愛知県名古屋市港区の名古屋臨海高速鉄道あおなみ線稲永駅前にあるベイシアグループ系複合商業施設「カインズモール名古屋みなと」に、同社系大型食品スーパー「ベイシアFoods Park名古屋みなと店」が2024年2月16日に新装開店した。
名古屋初のカインズモール
カインズモール名古屋みなとは2005年3月に開業。敷地面積は56,546㎡、売場面積は22,919㎡。
開店当初は同社系県内旗艦店「カインズホーム スーパーホームセンター名古屋みなと店(現カインズ名古屋みなと店)」(地上2階建/17,306㎡)と同社系総合スーパー「ベイシアフードセンター名古屋みなと店」(鉄骨造平屋建/売場面積5,613㎡)を核とする商業施設であり、両店舗ともに専門店として飲食サービス系店舗を導入するなど「集客力のアップと買上点数の向上という相乗効果を生み出すモール」をめざした。
ベイシア名古屋みなと店、県内初の新業態に
ベイシアFoods Park名古屋みなと店では愛知県内初となる新業態として、鮮魚部門では店舗近郊の名古屋市場や三河湾直送の生魚、惣菜部門の「名古屋めしコーナー」では味噌カツ弁当や手羽先など、グロサリーでは地元有名食品メーカー「寿がきや食品」商品や銘菓・地酒を取扱うなど、名古屋市周辺の産品を拡充する。また、同業態他店舗同様に「フライバイキング」「カレーバイキング」を導入、フローズンコーナーを約2倍のに拡大するなど時短需要に対応する。

Beisia Foods Park 名古屋みなと店。
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佐賀玉屋本館、2024年6月閉店-建替え・複合ビル化、2026年末完成めざし着工へ
京都府京都市の不動産会社「さくら」傘下の百貨店「佐賀玉屋」は、本館(新館含む)の建物を建て替えるため、2024年6月末に一旦閉店することを発表した。建て替え中は、南館のみで営業を続け、将来的には南館も閉店・建て替えする。

建て替えを発表した佐賀玉屋本館。
創業約220年、2023年に不動産会社傘下となった佐賀玉屋
佐賀玉屋新本館、低層を百貨店・高層階をシティホテルに
店舗の建て替えは、2024年2月15日に「さくら」社長で佐賀玉屋の新会長に就任・浅井政則氏、創業家で相談役(佐賀玉屋の前社長)の田中丸雅夫氏などが行った記者会見で発表されたもの。
発表によると、佐賀玉屋本館(新館含む)は2024年6月末に閉店。その後、建物を解体。2025年6月に新たな建物を着工するという。
新店舗は10階建て。1階から4階までが百貨店、5階から10階をシティホテルとする計画で、2026年12月の開業をめざす。
南館は、新たな本館の完成後に解体・再開発するとしている。

佐賀玉屋南館。本館建て替え完成後に再開発される。
佐賀玉屋は郊外型ショッピングセンターや福岡県内の商業施設との競合により売り上げが大きく減少していた。厳しい商環境のなか、どのような新時代の百貨店づくりをおこなっていくのかが注目される。
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S東美浜町店、2024年2月29日閉店-地場老舗総合スーパー本店、旧長崎松竹会館建替えで
長崎県長崎市浜町にある老舗総合スーパー「S東美浜町店」が2024年2月29日をもって閉店する。
長崎浜町を代表する老舗総合スーパー
東美は1947年6月に雨合羽店「佐々木商店」を前身とする衣料雑貨美術品店「東洋美装店」として設立。1966年10月に本店を現在の「長崎松竹会館(当時)」に移転、屋号を東洋美装店の略称である「東美」に改めた。
建替構想もあり売場集約進めていた
S東美が入居する複合商業施設「TG浜町ビル(旧長崎松竹会館)」の建物は地上8階地下1階建で店舗面積は3,614㎡。地場建設会社の谷川建設が所有する。
S東美は開業当初、大手百貨店系仕入機構に加盟するなど百貨店に近い業態であったが、1968年3月の食品スーパー子会社「エスマート」設立後はチェーンストア志向を徐々に高め、総合スーパーへの業態転換を進めた。同店は長崎市中心部を代表する大型店のひとつとして専門店比率を高めるなど存在感を保ち続けたが、施設老朽化による建替構想を背景として、2023年2月にヤマダデンキ系家電量販店「ベスト電器S東美店」を閉店、直営衣料雑貨フロアの大部分を2階に移設集約するなど営業規模を縮小していた。
また、東美運営フロア以外でも2023年9月に九州地場大手複合カフェ「フリースペース」(西九州メディア運営、現在は浜町店1店舗のみ)が近隣に移転するなど専門店の撤退がみられていた。 
S東美。(2022年当時)
東美・スタバ・ミスドも後継店出店は現時点未定
都商研によるTG浜町ビル(旧長崎松竹会館)入居店舗への取材によると「2023年秋には解体が決まっていた」とのこと。
東美はTG浜町ビル内に本社を置いているが、施設建替えにともない移転する予定。なお、S東美を始め、スターバックスコーヒーやミスタードーナツなど入居専門店の多くは2024年2月時点において浜町での後継店出店の方針を明らかにしていない。
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ジョイフルサン木鉢店、2024年2月29日閉店-改装相次ぎ打ち出していた木鉢唯一の大型店
長崎県長崎市のながさき女神大橋道路木鉢IC近くにある穴吹興産系の長崎地場スーパー「ジョイフルサン木鉢店」が2024年2月29日をもって閉店する。
地域に親しまれた木鉢唯一の大型店
ジョイフルサン木鉢店は、1996年10月に「木鉢ショッピングプラザ」の核店舗として開店。店舗面積は1,226㎡。
近年は店舗内外装のリニューアルに加え、日用消耗品を中心に厳選した100円ショップ「キャンドゥセレクト」やヤマト運輸系宅配便ロッカー「PUDO」を導入するなど、店舗3km圏内に同業が存在しない木鉢地域唯一の大型店として、施設の利便性向上に向けた取組みを継続的に実施。開店以来、地域の食を支える店舗として親しまれていた。 
ジョイフルサン木鉢店。(同社公式より)
ジョイフルサンは穴吹興産(あなぶきグループ)傘下となって以来、長崎玉屋建替再開発ビルへの店舗看板に「J’s GARDEN Marche」を冠する新コンセプト店舗「ジョイフルサン新大工町ファンスクエア店」の開店や地産地消・有機食品を中心とした新業態「ジェイズガーデンマルシェ城山店」の開店、老朽店舗の建替リニューアルや無人販売事業の拡大など、意欲的ともいえる攻めの戦略を採っている。
同社は2024年2月現在、木鉢店閉店後の活用策などについて明らかにしていないが、長崎での次の一手に期待したい。
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