新しい記事はこちら:JR原宿駅を橋上駅舎化
JR東日本がJR原宿駅の駅舎を建替えることが分かった。

JR原宿駅。
築100年近い洋風木造駅舎
JR原宿駅は1906年に開業。
現在の駅舎は関東大震災直後の1924年に建設されたもので、 洋風の2階建て木造駅舎が特徴となっていた。
1925年には皇室専用ホームも建設されている。
共同通信によると、駅舎の建替えは2020年の東京オリンピックを 控え、今後の利用客増が予想されるためという。

皇室専用ホーム(宮廷ホーム)。
近年、客増で駅舎入場制限も-現駅舎の処遇未定
2006年以降、原宿駅近くには「表参道ヒルズ」「原宿アルタ」「東急プラザ原宿表参道」がオープン。
また、2015年には原宿駅前アイドルステージが開設、メイドカフェなどの開業が相次ぐなどサブカル化も進み、客層も拡大している。
現在も原宿駅では多客時に入場制限が行われることがあり、小さな木造駅舎の抜本的改革が喫緊の課題となっていた。

表参道ヒルズ。
東京オリンピックを目指した建て替えであり、近いうちに新たな駅舎が建設されるというが、長年親しまれた現・原宿駅舎の処遇は決まっていない。
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ジュンク堂書店千日前店跡、ドン.キホーテに-7月開店
2016年3月に閉店した「ジュンク堂書店千日前店」の跡に「ドン.キホーテなんば千日前店」が出店することが分かった。

旧・ジュンク堂書店千日前店。
ドンキ、大阪市13店舗目-インバウンド需要も狙って出店か
ジュンク堂書店千日前店は、なんばグランド花月向かいの「Y.E.S.NANBAビル」1~3階にあった大型書店。
ジュンク堂書店の大阪一号店「ジュンク堂書店なんば店」として1996年11月に開業。2009年に現在の「ジュンク堂書店なんば店」の開業後に伴い、「ジュンク堂書店千日前店」に改名していたが、オーナーの移行で賃貸契約の再延長が出来なくなり、2016年3月21日で閉店していた。2013年にビルの所有者が吉本興業から他企業に移っていたことも閉店に影響したと考えられる。
また、ビル内にはジュンク堂書店のほかに「大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)」「NMB48劇場」などが入居している。
開店は7月下旬を予定-NMB48劇場などは営業継続
ドン.キホーテなんば千日前店は7月下旬の開店予定で、既にマイナビなどで求人情報が掲載されている。大阪市では13店舗目(サンバード長崎屋の運営店を含む)、ミナミでは道頓堀(2店)、新世界、上本町に次いで5店舗目のドンキとなる。
ジュンク堂時代の売場面積が3,000㎡であったことから、それに準じる売場面積になると考えられ、またインバウンド客をターゲットにした売場の開設も予想される。
ビルの他テナントは営業を継続する。今回のドンキ出店で、AKB48劇場に続いてNMB48劇場も事実上ドンキが核となるビルに入居する形式の劇場となる。
外部リンク:驚安の殿堂 ドン・キホーテ
関連記事:ジュンク堂書店千日前店(旧難波店)、3月21日閉店
イトーヨーカドーアリオ倉敷店、8月末閉店-跡地に天満屋ストア
セブンアンドアイホールディングスが運営する倉敷駅前のショッピングセンター「アリオ倉敷」(倉敷市)の核店舗である「イトーヨーカドー食品館倉敷店」が2016年8月末での閉店を検討していることが分かった。

アリオ倉敷。
後継店舗は天満屋ストア
イトーヨーカドー食品館倉敷店はアリオ倉敷の開店とともに2011年11月開店。倉敷チボリ公園跡への出店だった。イトーヨーカドーの売場面積は約3,600㎡。
地元紙・山陽新聞の報道によると、後継店舗は天満屋ストアの「ハピーズ」で、従業員なども引き継ぐという。
天満屋ストアは2014年1月よりセブンアンドアイホールディングスと業務資本提携を結んでおり、アリオ倉敷内には天満屋百貨店も小型店を構えている。

