大分県別府市の別府国際観光港前・国道10号線と国道500号線交差点近くにある「春木川公園」を重層化した複合商業施設「春木川パーク」が、2024年12月7日以降より順次開業している。

別府市・春木川パーク。
大部分が「荒地」だった春木川公園
別府市立春木川公園は別府国際観光港の建設に合わせて1960年に都市計画決定。その後順次整備されたものの、敷地の大部分は暫定的に苗圃・花壇・荒地・駐車場などとなっており、実際には一般的な公園としては利用されていなかった。
一方、周辺では別府大学駅が開設されるなど都市化が進んでいたものの同地は近隣1km圏内にスーパーがなかったため、住民からスーパーマーケット誘致の要望が出ていた。

荒地となっていた市立春木川公園。(2021年12月撮影)
こうした状況を踏まえ、別府市では春木川公園を都市公園として整備すべく、2021年にPark-PFI(公園の民間資金活用整備)に基づく公募設置管理制度により管理・運営者を公募していた。渋谷区のミヤシタパークと同様の手法であり、西日本初のPark-PFIによる立体都市公園となった。
「公園整備」と「商業施設出店」の双方が望まれていた同地だけに、「春木川パーク」は地域住民にとって待望の施設となる。
また、観光港の前にあるため、フェリー利用客にとっても便利な施設となりそうだ。
公園用地を重層化、住民待望の商業施設も
管理・運営者に選定されたのは別府市で少年サッカークラブなどを行う団体や、市内の太陽光発電会社が中心となって設立した「ミネルバ株式会社」。
春木川パークは長らく利用されていなかった春木川公園の敷地を重層・複合商業施設化し、最上階を公園としたもの。街区は国道を挟んで2つに分かれており、総敷地面積は11,737㎡となる。
当初は2023年中の開業が見込まれていたが、資材高騰のため着工が遅れたという。
西側街区は立体化されており、2024年12月中に順次開業。
1階には核店舗としてサンドラックグループのドラッグストア併設型の総合スーパー「ダイレックス春木川パーク店」が出店。店舗面積は1,794㎡となる。

2階にある人工芝のグラウンド。
2階は海と川を望むことができる公園「春木川パーク」として、フットサルやサッカーに対応した全天候型人工芝グラウンド「みんなの広場」「ふれあい広場」、さらにリハビリテーション⽤運動施設などを備えたクラブハウスなどが設けられる。また、災害時・津波時の避難所としても利用できるようにする。
このほか2階には焼きそば「かどや」、整骨院「三好整骨院」、福祉施設「オリーブの樹」が出店・入居する。
なお、駐車場は無料となっている。

国道10号線を挟んで海側の街区。
国道10号線を挟んで海側(西側)には公園「育てる花壇広場」が整備された。こちらは2023年1月に先行開業済みで「資さんうどん」(24時間営業)、「春木川スポーツ」と無料駐車場で構成されている。

敷地概要。(トライアルはダイレックスに変更)
PFIを活用した整備のため、別府市は建物の建設事業費を支出しない。市に入る年間使用料は約1,400万円となる見込みだ。

別府湾と春木川を望む立地。別府大学駅から徒歩10分ほど。
春木川パーク
ダイレックス春木川パーク店
住所:大分県別府市汐見町4
ダイレックスは9時~22時/資さんは24時間営業など。
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イオンタウン東浦和、2026年春開業-伊勢丹アイプラザ跡地、ワンランク上の都市型商業施設めざす
埼玉県さいたま市緑区の三越伊勢丹HD系複合商業施設「伊勢丹アイプラザ東浦和店」跡地に、イオングループの近隣商圏型商業施設「イオンタウン東浦和」が2026年春に開業する。

イオンタウン東浦和。
東浦和駅前にあった伊勢丹核のショッピングセンター
伊勢丹アイプラザ東浦和店は、1991年5月に伊勢丹(現三越伊勢丹)初の複合商業施設新業態「アイプラザ」1号店として開店。
開業以来、三越伊勢丹直営の百貨店ギフトショップを核とした施設構成であり、ミキハウス系幼児教室「キッズパル」や美容室「TAYA」、一言伊左衛門の日本茶抹茶カフェ「CAFE伊左衛門」といった飲食サービス系専門店を最末期まで展開するなど、首都圏近郊の住宅街という立地特性を活かした上質な施設づくりを打ち出していた。
イオンタウンの都市型ショッピングセンターに
イオンタウン東浦和の建物は地上4階建で敷地面積は約2,802㎡、延床面積は約5,600㎡。コンセプトに「ウェルネス・ステーション」を掲げた都市型ショッピングセンターとして、食品スーパーを核にドラッグストアや飲食店など専門店20店舗ほどを展開。駅前立地を活かした「コンパクトながらワンランク上のライフスタイルを提案するショッピングセンター」を目指すとしている。
イオンタウン東浦和
住所:埼玉県さいたま市緑区東浦和一丁目1番6、7、8、9
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