港区六本木三丁目の日本IBM本社・六本木プリンスホテル跡に「住友不動産六本木グランドタワー」が完成した。
六本木グランドタワー(公式サイトより)。
日本IBM本社・六本木プリンスホテル跡を再開発
住友不動産六本木グランドタワーは「日本IBM本社」、「六本木プリンスホテル」跡地とその周辺地区に建設された超高層ビル。東京メトロ南北線の六本木一丁目駅と直結される。
六本木一丁目駅と直結するステーションロビー(公式サイトより)。
住友不動産六本木グランドタワーは、オフィス棟、レジデンス棟、オフィス棟の3街区にわかれるほか、首都高を挟んで隣接する住友不動産の複合オフィスビル「泉ガーデン」とも一体運営される。総事業費は約1260億円。
なお、かつてこの地には「常陸下館藩石川家屋敷跡」があったため、建設にあたっては埋蔵文化財の調査も行われている。
右がレジデンス棟、左がオフィス棟(公式サイトより)。
オフィス棟には「テレビ東京」新本社-一大ビジネスタウンに
レジデンス棟は2016年4月より入居が始まっている。価格帯はワンルームで約28万円/月のものから、約400万円/月の超高級ペントハウスまで多用。
オフィス棟は2016年10月に完成。核として11月7日より「テレビ東京」の本社が入居する。テレ東系列局の「BSジャパン」も同居し、これまで4ヶ所に分散していた社屋やスタジオが集約される。
そのほか、「DMM.com」、「ゴディバジャパン」なども入居し、9階には住友不動産の貸ホール「ベルサール」も設置される。
オフィス棟は高さ241m、40階建てで、泉ガーデンと合わせて約2万人以上が就業する一大ビジネスタウンになるという。
オフィス棟・アトリウムロビー(公式サイトより)。
大型オフィスならではの設備も-防災面にも配慮
オフィス棟には東芝エレベーター製の、乗用タイプとして国内で最大の定員・積載量となる90人乗り・毎分300mの大型シャトルエレベーターが設置された。そのほかのものも含めてエレベータは全43基設置。地震時の自動復旧システムも設置されており、災害時のエレベータ内閉じ込めを防ぐことができるという。
また、施設内には災害用トイレスペースと防災用井戸を設置。広場やベルサールは、災害時の一時避難場所としても活用される。
エレベータホール(東芝エレベータプレスリリースより)。
広場は防災拠点としても機能する(公式サイトより)。
住友不動産六本木グランドタワー
住所:東京都港区六本木三丁目12番41号 ほか
テレビ東京:東京都港区六本木三丁目2番1号
- オフィス棟:地下5階、地上40階
- レジデンス棟:地下2階、地上27階
- 商業棟:地下2階、地上2階
(一部建設中)
外部リンク:住友不動産六本木グランドタワー
外部リンク:六本木グランドタワーレジデンス
外部リンク:テレビ東京
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