アリオ倉敷に入居する「天満屋百貨店ふるさと館」。

天満屋倉敷店も線路を挟んでアリオと隣接。
アリオ専門店街は営業継続
セブンアイグループが展開するショッピングセンター「アリオ」の核店舗がイトーヨーカドー以外のスーパーとなるのは初。
アリオ倉敷の専門店はこれまで通り営業を継続するが、開店5年で契約満了になる店舗もあると考えられ、専門店街の改装も予想される。
外部リンク:アリオ倉敷
外部リンク:イトーヨーカドー倉敷店
旧・姫路モノレール大将軍駅、解体へ
姫路モノレール大将軍駅が入居していた「公団高尾アパート」が、老朽化による耐震性不足のため近く解体されることが分かった。
高度成長期を象徴するかのような斬新な形態のビルは、その姿を消すことになる。

大将軍駅の入居する公団高尾アパート。
姫路モノレール唯一の中間駅、延伸計画も叶わず
姫路モノレールは1966年に姫路駅-手柄山駅間で開通。
姫路大博覧会の開催に合わせたもので、路線延長は1.6km、途中駅は大将軍駅のみだった。
当初は姫路市内の飾磨方面、そして鳥取県方面へも延伸するという壮大な計画が立てられていたものの客数は伸びず、1974年に運行休止、1979年に廃止となった。
大将軍駅の入居する建物はモノレールの開通に合わせて1966年に建てられたもので、駅は10階建てビルの3~4階に入居。姫路駅に近かったために利用客は多くなく、末期には通過扱いとなっていたという。
アパートの解体工事は、早ければ今年9月頃から実施される予定。
大将軍駅近くのモノレール軌道沿いにあった赤レンガの工場(山陽色素)も数年前に解体されたばかりで、周囲の景観は大きく姿を変えることになる。
失われゆく「姫路博」の記憶
姫路市では、近年の地震災害などを受けてモノレール遺構の撤去速度を速めているほか、姫路大博覧会に合わせて建設された「手柄山遊園」と「回転展望レストラン」の廃止も検討しており、姫路モノレール、姫路大博覧会の痕跡は急速に失われつつある。

手柄山。遊園地の一部遊具は既に運行停止。
一方で、手柄山駅跡は2011年からモノレール車両を展示する「手柄山交流ステーション」として再活用されており、モノレール運行当時を忍ぶことが可能だ。このモノレールの展示施設については手柄山遊園の園外となるため、今回の遊園地廃止計画とは関係なく営業を継続する。
なお、モノレール姫路駅の跡地には、2016年4月に「キュエル姫路」が開業している。

キュエル姫路。
追記:姫路市、大将軍駅見学会を実施-記録計画も
姫路市は、大将軍駅の解体を前に見学会を実施する。
実施日は8月13日~14日を予定。見学には8月5日までの応募が必要となる。
詳細はこちらへ(姫路市ウェブサイト)。
また、姫路市が舞台のアニメ「こうしす!」を制作するOPAP-JPでは、「大将軍駅記録プロジェクト」と称して、姫路モノレールに関する資料の収集や、大将軍駅を映像などで記録する計画を進めており、今回の記録プロジェクトに際してクラウドファンディングも行っている。
詳細はこちらへ(OPAP-JP「大将軍駅記録プロジェクト」)。
関連記事:キュエル姫路、4月29日開業-神姫バスの新ターミナル
関連記事:姫路フォーラス跡、不動産会社が購入へ
渋川ショッピングプラザ、6月30日閉店-旧サティ
群馬県渋川市の中心部にあるショッピングセンター「渋川ショッピングプラザ」が2016年6月30日を以て閉館する。

