福井鉄道福武線とえちぜん鉄道三国芦原線の相互乗り入れが3月27日より開始される。
福井鉄道。高床車が路面区間に乗り入れる。
えち鉄もLRV導入、駅前延伸も同時に完了
乗り入れ区間はえちぜん鉄道の鷲塚針塚駅(福井県福井市)から福井鉄道の越前武生駅(福井県越前市武生)まで。
両路線が接続する田原町駅で乗り入れる。
乗り入れに際し、えちぜん鉄道では低床ホームの設置工事を行っているほか、超低床路面電車(LRV)を導入する。新型車両はえちぜん鉄道のイメージカラーである黄色を基調としたもとで、形式名はL形。えちぜん鉄道創業以来初の新造車両となる。
また、福井鉄道駅前線の福井駅前広場までの延伸も同時に完了する。
駅前への軌道延伸が進む福井駅前。
相互乗り入れは福井県の支援によるもので、当初は2015年に予定されていたが、安全確保や工事などにより、約1年間延期されていた。
これにより、福鉄沿線からセーレン・日華化学などの大工場や福井大学がある福井市北部のえち鉄沿線までの利便性が大幅に向上し、所要時間は20分ほど短縮される見込みとなっている。
乗り入れ区間概略図(Googleマップを用いて作成)。
※2016年3月更新。