カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

伊予鉄道、新CI導入と標準塗装変更へ-2015年5月発表

愛媛県全域に鉄道線(郊外電車)・軌道線(市内線)・バスの路線網を持つ伊予鉄道(本社:愛媛県松山市)は、5月21日に「IYOTETSUチャレンジプロジェクト」の一環として、「乗ってみたくなるような電車・バス」をめざし、新CI導入と標準塗装の変更を発表した。
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伊予鉄道の市内電車とバス。

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郊外電車(元京王電鉄の車両)

伊予鉄の新標準色、オレンジ一色に

伊予鉄道の新しい標準塗装は、愛媛県の特産品である「かんきつ」を連想されるオレンジ一色にロゴをあしらったのもの。
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新しい標準塗装(伊予鉄ウェブサイトより)

更に、プロジェクトの一環として、新CIの導入、駅ナンバリング実施、古い駅名票の交換、ウェブサイトのリニューアル、市内線へのwi-fi搭載、電車の増結などを実施する。
また、将来的には市内線への連接車両の導入を図り、松山空港への市内線延伸計画も進める。
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新しいCI(伊予鉄ウェブサイトより)

伊予鉄道は1888年創業。2012年現在、鉄道・バスともに黒字経営。
運輸事業のほか、百貨店、不動産、観光業なども行っている。
松山市内の電車、バスの多くは伊予鉄道の運行であり、今回の思い切った塗装変更は街の景観を大きく変えることになるであろう。
伊予鉄髙島屋
松山市駅ビル。伊予鉄髙島屋百貨店が入居。
奥に写る坊っちゃん列車も伊予鉄の運行。

外部リンク:IYOTETSUチャレンジプロジェクト(PDF)

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BiVi日出、2015年6月1日開業-JR暘谷駅前、トキハが移転

大分県日出町のJR暘谷駅前に建設されている複合商業施設「BiVi日出」が6月1日に開業する。

JR暘谷駅前、ベッドタウン地域の新たな核に

「BiVi」は大和リースが運営する都市型商業施設で、仙台、東京、京都、福岡などで展開している。
「BiVi日出」はJR暘谷駅前の日出暘谷高校跡(大神駅前に移転)に立地。同敷地の隣接区画にはケーズデンキも出店し、既に営業している。
日出町は近接する別府市、大分市のベッドタウンとして人口増加が続いている。 P1130844---1-- BiVi日出。建設工事は最終段階。

核店舗はトキハインダストリー、公共施設も入居

1階の核テナントは百貨店系スーパー「トキハインダストリー」。 線路を挟んで隣接する旧店舗は既に閉店しており、移店作業中。
そのほか、主な物販店としては「セリア」(100円ショップ・トキハ内)、「マツモトキヨシ」(ドラッグストア)、「味楽亭」(中華レストラン)、「ポッポおじさん」(唐揚店)など。
2階は公共施設となっており、「日出町立図書館」、「日出町交流ひろばHiCaLi」、そして多目的スペースも設置される。
また、2階公共エリアには、テナント募集中の飲食店スペースがある。建物は 2階建で、延床面積は8,641㎡。
なお、2017年ごろにはBiVi日出と隣接する形でJR暘谷駅の駅前広場が整備される予定。
現在、BiVi日出では開店準備が急ピッチで進められている。
トキハインダストリーは5月31日にプレオープン、グランドオープンは6月1日朝9時。
そのほかのテナントや公共施設は7月末までに順次開業する予定となっている。

外部リンク:BiVi日出
関連記事:トキハインダストリーESPA日出、2015年5月15日閉店-駅前に新店舗出店へ
新しい記事:BiVi日出、核店舗のトキハインダストリー開店

大分あるある
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両国公会堂、墨田区が2015年夏の解体を発表-跡地に「刀剣博物館」

休館中となっていた東京都墨田区の歴史的建造物「両国公会堂」を2015年夏より解体し、跡地に「刀剣博物館」(仮称)を建設する計画が発表された。

関東大震災復興の象徴-東京大空襲でも焼け残る

両国公会堂は関東大震災からの復興のために、1926年に安田財閥の寄附により建設された鉄筋コンクリート4階建の大型ホールで、戦後は進駐軍に接収されていた過去もある。
東京大空襲によって壊滅的な被害を受けた江東地区においては、隣接する東京都慰霊堂・復興記念館とともに貴重な歴史的建造物であった。

しかし、両国公会堂は老朽化のために2001年より使用停止となったのち、墨田区が管理・運営にあたる民間事業者を募集していたが、経費面などから再活用には至らなかった。

