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ドムドムハンバーガー千船駅店、2024年6月27日開店-大阪市内に待望のドムドム、千船駅に約20年ぶり復活

大阪府大阪市西淀川区のアバリーナ千船に、レンブラントHD系のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー千船駅店」が2024年6月27日に開店した。

都商研の独占取材に応じた藤崎忍社長。
約20年ぶりとなる千船駅再出店の詳細な経緯をコメントした。

大阪市内に復活、約20年ぶりドムドム千船店跡に

ドムドムハンバーガー千船駅店は、2000年代初頭に閉店した「ドムドムハンバーガー千船店」跡、2022年6月30日をもって閉店した同業「ロッテリア阪神千船駅店」跡に入居するもので、営業フロアは1階、営業時間は9時~20時(L.O.は19時30分)。
ドムドムは2023年8月31日に「ドムドムハンバーガーイオン長吉店」を閉店したため、大阪市内に約10ヶ月ぶりに「ドムドム」の店舗が復活することとなった。

ドムドムの開店を朝5時から待つファンもいたという。

ドムドムハンバーガー千船駅店は、同社広報によると赤羽店に次ぐドムドムカラーの「カジュアルでポップなデザインの内外装」を特徴とした店舗であり、阪急阪神系との縁により出店が決まったという。駅直結立地を活かした「鉄道にちなんだどむぞうくんのイラスト」もあしらう。

開店当日朝のドムドムハンバーガー千船駅店。

グランドオープン記念企画、ダイエーとの共同販促も

ドムドムハンバーガー千船駅店では「グランドオープン記念企画」として看板商品「甘辛チキンバーガー」のお値段そのままボリュームアップ(通常比2.3倍)、阪神電車をイメージしたオリジナルグッズ「はんぞうくん」「しんぞうくん」の先行販売、メモ帳のプレゼントといった企画を打ち出す。
また、アバリーナ千船の核店舗「ダイエーイオンフードスタイル千船店」とも期間限定で共同販促を行う。

ドムドムハンバーガー千船店

住所:大阪府大阪市西淀川区佃3-1-11
営業時間:9時~20時(ラストオーダー19時30分)

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TREE&TREE’s by DOMDOM 新橋店、2022年6月26日閉店-ドムドム高級業態1年で消滅、銀座に新業態出店も発表

東京都港区新橋にあるドムドム系高級ハンバーガーショップ「TREE&TREE’s by DOMDOM 新橋店(ツリーアンドツリーズ新橋店)」が2022年6月26日をもって閉店する。

コロナ禍で誕生したドムドム新業態、1年で消滅

ツリーアンドツリーズ新橋店は2021年8月に開店。ドムドムとしては2015年10月の「DEAN’S BURGER(ディーンズバーガー)」以来約6年ぶりとなるハンバーガー新業態であり、東京都心の旗艦店としての役割を担う店舗でもあった。
新橋店ではショップコンセプトに「3Things・3Times」を掲げ、時間帯に応じた商品や完全キャッシュレス決済による独自のオーダーシステムを導入。看板商品のプレミアムバーガー「和牛バーガー」を始め、ドムドムが過去に展開してきた期間限定商品(丸ごと!!カマンベールバーガー/まるごと!!カニバーガーなど)や厚揚げバーガー、バル系メニュー、ドムドムファン向けの土産商品を取扱うなど、都心勤務のオフィスワーカーが多い立地特性を活かした高価格高付加価値型の新業態をめざした。

TREE&TREE’s.

その一方、緊急事態宣言発令期間中の開店だったこともあり、2021年10月に酒類提供開始時期が延期。店舗利用客を対象としたドリンクサービス券の配布といった販促を継続的に打ち出したが、関係者からも客数の伸び悩みやバル需要低迷を懸念する声が度々聞かれていた。

TREE&TREE’s B1 Floor.

