イオンフードスタイル西神中央店、2020年9月1日開店-プレンティのダイエー、そごう・パントリー閉店にあわせ“高級化”

兵庫県神戸市西区の神戸市営地下鉄西神中央駅に直結するショッピングセンター「プレンティ西神中央」に、ダイエーの総合スーパー「イオンフードスタイル西神中央店」が2020年9月1日に開店する。
プレンティ西神中央。

西神中央を代表する複合商業施設「プレンティ」

プレンティ西神中央は1989年11月に開業。神戸市が出資する第3セクター「OMこうべ(旧・神戸ニュータウン開発センター)」が管理・運営する。
2020年8月現在は、ダイエーの総合スーパー「ダイエー西神中央店」を核に、ダイエーの完全子会社となった食品スーパー「KOHYO西神中央店」やドラッグストア「アルカドラッグ」、レディスファッション「GreenParks fuuwa」「M2 by sensounico」、紳士服店「SUIT SELECT」、カジュアルファッション「Right-on」、靴量販店「ABC-MART」、インテリア雑貨「MAMAIKUKO」、「喜久屋書店」といった専門店が出店する。

プレンティのダイエー、イオンフードスタイルに

ダイエー西神中央店の営業フロアは1~3階、売場面積は約7,821㎡(2,366坪)。
開店当初は、西神中央駅前唯一の大型総合スーパーとして、直営の食品・衣料・雑貨売場を中心に、ダイエーグループの「ダイエーオリンピックスポーツクラブ(DOSC)」や映画館「西神オレンジシネマ」(2スクリーン)が営業していた。
2006年には映画館を廃止し家電量販店「マツヤデンキ」を導入する大規模リニューアルを実施、2020年8月30日午後6時にはイオンフードスタイルへの業態転換に伴い直営売場を閉店したため、一部専門店のみで営業をおこなっていた。
「ダイエー西神中央は変わります!」

ダイエー初となるベーカリーカフェ新業態を導入

イオンフードスタイル西神中央店では、ダイエー初となるベーカリーカフェ新業態「ちょいゴチCAFE」(イートイン52席+専用席58席)を導入する。
イオンフードスタイル西神中央店。

ダイエーは従来、ワインバル・肉バル店として「ちょいゴチ」ブランドを展開してきたが、新店舗では「「気軽に」「低価格で」「ゆったりと」くつろげるベーカリーカフェ」として、同社オリジナル生食パン「白金(プラチナ)」で作ったサンドイッチやパスタを始めとする食事メニュー、本場イタリアのマシンでエスプレッソ抽出したキリマンジャロ豆ブレンドのホットコーヒー(100円)やデザートドリンクを展開。午後5時からはアルコール類(神戸ワイン・六甲ビールなど)も提供する。
また、ベーカリーコーナーでは惣菜パン・菓子パン・食パン・フランスパンなど約50品目を品揃えする。

ちょいゴチCAFE・D’s ベーカリー。

高級・低価格商品ともに拡充、客層拡大めざす

食品売場のうち、精肉部門ではダイエーのオリジナル国産黒毛和牛ブランド「さつま姫牛」を中心に焼肉用売場を約1.7倍に拡大。惣菜部門では売場を1.5倍に拡大し、価格破壊を掲げた298円丼を取扱う。また、オーガニック野菜や神戸ワイン(約19品目)、欧州産を中心としたナチュラルチーズ(約50品目)など高級食材を拡充する。そのほか、ダイエー時代と同様に直営での化粧品・衣料品の取扱いを継続する。
西神中央駅周辺では、2020年8月31日の百貨店「そごう西神店」閉店に伴い、そごう1階・食品館エブリデイ内の高級食品スーパー「パントリーそごう西神店」が撤退することから、従来型店舗と比べ消費者嗜好の多様化に対応した「イオンフードスタイル」への転換により、顧客層の拡大を図る狙いがあるとみられる。

イオンフードスタイル西神中央店

住所:兵庫県神戸市西区糀台5-3-4
営業時間(1階):午前8時~午後10時
営業時間(2階):午前9時~午後9時
営業時間(3階):午前10時~午後9時

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しんばし、2020年8月30日全店閉店-運営の大見屋、8月31日破産申請

愛媛県宇和島市の新橋銀天街に本店を置く南予地盤のスーパー「しんばし」が2020年8月30日に全店閉店、運営する「大見屋」は8月31日に松山地裁に破産を申請・倒産した。

しんばし本店。

南予の地場大手、自己破産・全店閉店

しんばしは1924年に吉田町で文具店「谷本商店」として創業。戦後、スーパーマーケットとなり宇和島新橋銀天街(きさいやロード)に本店を置いたことから1965年ごろ「しんばし」に改名した。

