イオン南千里店、2021年5月31日閉店ージャスコから33年の歴史に幕、跡地は再開発へ

大阪府吹田市の阪急千里線南千里駅近くにあるイオンリテールの総合スーパー「イオン南千里店」が2021年5月31日をもって閉店する。

開店時はジャスコ最大の店舗、競争が激化していた

イオン南千里店は1987年11月に「ジャスコ南千里店」として開店。地上4階建、売場面積は14,600㎡で、開店時は全国のジャスコ直営店のなかで最大の売場面積であった。建物は中部電力子会社の日本エスコンが所有している。
2021年現在のテナントとしては、家電量販店「エディオン」、アミューズメント施設「モーリーファンタジー」、100円ショップ「セリア」などが出店しているほか、屋上階(5・6階)には「HOS南千里スポーツクラブ」が入居している。

イオン南千里店。エディオンなどが出店する。

ジャスコ南千里店の出店後は近隣に大型店の進出が相次ぐこととなり、約1キロメートル圏内に限っても、北大阪急行電鉄が運営する「アザール桃山台」(1997年開業)、日本エスコングループのエスコンプロパティが運営する「トナリエ南千里」(旧・ガーデンモール南千里、2004年開業)、大和リースが運営する「BiVi千里山」(2015年4月開業)などが開業、競争が激化していた。
2019年には日本エスコンが建物を取得。「将来的には当該地の複合再開発」を行うと発表したため店の先行きが注目されていた。

跡地は複合再開発へ-再出店などは未定

イオンは閉店の理由を「契約満了にともなうもの」としている。
イオン南千里店では3月12日から「完全閉店売り尽くしセール」が行われている。

イオン南千里店の閉店告知。

前述したとおり、跡地は日本エスコンが複合再開発を進めるとみられる。イオングループの店舗が再出店するかどうかは、2021年4月時点は未定となっている。
(撮影:@Yakimeshi113_Miさん)

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