カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

三越伊勢丹、4店舗の百貨店閉店・業態転換・縮小など検討-建物の「完全閉鎖」は避けたい考え

三越伊勢丹は、11月8日に行われた中間決算の記者会見で、経営不振となっている「伊勢丹松戸店」(千葉県松戸市)、「伊勢丹府中店」(東京都府中市)、「広島三越」(広島市)、「松山三越」(松山市)の4店舗について、売場面積の縮小や、百貨店としての閉店・業態転換などを検討していることを明らかにした。

伊勢丹松戸店

1974年4月19日開店、売場面積32,432㎡。
建物は松戸市の所有。
松戸市で唯一の百貨店であり市内最大の商業施設。
2015年度の年商は192.2億円。
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松戸伊勢丹。

伊勢丹府中店

1996年4月3日開店、売場面積29,416㎡。
専門店街「フォーリス」と合わせると37,485㎡。
建物は再開発組合などが設立した「株式会社フォルマ」の所有。
府中市で唯一の百貨店であり市内最大の商業施設で、専門店街「フォーリス」と同居する。
2015年度の年商は189.1億円。
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府中伊勢丹。

広島三越(子会社)

1973年4月8日開店、売場面積15,851㎡。
建物は地元紙・中国新聞の子会社「中国新聞文化事業社」の所有。
広島市中心部の百貨店ではそごう広島店、福屋百貨店本店、福屋百貨店駅前店に次ぐ地域4番店だった。
2016年の広島カープ優勝セールでは「黄金バット」などが販売され話題を呼んだ。
2015年度の年商は155.4億円。
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広島三越。

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カープ優勝セールが行われたばかりだった。

松山三越(子会社)

1946年10月6日開店、売場面積21,420㎡。
専門店街「ファッションタウンアヴァ」と合わせると25,054㎡。
建物は松山三越(自社)の所有。
愛媛県の百貨店では伊予鉄高島屋(旧いよてつそごう)に次ぐ地域2番店。
高級専門店街「アヴァ」と同居。日本橋三越を彷彿させる豪華な吹き抜けが特徴となっている。
2015年度の年商は148.2億円。
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松山三越。

「完全閉鎖」でなく、縮小・業態転換・譲渡など目指す方針

三越伊勢丹ホールディングスの大西社長は「業績低迷が続く店舗は、閉鎖を前提とせず、売り場面積の縮小やほかの企業と提携した開発などを検討し、収益力の改善を図っていきたい」としており、いずれも建物全体を「完全閉鎖」する訳ではなく、売場面積の縮小、専門店ビルへの転換、他企業への譲渡などを目指していく方針であると考えられる。
それぞれの詳細については2019年までに決定するとしている。

追記:三越伊勢丹ではさらに5店舗を店舗整理の対象にするという。

関連記事:多摩センター三越、2017年3月閉店-旧そごう、ココリア多摩センターの核店舗
関連記事:千葉三越、2017年3月閉店

住友不動産六本木グランドタワー、2016年秋完成-テレビ東京、新社屋に移転

東京都港区六本木三丁目の日本IBM本社・六本木プリンスホテル跡に「住友不動産六本木グランドタワー」が、2026年秋より順次入居開始している。
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六本木グランドタワー(公式サイトより)。

日本IBM本社・六本木プリンスホテル跡を再開発

住友不動産六本木グランドタワーは「日本IBM本社」、「六本木プリンスホテル」跡地とその周辺地区に建設された超高層ビル。東京メトロ南北線の六本木一丁目駅と直結される。
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六本木一丁目駅と直結するステーションロビー(公式サイトより)。

住友不動産六本木グランドタワーは、オフィス棟、レジデンス棟、オフィス棟の3街区にわかれるほか、首都高を挟んで隣接する住友不動産の複合オフィスビル「泉ガーデン」とも一体運営される。総事業費は約1260億円。
なお、かつてこの地には「常陸下館藩石川家屋敷跡」があったため、建設にあたっては埋蔵文化財の調査も行われている。
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右がレジデンス棟、左がオフィス棟(公式サイトより)。

オフィス棟には「テレビ東京」新本社-一大ビジネスタウンに

レジデンス棟は2016年4月より入居が始まっている。価格帯はワンルームで約28万円/月のものから、約400万円/月の超高級ペントハウスまで多用。
 オフィス棟は2016年10月に完成。核として11月7日より「テレビ東京」の本社が入居する。テレ東系列局の「BSジャパン」も同居し、これまで4ヶ所に分散していた社屋やスタジオが集約される。
そのほか、「DMM.com」、「ゴディバジャパン」なども入居し、9階には住友不動産の貸ホール「ベルサール」も設置される。
オフィス棟は高さ241m、40階建てで、泉ガーデンと合わせて約2万人以上が就業する一大ビジネスタウンになるという。
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オフィス棟・アトリウムロビー(公式サイトより)。