「ドムドムPLUS」として銀座に移転

ツリーアンドツリーズ新橋店を運営するドムドムフードサービスは、同店の閉店理由として「入居するビルの改装」を挙げている。
同社は新橋店の後継として、ツリーアンドツリーズに代わる新業態「ドムドムハンバーガーPLUS銀座店」を2022年7月16日に開店する。新業態ではドムドムの屋号を前面に押し出しつつ、ツリーのモチーフを併記し和牛バーガーや期間限定メニューの販売継続を打ち出すなど、ツリーアンドツリーズが事実上移転リニューアルするかたちとなった。今後は従来以上に「ドムドムの旗艦店」としての役割を鮮明にし、ファンの獲得を図っていくものとみられる。

ドムドムハンバーガーPLUSとして銀座に事実上移転する。

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ドムドムハンバーガーイオン鹿児島鴨池店、2020年6月14日閉店-日本最南端のドムドム、45年の歴史に幕

鹿児島県鹿児島市鴨池の「ドムドムハンバーガーイオン鹿児島鴨池店」が、2020年6月14日をもって閉店する。

一転存続が決まった日本最南端、鹿児島唯一のドムドム

ドムドムハンバーガー鹿児島鴨池店は、1975年7月に「ドムドムハンバーガー鹿児島店」として、鹿児島市電郡元電停前・鴨池動物園跡地のダイエー鹿児島店(現・イオン鹿児島鴨池店)1階に開店。2015年9月には入居施設の運営会社・屋号変更に合わせて現在の店舗名に改称した。
開店以来長らく、ダイエーグループの飲食子会社「ドムドム(後のウェンコジャパン)」「オレンジフードコート」が直営店として店舗を運営していたが、2017年7月にオレンジフードコートがドムドム事業の運営権と一部店舗をレンブラントHD(ドムドムフードサービス)に売却した際、同店は譲渡対象(直営53店舗中26店舗)に含まれなかったため、9月末までに閉店する見込みとなっていた。
一度は閉店が確実視された同店であったが、2017年9月30日に大阪市内で行われた記者会見で店舗の追加譲受が発表され、一転して存続が決定。10月1日からレンブラントHDの直営店として運営開始、同月中に新CIへのリニューアルが行われた。

ドムドムハンバーガーイオン鹿児島鴨池店。
2010年頃「緑ドム」に改装していた。(現在は新CIに再改装済)

新体制移行後初「入居する施設の閉店を伴わない閉店に」

ドムドムは2017年10月の新体制完全移行を機に、店舗のリニューアルや話題性の高いグルメバーガーの発売、お好み焼きバーガーを始めとする人気メニューの復活を実施。
並行して「2021年までに19店舗の新規出店」という方針を掲げ、同年12月には「ドムドムハンバーガー厚木店」「ドムドムハンバーガーラフレ初生店」を相次ぎ出店、2018年2月には「ドムドムハンバーガー姫路広畑店」を出店。各種イベントへの催事出店やテレビ番組・人気アパレルとのコラボに取組んでいる。
その一方、ドムドムが入居する施設の老朽化に伴う直営店閉店や店主の高齢化に伴うFC店廃業、福岡ヤフオク!ドーム(現・福岡PayPayドーム)大規模リニューアルに伴う福岡ドームドムドム特設店舗閉店により、依然として店舗の減少が続いている。

ドムドムハンバーガー京橋店。
(改装1号店・再開発のため現在は閉店)。

ドムドムハンバーガー鹿児島鴨池店の閉店は、新体制移行後初となる「入居施設の老朽化・建替えによる店舗閉鎖を伴わない閉店」であり、同店の閉店により直営店は19店舗(+FC店舗8店舗)、九州地方の店舗は笹丘店1店舗のみとなる。

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レンブラントスタイル札幌、2019年8月1日開業-ドムドムハンバーガーまみれの「ドムドムルーム」も

北海道札幌市中央区の札幌市営地下鉄すすきの駅近くに、レンブラントHDのホテル「レンブラントスタイル札幌」が2019年8月1日に開業する。

レンブラントスタイル札幌。

レンブラントの新業態、ドムドムの世界観再現した部屋も

レンブラントスタイル札幌を運営する「レンブラントHD」は2011年11月に設立。2019年現在、宿泊施設「レンブラントホテル」「ベストウェスタンホテル」を国内9施設展開するほか、旧ダイエー系で日本初のハンバーガーチェーンとして知られる「ドムドムハンバーガー」、旧西武セゾングループのアミューズメント施設「アミュージアム」を傘下に持つ。
レンブラントスタイルHDが運営するドムドムハンバーガー

