大阪府堺市西区の阪和自動車道堺IC・ 堺泉北道路平井ICそばにあるショッピングセンター「ベスピア堺インター」の核店舗、ライフコーポレーションの食品スーパー「ライフ堺インター店」が2024年6月30日午後6時をもって開店する。
テナントの撤退乗り越え再生果たしたベスピア
ベスピア堺インターは2000年11月に開業。建物は地上2階建で店舗面積は17,441㎡。
開業以来長らく、地場中堅スーパー「スーパーサンエー堺インター店」を核に、DCM系ホームセンター「ダイキ」やスポーツ用品店「ヒマラヤ」、家電量販店「エディオン(旧・ミドリ電化)」、100円ショップ「ダイソー」など10を超える大型専門店が入居するなど、区内屈指の店舗面積や良好な立地条件を背景に高い集客力を維持していた。
ライフ堺インター店。
ベスピアでは2018年11月のスーパーサンエーを皮切りに大型専門店が相次ぎ撤退するなど、施設の存続が危ぶまれる状況に陥ったが、2021年2月に「ライフ」「コーナンPRO」「ニトリ」を新たな核とするリニューアルを実施し、再生を果たしていた。
区内屈指の大型店の核として広域集客めざしたが
ライフ堺インター店の売場面積は1,412㎡。
青果売場には地元大阪産の農産物を取り入れた「直売広場」、水産売場や惣菜売場にはライブ感のある「対面調理場」、パン売場には直営インストアベーカリー「小麦の郷」を導入。ニューファミリー層向けの時短・簡便商品や大量目商品・ケース販売商品、プチ贅沢需要対応商品を展開するなど、区内屈指の施設の核店舗として「広域からのご来店」を想定した店舗づくりを図った。
異例の短命店舗に
ライフは業界大手として、首都圏・関西圏の市街地で積極的な新規出店を進める一方、2023年11月15日に「ライフ福田店」(大阪府堺市中区)、2024年4月30日に「ライフ忠岡店」(大阪府泉北郡忠岡町)を閉店するなど、府内南部にある老朽店の整理を進めていた。
初芝店建替期間中の仮店舗「ライフ初芝東店」(営業期間約1年10ヶ月)といった例外を除き、同社が短期間で撤退する事例は異例となる。
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