広島マツダ(広島市中区)は、原爆ドーム隣に複合ビル「おりづるタワー」を開設することを発表した。
「おりづるタワー」完成予想図。(公式サイトより引用)
「広島県産業奨励館」を継承する施設に
おりづるタワーは広島マツダが所有していた原爆ドーム隣のオフィスビル跡に建設。13階建で、外壁などに「折鶴」をモチーフにしたデザインを取り入れるのが特徴。なお、新ビルには元のビルの基礎などを利用するため、完成までは比較的短い工期となる。
ビルの1階は一般客に開放され「広島県産業奨励館」(現:原爆ドーム)を継承する形で広島県の産品を販売するコーナーが設置されるほか、カフェなども入居する。
2階から11階はオフィス。
12階から最上階は「体感ゾーン」と称し、平和に関する展示やワークショップが行われるほか、広島市内が一望できる展望スペースも設置される。
また、原爆ドームに隣接しているために、優れた耐震強度で災害時に原爆ドームを守る役割も果たすという。
「おりづるタワー」建設地。奥に原爆ドームが見える。
「おりづるタワー」は、2016年7月のプレオープン、9月23日のグランドオープンを目指して工事が進められている。
外部リンク:おりづるタワー
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