【4月1日】スギ、2022年4月1日閉店-花粉製造大手、コロナ禍で

春の魔物として知られる花粉製造業「スギ」(、学名: Cryptomeria japonica)が、2022年4月1日に閉店する(して欲しい)。

山梨県・みずがき湖畔の杉林。(撮影:しばうみ)
しばうみ「この辺の緑色の部分が多分スギです(自信ない)」
問題があれば@shiba_asteroidに言おう。

日本各地に根付く常緑針葉樹「スギ」

スギはヒノキ科スギ亜科スギ属で日本原産の常緑針葉樹である。主に本州以南の山地に生え、広く植林されている。(wikipediaより)

スギが植林された電車(富山市)。

スギは日本の固有種であり、北海道を除く日本全土に分布。永年に亘って建材として使われてきた。

スギが植林された山陽マルナカ(笠岡市)。

また樹齢も長く、神社の御神木などとして祀られることもあるほか、防風林や雪崩防止林など様々な用途として活用されている。
現在は植林などによりアジア各地に広く分布する。

マルナカ2階のウエスギを指し示す上杉鷹山(米沢市)。

一方で、第二次大戦後は輸入材の増加などにより国産木材価格が下落。
間伐がおこなわれず、手入れされていない杉林も増えることとなった。

かつての勢いを失ってしまったスギ。
カリスマ温泉ソムリエ、キャンプインストラクターの資格を取得しており近年は旅番組に出ることもある。

それゆえ、近年はこの世の巨悪ともいうべき「スギ花粉症」の問題も深刻化している。
許すまじ。

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スギは春先になると雄花から大量の花粉が風によって飛散する。
とくに都市部では地面の多くがコンクリートやアスファルトで覆われており、花粉が広く飛びやすい環境にあるうえ、排気ガスの粉塵などアレルギーの原因となる物質が多く、それらが花粉に付着することで花粉症の症状を悪化させることに繋がっているという。
勘弁してほしいものだ。

都市部にあるスギヤマ(名古屋市)。

近年、花粉量の少ないスギ品種への植え替えも行われているものの、残念ながら一部のみに留まっているのが現状である。
早くどうにかしてくれ。

期間限定という店が杉を売っていた。
右から攻めてくるにも気を付けろ!

閉店はコロナ禍によるもの

スギの閉店は新型コロナ禍によるもの(だったらいいな)。
閉店に際してスギは「なんでも『閉店原因はコロナ禍』って言えばいいってもんじゃねーよ!」と話している。たぶん。

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