ルクアイーレ、2017年春から下層階全面改装-伊勢丹さらに縮小、バルチカなど拡大へ

JR大阪駅・ノースゲートビルディングビル西館の駅ビル「ルクアイーレ」(LUCUA1100)が、地下1階・地下2階を中心に全面改装されることになった。
1100
ルクアイーレ。

改装初年度目標ほぼ達成、さらに「専門店拡大」へ

「ルクアイーレ」はJR西日本SC開発とJR西日本伊勢丹が共同運営する駅ビル。
2011年5月に開業し2015年4月に閉店した「JR大阪三越伊勢丹」を引き継いだもので、ラグジュアリーブランドの誘致失敗や自主編集売場の不振に陥っていたJR大阪三越伊勢丹時代よりも直営売場面積を大幅に縮小し、複合書店「梅田 蔦屋書店」を導入するなど、専門店の割合を増やして百貨店売場との連携をめざすことで、百貨店時代よりも客層を広げることに成功している。

JR大阪三越伊勢丹。

改装初年度である2015年度の来店客数は7700万人(目標7700万人)、年商は761億円(目標770億円)と、ほぼ当初の目標を達成したという。

梅田蔦屋書店。

「伊勢丹」の売場を縮小、好評「バルチカ」は拡大

今回の改装面積は約6,200㎡で、主に地下1階・地下2階の伊勢丹の売場の整理・統合と専門店ゾーンの拡大を行う。
旧「JR大阪三越伊勢丹」の売場を引き継いだ食品売場「イセタン フードホール」は2017年1月26日、服飾雑貨売場「イセタン シューズ&バッグス」は2017年1月29日をもって営業を終了。服飾雑貨の売場は、4階の「イセタン クローゼット」に統合される。
改装後は、好調な専門店ゾーンの拡大に加え、好調な地下飲食店「バルチカ」の拡張なども行う。残る百貨店の売場は、化粧品売場「イセタン コスメティック」などで、主に1~4階で営業を続ける。
2017年秋から2018年春にかけてのグランドオープンを目指すという。
yamu
飲食街「バルチカ」は拡張される。

外部リンク:ルクア イーレ 地下2階、地下1階のリニューアル実施について(JR西日本)
外部リンク:お知らせ(ルクアイーレ)
外部リンク:LUCUA 1100 -ルクア イーレ-
関連記事:大阪駅「ルクアイーレ」に「梅田 蔦屋書店」、5月8日開業
関連記事:大阪駅南口に「スカイウォーク」10月1日完成-“梅田ダンジョン”解消へ期待

新しい記事はこちら:ルクア・伊勢丹食品館「フードホール」、営業最終日賑わう-1月26日で閉店に 

このエントリーをはてなブックマークに追加