両国公会堂。

解体後、「刀剣博物館」が移転へ

両国公会堂の解体後の跡地には、現在は渋谷区にある「刀剣博物館」が移転する計画となっている。完成は2018年を予定している。

参考:東都よみうり「両国公会堂、取り壊しへ」(外部リンク)

ローソン、2015年5月で「ダイエー商品券」取り扱い終了

 コンビニエンスストア業界国内2位の「ローソン」(本社:東京都品川区)は、ダイエーグループ商品券の取扱いを2015年6月末をもって停止すると発表した。
既に店舗ではレジに告知文の掲示を開始している。
ダイエー商品券(現行)

旧ダイエー系コンビニ、ダイエーとの提携の歴史に幕

ローソンはダイエーのコンビニ部門として1975年に設立されたが、ダイエーの業績悪化に伴い2001年に三菱商事に株式を売却。だが、ダイエーグループを離れて以降も商品券の受け入れを実施していた。
今回、使用中止となるのは以下の5種類の商品券。

  • ダイエー商品券
  • マルエツ商品券
  • カテプリ商品券
  • ユニードダイエー商品券
  • ダイナハ商品券
    (ユニード・ダイナハ券は1993年に発行停止)

カテプリ商品券(現行)
ユニードダイエー商品券
忠実屋商品券
オレンジ友の会商品券
(写真:デパート通信

ダイエーは2015年3月にイオングループとの商品券相互利用を開始した一方、英国風パブ最大手「HUB」、東京チカラめし傘下の牛丼専門店「神戸らんぷ亭」、「福岡ヤフオク!ドーム」など、旧ダイエー系列店との契約打ち切りを発表。
2015年9月にはダイエー北海道・九州・名古屋3地区店舗のイオン転換を控えており、旧ダイエーグループを唯一結び付けてきた商品券共通運用の廃止は、イオン色の強まりを象徴させる動きだ。

商品券の相互利用を行っていたダイエー系企業の現在

マルエツ:首都圏を中心に店舗展開する食品スーパー。現在はイオンと丸紅が共同出資するUSMHの子会社。
ダイナハ:沖縄県那覇市で営業していた総合スーパー、ダイエー那覇店。現在は丸善ジュンク堂が出店するD-nahaとして営業。
ユニードダイエー:かつて九州地区で営業していた地場大手スーパー。1994年にダイエーに吸収合併。
カテプリ:ダイエーが北海道で運営している百貨店、旧プランタン新さっぽろ。今年9月からイオン北海道が継承予定。

外部リンク:商品券 | ダイエー[ごはんがおいしくなるスーパー]

京都鉄道博物館、2016年春開業-全収蔵車両を2015年5月に発表

JR西日本は、2016年春の開業をめざして建設中の「京都鉄道博物館」(京都府京都市下京区梅小路)の収蔵車両を2015年5月に発表した。

日本最大の鉄道博物館

「京都鉄道博物館」は、大阪・弁天町駅前にあった「大阪交通科学博物館」と「梅小路蒸気機関車館」を統合して生まれる施設。 P1050850
梅小路蒸気機関車館。
建設中の京都鉄道博物館(SL後方)。

収蔵予定の車両は、現在「梅小路蒸気機関車館」に収蔵している20両の蒸気機関車を含めると実に53両に上る。
内訳は蒸気機関車:23両、電気機関車:5両、ディーゼル機関車:2両、電車:5両、気動車:1両、客車:9両、貨車:2両、新幹線電車:6両。 img01
展示場の完成予想図。

梅小路蒸気機関車館に収蔵されていた数多くの蒸気機関車や、大阪交通科学博物館に収蔵されていた0系新幹線、80系気動車(ブルドッグ)などに加えて、全国で親しまれた103系通勤電車、583系寝台電車、100系・500系新幹線、電気機関車EF81(トワイライトカラー)、トワイライトエクスプレスの寝台車両などが新たに収蔵される。
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新たに収蔵される500系新幹線。

更に、本線と繋がる「展示引込線」には、不定期で現役車両の展示も行われることになっている。梅小路蒸気機関車館で人気のSL乗車体験も継続予定。
面積、収蔵車両数ともに日本最大の鉄道博物館となる。
全ての展示車両の紹介はこちら(公式サイト)  ※追記:リンク切れ
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展示引込線。

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SLの乗車体験も継続。

また、これとは別に隣接する梅小路公園内には京都市によって「京都市電ひろば」が整備されている。 P1050927-
京都市電ひろば。

「京都鉄道博物館」の開館は2016年春の予定。
現在の「梅小路蒸気機関車館」は改装のために2015年8月30日に閉館予定で、 既に館内の一部施設は閉鎖済み。
閉館に先立ち、7月18日からは「 閉館特別展『思い出の機関車館から京都鉄道博物館へ(仮称)』」が開催予定となっている。 P1050876- 梅小路蒸気機関車館は今夏までの営業。

