群馬県高崎市のJR高崎駅ビル「モントレー」の1階にある食品館「からっ風まるしぇ」が、2026年3月31日に閉店する。
2020年にリニューアルしたモントレー食品館が閉店
モントレーは1979年11月設立の高崎ターミナルビルにより1982年4月に開業。同年11月の上越新幹線の開通にあわせて整備された駅ビルだった。
モントレー食品館は開業にあわせて駅ビル1階に開店。2009年春には愛称「キッチンマーケット」を冠し、英テスコ日本法人「つるかめ高崎モントレー店」を核とする「鮮魚・精肉・青果・グローサリーの4ショップ」が揃うゾーンとなったが、2014年7月につるかめが閉店したため、ベルーフ系グロサリー専門店「食こまち高崎モントレー店」を核とするゾーンとなった。

モントレー食品館「キッチンマーケット」
(2014年当時/つるかめの正式店名はMVEX高崎モントレー店)。
その後、2020年5月の改装に合わせて新たな愛称「からっ風まるしぇ」を冠したゾーンとして新装開業した。

高崎駅ビル「モントレー」。
2026年3月時点では食こまちに加えて、大手精肉店「ニュークイック」や青果店「八百心」、鮮魚店「NEW FISH TANAKA(ニューフィッシュ田中)」といったさまざまな店舗が出店。生鮮三品と惣菜が一度に揃う。
活用方法などは未発表-マクドなど営業継続
モントレー食品館の閉店は店頭で告知されたもの。閉店にあわせて「43年の感謝の気持ち」を込めたという特別イベントを開催、メッセージボードの設置やJREPOINT5倍付与(3月6日~8日)を段階的に打ち出す。
高崎モントレーは1階フロアに関して「かたちを変えて、また皆さまのそばに戻ってまいります」とのコメントを発表しているが、生鮮食品グロサリーの後継店舗導入や跡地活用の方針は示されておらず、今後の動きが注目される。
なお、1階食品館外にある「マクドナルド」「ミスタードーナツ」「ローソン」といった専門店は2026年4月以降も営業を継続する。
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ユニー、新業態「ロビン・フッド」2026年4月より展開-ドンキと融合したスーパー、1号店はピアゴ甚目寺店を転換
ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を展開する「パン・パシフィック・インターナショナルHD」(PPIH、本社:東京都目黒区)は、傘下の大手スーパー「ユニー」のスーパーと「ドン・キホーテ」を融合させた新業態スーパー「驚楽の殿堂 ロビン・フッド」の展開を2026年4月より開始する。
ドンキ、新業態スーパー「ロビン・フッド」全国展開へ
「ロビン・フッド」のキャッチフレーズは「驚楽の殿堂」。
ドン・キホーテを補完する食品強化型スーパーと位置づけ、ユニーのもつ生鮮調達力と、ドン・キホーテが得意とする非食品におけるトレンドとニーズを最適化し、買い物体験そのものを“楽に”、“楽しく”することにこだわったとしており、将来的には全国展開をめざす。

ロビン・フッドのロゴ。
PB商品も新規開発したもので、買い物体験を“楽に”することを体現して暮らしにゆとりを生み出すというコンセプト。業態名と同じ「ロビン・フッド」としてラインアップする。
また、バイキング形式の総菜なども導入する。
ユニーが運営、当面はピアゴを転換で定着めざす
ロビン・フッドの第1号店は、ユニーが運営する「ピアゴ甚目寺店」(愛知県あま市)を業態転換し、4月24日に「ロビン・フッド 甚目寺店」として開業させる。

ロビン・フッド甚目寺店。(リリースより)
2号店は「ピアゴ豊川店」(愛知県豊川市)、3号店は「ピアゴ笠松店」(岐阜県笠松町)を転換させる計画で、いずれも現在と同様にユニーが店舗運営をおこなう見込みだ。
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ドン・キホーテグループは、これまでも食品スーパーの展開に乗り出したことがあるが、定着せずに数年で閉店してしまった例があった。
ロビン・フッドは2035年までに200店舗体制をめざすとしており、今回のユニーとの協業によって順調に店舗網を拡大し、全国展開を実現することができるのかが注目される。
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名鉄百貨店本店、2026年2月28日19時閉店-71年の歴史に幕、名駅再開発延期で低層階を新たな商業施設に
愛知県名古屋市中村区の名鉄名古屋駅ビルにある百貨店「名鉄百貨店本店」が2026年2月28日19時すぎに閉店し、71年の歴史に幕を下ろした。

