西友小金井店跡、2025年10月から解体開始-閉店から8年以上、住友不動産の主導で再開発始動

東京都小金井市のJR武蔵小金井駅北口にあり、2017年に再開発のため閉店した大型総合スーパー「西友小金井店」跡の解体が、2025年10月にようやく開始される。

西友小金井店。

築52年、近く再開発で解体か

西友小金井店は1965年に開店。売場は地階から8階までで、店舗面積は6,818㎡。開店当初は地域随一の高層ビルであったという。
テナントとして無印良品、ダイソー、三井住友銀行なども出店しており、最上階のレストランからは駅周辺を一望できることで人気を集めていた。
 
最上階にあった中華レストラン「魯吃房 」。

西友小金井店はJR武蔵小金井駅前の再開発計画に合わせて2017年7月に閉店。近く再開発がはじまるものと期待されたものの、具体化には長い期間を要することとなり、ビル内にはいくつかのテナントが残留していた。
2025年8月31日には最後までビル内に残っていた三井住友銀行小金井支店が駅南口に2020年に完成した野村不動産の再開発ビル「SOCOLA武蔵小金井クロス」1階の「デイリーテーブル紀ノ国屋」跡に移転。解体への準備が整った。

西友小金井店跡、住友不動産のタワーマンションに

西友小金井店跡は2025年10月に解体を開始。解体だけでも約1年間以上かかる見込みだ。
解体後は住友不動産が中心となって「武蔵小金井駅北口駅前東地区第一種市街地再開発事業」をおこなう。

東京都庁ウェブサイトより。

「武蔵小金井駅北口駅前東地区第一種市街地再開発事業」は2025年6月に都から事業認可されており、地上35階・高さ約125mの商業施設を併設したタワーマンションなど2棟が建設される計画となっている。
全体の完成は2029年度を見込んでいる。

再開発すすむ武蔵小金井

近年の武蔵小金井駅周辺では北口、南口ともに再開発が活発化している。

長崎屋・MEGAドンキホーテ小金井店。

先述したとおり2020年にはJR武蔵小金井駅南口(イトーヨーカドー南側)に野村不動産の分譲マンションを中心とする再開発ビル「SOCOLA武蔵小金井クロス」(26階建て)が完成したほか、具体化はしていないものの西友跡に隣接する「長崎屋MEGAドンキホーテ小金井駅前店」(1963年開店、現在のビルは1971年新築)周辺でも再開発計画があり、JR武蔵小金井駅周辺は大きく変化を遂げることになる。

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