きさいやロード。

2020年現在は愛媛県南予に5店舗を展開。きさいやロードにある本店は4階建てで衣食住すべての品を扱っていたほかテナントとして100円ショップ「ダイソー」が出店、かつては屋上遊園地も設けられており「しんばしデパート」とも呼ばれた。
店舗は8月30日の営業を最後に全店閉店。東京商工リサーチによると負債総額は約22億円にのぼるという。

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中合福島店、2020年8月31日午後7時閉店-雨の最終営業日、創業190年・創立146年の歴史に幕

福島県福島市のJR福島駅前にある百貨店「中合福島店」が、2020年8月31日をもって閉店。創業から190年、創立から146年の歴史に幕を下ろした。

営業最終日の中合福島店。

福島市唯一の百貨店、190年の歴史に幕

中合は1830年に近江商人・中村氏が行商として創業、1874年に福島市荒町で中村呉服店として店舗を構えた。現店舗の「辰巳屋ビル」は1973年に開店、1978年にはダイエー傘下となった。
辰巳屋ビルは地上10階地下3階建で、中合は地上7階~地下1階に出店。8階〜10階には「ホテル辰巳屋」(2019年8月閉館)が入居していた。
閉店は再開発事業によるもの。福島駅東口では「福島駅東口市街地再開発準備組合」が2018年4月に設立されていた。事業協力者は野村不動産で、地元不動産会社・エスケーワン(福島市)なども参画。開発対象地域は中合の入る辰巳屋ビルから、21年開業予定の福島県立医大新キャンパス(旧アクティ21)西側に至るまでの約13,000㎡の区画となる。

メッセージボード。

中合は再開発を前に2017年8月に隣接する「中合二番館」(旧・山田百貨店→ダックシティ山田・福島ビブレ旧店舗)を閉鎖、コロナ禍である2020年5月には、再開発ビルに入居せず「8月末での閉館・廃業」を発表していた。
閉店した中合二番館。

計画では中核施設として18階建ての建物が建設される。今後、2025年度の竣工を目標に工事が進められることとなる。

再開発の経緯は「コチラ」へ。

雨の最終営業日、新型コロナで式典は中止に

最終営業日となる8月31日は、雨模様の空ながら午前10時の開店前から閉店を惜しむ多くの買物客が行列に並んだ。待機列周辺では買物客による記念撮影や地元紙による特集記事の配布も行われるなど、閉店当日ならではの光景がみられた。

営業最終日の中合福島店旧・ツイン広場側玄関。

福島市内では昼前から雨が降り始めたもの、キダ・タローが作曲したオリジナルソング「デパート中合」や閉店の挨拶が流れる中合館内は買物客で賑わいをみせ、ブランドによっては入店規制も行われるほどであった。
また、午後5時ごろには館内で体調を壊した買物客が救急車両で運ばれる事件も発生した。

閉店1時間前の中合福島店。

中合は「新型コロナウイルス感染拡大防止」を理由として式典を行わない方針を告知していたが、午後6時ごろから閉店を見届けるべく東口入口付近に買物客が増加したため、従業員による閉店案内と買物客待機スペースの確保(柵の開放)が行われた。午後6時45分には旧・ツイン広場側玄関の入場規制を開始、午後6時55分には当初の閉店予定時刻(通常閉店時刻)を5分前倒す形でシャッターを閉鎖。午後7時10分までに買物客の見送りを終え、中合は創業から190年、創立から146年の歴史に幕を下ろした。

シャッターを下ろす中合福島店。

中合は会社清算、一部ブランドは駅周辺に移転

中合は福島本店の閉店決定にあわせて、会社を清算する方針を示している。清算業務の一環として7月1日から同社及び中合友の会が発行した各種商品券(中合商品券・三春屋商品券・友の会券)の払戻受付を開始、12月1日からは百貨店共通商品券(中合福島店・三春屋店・棒二森屋店・十字屋山形店・清水屋店・会津店)の払戻受付を開始する。
また、中合に入居していた一部ブランドは「AXCビル」(旧・ニュー福ビル/長崎屋福島店)や建設中の「Lamp120」など駅周辺に移転する。

店頭に掲示された告知。

中合が出店する建物は、再開発に伴い2022年度までに解体される方針が決まっている。跡地には商業施設やホテル、分譲マンションといった機能を備えた複合施設が2025年度を目処に開業予定であるが、新たなビルの核テナントや、福島駅前での中合に代わる百貨店・ギフトショップの出店など詳細については未定となっている。

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