トライアル宇佐店、2019年8月25日閉店-駅川寿屋、38年の歴史に幕

大分県宇佐市の法鏡寺交差点にある総合スーパー「トライアル宇佐店」(駅川寿屋)が2019年8月25日に閉店する。

トライアル宇佐店。

遺跡も発掘された駅川店、現在も寿屋が所有

トライアル宇佐店は1981年7月に「駅川寿屋」として開業。建物は2階建て(屋上は駐車場)で売場面積は4,823㎡。駅川は宇佐市成立前の宇佐郡駅川町(駅館(やっかん)+豊川の合成地名)に由来する。
当時の宇佐市は4町合併により誕生して14年ほど。旧駅川町は4町のなかで最も開発が進んでいなかった地区であったが、旧宇佐町、四日市町、長洲町の中間地点にあたるために市役所が設置され、発展が著しかった。
また、当地は遺跡が多い地区であり、建設前には遺跡の発掘調査も行われた。
その後、寿屋は別館を建設。寿屋傘下のディスカウントストア「キッド」、ファミリーレストラン「グルッペ」、書籍・CD「AVクラブ」(現:TSUTAYA AVクラブを運営するニューコワン)などが出店した。1990年代には出入口の移設を伴う大規模改修がおこなわれた。

駅川寿屋。
(改装を手がけた河村デザイン社のウェブサイトより)


しかし、2000年12月に徒歩圏にハイパーモールメルクス宇佐(核店舗はミスターマックス、食品売場はスーパー大栄→ゆめマート)が開業。寿屋は劣勢に立たされることになると、2002年1月に寿屋が経営悪化のため閉店する方針を発表(この時点では寿屋は多くの店舗を営業継続する方針であったが駅川店は「アクシス中津寿屋」「寿屋杵築店」などと共にいち早く閉店方針を表明)。同月末の寿屋のスーパーマーケット廃業に伴い閉店した。
なお、寿屋は倒産直前に全店舗を対象にラララグループ仕様の店舗への改装を進めていたが、駅川店は90年代の全館改装以降はほぼ未改装であった。

今もライバルとなっているミスターマックス。

2002年1月の閉店後は寿屋が入居企業を募集し、同年8月にトライアル宇佐店として古い内装を残したまま営業を再開。24時間営業となった(現在は24時閉店)。2階の一部にはゲームセンターが出店した。
また、別館には2003年11月に贈答品店「江戸心本店」が開業。レストラン棟にはドコモショップが出店している。
現在も建物はラララグループ寿屋の後継企業「カリーノグループ」が所有しており、同社傘下の企業がメンテナンスしている。館内の一部照明は同社によりLED化されている。

活用方法は未定

トライアル宇佐店は8月4日に2階売場を閉鎖、8月25日19時を以て完全閉店となる。
トライアルは2018年に近隣にあった小型店・豊後高田店(旧・寿屋豊後高田店)を新店舗の「トライアル豊後高田玉津店」に移転させている一方、宇佐店が新店舗として移転する計画は7月現在出されていない。
建物は築30年以上が経過しているものの、新耐震基準を満たしていると思われ、駐車場も十分であるため再活用される可能性もある。
市役所に近く、交通量が非常に多い交差点という「宇佐の一等地」であるため今後が注目される。

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