大型オフィスならではの設備も-防災面にも配慮

オフィス棟には東芝エレベーター製の、乗用タイプとして国内で最大の定員・積載量となる90人乗り・毎分300mの大型シャトルエレベーターが設置された。そのほかのものも含めてエレベータは全43基設置。地震時の自動復旧システムも設置されており、災害時のエレベータ内閉じ込めを防ぐことができるという。
また、施設内には災害用トイレスペースと防災用井戸を設置。広場やベルサールは、災害時の一時避難場所としても活用される。
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エレベータホール(東芝エレベータプレスリリースより)。

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広場は防災拠点としても機能する(公式サイトより)。

住友不動産六本木グランドタワー

住所:東京都港区六本木三丁目12番41号 ほか
テレビ東京:東京都港区六本木三丁目2番1号

  • オフィス棟:地下5階、地上40階
  • レジデンス棟:地下2階、地上27階
  • 商業棟:地下2階、地上2階
    (一部建設中)

外部リンク:住友不動産六本木グランドタワー
外部リンク:六本木グランドタワーレジデンス
外部リンク:テレビ東京
関連記事:東京ガーデンテラス紀尾井町、5月10日開業-旧赤プリ、全館開業は7月

ルクアイーレ、2017年春から下層階全面改装-伊勢丹さらに縮小、バルチカなど拡大へ

JR大阪駅・ノースゲートビルディングビル西館の駅ビル「ルクアイーレ」(LUCUA1100)が、地下1階・地下2階を中心に全面改装されることになった。
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ルクアイーレ。

改装初年度目標ほぼ達成、さらに「専門店拡大」へ

「ルクアイーレ」はJR西日本SC開発とJR西日本伊勢丹が共同運営する駅ビル。
2011年5月に開業し2015年4月に閉店した「JR大阪三越伊勢丹」を引き継いだもので、ラグジュアリーブランドの誘致失敗や自主編集売場の不振に陥っていたJR大阪三越伊勢丹時代よりも直営売場面積を大幅に縮小し、複合書店「梅田 蔦屋書店」を導入するなど、専門店の割合を増やして百貨店売場との連携をめざすことで、百貨店時代よりも客層を広げることに成功している。

JR大阪三越伊勢丹。

改装初年度である2015年度の来店客数は7700万人(目標7700万人)、年商は761億円(目標770億円)と、ほぼ当初の目標を達成したという。

梅田蔦屋書店。

「伊勢丹」の売場を縮小、好評「バルチカ」は拡大

今回の改装面積は約6,200㎡で、主に地下1階・地下2階の伊勢丹の売場の整理・統合と専門店ゾーンの拡大を行う。
旧「JR大阪三越伊勢丹」の売場を引き継いだ食品売場「イセタン フードホール」は2017年1月26日、服飾雑貨売場「イセタン シューズ&バッグス」は2017年1月29日をもって営業を終了。服飾雑貨の売場は、4階の「イセタン クローゼット」に統合される。
改装後は、好調な専門店ゾーンの拡大に加え、好調な地下飲食店「バルチカ」の拡張なども行う。残る百貨店の売場は、化粧品売場「イセタン コスメティック」などで、主に1~4階で営業を続ける。
2017年秋から2018年春にかけてのグランドオープンを目指すという。
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飲食街「バルチカ」は拡張される。

外部リンク:ルクア イーレ 地下2階、地下1階のリニューアル実施について(JR西日本)
外部リンク:お知らせ(ルクアイーレ)
外部リンク:LUCUA 1100 -ルクア イーレ-
関連記事:大阪駅「ルクアイーレ」に「梅田 蔦屋書店」、5月8日開業
関連記事:大阪駅南口に「スカイウォーク」10月1日完成-“梅田ダンジョン”解消へ期待

新しい記事はこちら:ルクア・伊勢丹食品館「フードホール」、営業最終日賑わう-1月26日で閉店に 

日本武道館、2019年から長期休館へ-築52年で老朽化、”イベント会場不足”に拍車

日本武道館」(千代田区)が、大規模改修と東京オリンピック・パラリンピック実施のために2019年9月から1年以上に亘って休館・一般利用を制限することになった。

築52年、五輪に備えて耐震・バリアフリー化

日本武道館は1964年10月に東京オリンピックの柔道競技場として、靖国神社の隣接地・千代田区北の丸に開館。公益財団法人日本武道館が運営しており、52年間に亘ってスポーツ競技、コンサート、イベント会場として親しまれている。
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日本武道館。