京都鉄道博物館へのアクセスは当面京都市バスのみであるが、JR西日本は2019年ごろ梅小路地区にJR嵯峨野線(山陰本線)の新駅を設ける予定となっている。 img-map

一部画像はJR西日本と京都鉄道博物館の公式ウェブサイトより引用。 (写真は都商研スタッフ撮影)

外部リンク:京都鉄道博物館

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東急不動産、銀座5丁目プロジェクトのフロア構成を2015年5月発表-2016年春開業へ

銀座を訪れた際、ひときわ目を引く建設中のビルに気付いた人も多いであろう。 この建物は東急不動産が建設中の商業施設「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」。
特徴的なデザインは伝統工芸である「江戸切子」をモチーフにしている。 P1120968 建設中の「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」ビル。

数寄屋橋交差点の東急大型プロジェクト、概要発表

東急不動産株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:植村 仁)は、この中央区銀座五丁目・数寄屋橋交差点に開発中の大型商業施設「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」のフロア構成を5月21日に発表した。 ginnza 完成予想図。

建物は地下5階、地上11階建で、地階部分はフードや雑貨、低層階にはブランド店などのフラッグシップストア、中層階にはファッションに加えて「東急ハンズ」の新業態店舗などが出店するほか、高層階には「ロッテ免税店」とレストラン街が入居する。
また、地下2階で地下鉄銀座駅とも直結、外国人観光客の増加に対応するために大型の地下駐車場も設置する。 ginnza3- 予定されているフロア構成。

目玉は6階と屋上に設置されるパブリックスペース。 6階には高さ27メートルの吹き抜けが設置されるほか、屋上(56メートル)には大テラス空間を設置。
訪れた誰もが、銀座を一望しながら自由にくつろぐことが出来る。 ginnza2 6階のパブリックスペース。

建設場所は銀座の数寄屋橋交差点、銀座ソニービルと有楽町マリオンに挟まれた好立地。
開業は2016年春を予定している。 地下5階~地上11階、延床面積は約50,000㎡。 P1120985- 数寄屋橋交差点・マリオン前より見た姿(右)。

本文中の画像は東急不動産公式ウェブサイトより引用。 (写真は都商研スタッフ撮影)

外部リンク:銀座・数寄屋橋交差点に開発中の大型商業施設 「(仮称)銀座5丁目プロジェクト」のフロア構成が決定(東急不動産)

銀座のグルメに、新宿のグルメに、この1冊。
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旧寿屋田主丸店、新規テナント募集へ-サンディ田主丸店の2015年3月閉店で

かつて「寿屋田主丸店」などが入居していた福岡県久留米市の旧田主丸町中心部にある商業ビル「小林水産ビル」が新たなテナントを募集している。

田主丸を代表する大型店だった寿屋跡

小林水産ビルは1978年築、延床面積は2,683㎡。
2002年の寿屋倒産後は1階のみの営業となり「スーパー川食 ピアザ田主丸店」が入居、2011年からは川食の営業エリア縮小に伴い「スーパー大栄 サンディ田主丸店」となっていたが、スーパー大栄のイズミグループ入りに伴う事業整理により、2015年3月に閉店することになった。
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旧・寿屋田主丸店。今春までサンディ田主丸店が入居していた。

小林水産ビルは現在全テナントが退店中。
都商研の取材によれば、もし新たなスーパーが入居した場合はテナントとして小林水産(鮮魚・惣菜)、クリーニング店が入居することを検討中。この2店舗は小林水産ビルの周辺で仮営業を行っている。
また、サンディ田主丸店と同様に、1階のみへの出店も可能だという。

駅・国道から近い好立地

小林水産ビルは立地は国道210号線と田主丸駅前通りとの交差点で、交通量は非常に多い。JR田主丸駅からは徒歩6分ほど、店舗前には西鉄のバス停もある。田主丸中央商店街もすぐそば。
1・2階を併せた売場面積は約1,800㎡。エスカレータは昇りのみ設置。駐車場は150台(無料)。
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寿屋時代の店内配置は写真の通り。

小林水産ビル所在地:久留米市田主丸町田主丸582-1

店舗活用に関するお問い合わせは
株式会社小林水産(電話(0943)72-2668)まで。

トキハインダストリーESPA日出、2015年5月15日閉店-駅前に新店舗出店へ

大分県日出町の中心部、JR日豊本線暘谷駅近くに立地する「トキハインダストリーESPA日出」が店舗移転準備のため5月15日に閉店した。

トキハインダストリーESPA日出。

インダストリー、暘谷駅隣接地に移転へ

トキハインダストリーは大分市に本社を置く百貨店系スーパー。
ESPA日出は1979年開店で、別府市などのベッドタウンである日出町の中心商店街に立地していた。売場面積は4,800㎡。
現店舗のすぐ近くであるJR暘谷駅前には「トキハインダストリー日出町店」が建設中。店舗はこちらに事実上移転する予定となっている。

