流通大手「イオン」(本社:千葉市美浜区)の近畿圏食品スーパー事業会社「ダイエー」(本社:東京都江東区)は、同社完全子会社「光洋」(本社:大阪府茨木市)を吸収合併するかたちで2026年3月1日に経営統合する。

~2026年3月1日新生ダイエー始動~
ダイエーとKOHYOはひとつに
光洋流「Style KOHYO」活かしたダイエーに
ダイエーは2025年3月に大阪府大東市の同社大型食品スーパー「ダイエーグルメシティ住道店」を光洋主力業態「Market Garden(マーケットガーデン)」を冠した新コンセプト店舗として全面刷新するなど、イオン近畿再編や光洋との将来的な経営統合を見据えた「近畿の新しいスーパーマーケット」(平田炎社長談/当時)の開発を進めてきた。
新しいスーパーマーケットづくりプロジェクトの一環として、住道店では光洋主導の店舗オペレーションに基づくマーケットガーデンならではの「ライブ感」ある売場を訴求。店頭「daiei」「gourmetcity」看板撤去や同社の強みである銘柄牛「さつま姫牛」の非取扱い、系列プロセスセンター「アルティフーズ」商品受け入れの縮小など、将来的なダイエー屋号廃止を念頭に置いた売場を展開した。同年8月には2026年3月1日付で首都圏撤退(マックスバリュ関東への承継)と光洋吸収合併の方針を正式発表、同年12月22日に吸収合併契約を締結していた。
住道店ベースの新業態「Food Style from AEON」誕生
ダイエーは光洋吸収合併にあわせて、新ブランド「Food Style from AEON(フードスタイルfromイオン)」を発表。

Food Style from AEON.
大阪府大阪市住吉区に2026年春開業予定のイオン系近隣商圏型複合商業施設「イオンタウンあびこ駅前」核店舗「フードスタイルあびこ駅前店」(390.6坪)を皮切りに、コンセプトに「鮮度、活気、楽しさ、安さを感じる店づくり」を掲げファミリー層や共働き世帯を意識した「進化したスーパーマーケットフォーマット」を展開する。

フードスタイルあびこ駅前店(イメージ)。
首都圏同様、近畿でも「ダイエー」屋号緩やかに消滅へ
ダイエーは2026年3月のイオン首都圏食品スーパー地域子会社「マックスバリュ関東」への関東事業承継にともない首都圏から撤退、2030年を目処に同地域からダイエー屋号が消滅することが決まっている。
ダイエーが事業継続する近畿に関しても、あびこ駅前店をはじめとする新店舗に加えて、既存店リニューアル(活性化)にあわせて新ブランドに移行する方針を示しており、店舗ブランドとしてのダイエーは緩やかに姿を消すこととなる見込みだ。
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イオンフードスタイル、2026年3月1日発足-イオン首都圏食品スーパー新事業会社誕生、2030年目処に「ダイエー」ブランド消滅
流通大手「イオン」(本社:千葉市美浜区)の首都圏食品スーパー新事業会社「イオンフードスタイル」(本社:東京都江東区)が2026年3月1日に発足、発足にあわせて同社新業態1号店「フードスタイル三田店」が3月7日に開店する。

フードスタイルfromイオンのロゴマーク。
旧テスコや関東ダイエー、ピーコック呑みこんだ新会社
イオンフードスタイルは2009年12月にイオン系食品スーパー地域子会社「マックスバリュ関東」として設立。2010年2月にイオンリテールから食品スーパー「マックスバリュ」首都圏店舗を承継、2013年春には旧テスコ日本法人「イオンエブリ」から都市型食品スーパー/グロサリー専門店「つるかめランド」「TSURUKAME(旧TESCO)」「キッチンランド」を段階的に譲受するなど店舗網の拡大を図った。
2015年3月にはイオン系首都圏地場食品スーパー「マルエツ」「カスミ」と経営統合するかたちで持株会社「ユナイテッド・スーパーマーケットHD(U.S.M.H)」傘下に移行。コンセプトに「お買物体験型スーパーマーケット」を掲げ、マックスバリュ他地域法人やグループ他社と異なる積極的なスクラップ&ビルドと既存店改装を打ち出した。2025年8月にはダイエー関東事業とイオンマーケット(旧大丸ピーコック/旧松坂屋ストア)を2026年3月1日付で吸収合併し首都圏食品スーパー新事業会社「イオンフードスタイル」とする方針を発表、新体制移行に向けて店舗整理や一時閉店を進めていた。
フードスタイル1号店は「ピーコック」業態転換
イオンフードスタイル発足後初となる新店舗「フードスタイル三田店」は、2007年2月開店の旧大丸松坂屋百貨店系食品スーパー「ピーコックストア三田伊皿子店」を2026年2月10日に一時閉店したうえで「大幅に刷新」するもので、売場面積は約1,154㎡、直営売場面積は約1,107㎡。
同業態は「価値提案型スーパーマーケット」として、コンセプトに「鮮度、活気、楽しさ、安さを感じる店づくり」を掲げ、ファミリー層や共働き世帯を意識した商品・サービス・売場環境を提供するとしている。

新体制1号店「フードスタイル三田店」のイメージ。
ピーコックなど順次刷新、ダイエー首都圏から消滅
イオンフードスタイルは、ダイエーが首都圏で展開する食品スーパー「ダイエー」「グルメシティ」「イオンフードスタイルbyダイエー」「foodium」とイオンマーケットが展開する食品スーパー「ピーコックストア」を順次新ブランド「Food Style from AEON(フードスタイルfromイオン)」に刷新する方針を示しており、2030年を目処にダイエーのブランドは首都圏から姿を消すこととなる。
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