大阪府吹田市の阪急千里線北千里駅近くに、JR西日本系複合商業施設「北千里グリーンプレイス」が2025年夏以降順次開業する。
北千里小学校跡地にJR西日本系商業施設
北千里グリーンプレイスの建物は2棟地上2階建で敷地面積は約1,826㎡、延床面積は約926㎡。
JR西日本系商業不動産会社「JR西日本アーバン開発(神戸SC開発)」を代表企業とする企業連合体(コンソーシアム)が、2024年4月の吹田市による「北千里小学校跡地等北東側利活用事業」公募型プロポーザル選定を受け整備を進めるもので、近隣コミュニティセンター「まちなかリビング北千里(北千里児童センター/北千里地区公民館/北千里図書館)」や保育所・高齢福祉施設、広場などと連携し「子育て世代をはじめとする地域の皆さまが、出会い・つながり・交流する、“地域のサードプレイス”」をめざすとしている。
JR西日本アーバン開発初、大阪府内に商業施設展開
JR西日本グループは、2016年6月のJR西日本大阪開発による近隣商圏型ショッピングセンター新ブランド1号店「吹田グリーンプレイス」開業を皮切りに、駅構内・駅近立地にこだわらないロードサイド型施設の展開を本格化。
2019年11月の神戸SC開発(現JR西日本アーバン開発)による同業態1号店「甲子園口グリーンプレイス」開業を皮切りに、グループ横断のブランドとしての立ち位置を明確化するなど、阪神間で同業態は広がりをみせている。
JR西日本アーバン開発は、神戸市内の駅高架下商業施設の運営を目的に設立した商業不動産会社という出自もあり、グループ再編後も兵庫県内(姫路駅~甲子園口駅)を施設の展開地域としてきたが、北千里小学校跡地への新施設開業により、大阪府内初進出を果たすこととなる。
北千里グリーンプレイス
住所:大阪府吹田市古江台 3 丁目 119 番 261、256 の一部
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