レンブラントスタイル札幌は地上11階建、客室数は184室。
レンブラントホテルの宿泊特化型ホテル新業態として、コンセプトに「当社の姿勢やポリシーを継承したホテル。街の文化や特性にあわせ地域毎のコンセプトがあり、独自のサービスやおもてなしを提供する。」、テーマに「まちのとまり木」を掲げ、1階に宿泊客がくつろげるコミュニティスペースを設置、北海道の広大な自然やドムドムをイメージしたコンセプトルーム(3室)、和洋室(2室)を備える。
なかでもコンセプトルーム「DOMDOM」には、レンブラントHDが運営する「ドムドムハンバーガー」をテーマに、客室にハンバーガーやポテト、バターコーンなど人気商品をイメージした装飾が設置される予定となっている。
Concept room DOMDOM. (image)

ちなみに、ドムドムハンバーガーが出店するわけではないという。

ドムドムルーム、全国に拡大する?

レンブラントHDは今後、宿泊特化型ホテルを「レンブラントスタイル」として展開、首都圏や地方都市などインバウンドや観光需要が高いエリアへの積極的な出店を進めるとしている。
ドムドムルーム1号が現在ドムドムがない北海道への進出となっただけに、今後「ドムドムルーム」が全国に広がることになるかも知れない。

レンブラントスタイル札幌

住所: 北海道札幌市中央区南7条西5丁目

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マルト、ドムドムハンバーガー運営から2018年7月中に撤退-東北のドムドム、残り2店舗に

福島県いわき市に本社を置く食品スーパー「マルト」は、いわき市周辺で展開してきた「ドムドムハンバーガー」のFC運営から完全撤退する。

ドムドムハンバーガーの店舗。

福島県から完全撤退-東北は残り2店

マルトは1964年に設立、福島県いわき市と茨城県日立市、水戸市などに37店舗を構える食品スーパー。小名浜やいわきニュータウンなどいわき市周辺で複数のドムドムハンバーガーを展開していたが、2000年代以降は規模を縮小していた。
ドムドムが新会社へと継承された2017年には3店舗(高坂店、中岡店、城東店)が存続していたものの、2018年4月22日にドムドム高坂店が閉店すると、6月25日に中岡店も閉店。最後に残った城東店も7月18日での閉店が決定し、ドムドムはマルトのフードコートから撤退することとなった。

マルトの店舗。(いわき市)

城東店の閉店によりドムドムは福島県から完全撤退。東北地方に残るドムドムは江釣子店(岩手県北上市)、山交ビルFC店(山形県山形市、旧ダイエー)の2店舗となる。
残り少ない東北での「ドムドム巡り」はお早めに。

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ドムドムベーカリー小平店、2018年5月31日閉店-ドムドム唯一の「ベーカリー」消滅

東京都小平市の総合スーパー「ダイエー小平店」内のハンバーガー店「ドムドムハンバーガー小平店」に併設されていた「ドムドムベーカリー」が2018年5月31日に閉店した。ドムドムベーカリー小平店。

ドムドムのベーカリー業態が消滅-一般型店舗に

ドムドムベーカリーはレンブラントHD(厚木市)が運営するハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」のベーカリー業態。
ベーカリーはダイエーグループ傘下の「オレンジフードコート」が運営していた時代から存在し、2018年5月現在で小平店が全国唯一の店舗だった。
小平店のロゴは「DOM²Special Taste&Bakery」で、ハンバーガーの注文カウンターにパン売場が隣接。夕方以降はパンの100円セールを行うなど、地元利用者に親しまれていた。
なお、小平店でのハンバーガー販売は継続、今後は「ドムドムハンバーガー」の一般型店舗として営業する。

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ドムドムハンバーガー、2017年10月より「新ロゴ」に-大阪・京橋で記者会見、100店舗体制めざす

レンブラントHD(厚木市)が運営するハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」は、実施していた復活メニュー決定戦の結果と新ブランドロゴ発表会を兼ねた記者会見を2017年9月30日に行った。

ドムドム復活メニュー決定戦結果&新ブランドロゴ発表会。

新ロゴは「どむぞうくん」を継承

今回の記者会見は、7月1日からドムドムを運営するレンブラント傘下の新会社「ドムドムフードサービス」(神奈川県厚木市)が主催してイオン京橋店(大阪市都島区、旧ダイエー)で行われたもの。
発表会には「ドムドムフードサービス」の佐々真司社長、「シンボルが象」繋がりでドムドムハンバーガー総合演出プロデューサーに就任した人気振付師のラッキィ池田氏が出席。
記者会見では、今後の経営方針の発表に加えて、「復活メニュー決定戦」の結果と新ブランドロゴ発表、制服のお披露目、試食会、ドムドムグッズが当たるじゃんけん大会などが行われた。