今回の改修工事は東京オリンピック・パラリンピックの開催に合わせたもので、築52年を経て老朽化していることから耐震化工事、バリアフリー工事、施設の刷新を行う。
休館は2019年9月からの予定で、改修終了後の2020年8月に東京オリンピック・パラリンピックの会場として使用したのち、一般利用は2020年9月末からの再開を予定しているという。

続く大規模改修-イベント会場不足も懸念

近年は防災意識の高まりに加えて、映像・音響設備の刷新や照明のLED化、東京オリンピック対応などのために大型ホールの大規模改修・耐震補強工事が相次いでおり、2016年中には「さいたまスーパーアリーナ」(さいたま市中央区)や「日比谷公会堂」(千代田区)、「横浜アリーナ」(横浜市港北区)なども補修工事を行うために長期休館している(さいアリ、横アリは2016年末現在営業再開済み)。
耐震補強やオリンピック利用などによる首都圏でのコンサート・イベントホール不足は、東京オリンピック終了の2021年ごろまで続く見込みとなっている。
(ヘッダー画像のみ公式サイトより)

外部リンク:公益財団法人日本武道館
関連記事:両国公会堂、墨田区が解体計画を発表-跡地に刀剣博物館
関連記事:国立代々木競技場、長期閉鎖へ-耐震工事で

デリカマーケット福島屋秋葉原店、12月20日開店-秋葉原UDXにスーパー復活

JR秋葉原駅前・秋葉原UDXにスーパーマーケット「デリカマーケット FUKUSHIMAYA秋葉原店」が2016年12月20日に開店する。
(※開店日の変更があったため修正しました)

秋葉原駅前唯一のスーパー、復活へ

秋葉原UDXには、2006年のUDX開館時から浦安市に本社を置く「ワイズマートAKIBA-ICHI店」が出店していたが、8月1日に閉店していた。
ワイズマートAKIBA-ICHI店は小規模スーパーであったが、秋葉原駅前唯一のスーパーマーケットとしてビジネスマンや観光客に親しまれており、後継店舗の出店が期待されていた。
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ワイズマートAKIBA-ICHI店。

新たに出店する「福島屋」は羽村市に本社を置く食品スーパーで、1971年に創業。
東京23区内では、六本木と大崎に出店している。
(開店日などが決定し次第、更新いたします)
追記:開店は12月にずれ込むという話あり
追記:12月20日の開店が発表された。

外部リンク:福島屋
関連記事:ワイズマートAKIBA-ICHI店、8月1日閉店-秋葉原駅前で唯一のスーパー
関連記事:秋葉原UDXに「秋葉原拉麺劇場」4月8日開店
関連記事:アキドラ、3月31日完全閉店-事実上の歌舞伎町移転

秋田フォーラス、2017年2月閉店-全面リニューアルで「秋田オーパ」に

JR秋田駅前のイオン系ファッションビル「秋田フォーラス」が2017年2月に閉店し、全面リニューアルを行ったうえで2017年10月下旬にダイエー系のファッションビル「秋田オーパ」(秋田OPA、仮称)として再出発することが分かった。
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秋田フォーラス。

秋田駅前の「若者の聖地」閉店-オーパに転換へ

秋田フォーラスは1974年5月に「ジャスコ秋田店」として開業。1985年に専門店ビル「パレドゥー」に転換したのち、1987年2月に「秋田フォーラス」となった。建物は地下1階、地上8階建てで、売場面積は18,245㎡。不動産会社が建物を保有している。
若者向けファッションテナントのほかに秋田唯一の「タワーレコード」や2スクリーンの映画館「シネマパレ」、大手書店の「ジュンク堂書店」などが出店し、隣接する「おしゃれ館アルス」とともに秋田における若者の聖地となっている。なお、かつて佐々木希が勤務していたことでも有名である。image広小路から望んだフォーラス。

