滋賀県長浜市に平和堂(本社:滋賀県彦根市)の大型食品スーパー「フレンドマート長浜祇園店」が2024年7月19日午前9時30分に開店する。
ながはまストアー引継いだ老朽店舗だった
平和堂フレンドマート長浜祇園店旧店舗は2003年8月に開店。建物は平屋建で店舗面積は999㎡。
同店は2003年1月に閉店した地場食品スーパー「ながはまストアー祇園店」の居抜物件であり、平和堂他店舗ではみられない三角屋根の意匠が特徴だった。2015年10月の全面リニューアルでは、生鮮4品(青果鮮魚精肉惣菜)の売場美装化やフードコートの新設、地元商品の拡充に取組んだが、2023年5月に「建物や施設・設備等の老朽化」を理由に挙げて閉店していた。
最新のフレンドマートに
平和堂フレンドマート長浜祇園店新店舗の建物は平屋建で敷地面積は5,620㎡、店舗面積は2,015㎡、売場面積は1,415㎡。
長浜祇園店では従来比1.3倍の売場面積を活かし、デリカ売場を「最も力を入れる売場」として位置付け、ライブ感あふれる鉄板コーナーやインストアベーカリーを展開。グロサリーではダイコウ醤油やびわこ食品のとりやさい味噌を取扱うなど、地元の味の拡充を図るなど「生まれ変わった店舗で、新たな価値創造に挑戦」するとしている。

平和堂フレンドマート長浜祇園店。
平和堂フレンドマート長浜祇園店
住所:滋賀県長浜市祇園町298-1
営業時間:午前9時30分~午後9時30分
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スーパーセンタートライアル富山マイプラザ店、2024年7月17日開店-旧ダイエープラザ、北陸初の大手ディスカウント核に再生
富山県富山市の複合商業施設「富山マイプラザ」に、大型食品ディスカウントストア「スーパーセンタートライアル富山マイプラザ店」が2024年7月17日に開店した。

スーパーセンタートライアル富山マイプラザ店。
ダイエープラザとして開業した富山の老舗商業施設
富山マイプラザは、1988年11月に大手流通グループ系商業施設「ダイエープラザ富山」として開業。建物は地上3階建で営業フロアはワンフロア(2階)。
開業当初はダイエーFC系総合スーパー「ダイエータイヨー富山店」を核に、地場生鮮市場「いきいき市場」や大手婦人服店「鈴丹」、ダイエー系アミューズメント施設「らんらんらんど」など専門店約50店舗が入居。展望大浴場「プラ座ゆ」を備えるなど、北陸地方最大級の複合商業施設に相応しい業容であった。
同施設はタイヨーの経営破綻にともない、1992年にダイエー直営総合ディスカウント「ダイエーハイパーマート富山店」を核とする施設となったが、2001年2月にダイエーが運営から撤退したため、現在の施設名称となった。
2012年に地場大手食品スーパーが撤退していた
富山マイプラザは、富山地場食品スーパー「新鮮市場マイプラザ店(現アルビス系)」と家電量販店「上新電機ピットワン(後のジョーシン)」、100円ショップ「ダイソー」、パチンコ店「イーゾーン」の大型店4店舗を核とする施設として再生を図ったもの、2012年に新鮮市場が閉店、2016年にジョーシンが移転するなど物販系店舗が相次ぎ撤退。後継としてアミューズメント施設「アピナ富山南店」が入居するなどサービス系主体の施設として営業を続けていた。
トライアル核に全館再生
スーパーセンタートライアル富山マイプラザ店は、2016年閉店のジョーシン富山南店跡に入居するもので、同社店舗としては北陸初となる。
トライアル富山マイプラザ店は北陸初かつ県内初の「次世代型スマートストア」として、セルフレジ機能付き買い物カート「SkipCart」(80台)や小売特化型リテールAIカメラ、インストアサイネージを始めとするIoT機器やAI技術を全面導入。新たな購買体験を提供するとしている。
スーパーセンタートライアル富山マイプラザ店
住所:富山県富山市堀川町355-3
営業時間:24時間営業
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佐世保玉屋、2024年8月よりワンフロアに縮小-建物の一部のみで営業継続、再開発めざす
長崎県佐世保市にある小型百貨店「佐世保玉屋」が、2024年8月中にさらに売場の縮小をおこない、おもに現店舗1階のみでの営業となることが都商研の取材で分かった。

