京都鉄道博物館、2016年春開業-全収蔵車両を2015年5月に発表

JR西日本は、2016年春の開業をめざして建設中の「京都鉄道博物館」(京都府京都市下京区梅小路)の収蔵車両を2015年5月に発表した。

日本最大の鉄道博物館

「京都鉄道博物館」は、大阪・弁天町駅前にあった「大阪交通科学博物館」と「梅小路蒸気機関車館」を統合して生まれる施設。 P1050850
梅小路蒸気機関車館。
建設中の京都鉄道博物館(SL後方)。

収蔵予定の車両は、現在「梅小路蒸気機関車館」に収蔵している20両の蒸気機関車を含めると実に53両に上る。
内訳は蒸気機関車:23両、電気機関車:5両、ディーゼル機関車:2両、電車:5両、気動車:1両、客車:9両、貨車:2両、新幹線電車:6両。 img01
展示場の完成予想図。

梅小路蒸気機関車館に収蔵されていた数多くの蒸気機関車や、大阪交通科学博物館に収蔵されていた0系新幹線、80系気動車(ブルドッグ)などに加えて、全国で親しまれた103系通勤電車、583系寝台電車、100系・500系新幹線、電気機関車EF81(トワイライトカラー)、トワイライトエクスプレスの寝台車両などが新たに収蔵される。
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新たに収蔵される500系新幹線。

更に、本線と繋がる「展示引込線」には、不定期で現役車両の展示も行われることになっている。梅小路蒸気機関車館で人気のSL乗車体験も継続予定。
面積、収蔵車両数ともに日本最大の鉄道博物館となる。
全ての展示車両の紹介はこちら(公式サイト)  ※追記:リンク切れ
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展示引込線。

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SLの乗車体験も継続。

また、これとは別に隣接する梅小路公園内には京都市によって「京都市電ひろば」が整備されている。 P1050927-
京都市電ひろば。

「京都鉄道博物館」の開館は2016年春の予定。
現在の「梅小路蒸気機関車館」は改装のために2015年8月30日に閉館予定で、 既に館内の一部施設は閉鎖済み。
閉館に先立ち、7月18日からは「 閉館特別展『思い出の機関車館から京都鉄道博物館へ(仮称)』」が開催予定となっている。 P1050876- 梅小路蒸気機関車館は今夏までの営業。

京都鉄道博物館へのアクセスは当面京都市バスのみであるが、JR西日本は2019年ごろ梅小路地区にJR嵯峨野線(山陰本線)の新駅を設ける予定となっている。 img-map

一部画像はJR西日本と京都鉄道博物館の公式ウェブサイトより引用。 (写真は都商研スタッフ撮影)

外部リンク:京都鉄道博物館

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