イオンモール熊本に仮設店舗「コンテナモール」9月28日開業-全面再開は2017年春ごろに

熊本地震で大きな被害を受けた熊本県嘉島町のショッピングセンター「イオンモール熊本」の3番駐車場に仮設コンテナモール「link garden – HARE BARE」が9月28日に開業する。
イオンモール熊本・コンテナモール。

大小7個のコンテナで構成される「コンテナモール」

コンテナモール「link garden – HARE BARE – ハレ晴れ」の敷地面積は約9,800㎡。
被災前まで西側専門店街でサブ核店舗として出店していた「スポーツオーソリティ」や「イオンペット」をはじめとして、インド料理「ビスヌ」、エスニック雑貨「チャイハネ」、レディスセレクトショップ「HugHug」、ブライダルカウンター「わくわく横丁 クローバー熊本」、ゲームセンター「楽市楽座」など7店舗が仮設店舗で再開するほか、大型イベント広場も設置される。
開業を記念し、28日、29日には山都町の清和文楽出張公演、火の君太鼓と言った地元密着のオープニングイベントも開催される予定。

熊本最大のショッピングセンター、地震で大きな被害に

イオンモール熊本は、経営破綻した寿屋の出店予定地を買収するかたちで2005年10月に「ダイヤモンドシティ・クレア」として開業。2011年には運営会社のブランド名統一の一環から「イオンモール熊本」に改称したものの、地元民からは現在も「クレア」の名前で親しまれている。
売場面積は51,936㎡で、イオン九州が運営する総合スーパー「イオン熊本店」を核に、シネマコンプレックス「イオンシネマ熊本」など約160の専門店が出店。熊本都市圏で最大のショッピングセンターとして営業していた。しかし、4月14日・16日に発生した熊本地震の震源地(益城町)から非常に近い同店では、専門店街部分を中心に「施設の液状化」「天井の崩落」などの深刻な被害を受けた。
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イオンモール熊本(被災前)。

その後、4月20日にはイオン熊本店の食品売場のみを一部再開。7月20日にはイオン熊本店の2階フロア、蔦屋書店や無印良品など約90店舗が入居する東側(イオン側)専門店街が順次暫定的な営業再開を行ったものの、地震による被害が大きかった西側専門店街(シネコン側)は施設の建替えも含めた再生・大規模改装が検討されるなど、早期の全館再開は困難な状況となっていた。

全館再開は2017年春ごろに

また、今回イオンモールは全館営業再開を2017年春ごろと発表。
現時点では西側専門店街の解体工事を行っていないことから改装程度に留まると考えられる。
(コンテナモールイメージ画像は公式サイトより)

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外部リンク:イオンモール熊本公式ホームページ
外部リンク:「イオンモール熊本」コンテナモールlink garden -HAREBARE-ハレ晴れ-9月28日(水)OPEN!

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