有楽町マリオンに「コニカミノルタプラネタリウム」、2018年冬開設-映画館「日劇」跡に

2018年3月に閉館する「TOHOシネマズ日劇」の跡地に「コニカミノルタプラネタリウム」が2018年冬に開設されることが分かった。

有楽町マリオン。

84年の歴史「日劇」を継承するのはプラネタリウム

TOHOシネマズ日劇は1984年10月に東宝系映画館として「日本劇場」などの名称で有楽町マリオンに開館。2009年に現在の名称となった。
TOHOシネマズ日劇の前身である「日本劇場」は1933年に開館。長年に亘って日本を代表する大型劇場・映画館として親しまれたが、老朽化のため1981年に閉館し、跡地に有楽町マリオンが建設されている。
一方でマリオンのTOHOシネマズ日劇も老朽化に加えて「TOHOシネマズ日比谷」(「東京ミッドタウン日比谷」内)の開館により、2018年2月を以て閉館することが決まっていた。

2018年3月に開館するTOHOシネマズ日比谷。
(三井不動産ニュースリリースより)

コニカミノルタプラネタリウムが開設されるのは日劇跡のうち下層階にあたる9階~10階で、コニカミノルタは「映画や演劇をはじめとする芸術文化に関心の高い層をメインターゲットとして、星空と全天周映像をはじめとする、今までにない複合体験を提供する」としている。

かつて「東京初のプラネタリウム」があった有楽町

もともと、有楽町は東日本初のプラネタリウム「東日天文館」(1945年焼失、現在の有楽町駅日比谷口側)があった場所でもある。
コニカミノルタは、池袋サンシャインシティで「コニカミノルタプラネタリウム満天」、東京スカイツリータウンで「コニカミノルタプラネタリウム天空」を展開するほか、「福岡市科学館ドームシアター」などを運営している。
有楽町は「満天」などの姉妹館になるとみられ、満天などと同様にプラネタリウム以外の演目も上映されると思われる。
館名などは今後決定する予定だという。

10月に開館した福岡市科学館ドームシアター。

日劇跡の高層階は大型貸しホールに-ヒューリック運営

また、TOHOシネマズ日劇跡のうち、11階~13階にかけては、2017年夏よりヒューリックが運営する大型貸しホール「ヒューリックホール東京」(施設面積:約1,950 ㎡、座席数:約900 席予定)として再活用される予定となっており、開業後は様々な大型イベントが開催されることになる。

外部リンク(ニュースリリース):2018年冬 有楽町マリオンにプラネタリウムを中心とした複合型映像体験施設を開設
外部リンク(ニュースリリース):映画館「日劇」跡が次世代の集客施設に生まれ変わる!
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