建設中の新店舗。

新店舗は日出町立図書館なども入居する複合商業施設「BiVi日出」内で、マツモトキヨシ、セリアなども出店予定。
また、隣接地にはケーズデンキが出店している。

外部リンク:トキハインダストリー
大分あるある
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ダイエーグルメシティJR久留米店、2015年8月閉店-JR久留米駅前

福岡県久留米市のJR久留米駅前に立地する総合スーパー「ダイエーグルメシティJR久留米店」が2015年8月を目途に閉店する予定であることが関係者への取材で分かった。
6月半ばより閉店セールが開始されている。
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ダイエーグルメシティJR久留米店。

旧・渕上ユニード、イオン九州に継承されず閉店に

ダイエーグルメシティJR久留米店は1972年に「渕上ユニード久留米国鉄駅前店」として開業。
その後、ユニードのダイエーグループ入りにより、ユニードダイエーを経てダイエーの店舗となった。
しかし、九州地区のダイエー店舗がイオン九州へ経営譲渡されることが発表された際に同店はイオン九州が店舗継承しないことが発表されており、去就が注目されていた。
JR久留米駅前に立地、周辺にはマンションが多く、来客数も比較的多いものの、建物の老朽化が閉店の大きな要因の1つと考えられる。

久留米から姿消すダイエー

一時は久留米市街地に4店舗あったダイエーも、当店の閉店により姿を消すことになる。
また、筑後地方の他のダイエーも既に全店舗閉店済みとなっている。
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マンションに囲まれた立地。

ダイエーグルメシティJR久留米店は4階建、現在の売場は1~2階のみ。地階駐車場は無料。
なお、人気のうどん店「久留米荘」は、店舗の閉店に先駆けて今年初めに退店している。

追記:ダイエーにより閉店日は8月23日と発表された。

外部リンク:ダイエーグルメシティJR久留米店
(閉店後はリンク切れとなります)

南海和歌山市駅ビル、建替えを発表-2017年ごろに閉店へ

南海電鉄は、和歌山県和歌山市の和歌山市駅前にある「和歌山市駅ビル」を建て替えることを2015年5月に発表した。

南海和歌山市駅。高島屋が出店していた。

2014年まで高島屋が出店

和歌山市駅ビルである南海和歌山ビルディングには、2014年8月まで百貨店の「高島屋和歌山店」が核店舗として出店していたことで知られる。
高島屋和歌山店の前身となる「高島屋和歌山出張店(初代店舗)」は1931年9月に和歌山県内初となる百貨店として和歌山市七番丁に開業。1932年の丸正百貨店開業を受けて、1934年11月に新館を開設したが、1936年1月に火災のため一時閉店、同年2月から建替えリニューアルを進め、同年11月に2代目店舗が開店した。1940年にはグループ傘下の10銭均一ストア「高島屋十銭ストア和歌山店」が開店。1948年8月には店舗名を「高島屋和歌山店」に改称(格上げ)し、同年9月には十番丁に3代目店舗を開店したが、1952年8月をもって閉店。1973年に和歌山市駅ビルに移転した。
和歌山市駅ビルは高島屋グループの食品スーパー「高島屋ストア(フレッシュマート、のちのカナート)」を核に、婦人服や紳士服、化粧品、贈答品などを展開していたが、業績不振や賃貸借契約満了を理由に2014年8月をもって閉店。
高島屋の閉店後、同年9月に高島屋ストアを前身に持つH2Oリテイリング(阪急阪神百貨店、イズミヤ)傘下の食品スーパー「デイリーカナート和歌山市駅店」を核に、100円ショップなどが出店する商業施設へと生まれ変わったばかりだった。
なお、高島屋は2014年8月の和歌山店閉店後、市駅前に贈答品特化型の催事店舗「高島屋和歌山特設会場(5代目店舗)」を出店している。

2017年に閉館する予定-新装は2020年

南海電鉄によると、2015年5月より現在の駅ビルを維持したままオフィス棟を着工。2017年からは現駅ビル撤去に着手し、市民図書館、商業施設などが入った新駅ビルを建設するほか、平行して和歌山市が駅前広場を整備する計画で、全ての工事が完了するのは2020年の予定という。
下記リンク(南海公式)より完成予想図なども見ることができる。

外部リンク:和歌山市駅活性化計画の実施について(南海電鉄)

和歌山県民の証(スマホ向けアプリ)
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