渋川ショッピングプラザ(GoogleMapより)
旧サティ、36年の歴史に幕
渋川ショッピングプラザは1980年に「ニチイ渋川店」を核として開店。建物は3階建で屋上に駐車場を設置、売場面積は約7,800㎡だった。その後、ニチイは「渋川サティ」と改称していたが、サティの撤退を受けて2009年7月に一旦閉店。
同年10月からは「パワーセンターうおかつ」(高崎市)を核とするショッピングセンターとなっていた。
2016年2月に殆どのテナントが撤退していたが、うおかつも6月30日を以て閉店し、同日を以て全館閉館するという。
渋川市中心部からスーパー消滅-跡地に新店舗誘致へ
渋川市中心部ではイオン・ジャスコ渋川店も2003年に撤退しており(旧さとりジャスコ、店舗跡は渋川市が活用中)、渋川ショッピングプラザの閉店により渋川市中心部からはスーパーマーケットが消滅することになる。
なお、建物を所有する渋川倉庫では、現在の建物を解体したあと新たな店舗を誘致する方針だという。
イオン大久保店、2015年5月31日閉店-旧サティ
京都府宇治市大久保町の総合スーパー「イオン大久保店」が5月31日午後7時に閉店し、37年の歴史に幕を閉じた。

イオン大久保店。
宇治市南部を代表する大型スーパー
イオン大久保店は1979年3月に総合スーパー「ニチイ大久保店」として開店。1994年には生活百貨店「大久保サティ」に業態転換。その後2011年からは運営会社の経営統合によりイオンリテールの店舗となっていた。4階建で、売場面積は約12,000㎡。
テナントとして低価格衣料品チェーン「オンセンド」や、関西地場の100円ショップ「100yen shop hana」、大型ゲームコーナー「ファインワールド」などが入居していたが、直営書籍売場「THE CITY」なども含めて閉店前に撤退していた。
跡地は未定
現在、跡地の利用に関する具体的な計画は発表されていない。
近鉄大久保駅の周辺には「イズミヤ大久保店」、「平和堂100BAN店」があり、築40年近くと老朽化した建物がそのまま再活用されるかは未定である。
外部リンク:イオン大久保店
マルカン百貨店、リノベで再活用決定-大食堂はマルカン運営も
6月7日で閉店するマルカン百貨店(花巻市)の建物が、地元企業のリノベーションにより新業態で再活用される方向で固まったことが都商研の取材で明らかになった。
リノベによる再活用が決定したマルカン百貨店。
マルカン、リノベーションで再活用へ
「マルカン百貨店」は岩手県内でスーパーマーケットや書店を運営するマルカングループの中核企業の1つで、1973年に開店。
花巻市内では唯一の百貨店であったが、近年はライフスタイルの変化などに伴い売上が著しく減少。老朽化に伴う耐震化工事に多額の費用がかかることから、2016年6月7日を以て閉店すると発表していた。
これを受け、花巻市でリノベーション事業を行う「花巻家守舎」は、マルカングループから百貨店の建物を引き継ぎ、耐震化工事を行った上で店舗を再活用したい意向を表明していた。

