博多駅から博多港までのロープウェイ構想-JR九州

JR九州が、博多駅と博多港をロープウェイで繋ぐことを検討していることが分かった。
12月12日に西日本新聞が報じた。
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起点となる予定のJR博多駅。

JR初のロープウェイ路線に?

西日本新聞によれば、このロープウェイ計画は福岡市が今年春に公募した「ウォーターフロント地区再整備基本計画」のJR九州応募案に盛り込まれたもの。
大博通りの中央分離帯に支柱を設け、博多駅から「マリンメッセ福岡」や「博多港国際ターミナル」などがある博多港中央埠頭附近までの約2.5kmを結ぶ計画。
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ロープウェイが計画されている大博通り。JR博多駅より。

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赤い線が計画から想定される路線図(Googleマップに加筆して作成)

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 ベイサイドプレイス博多埠頭。

福岡市が計画しているウォーターフロント地区の再整備は、大博通りの延長や新たな国際会議場・ホテルの設置などといったMICE機能(国際コンベンション機能)の強化を盛り込んだものだが、鉄軌道網を持たないウォーターフロント地区へのアクセス強化が課題となっていた。
具体的な計画はまだ未定だが、もし実現すればJR初の、そして「都市交通機関」としても日本初のロープウェイ路線となり、福岡観光の目玉の1つとなることは間違いないであろう。

関連項目:大博通り延伸、サンパレス解体、天神からBRT-博多港湾地区整備計画
外部リンク:ウォーターフロントネクスト(中央ふ頭・博多ふ頭の再整備)について(福岡市)

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