ラッキィ池田総合演出プロデューサーによる人気メニュー試食会。
「すばラッキィ美味しさ」だったという。

SNS上で行われた復活メニュー決定戦では、エントリーされた9商品の中から「ドムミートバーガー」が1位に選出。また、「新ブランドロゴ」は、創業以来ドムドムの象徴として愛されてきた「どむぞうくん」をマイナーチェンジ。長年親しまれた「どむぞうくん」はそのままに、カラーリングを赤・白の2色に変更、どむぞうくんのおしりのシルエットを意識し「D」を大きくするなど、「非常にシンプルですけど新しい、そして今までを承継した、いいロゴマーク」(佐々社長)となった。

店舗の全面改装も実施-近く「100店舗体制」めざす

また、今回のロゴマーク変更に合わせ、ドムドムハンバーガー京橋店では店舗の全面改装が行われた。
改装店舗は「和」をコンセプトに掲げてコンセントを増設するなど、ゆったりとした快適な空間づくりが図られている。
また、京橋店ではこれに合わせて和スイーツ「かりんとう饅頭」の販売が開始されている。

「和」をコンセプトに改装されたドムドムハンバーガー京橋店。

新ロゴマークは、9月30日にリニューアルされた京橋店、金沢八景店(旧・ディーンズバーガー)の2店舗で先行採用。今後、段階的に採用店舗数を拡大する。また、別ブランド店舗「ディーンズバーガー」は廃止され、屋号は「ドムドムハンバーガー」に統一される予定だ。
ドムドムフードサービスは2017年度内に3店舗を新規出店する方針で(うち1店舗は閉店予定であった鹿児島鴨池店)、今後は首都圏・関西圏への駅近(駅ナカ・駅前)、商業施設フードコート内を中心に3年間で14店舗を出店、10年間で100店舗体制を目指すという。

ドムドムハンバーガー。

ドムドムは今回の新ブランドロゴ導入に合わせて、ハンバーガーセット購入客への「選べるサイドメニュー無料券」を9月30日から10月31日まで配布する(有効期限は11月15日まで)キャンペーンを実施する。

外部リンク:ドムドムハンバーガー
関連記事:新体制の「ドムドムハンバーガー」閉店相次ぐ-レンブラント社に移管されない店舗で
関連記事:ドムドムハンバーガー、2017年7月1日より新体制に移行ーレンブラント傘下で当面「51店舗体制」に

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関連記事:ドムドムハンバーガー、ダイエー系列離脱-レンブラントホテルに売却

2017年7月から新体制の「ドムドムハンバーガー」閉店相次ぐ-レンブラント社に移管されない店舗で

7月1日からレンブラントHD(厚木市)が運営する「ドムドムハンバーガー」で、レンブラントへ移管されなかった店舗の閉店が全国で相次いでいる。
閉店が相次ぐドムドム。(イオン仙台店)

閉店はおもに「オレンジフードコート」運営のままの店舗

ドムドムハンバーガーは1970年にダイエーが創業。最盛期には約400店舗を運営していたが、ダイエーの経営悪化とハンバーガー業界の競争激化に伴い店舗網を急速に縮小、2017年7月1日にはドムドムを運営していたダイエー子会社の「オレンジフードコート」からレンブラントホテルなどを傘下に持つ不動産関連会社「レンブラントHD」へ運営権売却と一部店舗の譲渡がおこなわれていた。
新体制となって以降は、新商品の開発や人気メニューの復活などテコ入れを実施、話題を呼んでいる。

今回閉店するのは、おもにレンブラントへ譲渡されずダイエー系の「オレンジフードコート」運営のまま残った店舗。このほか、水無瀬FC店(経営者が引退)と、母店舗が閉店するディーンズバーガーイオン戸塚店が閉店を決めている。
相次ぐ閉店の結果、全国のドムドムハンバーガーは30店舗台へと激減する。

ドムドム閉店のお知らせ。(イオン仙台店)

