉を使用する。

別府市。手前が鉄輪温泉、奥が別府温泉。
なお、この足湯は別府市で行われている温泉巡り企画「別府八湯温泉道」のスタンプも設置されており、公式スタンプ帳に期間限定スタンプを押すことができる。

足湯のようすは外から見ることもできる。
別府グッズの数々を販売-プレゼントも
「BEAMS EYE on BEPPU」の開催期間中は、かつて湯治籠にも使われていた伝統工芸品「別府竹細工」のアクセサリー、温泉を使った化粧品、別府の銘菓などの販売も行われる。
また、店内では別府市観光協会ウェブサイト「温泉ハイスタンダード 極楽地獄別府」のロゴ入り手ぬぐい、NPO法人BEPPU PROJECTが制作したアートガイドブック「旅手帖 beppu 」のプレゼントも行われる。
別府温泉の温泉を使用。コラボグッズのプレゼントも行う。
和の発信基地として生まれ変わった「BEAMS JAPAN」
この「BEAMS JAPAN」は2016年4月に全く新しいコンセプトの店舗に生まれ変わったばかり。かつてアパレル中心だった店内は大きく変化し、日本各地の銘菓、銘店、民芸の販売も行われている。
ビームスでは、今後も「BEAMS TEAM JAPAN」として、アパレルだけでなくさまざまな「JAPAN」の魅力を発信するとしている。
BEAMS EYE on BEPPU(BEAMS JAPAN 1階)
住所:東京都新宿区新宿3-32-6
開催期間:2016年11月1日〜11月30日
※足湯は毎週土日の午後に設置

足湯の開催スケジュール。
外部リンク:大分県別府市とのコラボ企画「BEAMS EYE on BEPPU」スタート | BEAMS
外部リンク:温泉ハイスタンダード 極楽地獄別府
関連記事:バスタ新宿、ファミリーマートが出店へ-ようやく決まったコンビニ出店
関連記事:JR東日本、新宿駅に「Suicaのペンギン広場」開設-「Suicaペンギン像」設置
イオンタウン鈴鹿玉垣、11月12日開業-イオン9店がひしめく鈴鹿市
三重県鈴鹿市南玉垣町に「イオンタウン鈴鹿玉垣」が11月12日に開業する。
イオンタウン鈴鹿玉垣。
核テナントはザ・ビッグ、「港屋珈琲」など23専門店集結
イオンタウン鈴鹿玉垣は鈴鹿市玉垣地区・富士電機の工場隣に開業。平屋建て5棟が軒を並べるオープンモールで、敷地面積は約35,000㎡、総賃貸面積は約12,900㎡。施設のコンセプトは「さぁ きっと 暮らし満タン」。
イオンビッグが運営する大型ディスカウントストア「ザ・ビッグ エクストラ」を核に23店舗が集結する。
物販テナントには100円均一パンで有名な「阪急ベーカリー」や、しまむらグループのベビー・子供用品専門店「バースデイ」など4店舗が、飲食テナントでは東海地方でお馴染みのラーメン・甘味処「スガキヤ」、三重県に本社を構える有機栽培焙煎珈琲「港屋珈琲」の2店舗がそれぞれ出店する。その他、携帯ショップや、保険相談窓口、美容室・理容室、整骨院、クリーニング店、コインランドリーといった16のサービス店舗が出店する。
こだわりのコーヒーが390円から楽しめる「港屋珈琲」。
鈴鹿市9店目のイオンショッピングセンター、差別化できるか
鈴鹿市は人口19万人であるが、かつてマックスバリュ中部の前身「サンフーズ」(のちのアコレ)の本社が置かれていた縁もあり、市内には既にイオングループの大型店「イオンモール鈴鹿」、「イオンタウン鈴鹿」、「イオン白子店」、マックスバリュを核とする「フレスポ鈴鹿」、「岡田ウイングショッピングセンター」、「マックスバリュ鈴鹿中央ショッピングセンター」、「ユーズ白子」、さらに今回開業する「イオンタウン鈴鹿玉垣」の徒歩圏にはマックスバリュを核とする「玉垣ショッピングセンター」が出店しており、9軒目のイオンショッピングセンターの登場で鈴鹿市はまさに「イオンタウン」となる。
近隣にはイオンモール鈴鹿やイオンタウン鈴鹿、津河芸も出店する。
イオンタウン鈴鹿玉垣では施設の核店舗をディスカウント業態「ザ・ビッグ エクストラ」にし、さらにサービス店舗の比率を高めることによって、既存のイオンショッピングセンターや、徒歩圏にあるスーパーセンタートライアル鈴鹿店、アピタ鈴鹿店との差別化を図ったものと見られる。
(店舗画像は公式サイトより)
外部リンク:イオンタウン鈴鹿玉垣11月12日(土)あさ9時グランドオープン
関連記事:イオン「ウエルマート」全店舗、マックスバリュへの転換完了
泉中央セルバテラス、2016年11月11日開業-「食」中心の30店舗が集結
宮城県仙台市泉区の仙台市地下鉄南北線泉中央駅前に、大型商業施設「セルバテラス」が11月11日にグランドオープンする。
セルバテラス。
食物販、レストランなど30店舗が出店
セルバテラスは住友商事が所有し、住商アーバン開発が運営する商業施設。店舗面積は約5,000㎡で、5階建ての建物のうち1階-3階を商業フロアが占める。
セルバテラスには、泉中央駅前の既存商業施設である「セルバ」、「アリオ仙台泉」に不足していた食物販店やレストランを中心とした30の専門店が出店する。
1階はレストランを中心としたフロアで、「とんかつ新宿さぼてん」、「北辰鮨」のほか、全国初出店となるフルーツスイーツ店「ファーマーズ アンプレスィオン」など11店舗が出店する。
1階にはとんかつ新宿さぼてんが出店。(写真はイオン仙台中山店)
2階は高級チョコレート店の「ゴディバ」や、カフェ&バー「プロント」、東北初出店となるレナウンのアパレル店「シンプルライフ プレミアムストア」など多様な17店舗が出店する。
3階には「ファッションセンターしまむら」と、東北初進出となるニトリの小型店「ニトリデコホーム」が出店する。
なお、東急ハンズの小型ショップ「東急ハンズ トラックマーケット」が2017年3月31日までの期間限定店舗として2階に出店する。
3階には東北初進出のニトリデコホームが出店。
拠点性高まる「北の副都心」泉中央
セルバテラスの開業により泉中央の商業施設は既存のアリオ(イトーヨーカドー)、セルバ、泉中央駅ビル・ウィングを加えた4館体制となった。
一方で泉中央の「進化」は商業面以外でも起きている。
10月1日には泉区本田町にあった仙台循環器病センターがセルバテラスの北側に移転。さらに10月11日からは隣接する富谷町の市政移行に合わせて「泉中央駅発富谷市役所行き」の路線バス(宮城交通)が新たに運行を開始するなど、泉中央は泉区(旧・泉市)の中心としてのみならず、新生富谷市の「玄関口」としての存在意義もより強めるものとなった。

