広島県広島市南区の広島旭商店街(アイビータウン)に、サンリブグループの食品スーパー「マルショク旭店」が2022年4月8日に開店した。
前身は広島最古のマルショクだった旧旭町店
マルショク旭店の事実上の前身となるサンリブの総合スーパー「マルショク旭町店」は1970年12月に開店。建物は地上2階建で店舗面積は1,390㎡。広島県内で現存する最古のマルショクであった。
マルショク旭町店は開店以来、広島旭商店街(アイビータウン)の商業核として役割を担っていたが、都市計画道路(広島市道霞庚午線)拡張による店舗敷地の一部収用のため、2021年1月17日をもって完全閉店するとしていた。
広島県内20年ぶりの新店、食特化の狭小店舗に
マルショク旭店の建物は平屋建で店舗面積は759㎡。サンリブとしては2000年4月のサンリブ五日市開店以来約20年ぶりとなる広島県内への新規出店であり、旭店の開店により同社は広島県内7店舗体制となる。

マルショク旭店。
旭店は築50年経過していた旧旭町店と異なり食品に特化し、イートインを併設するなど「お買物しやすさにこだわった店内フロア」を提案。テナントとして旧旭町店の化粧品コーナー(資生堂・カネボウ・コーセー)を担っていた「すずらん」が再出店した。

マルショク旭店のフロアマップ。
旭店は旧旭町店と比べ店舗面積が半減したもの、引続きアイビータウンの商業核としての役割を担うとみられる。
マルショク旭店
住所:広島県広島市南区旭1丁目20-18
営業時間:午前9時~午後8時
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高島屋立川店、2023年1月31日閉店-専門店街ビルとして再出発、高島屋S.C.としての運営は継続
東京都立川市のJR立川駅前にある百貨店「高島屋立川店」が、2023年1月31日に閉店する。

高島屋立川店/立川高島屋S.C.
立川高島屋、2018年より専門店の導入を進めていた
高島屋立川店は1970年6月に開業。当時は米軍立川基地の返還が決まったばかりであり、市の大きな成長が見込まれるなかの開店であった。現店舗は1995年3月に新築移転したもので、売場は地上9階・地下1階、店舗面積は31,121㎡。
高島屋立川店はすぐ近くに伊勢丹とグランデュオ百貨店(阪急とJRの合弁)があり、重複ブランドも少なくなかった。
そのため、2015年からは流山おおたかの森などを手掛ける高島屋子会社「東神開発」の管理・運営による店舗のリニューアルを進め、2018年10月には「立川高島屋S.C.(高島屋ショッピングセンター)」としてニトリなどの大型専門店が出店。百貨店直営売場は3階以下の下層階のみとなっていた。
高島屋が運営する専門店街に-百貨店、53年で閉幕
高島屋立川店の売場は2023年3月で閉店し、百貨店としては53年の歴史に幕を下ろす見込み。一方で高島屋は「立川高島屋S.C.」としての運営は続けるとしており、高島屋の売場跡には新たなテナントが導入され、高島屋が運営する専門店街ビルとしての再出店を図ることとなる。

立川高島屋S.C.エントランス。
集客力があった食品売場を含め、新たなテナントの概要などについては4月時点で発表されていない。
高島屋は「東神開発が培ってきた商業施設運営やテナント誘致のノウハウを最大限に活用し館の魅力を最大化していく」としており、今後2023年秋のリニューアルオープンをめざして工事が進められる。
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プラザモールなかま、2022年4月20日開業-旧ダイエー・イオン跡、トライアル中間店を核に刷新
福岡県中間市の筑豊電鉄通谷電停近くにあるイオンショッパーズモールなかま店跡に、トライアルを核とするショッピングセンター「プラザモールなかま」が2022年4月20日に開業する。
北九州都市圏全域から客を集めたショッパーズ
プラザモールなかまの前身となるダイエー「ショッパーズモールなかま」は、1978年9月に総合スーパー「ダイエー中間店」(後の東館)として開店。1993年12月にはダイエーの大型ディスカウントストア「バンドール中間店」(後の西館)、1998年11月には大型アミューズメント施設(AMC・SEGA)を核とする専門店街「中間アミューズプラザ21C」(後のモール館)が相次ぎ開店し「ショッパーズモール中間」となった。モール形成当初の建物は3棟で敷地面積は53,581㎡、店舗面積は35,492㎡(東館15,565㎡、西館10,789㎡、モール館9,138㎡)、延床面積は84,021㎡。東館はダイエー、西館・モール館はグリーンプラザ開発が所有していた。

ダイエーなかま店。
ショッパーズモールは1998年当時、ダイエーグループの九州における旗艦店を核に日本最大のスクリーン数を誇るシネマコンプレックスを併設していたこともあり、地元のみならず北九州都市圏全域から客を集めた。その後も2002年3月にはダイエーが直営フロアを東館に集約し専門店フロアを拡大、2012年3月にはダイエー主導で東館・モール館のリニューアルを実施、同年7月には地元主導で西館のリニューアルを実施するなど、地域随一の大型店として存在感を示し続けたが、施設間競争の激化もあり近年は空きフロアが顕著となった。2015年9月には東館のダイエーがイオングループの運営会社再編により「イオンなかま店」に転換したが、老朽化を理由に2021年9月をもって閉店していた。

ショッパーズモールなかまの西館と東館。
イオン九州は、2021年9月の閉店後に西館の建替えを行い、2022年秋を目処に再出店する方針を示していたが、跡地の一部は平面駐車場となった。
国内最大級のトライアルを新たな核に
プラザモールなかまは、旧ショッパーズモールなかま西館(2021年10月閉館)とモール館(暫定営業中)跡を刷新するもので、建物は引続きグリーンプラザ開発が所有する。

メガセンタートライアル中間店。
西館には大手ディスカウントストア「メガセンタートライアル中間店」(4月13日先行開業)が施設の核店舗として新規出店。モール館には暫定営業中のゲームセンター「セガアリーナなかま」と映画館「ユナイテッドシネマなかま16」に加えて、1階にカジュアル衣料品店「マックハウス」とアウトレット家具店「リバップ」が再出店、ニトリのインテリア雑貨店「ニトリデコホーム」が新規出店。2階にはヤマダデンキの家電量販店「ベスト電器」と100円ショップ「キャンドゥ」が再出店、ヘアカット専門店「QBハウス」、美容室「クイックカラーQ」が4月20日前後にかけて順次新規出店するなど、大型専門店主体の施設となった。
プラザモールなかま
住所:福岡県中間市上蓮花寺3丁目1-1
営業時間:24時間(メガセンタートライアル)
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