7月31日に閉店した店舗
  • 庄内店(豊中市)
9月10日に閉店した店舗
  • 水無瀬FC店(島本町)
9月18日に閉店した店舗
  • 鉄東店(札幌市東区)
9月30日に閉店する店舗
  • イオン湯川店(函館市)
  • イオン仙台店(仙台市青葉区)
  • マルエツ岩井店(坂東市)
  • マルエツ綾瀬店(綾瀬市)
  • マルエツ安食店(印旛郡栄町)
  • イオン横須賀店(横須賀市)
  • イオンショッパーズ横須賀店(横須賀市)
  • 古川橋駅前店(門真市)
  • 塚口店(尼崎市)
  • イオンショッパーズモールなかま店(中間市)
  • イオン熊本中央店(熊本市)
    館内2店のドムドムが閉店するショッパーズプラザ横須賀。
10月以降閉店予定店舗
  • ディーンズバーガーイオン戸塚店(横浜市戸塚区)→イオン戸塚店が2018年1月に閉店のため

※このほか、京橋店が改装のため9月25日~29日まで休業する(閉店ではない)

外部リンク:ドムドムハンバーガー
関連記事:ドムドムハンバーガー、7月1日より新体制に移行ーレンブラント傘下で当面「51店舗体制」に
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関連記事:ドムドムハンバーガー、ダイエー系列離脱-レンブラントホテルに売却で

ドムドムハンバーガー、2017年7月1日より新体制に移行ーレンブラント傘下で当面「51店舗体制」に

ダイエー子会社で飲食店を経営する「オレンジフードコート」(江東区)が運営する「ドムドムハンバーガー」の運営が、7月1日にレンブラントHD傘下の「ドムドムフードサービス」に移行した。

新生ドムドム、51店舗体制で新たな船出

ドムドムハンバーガーは1970年にダイエーが創業。最盛期には約400店舗を運営していたが、ダイエーの経営悪化とハンバーガー業界の競争激化に伴い店舗網を急速に縮小。2017年5月19日にはレンブラントホテルなどを傘下に持つ不動産関連会社「レンブラントHD」への運営権売却、ドムドム53店舗中26店舗の譲渡が発表されていた。
新体制に移行した「ドムドム」は7月1日現在51店舗。譲渡対象店舗の少なさ、甲子園店、西宮店の店舗閉鎖を受け、新会社に運営移管までに更なる店舗閉鎖が危惧されていたが、閉鎖は2店舗に留まった。都商研の取材によると、店舗一覧に掲載されていないイオン長吉店、塚口店、紀伊川辺店も営業を継続している。

ダイエー小平店。直営店として営業継続(下記参照)。

積極的なSNS活用で知名度向上目指す

ドムドムは運営体制の移行に伴い公式サイトを一新。
従来のメールマガジンの代替としてTwitter、InstagramなどのSNSアカウントを新たに開設。また、末期までiモードを用いていた店舗一覧はGoogleマップを利用するなど、利便性が向上した。

ドムドムではSNS開設を記念して利用者参加型キャンペーン「第1回復活メニュー決定戦」を開催する。
過去の人気商品9商品のうちSNSで最も得票数の多い商品が復活、投票者のうち抽選で30人を対象にオリジナルマグカップ(非売品)がプレゼントされるほか、初回限定クーポンの配布も行われる。

大きな転換点を迎えた日本初のハンバーガーチェーン。
47年目の新創業により再び店舗網を増やすことができるのかどうか注目される。

レンブラントHD傘下の直営店舗一覧(26店舗)

レンブラントHD(ドムドムフードサービス)直営店舗。
今後もドムドムとして営業継続、店舗リニューアルが行われる。
※この他にディッパーダン2店が含まれる模様。
(都商研の取材・調査による)

  • 江釣子店(江釣子SCパル)
  • 中岡店(マルトSC中岡)
  • 高坂店(マルトSC高坂)
  • 城東店(マルト城東店)
  • 野田運河プラザ館店(霊波之光)
  • マルエツ北柏店
  • マルエツ蘇我南店
  • マルエツ東習志野店
  • マルエツ稲毛店
  • マルエツ大泉学園店
  • 小平店(ダイエー)
  • 三ツ境店(ダイエー)
  • イオン赤羽北本通り店(旧・ダイエー)
  • マルエツ蕨北店
  • ディーンズバーガーイオン金沢八景店(旧・ダイエー)
  • ディーンズバーガーイオン戸塚店(旧・ダイエー)
  • 上溝店(ダイエー)
  • 宝塚中山店(ダイエー)
  • 湊川店(ダイエー)
  • イオン吹田店(旧・ダイエー)
  • イオン金剛店(旧・ダイエー)
  • イオン京橋店(旧・ダイエー)
  • 長吉店(旧・ダイエー)
  • 深井店(深井プラザ)
  • 紀伊川辺店(イズミヤSuC内)
  • 笹丘店(旧・ダイエー)
オレンジフードコート運営店舗一覧(16店舗)