マルカン百貨店6階の大食堂。
名物の大食堂も存続へ-他フロアにはテナント誘致
複数の関係者への取材によると、現在マルカン百貨店の売場となっている地上1階から5階、そして閉鎖中の地下1階には花巻家守舎が新たなテナントを誘致する方針で、6階の大食堂については引き続きマルカングループが運営する見込み。マルカンが協力するかたちで、別企業がマルカンのノウハウを生かして運営する可能性もあるという。
閉店発表後は、百貨店の名物である大食堂の「巨大ソフトクリーム」や「ナポリかつ」を食べようとファンが殺到していたが、これらも晴れて存続することになるとみられる。
マルカン百貨店は予定通り6月7日に一旦閉店。今後は花巻家守舎が新会社を設立、8月までに詳細を詰め、建物の再活用可否の最終判断を行う。なお、建物は今後もマルカングループが保有する。
すでにマルカン百貨店再活用後の建物にテナント出店を検討している企業もあるといい、新店舗の開業時期や、6階のマルカン大食堂以外のテナントについては、今後順次発表する予定になっているという。
再活用は早くても来年になる。
大型店再活用の新モデルとなるか
近年、こういった大型店の再活用に関しては、大型空き店舗が立地する自治体が関与する例が非常に多い。
日経グローカルが大型空き店舗が発生した全国の自治体に対して行った調査(2013年)によると、大型空き店舗の再活用に際して約4割の自治体が何らかの政策的対応を採ったといい、そのうち6.4%の自治体が店舗跡の建物などの買収を、3.3%の自治体が家賃の補助を、1.9%の自治体が建物などの第三セクター化を行ったという。
ライフスタイルの変化や総合スーパー業界の不振により、今後も大型空き店舗問題は深刻化することが予想される。
従来、このような地元企業主導でのリノベーションによる大型店跡の再活用は、その多くが大都市において行われてきたものであった。
もしこのような小都市においても、こういった所有者移転を行わずこれまで大型店を運営していた企業も協力するという形でのリノベーションが成功したならば、大型空き店舗再生の新たなモデルケースの1つとなることも期待されよう。
“マルカン記念写真集”も発売
閉店を控え、マルカン百貨店の大食堂には連日多くの客が訪れている。館内では記念写真展が実施されているほか、今後「マルカン百貨店記念写真集(仮称)」の発売も予定されている。

マルカン写真集発売決定(店内掲示より)。
※この記事は花巻市内の複数の関係者への取材に基づいて作成しました。
※プレスリリースを受け、記事の一部を追記しています。
外部リンク:マルカン百貨店
外部リンク:マルカングループ
関連記事:マルカン百貨店、6月7日閉店
関連記事:マルカン百貨店、リノベーションで存続の動き
都電7700形、5月30日より運行開始
東京都交通局は、都電荒川線の新型車両「7700形」の運行を5月30日より開始する。
7700形(荒川車庫敷地外より撮影)。
新7000形を全面更新
7700形は、新7000形(7000形2次更新車)の台車、駆動装置、内装を全面更新した車両。
従来の新7000形は、1950年代に製造した旧7000形の機器を流用し、車体更新・ワンマン化したものであったが、今回の改造により旧7000形の名残は殆どなくなるものと思われる。
新7000形(飛鳥山-王子駅前電停)
VVVF制御化、内外装も一新
車体のデザインについては、東京都交通局のプロジェクトチームの検討により新たにクラシックモダン調のものを採用。
車内はLED照明となり、次電停案内などを表示するための液晶画面が設置されるほか、新7000形時代の車両番号と写真も飾られるという。
制御機器はVVVF制御のものへと変わり、運転台、マスコン、排障器なども更新されている。

7700形(荒川車庫前)。
改造費は1両あたり約1億3,000万円で、これは最新型車両8900形を新造するよりも約5,000万円の節約になる。

8900形。左の8906は今春デビューしたばかり(梶原電停)
なお、現在の7000形は都内を定期運行する旅客車両の中で唯一の吊り掛け駆動方式であるが、この吊り掛けモーターの音も7000形の更新完了と共に過去帳入りとなるとみられる。
2016年度末までに8両がデビュー予定
今回デビューする7701、7701は緑色であるが、今後は臙脂色と青色の車両が各3両ずつデビューし、2016年度末までに計8両が出揃う予定となっている。
東京都交通局では、6月12日の2016年路面電車の日記念イベントで新7000形と7700形の撮影会を行う予定となっている。

近いうちの改造が予想される7018号。
広告などが取り外されている。
外部リンク:都電荒川線
外部リンク:都電荒川線に7700形車両を導入します
セブンパークアリオ柏、2016年4月25日開業-「そごう」も出店
千葉県柏市沼南町に、セブンアンドアイホールディングス最大の商業施設「セブンパークアリオ柏」が4月25日にグランドオープンした。

