イオンスタイル大宮西口駅前、2025年6月4日開店-DOMの旧ダイエー、“買いパ”重視の生活拠点めざす

埼玉県さいたま市大宮区の大宮駅西口にペデストリアンデッキを介して直結する複合商業施設「大宮西口DOMショッピングセンター(ドン)」に、イオングループの大型食品スーパー「イオンスタイル大宮西口駅前」が2025年6月4日に開店した。

大宮西口再開発の先駆けだった「DOM」

大宮西口DOMショッピングセンターは、1982年9月に「大宮駅西口土地区画整理事業」の核として開業。建物は地上7階地下3階建で店舗面積は35,826㎡。大宮西口共同ビルが管理運営を担う。
開業以来、ダイエーグループと丸井(大宮マルイ)を核とする複合商業施設であり、施設名称も両社の屋号(Daiei/Marui)と大宮(Omiya)を由来としている。

ダイエーの旗艦店級店舗、25年3月からイオンに承継

イオンスタイル大宮西口駅前の前身となる総合スーパー「ダイエー大宮店」の営業フロアは地上7階~地下1階で店舗面積は14,875㎡。
ダイエー大宮店は開店当初、首都圏における旗艦店級総合スーパーであったが、2004年12月の同社産業再生機構傘下入りを機に不採算部門(家具・家電・玩具など)の専門店化を開始。2007年3月には低層部(2~3階)に同社系ファッションビル「大宮OPA(オーパ)」、中層部(4~5階)には連携関係にあった東急不動産系インテリア雑貨店「東急ハンズ大宮店(当時/現ハンズ大宮店)」を導入する全面リニューアルを実施した。
一方、2017年1月にOPAが競争激化を背景に撤退、ダイエー直営フロアの地階集約後も非食品(衣料雑貨)の取扱再開/取扱廃止が繰り返される流動的な売場構成となった結果、2025年1月31日をもって閉店、同年3月1日付でグループの総合スーパー事業会社「イオンリテール」に承継することが決まった

イオンスタイル大宮西口駅前。

「買いパ」のお店、できました♪

イオンスタイル大宮西口駅前は、旧ダイエー直営フロアの大規模改修工事を経て開店するもので、直営フロアはワンフロア(地下1階)、敷地面積は約9,758㎡、直営売場面積は2,221㎡、専門店面積は11,311㎡。
コンセプトに「“買いパ”重視の生活拠点」を掲げ、駅前の通勤通学客やオフィスランチ需要に対応した即食簡便商品、レジ待ち不要の商品スキャン/決済システム「レジゴー」やイオンネットスーパーと連携したカウンター受取サービス「ピックアップ」(発送拠点はイオンスタイル与野)を導入する。
イオンスタイル大宮西口駅前のフロアマップ。

イオンスタイル大宮西口駅前

住所:埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-3-84
営業時間:午前9時~午後10時

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