泉中央駅前の商業施設群。
左からウィング、セルバテラス、アリオ、セルバ。
「商業の集積地」として発展を遂げる傍ら、医療や交通と言った都市機能においてもその拠点性を高めることとなった泉中央。
仙台市の「北の副都心」として、今後のさらなる発展に期待がかかる。
「セルバテラス」出店テナント一覧
1F
- ココカラファイン(ドラッグストア)
- 北辰鮨(寿司)
- とんかつ新宿さぼてん(とんかつ)
- ベーカリーレストラン サンマルク(ベーカリーレストラン)
- オステリアハミングバード(イタリアン)
- ザ・バウム(チーズインバウム)
- 炭と藁焼き ひなた家(和食)
- 牛たん炭焼 利久(牛たん専門店)
- フロレスタ(ドーナツ)
- ファーマーズ・アンプレスィオン(フルーツ・フルーツスイーツ)
- そば処三津屋(そば)
2F
- 市名坂薬局(調剤薬局)
- きらやか銀行(銀行)
- アイラッシュサロンブラン(まつげエクステ)
- ザ・クロックハウス(時計)
- ゴディバ(チョコレート)
- フラワープロデュース(生花)
- ウェストコーストダイナー バー&グリル(カリフォルニアン&メキシカン)
- カフェ&バー プロント(カフェ&バー)
- 美容室イレブンカット(美容室)
- げんき堂整骨院(整骨・整体・鍼灸)
- シンプルライフプレミアムストア(レディスファッション・服飾雑貨)
- メリーメリークリスマスランド ミッレ(アニバーサリー雑貨)
- 日々ノ道具 奥田金物(生活雑貨)
- 生活の木(ハーブ・アロマテラピー)
- メガネスーパー(メガネ)
- ブルーブルーエ(生活雑貨・服飾雑貨)
- 東急ハンズ トラックマーケット(生活雑貨)※2017年3月31日までの期間限定
3F
- ニトリデコホーム(ホームファッション)
- ファッションセンターしまむら(ファストファッション)※12月中旬よりオープン
セルバテラス
住所:宮城県仙台市泉区泉中央1-6-3
営業時間:9:00~22:00(一部除く)
関連記事:西友仙台泉店、2016年9月閉店-スケート聖地も存続危機
関連記事:黒川郡富谷町、10月10日より「富谷市」に
関連記事:momoテラス、6月1日に全面オープン
プレスリリース:2016年11月11日(金)『セルバテラス』グランドオープン(住商アーバン開発公式サイト)
外部リンク:セルバテラス(セルバ公式サイト)