佐世保玉屋。
耐震不足が発覚、事業を縮小している佐世保玉屋
佐世保玉屋は1894年に佐賀県小城市牛津町を発祥とする卸問屋「⽥中丸善蔵商店佐世保出張所」として開業。1905年に「田中丸呉服店佐世保支店」に改称、1920年にグループ初となる百貨店「玉屋」に業態転換、1941年の分社化を機に現在の「佐世保玉屋」となった。
2009年の現社長就任以降は、長崎玉屋の建て替え(2022年にマンションのワンフロアで営業再開)に加えて長崎県と福岡県に高級アパレル店を出店、その一方でサテライト店や系列スーパーを閉店するなど経営再建を図った。

閉店したマルタマ住吉店。(長崎市)
しかし、佐世保本店は築年数が高く耐震不足となっていることが発覚。その後も建て替え計画が進まず、佐世保市に対する耐震診断結果報告についても度重なる遅延が続き、市より警告を受けていた。
そうしたなか、2020年には屋上遊園地・レストランを含む4階以上を閉鎖、2022年には贈答部門を縮小、同年8月には基幹システム入替えを理由に友の会「玉屋おたのしみ会」の新規募集及び会員更新を終了、2023年に入ると物産展など百貨店催事の開催縮小、6月にはレジシステム移行を理由に「タマヤマイティーポイント」を終了、同年9月には3階を閉鎖・営業階を2フロアに集約したほか、2023年末からは食品売場にあなぶきグループのスーパー「ジョイフルサン」を導入。経費削減に向けた「事業縮小」「売場縮小」が進んでいた。

空きフロアとなった5階(撮影:文鉄・お札とコインの資料館)。
現在の建物は地上9階建て、全館の店舗面積13,363㎡、延床面積20,120㎡。
2014年に約100億円、2018年に約60億円ほどあった売り上げは、2021年には約28億円に激減。その後の営業規模の縮小により、2023年は更に大きく下がっているとみられる。
一時は「7月閉店」発表も玉屋は否定-営業継続へ
佐世保玉屋は2024年7月末を以て殆どのテナントに閉店を通知しており、そのため多くのメディアで「建て替えのため2024年7月末で閉店」と報じられたものの、玉屋側はそれを否定していた。
一方で、都商研の取材によると、2024年8月中に売場を1階のみに集約。殆どのアパレル・ホームファニシングなどのテナントは撤退し、残る大部分は食品売場(おもにジョイフルサン)になるとみられる。なお、玉屋の自主編集売場を中心に、アパレル・化粧品の一部は残留する見込みとなっている。

佐世保玉屋は閉店せず営業を続ける。
関係者の話によると、佐世保玉屋は営業規模の縮小にともない、縮小前に在籍していた正社員の殆どが退職・もしくは退職予定で、来たる再開発に向けて人員整理を推し進めているという。
迫られた耐震化、「大型店」の枠組み外れて小型店に?
以前の記事でも触れたとおり、佐世保玉屋は耐震性不足による再開発を目標に掲げているものの、その後も計画が進まず、佐世保市に対する耐震診断結果報告についても度重なる遅延が続き、市より警告を受けていた。

佐世保玉屋。(2024年7月)
2024年現在、耐震改修促進法に基づく大型店の定義としては「階数3以上かつ床面積5,000平方メートル以上の大型店舗等」が掲げられている。
建て替えなどの対応をおこなう最終期限は2024年5月となっているが、売場を1フロアのみとしたことで、売場面積の縮小により「大型店」の枠組みから外れており、耐震性問題を当面回避することで営業継続を図ることになったとみられる。
一方で、老朽化している建物の建て替えは免れないため、近い将来、具体的な再開発計画が発表されるであろう。新たな時代の佐世保玉屋を期待したい。
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佐世保玉屋で7月31日迄に撤退する主な売場
(一部のみ・取材による)
2階
- 紳士雑貨売場(ワイシャツ・ネクタイ・革小物)
- 紳士肌着・靴下・ナイトウエア売場
- イビサ(ハンドバッグ)
- べべ(子供服)
- 赤ちゃんの城(ベビー用品)
- 西川(寝具)
- 千代田のきもの(呉服)
- ビースリー(婦人・紳士ボトム)
- マックレガー(紳士服)
- オーダーワイシャツ(紳士服)※6月10日閉店済み
- レリアン(婦人服)※春までに閉店済み
- レリアンプラスハウス(大きいサイズの婦人服)
- パーリーゲイツ(ゴルフウェア)※2月25日閉店済み
- フォンテーヌ(ウイッグ)※トゥインクル西沢へ移転
- ザノースフェイス(アウトドアウェア)※春までに閉店済み
1階
- ヴァンドーム青山・ヴァンドームブティック(アクセサリー)
- RF1(洋惣菜・サラダ)
- クリニーク(化粧品)※7月10日閉店済み
- メリーチョコレート(洋菓子)※5月末閉店済み
- ドンク(パン)※2月末閉店済み
- 一部化粧品は対応未定
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