世界大手の人気雑貨ブランド「ローラ・アシュレイ」(本社:英国)が、2020年3月17日(現地時間)に経営破綻した。
2018年に日本撤退、2020年に再上陸予定だった
ローラ・アシュレイ(Laura Ashley)は1953年に英国ロンドンで創業。1968年にサウスケンジントンに同社1号店を出店して以降、商品の販売地域を欧米諸国に拡大。
1985年にはジャスコグループ(現・イオングループ)との提携のもと東京・銀座に日本1号店を出店した。

ローラ・アシュレイ・ジャパンの店舗(現在は閉店)。
1986年にはジャスコ(現・イオン)と英国ローラ・アシュレイとの共同出資で日本法人「ローラ・アシュレイ・ジャパン」を設立。全国の百貨店や駅ビル、イオン系商業施設を中心に多店舗展開し、2017年時点では日本国内112店舗、香港・台湾16店舗を出店していたが、2018年9月のマスターライセンス契約満了に伴い2018年7月31日をもって香港全店舗が、8月31日をもって日本国内全店舗が、9月10日をもって台湾全店舗が閉店し、日本近隣諸国から一旦撤退していた。
一方で、英国ローラ・アシュレイはイオングループのローラ・アシュレイ事業撤退に先駆けて2018年2月に「ローラアシュレイジャパンカンパニー合同会社」を設立。
同年8月には大手総合商社「伊藤忠商事」がローラ・アシュレイの日本市場における独占輸入販売権及びマスターライセンス権を取得、大手アパレル「ワールド」傘下企業がサブライセンス契約を締結し、2020年8月までに日本再進出を果たすことを発表していた。
ローラアシュレイ、新型コロナウイルスの影響で破綻
大手メディア「ガーディアン」「ブルームバーグ」などの報道によると、ローラ・アシュレイHDは昨今の新型コロナウイルスの感染拡大で客足が落ちるなどして米国銀行ウェルズ・ファーゴからの緊急融資を受けていたが営業を続けることが困難になっており、2020年3月17日に経営破綻、管財人のもとに入ることになったという。なお、現在ローラ・アシュレイHDはマレーシアの企業グループが筆頭株主となっている。
同社は今年3月に東京都内でキッズ向け新作アイテムの発表をおこなったばかりであるが、今回の経営破綻にともない、日本で予定通り新店舗の展開がおこなわれるかどうかは不透明になった。
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シーマークスクエア、2020年3月19日開業-日立公設市場跡地にベニマル・京成百貨店・映画館など出店
茨城県日立市東滑川の国道6号線沿いに、日立グループのショッピングセンター「SEA MARK SQUARE(シーマークスクエア)」が2020年3月19日に開業する。

シーマークスクエア。
日立市公設地方卸売市場跡、日立が再開発
シーマークスクエア(出店計画時仮称:日立市東滑川SC)は、日立市が所有する「日立市公設地方卸売市場跡地」(2015年12月閉鎖)の跡地を、官民協働事業(PPP)の一環として、日立製作所グループの不動産会社「日立ライフ」が公募型プロポーザルにより取得し開発したもの。JR日立駅からは約4.5kmの距離がある。
建物は平屋建(一部地上2階建)、敷地面積は約65,000㎡、建物面積は約24,000㎡、駐車場台数は約800台。

「日立市東滑川SC」出店計画当初のイメージ。
コンセプトは「はじめまして、SEA MARK SQUARE です!」。
名称には日立市の魅力である「海」「景観」「豊かな自然」を背景としながら、当施設がウォーキングトレイルを通じて、地域資源である海浜緑地(東滑川ヒカリモ公園)とつながり、賑わいを創出する「海(SEA)とつながるランドマーク(MARK)施設(SQUARE)」をめざすという意味を込めたという。
なお、当初はシンボルタワーなどが設けられる特徴的な建物とする計画であったが、一般的なNSC(近隣型ショッピングセンター)となった。
ベニマルやビバホーム、京成百貨店
核店舗はセブン&アイHDの食品スーパー「ヨークベニマル」。
茨城県内や日立市内などの地元商品、馴染みのある商品を多数取りそろえ、とくに鮮魚売場では、まぐろや前浜直送の丸魚や簡単調理・即食系商品の品ぞろえに力を入れるという。また、約50席のイートインコーナーを設置、店内で購入した商品を食べたり、ゆっくりくつろげるスペースが設けられている。