71年分の感謝を、心から。
実は戦前に開業予定だった「東海地方初」駅百貨店
名鉄百貨店本店は東海地方初のターミナル百貨店として1954年12月に開業。当初は戦前に開業する予定であり、1937年に着工申請を出していたが戦災の影響などから実現しなかった。
1967年には「メルサ」(のちのメンズ館)、1972年には「セブン館」を増築するなどして経営規模を拡大した。
2026年時点の売場面積は54,974㎡となっており、日本唯一の垂直落下式エスカレーター「ESCAL-AIRE」や1973年に誕生した巨大マネキン「ナナちゃん人形」は同店唯一無二のシンボルとして親しまれていた。

垂直落下式エスカレーター。
しかし、親会社である名古屋鉄道グループによる名古屋駅周辺の再開発計画(後述)により、2026年2月を以て閉店することとなった。

名鉄百貨店71年分の歴史展。
多くの客で賑わった閉店日、セレモニーは短縮
16時ごろからは買い物客にナナちゃんアクリルキーホルダーのプレゼントもおこなわれた。

シャッターが下ろされた名鉄百貨店。
閉店を迎えた19時過ぎには店舗入口を多くの客が埋め尽くし、危険防止のため閉店セレモニーは短縮された。名鉄百貨店の石川仁志社長が「長年に渡って、百貨店を大切にしてくれた全ての皆様に感謝したい。」と述べ、シャッターが下ろされた。
一旦閉店したものの…「名駅再開発延期」で一部再開へ
先述したとおり、名鉄百貨店本店の閉店は親会社である名古屋鉄道グループによる名古屋駅周辺の再開発計画によるもの。
しかし、再開発計画は建築費の高騰や人材不足に加えて鉄道駅の工事という特殊事情から難工事が予想されるため施工業者が入札を辞退。
名鉄百貨店は廃業するもの、建物の解体・新築は延期されることとなり、リニューアルを行ったうえで近く下層階で新たな商業施設として営業を再開する予定。シンボルである店舗前の巨大マネキン「ナナちゃん人形」も当面そのまま活躍を続けるという。
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イオンスタイル山ノ内小町、2026年3月3日開店-東山二条に次ぐ京町スーパーマーケット「小町」業態6号店
京都府京都市右京区の京福嵐山本線山ノ内駅近くに、イオンリテールの都市型食品スーパー「イオンスタイル山ノ内小町」が2026年3月3日午前8時30分に開店する。

イオンスタイル山ノ内小町のフロアマップ。
京町スーパーマーケット「小町」6号店は山ノ内駅近くに
イオンスタイル山ノ内小町は、2026年3月開店を目処に日本ビルドが「(仮称)山ノ内プロジェクト」として整備を進めてきた建物で鉄骨造地上1階建で敷地面積は約2,519㎡、店舗面積は約999㎡(998.49㎡)。

イオンスタイル山ノ内小町。
イオンスタイル山ノ内小町は「食品の鮮度と品揃えにこだわる京町スーパーマーケット」として、テーマに「即食・個食・簡便」を掲げ、京都市中央卸売市場の野菜・果物や「JA京都市版GAP基準」認証地場野菜コーナー、京都舞鶴漁港を中心に仕入れた対面鮮魚コーナーを展開する。惣菜に関しても「ランチ強化ゾーン」を設け、店内加工の日替わり弁当やミニサイズの焼き立てピッツァ(直径約19cm)を取扱う。また、冷凍食品に関してもレストランブランド「ロイヤルホストデリ」や話題のスイーツ、アサイーなど多彩な商品をラインナップする。
小町の強み、京都の食文化に対応した商品も拡充
イオンスタイル山ノ内小町では、同業態の強みといえる「京都の食文化に対応した商品」に関しても、テーマに「地元食文化の継承」を掲げ、上田とうふ「上田の手あげ」や澤井醤油本店「さわいさんち 京ぽんず」、木村九商店「ちりめん山椒」といった「職人技が光る逸品」をラインナップ。志津屋や祇園辻利、黄桜シリアルナンバー入りオープン記念酒(数量限定)を販売するとしている。
イオンスタイル山ノ内小町
住所:京都府京都市右京区西院春栄町25-47
営業時間:8時30分~22時

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