セブンパークアリオ柏。
セブンアイ最大の商業施設、柏に誕生
セブンパークアリオ柏は柏駅から約5km南東の国道16号線沿いに出店。
セブンアイグループ最大の商業施設で、敷地面積は実に約13万㎡、総テナント数は約200店。
「セブンパーク」という屋号は当店が初となる。

セブンパークのロゴ。
セブンアイの総力を挙げた店舗
セブンパークアリオ柏の館内には、セブンアイグループの「そごう西武」、「タワーレコード」、「LOFT」、「赤ちゃん本舗」、「セブン美のガーデン」、「セブンイレブン」など、セブンアイグループの様々な業態の店舗が出店する。
「タワーレコード」、「LOFT」、「そごう西武」などはそれぞれの店舗の中では比較的小型店となっているが、3階にはセブンアイグループの店舗の商品の取り寄せやギフトの承りなどを行う「オムニセブン」の専門カウンターが設置されており、館内で販売されていない商品を大型店から取り寄せることも可能だ。

柏市初出店となるロフト。
2ゾーンに分かれた館内、「柏らしさ」をアピールする店舗も
館内は大きく分けて「ウエストウイング」、「イーストウイング」の2つのエリアに分かれている。
自然の優しさがテーマの「ウエストウイング」には、核店舗である「イトーヨーカドー」が出店するほか、アミューズメントの「ラウンドワン」、ベビー用品の「赤ちゃん本舗」、「セブンイレブン」などが出店。
3階には子供の遊び場を備えるほか、1階の食品エリアには「フードバザール」と称する市場や商店街をイメージしたゾーンもあり、千葉県や茨城県で採れた野菜などの直売も行われている。

ウエストウイング。自然感ある色づかい。

フードバザール。
百貨店の「そごう西武柏ショップ」は、柏駅前にある「柏そごう」(2016年9月閉店予定)の後継店舗となるものであるが規模はそれほど大きくない。他の西武ショップとは異なり婦人服などは殆ど取り扱わず、銘菓、銘店、ギフト中心の品揃えとなっている。

そごう西武とイトーヨーカドー。
また、洗練された都会をイメージしたという「イーストウイング」には「ZARA」、「unico」、「KOE」、「INGNI」、「グローバルワーク」などといった人気のアパレル・雑貨ショップに加え、アニメショップ「アニメイト」、模型店「ポポンデッタ」、「紀伊國屋書店」、「タワーレコード」、「TOHOシネマズ」など、カルチャー・ホビーの店舗も集積。
3階の「タイトーステーション」では話題のリアル脱出ゲームも楽しめる。

イーストウイング。
ポポンデッタには、アリオ柏の周辺や千葉県をイメージした鉄道模型ジオラマが設置されているほか、タワーレコードには、柏市出身のハロープロジェクトメンバー嗣永桃子(ももち)のパネルが設置されている。

ポポンデッタのジオラマ。

タワーレコードに設置された嗣永桃子のパネル。
ウエストウイングとイーストウイングの間の吹き抜けは「ビッグワンダー」と呼ばれ、様々なオブジェが設置されている。
子供が登って遊べるものもあり、数ヶ月後には壊れていないか少し心配になる。
また、館内各所の吹き抜けには椅子やテーブルが多く設置されているのも特徴だ。

ビッグワンダー。こびと気分が味わえるかも?