完成後の店舗。
他の核テナントとしてはLIXILビバのホームセンター「スーパービバホーム」、映画館「シネマサンライズ」が出店するほか、京成百貨店の小型店舗「京成百貨店日立サテライトショップ・ケイセイ&ソーレ」、ドラッグストア「サンドラッグ」、ファストファッション「ユニクロ」「GU」、レディスファッション「Honeys」「SHOO・LA・RUE」、靴量販店「ABC-MART」、眼鏡店「JINS」、カフェ「STARBUCKS(スターバックス)」、定食屋「ごはん処大戸屋」、プレビ運営のアミューズメント施設「アミューズメント プレビ(ゲームセンター)」など専門店約35店舗が出店する。

京成百貨店。
施設の西側正面には大型ディスカウント「MEGAドン・キホーテ日立店」や家電量販店「ケーズデンキ日立店」が、徒歩圏内には食品スーパー「マルト滑川店」が出店。施設と日立市道3号線を挟んで海側にある「東滑川ヒカリモ公園」との間には連絡橋梁と通路が新設、さらにシーマークスクエアには屋上遊歩道が開設され、日立市内随一の商業・レジャー集積が形成されることになる。
なお、感染病予防のために開業記念式典などは規模が縮小されるが、京成百貨店では購入者にエコバックを配布するなど各店舗で開店記念セールが実施される予定となっている。
主なテナント一覧
- ヨークベニマル
ベニマル内:クリーニングマーティー - 京成百貨店サテライトショップ・ケイセイ&ソーレ
京成百貨店内:ゴールデンベア(メンズ・レディス)、マリサグレース、ケティ、ケティシェリー、パオデロ、メイソングレイ、生活の木、ハウスオブローゼ、アンリシャルパンティエ、ヨックモック、ユーハイム、ブールミッシュ、デメル、モロゾフ、資生堂パーラー、新宿高野、鹿鳴館、ゴンチャロフ、本髙砂屋、メリーチョコレート、蕪村菴、榮太樓總本舗、がんこ職人、中央軒煎餅、笹屋伊織、文明堂、小布施堂、葵の倉、新宿中村屋、清閑院、山本海苔、山形屋海苔、浅草今半、錦松梅、山田養蜂場、キャピタル など
- スーパービバホーム
- シネマサンライズ
- サンドラッグ
- ユニクロ
- GU
- Honeys
- SHOO・LA・RUE
- ABC-MART
- JINS
- スターバックスコーヒー
- ごはん処大戸屋
- アミューズメント プレビ
- RAINBOW
- 琥珀
- すずのき
- Baleine
- Liacil
- セリア
- はなまるうどん
- 内山味噌
- むじゃき食堂
- まち庵
シーマークスクエア
住所:茨城県日立市東滑川町5丁目地内
営業時間:9時~21時30分(ベニマル)

(画像は各公式サイトより)
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オーケー吉祥寺店、2020年3月18日開店-JR高架下のアコレ吉祥寺駅東店(旧・つるかめランド)跡に
東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅近くに、オーケーの食品ディスカウントスーパー「オーケー吉祥寺店」が2020年3月18日午前9時に開店する。
かつて「つるかめ」の主力店舗だった
オーケー吉祥寺店が出店するJR中央線・総武線高架下には当初、2002年11月にシートゥーネットワーク運営(C2社、後のテスコジャパン)の生鮮食品スーパー「つるかめランド吉祥寺店」が開店。
C2社が店舗運営とグロサリーを担当し、生鮮専門業者「FVネット(現・ユナイテッド・ベジーズ)」「肉のセルシオ」が青果・精肉を担当する運営形態を採用していた。
同店は吉祥寺という地域特性もあり、各種ニュース番組やバラエティ番組などメディアへの露出度も高かったが、2013年1月のイオン傘下入りに伴い、2014年1月をもって一時閉店。同年2月にはイオンの都市型食品ディスカウント「アコレ吉祥寺駅東店」に業態転換したが、2019年11月をもって閉店していた。
生鮮フルラインのオーケー、店内製造のピザも展開
オーケー吉祥寺店の売場面積は約689㎡。
生鮮3品(青果・精肉・鮮魚)に加え、惣菜や酒、日用品、店内製造のピザを展開。セルフレジも導入する。

OK吉祥寺店。
吉祥寺駅前は西友やライフ、京王ストア、成城石井、明治屋ストアー、ロヂャースなど立ち並ぶスーパー激戦区として知られている。その一方、今回オーケーが出店するJR高架下は吉祥寺駅と西荻窪駅の中間地点にあり、中央線・総武線北側には食品スーパーが少なかった。アコレ時代には一部生鮮テナントの撤退もみられたため、駅から距離のある地域住民にとって「高品質・Everyday Low Price」を掲げる同店は生活利便性を高める存在になるだろう。
オーケー吉祥寺店
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町2-37-11
営業時間:午前8時30分~午後9時30分
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