関西では大手のファッションビル「OPA」

「OPA」(オーパ)はダイエー系、現在はイオン傘下のファッションビルで、「オーパ」とは一号店だった「新神戸 Oriental Park Avenue」の略。現在は関西を中心に9店舗が営業しており、京阪神では大手のファッションビルとして親しまれている。
OPAは2016年3月にイオン系ファッションビル「フォーラス」と、旧マイカル系ファッションビル・ファッション専門店「VIVRE」を運営するイオンリテールと経営統合をしており、現在、全国のフォーラスはOPAにより運営されている。
イオン傘下になってからは再び新規出店に積極的になっており、2017年にJR水戸駅前のヤマダ電機LABI水戸店跡に「水戸OPA」を、JR高崎駅前の高崎VIVRE跡に「高崎OPA」を、2019年に大分駅前の大分フォーラス跡に「大分OPA」を出店することが決まっている一方で、大宮駅前の「大宮OPA」は2017年1月29日での閉店を決めている。
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高崎OPAの完成予想図。

秋田フォーラスのOPA転換により、OPAは東北初進出を果たす。
大分フォーラス、秋田フォーラスのOPA転換後に残るフォーラスは「仙台フォーラス」と「金沢フォーラス」のみとなるが、今後これらのフォーラスもリニューアルにより順次「OPA」に転換される可能性もあろう。

仙台フォーラスは東北唯一のフォーラスとなる。

関連記事:JR秋田駅西口に「店舗棟」「駐車場棟」建設-2017年春完成
関連記事:大分フォーラス、2017年2月閉店-建替えで全面リニューアル「大分オーパ」に
関連記事:
大宮オーパ、2017年1月29日閉店
外部リンク:秋田フォーラス

東武ストア北坂戸店、2016年11月30日閉店-ヨーカドーに続き駅前スーパー撤退

埼玉県坂戸市の東武東上線北坂戸駅前にあるスーパーマーケット「東武ストア北坂戸店」が11月30日で閉店する。
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東武ストア北坂戸店。(GoogleMapより)

北坂戸駅前を代表するスーパー

東武ストア北坂戸店は1974年6月開業。建物は地上3階建てで、売場面積は2,806㎡。建物は東武ストアが所有している。
テナントとしては100円ショップ「キャンドゥ」、フィットネス「カーブス」などが入居している。
建物が築42年と老朽化していたことや、2015年9月には近隣に食品スーパー「ベルク北坂戸店」が開業、それに加えて周辺に郊外店の出店も相次ぎ、競争が激化したことが閉店に繋がったものと思われる。

坂戸駅前からはヨーカドー撤退、買い物の選択肢狭まる

東武ストア北坂戸店閉店後の跡地の活用方法は2016年11月1日現在は発表されていない。
坂戸市では、10月16日に坂戸駅前の総合スーパー「イトーヨーカドー坂戸店」が閉店したばかり。2ヶ月連続で坂戸市の駅前スーパーが撤退する事態となった。
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10月16日で閉店したイトーヨーカドー坂戸店。

ヨーカドーも東武ストアも築40年超の老朽店であったという事情はあるものの、相次ぐ駅前スーパーの閉店により駅前住民の生活が一気に不便なものとなることは間違いない。

関連記事:イトーヨーカドー坂戸店、10月16日閉店-坂戸市と共に歩んだ市最大の商業施設
外部リンク:東武ストア北坂戸店

大宮オーパ、2017年1月29日閉店

JR大宮駅前のショッピングセンター「DOM」(大宮西口共同ビル)にあるイオン系(旧ダイエー系)のファッション専門店「大宮オーパ」(大宮OPA)が2017年1月29日で閉店することが、都商研の店舗への取材で分かった。
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大宮西口共同ビル「DOM」。

開業から10年目で撤退に

「DOM」は1982年9月開業、7階建て。売場面積は35,826㎡。
DOMの由来は「ドムドムハンバーガー」と同じで、当時のダイエーのキャッチフレーズ「良い品をどんどん安く」にちなむ。
当初はダイエーと丸井を核としていたが、ダイエーの営業縮小に伴い、2007年にオーパと東急ハンズが出店していた。
大宮オーパはDOMビルの2~3階に出店しており、現在は「チュチュアンナ」、「ABC-MART」、「ハニーズ」、「レトロガール」、「ムラサキスポーツ」などが出店している。同じ館内に出店する丸井や、隣接するファッションビル「アルシェ」との競合も閉店の一因であると考えられる。

大宮OPAでは、12月から閉店セールを開催するという。店舗跡の活用方法については11月1日現在発表されていない。
なお、大宮OPAはダイエー大宮店のテナントであるが、現時点ではダイエー大宮店全体の閉店などは検討されていないという。