様々なオブジェが並ぶ。

沢山の椅子やテーブル。イートインとしても使える箇所が多い。
飲食ゾーンはウエストウイングとイーストウイングの2ゾーンに跨っており、メインとなるのはウエストゾーン3階「レストランアベニュー」とイーストゾーン3階「フードコート・カシワダイナー」。
飲食店は全館合わせて約25店舗が出店している。
お馴染みの「とんかつ浜勝」にはデザートビュッフェが、「リンガーハット」には餃子持ち帰りコーナーが設置されるなど、従来とは少し異なった業態で出店している店舗もいくつか見受けられる。

フードコートのカシワダイナー。
屋外には公園、バーベキュー用具の貸し出しも
屋外にはイベントスペース・公園の「スマイルパーク」があり、散策路「グリーンウォーク」、館内で購入した食材などでバーベキューができる「きりかぶテラス」も整備。バーベキュー用具の貸し出しも行っている。
スマイルパーク全体の総面積は約12,000㎡にもなり、都市公園としても楽しめるようになっている。

スマイルパーク。ステージも設置されている。

スマイルパークから館内への入口。少しハリボテ感が否めない。
巨大さゆえに空き店舗?
気になったのは、1階の不自然な場所にある催事スペースの存在。
また、同様に不自然な場所にあるZARAの分店や、簡素な内装のセブンイレブン(しかもヨーカドー食品から比較的近い位置に出店)も入居テナントが決まらなかったために出店したと思わせる配置であった。
ショッピングセンターの過当競争地域と言われ、計画を断念した施設もある東葛地域であるが、今後、集客の高まりにつれてこのような場所も解消していくであろう。
なお、外壁はレンガタイルに見えるがこれらは壁紙であり、多くの窓もフェイク(壁紙)である。

1階に唐突に現れるイベントスペース。

セブンイレブンはヨーカドー近くの「クロックス」と「DHC」の間に出店。なぜそこに?
アリオ柏の夜景。窓は壁紙。
セブンパークアリオ柏は、年間来館者数1300万人、初年度売上300億円を目標にしている。5月4日には早くも来館者数が100万人を突破したという。
セブンパークアリオ柏
住所:千葉県柏市大島田950-1
敷地面積:約130,000㎡
売場面積:約65,000㎡
総テナント数:約200店
営業時間:10:00~21:00
(レストラン街22時までなど店舗により異なる)
外部リンク:セブンパークアリオ柏
枚方T-SITE、2016年5月26日開業-CCC、創業の地の枚方に「蔦屋百貨店」
大阪府枚方市の京阪枚方市駅前にあった近鉄百貨店跡地に、複合商業施設「枚方T-SITE」が5月16日に開業した。
枚方T-SITE。
西日本初となるCCCの生活提案型商業施設
「T-SITE」はTSUTAYA、蔦屋書店、蔦屋家電などのカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が手掛ける複合商業施設。
枚方T-SITEは近鉄百貨店枚方店(ひらかたサンプラザ2号館)跡地の再・再開発プロジェクトとして、「街のリビングをつくる」のコンセプトのもと百貨店を意識した施設の開発が進められた。

1階入口付近のスタバは屋外からも注文可能。
36のテナントが新規出店-今夏には「デパ地下」も
枚方T-SITEは5月16日に36のテナントが先行開業し、今夏には地階に高品質食品スーパー「北野エース」、ユニーHD傘下の惣菜専門店「e’z mart」、CCC系列の惣菜専門店「鳥ぷろ」などが出店するデパ地下フロアが開業する。

地階は夏開業予定。
1階:食マルシェ
「食マルシェ」をフロアコンセプトに、関西初進出となるフローズンバー「PALETAS」、心斎橋に本店を構える人気パンケーキ店「gram」、大阪・黒門市場発祥のワイン食堂「フジマル食堂」、京都錦市場の「錦一葉かふぇ」などが出店。
CCC直営の書籍売場でも、専門店との相乗効果を狙った料理本、料理雑貨の提案などを行う。

洒落た雰囲気漂う1階「食マルシェ」。
2階:TSUTAYA
「エンターテイメント」をフロアコンセプトに、TSUTAYAのCD・DVD販売・レンタル部門が売場を展開。
伊賀の里モクモク手づくりファーム直営の「農場ものがたりレストラン モクモク」、枚方初のApple正規販売店なども出店する。

