大阪府大阪市北区の大阪駅南口に新たな大型歩道橋「スカイウォーク」が2016年10月1日に誕生し、JR大阪駅周辺の利便性が大きく向上する。
大阪駅南広場・スカイウォークの完成予想図。
(JR西日本公式より)
JR大阪駅ビル・阪急梅田駅、ペデストリアンデッキで直結
大阪駅南広場の整備事業は2014年9月に着工。JR西日本(西日本旅客鉄道)と大阪市交通局の2社により事業が進められており、新たな歩道橋と新バスターミナルが設置されることになっていた。
10月1日に完成する新歩道橋「スカイウォーク」は全長70m、幅高さ5m。これまで南北を繋いでいた梅田新歩道橋と接続することで大型のペデストリアンデッキが形成され、大丸梅田店が入るJR大阪駅ビル「大阪駅サウスゲートビル」2階と阪急梅田駅ビル「阪急百貨店うめだ本店」2階が、そして2022年ごろまでは建替え中の阪神梅田駅ビル「阪神百貨店本店」(大阪神ビル)2階がそれぞれ直結され、「迷宮」や「ダンジョン」などとも称される複雑な梅田界隈の相互アクセスが大きく改善される。
完成目前のスカイウォーク(9月撮影)。
また、スカイウォークにはエレベーターや屋根も整備され、バリアフリーにも対応するなど、歩行者に優しい歩道橋となる。
大阪市バスターミナルもリニューアル
一方で、同じ南広場にある大阪市交通局のバスターミナル「大阪駅前バスターミナル」も10月中に完成する。
工事の影響により、2015年7月から大阪市営バスの一部路線が仮歩道に分散移転するなど利便性が大きく低下していたが、再び一箇所に集約されることで、利便性が向上することになる。
外部リンク:大阪駅改良プロジェクト 大阪駅南広場の整備に着手します
外部リンク:~大阪駅改良プロジェクト~大阪駅南広場の新歩道橋・新バスターミナル使用開始について
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