外部リンク:大宮OPA
外部リンク:DOMショッピングセンター
関連記事:イトーヨーカドー・ザ・プライス蕨店、10月2日閉店
関連記事:匠大塚、西武春日部店跡に旗艦店

三菱地所、ホークスタウン跡に「MARK IS」出店へ-Zepp福岡も復活

三菱地所は、2016年3月31日を以て閉館した「ホークスタウンモール」(福岡市中央区地行浜)跡地にショッピングセンター「マークイズ」を出店させるとともに、核施設としてライブハウズ「Zepp福岡」、映画館「ユナイテッドシネマ福岡」を再出店させることを発表した。
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ホークスタウンモール。

「マークイズ」ブランドで再開、旧ホークスタウンの1.5倍に

「マークイズ」は三菱地所が運営するショッピングセンターで、2013年に開業した「マークイズ静岡」「マークイズみなとみらい」に続く3店舗目。
新たな商業施設の延床面積は約125,000㎡(旧ホークスタウンは約81,000㎡)、賃貸面積(売場面積)は約48,000㎡、テナント数は150~200店舗、駐車場台数は約1,300台の規模となる。
また、隣接して28階建てのタワーマンション(分譲マンション)が2棟建設される。
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完成予想図(プレスリリースより)。

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タワーマンションも建設される(プレスリリースより)。

2018年度中の開業を目指す

2016年10月現在、ホークスタウン跡では敷地を更地化する工事を実施中。新施設は2017年着工、2018年後半の開業を目指す。
また、タワーマンションについては2020年までの完成を目指して工事が進められるという。
なお、今回発表されたテナントはライブハウズ「Zepp福岡」、映画館「ユナイテッドシネマ福岡」のみで、そのほかのテナントについては今後発表するとしている。かつて入居していたHKT48劇場は西鉄ホールへの「間借り」状態であるが、今回HKT48劇場の再入居などに関しては発表されていない。
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HKT48劇場の再出店については未定。

旧「ホークスタウン」についてはこちらを参照:三菱地所、ホークスタウンモール再開発の概要発表

外部リンク:ホークスタウンモール跡地複合再開発計画について(三菱地所)
関連記事:HKT48劇場、天神「西鉄ホール」に移転へ-西鉄福岡駅直結

SEGAジョイポリス、2017年より「チャイナ・テーマパーク」傘下の運営に

セガサミーは、アミューズメントパーク「ジョイポリス」を運営する「セガ・ライブクリエイション」の株式の85.1%を、中国を拠点とする香港企業「華夏動漫形象有限公司」(China Theme Parkチャイナ・テーマパーク社)に売却することを発表した。
今後、国内のジョイポリスは華夏動漫形象有限公司(チャイナ・テーマパーク社)傘下での運営となる。
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東京ジョイポリスが入居する「デックス東京ビーチ」。

かつては全国展開していたジョイポリス

ジョイポリスは1994年の「横浜ジョイポリス」を1号店とし、その後は新潟万代シテイ、キャナルシティ博多など全国に展開。一時は国内に7店舗あったが、国内店舗は徐々に規模を縮小し、2016年現在は東京お台場、大阪梅田、岡山、中国上海、中国青島の5店舗を展開、そのうち中国国内の上海、青島ジョイポリスは現地企業との提携により運営されている。華夏動漫形象有限公司(チャイナ・テーマパーク社)は、以前より上海ジョイポリスの運営で提携していたという縁がある。
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かつては全国展開していた。

ジョイポリス事業は近年不採算状態が続いていたという。売却によりセガサミーは、2017年3月期連結決算で約14億円の株式売却損を特別損失として計上する見通し。
なお、株式の14.9%は今後もセガサミーグループが保有するため、連結対象から外れるものの、完全にセガとの縁が切れるという訳ではない。

国内のジョイポリス、チャイナ・テーマパーク社の傘下に

国内3店舗のうち、東京お台場、大阪梅田の2店舗は今後「華夏動漫形象有限公司」(チャイナ・テーマパーク社)の運営となる。
岡山ジョイポリスについては、規模縮小の際にセガエンタテイメントに運営が移管されているため当面そのまま営業を継続するとみられるが、岡山ジョイポリスが出店しているイトーヨーカドー岡山店の営業自体が2017年2月までとなっているため、今後に関しては未定となっている。
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岡山ジョイポリスが入居するイトーヨーカドー岡山店。

外部リンク:東京ジョイポリス
外部リンク:子会社の異動(株式譲渡)および特別損失の計上に関するお知らせ(セガサミーHD)
関連記事:イトーヨーカドー岡山店、2017年2月閉店