オレンジフードコートが運営を継続する店舗。
今後は段階的閉鎖・ディッパーダン転換等が行われる可能性が高い。

  • 鉄東店(旧・JRダイエー)
  • イオン湯川店(旧・ダイエー)
  • イオン仙台店(旧・ダイエー)
  • 安食店(マルエツ安食店)
  • イオン横須賀店(旧・ダイエー)
  • イオンショッパーズ横須賀店(旧・ダイエー)
  • マルエツ綾瀬店
  • マルエツ岩井店
  • 庄内店(ダイエーグルメシティ)
  • イオン古川橋駅前店内(旧・ダイエー)
  • 塚口店(ダイエー)
  • ディーンズバーガーイオンモール八幡東店
  • イオンショッパーズモールなかま店(旧・ダイエー)
  • イオン熊本中央店(旧・ダイエー)
  • イオン鹿児島鴨池店(旧・ダイエー)
FC店舗一覧(10店舗)

従来通り営業が継続されると考えられる。

  • 山交ビルFC店
  • 茂原アスモFC店
  • 津之江FC店(路面店)
  • 水無瀬FC店(路面店)
  • 海南FC店(海南センタープラザ)
  • 桑名FC店(桑栄メイト)
  • 岡南FC店(天満屋ハピータウン岡南店)
  • 原尾島FC店(天満屋ハピータウン原尾島店)
  • 児島FC店(天満屋ハピータウン児島店)
  • 府中FC店(府中天満屋)
ヤフオクドーム(特設店舗)

通常のドムドムとは異なる商品が販売される特設店舗。
公式サイトの店舗一覧には非掲載、今後の営業継続は未定。

  • 福岡ヤフオクドーム店

(マップ、復活メニューの画像は公式サイトより)
外部リンク:ドムドムハンバーガー
関連記事:レンブラントHD、ドムドムハンバーガー再建案を発表-今後は新規出店も
関連記事:ドムドムハンバーガー、ダイエー系列離脱-レンブラントホテルに売却で

レンブラントHD、ドムドムハンバーガー再建案を2017年5月に発表-今後は新規出店も

ダイエー子会社で飲食店を経営する「オレンジフードコート」(江東区)が運営する日本初のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」事業の取得を明らかにしている不動産・ホテル運営「レンブラントHD」は、5月19日に今後のドムドム事業の方針を発表した。

ドムドムハンバーガー城野店。

レンブラント、ドムドムなど28店舗を継承

レンブラントHDは厚木市に本社を置き、全国でホテルなどを運営する不動産関連会社。

旗艦店・レンブラントホテル大分(GoogleMapより)。

オレンジフードコートからレンブラントが取得する店舗は、主力業態である「ドムドムハンバーガー」(22店舗)、ドムドムの健康志向新業態「ディーンズバーガー」(2店舗)、クレープ専門店「ディッパーダン」(2店舗)、「ドムドム・ディッパーダン併設店舗」(2店舗)の計28店舗。
これらの店舗では従来通り、ハンバーガーやドムドムクレープの提供が行われる。
レンブラントは4月27日に、新生銀行グループの投資会社、オレンジフードコートと共同で新会社「ドムドムフードサービス」を設立しており、7月1日から新体制での事業開始を目指す。

ニュースリリースより。

今後は新規出店も

レンブラントHDは事業開始から2ヶ月後となる9月以降に、ドムドム店舗のメニュー構成変更やサイドメニューの充実、使用食材や商品提供時間の改善、既存店舗の改装、人気メニューの復活など大幅なテコ入れを図り、2021年までに「19店舗の新規出店」も予定、ロゴの刷新も検討しているという。
今後、 オレンジフードコートはクレープチェーン「ディッパーダン」とダイエー店舗内フードコートの運営に専念することになり、閉鎖されるドムドムの一部店舗についてはディッパーダンなどに改装して運営することもありうるという。

外部リンク:事業譲受に関するお知らせ(レンブラントHD)
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