モクモクは梅田ルクアやあべのハルカスなどにも
展開する直営農場レストラン。
3階:TSUTAYA
「BOOK&CAFE」をフロアコンセプトに、蔦屋書店とSTARBUCKS COFFEEが融合した売場を展開。
また、格安航空会社(LCC)Jetstarの航空券手配を、日本初のリアル店舗で手掛ける旅行カウンター「Tトラベル」も併設される。

天井いっぱいに積み上がる本棚が特徴的な3階。
4階:暮らしと美容
「暮らしと美容」をフロアコンセプトに、期間限定のショップを集めたマルシェ「毎日の暮らし市」、京都・小川珈琲の期間限定業態となる「OGAWA COFFEE LiMiTED CAFE」、化粧品クチコミサイト@cosmeとのコラボ店舗「T-SITE COSME 」などのテナントが出店。
「caelum(カエルム)(旧・おしゃれ雑貨のイイダ)」、「向井化粧品店」など近鉄百貨店時代から営業していた一部テナントも入居する。
5階:子どもと学び
「子どもと学び」をフロアコンセプトに、蔦屋書店の児童書コーナーが展開。大手百貨店各社に出店するセレクトショップ「レ・キャトルサンク」、北欧輸入玩具専門店「ボーネルンド」の体験型施設や、ベビー用品店、ギフトショップも入居する。
子供でも安心して本を手に取ることができる本棚。
6階・7階:銀行
6階には三菱東京UFJ銀行が、7階にはりそな銀行が入居。りそな銀行には年中無休店舗「セブンデイズプラザひらかた」が開設される。
8階:レストラン街
レストラン街には、大阪初となる台湾発祥の小籠包専門店「恵比寿 京鼎樓」、梅の花の新業態カフェ・レストラン「TSUMUGI by 梅の花」、95席のルーフテラスから枚方の街並みが見渡せるイタリアンレストラン「MEAL TOGETHER ROOF TERRACE」など3店舗が出店する。

枚方の街並みが一望できるレストラン
「MEAL TOGETHER ROOF TERRACE」。
ネットとリアル店舗の融合を目指す枚方T-SITE
-独自アプリでオムニチャネル化を推進
枚方T-SITEの開業に伴い、CCCは新たなスマートフォン向けアプリ「T-SITE Passport」の配布を開始した。
このアプリは、店舗公式サイトへのショートカットとしてだけでなく、Tカード携帯会員証、商品検索、駐車場情報など多彩な機能を備えるのが特徴。
将来的には館内レストランの予約受付と言ったサービスの拡充を目指しているとされている。

5つのボタンで完結する直感的なユーザーインターフェースが特徴
T会員証として使うには店頭でのアクティベーションが必要となる
枚方市駅周辺のTSUTAYA既存店舗も大規模再編
枚方T-SITEの開業に伴い、従来CCCが枚方駅周辺で営業していた「TSUTAYA枚方駅前本店・物販館(旧・枚方三越)」、「TSUTAYA枚方駅前本店・レンタル館(旧・枚方駅前デパート)」、京阪電車エル高架街・エル枚方の核テナント「TSUTAYA 枚方市駅前店・GAME館」では、現在大規模なリニューアルが進行中。

CCCの企業城下町とも言える枚方駅周辺のTSUTAYA店舗
T-SITE開業後も旧・物販館2階がコミック売場として、GAME館が中古メディアを取扱う売場として営業を継続しており、旧・レンタル館もCCCグループがFCとして運営するコンビニ「ファミリーマート」が入居を続けているが、旧・レンタル館、旧・物販館1階、GAME館の一部などが空き床となっていることから、売場の更なる再編・集約が予想されている。
T-SITEでは三越伊勢丹との提携は”ナシ”
-「蔦屋百貨店」大成への針路は
2015年10月、枚方T-SITEを運営するCCCと三越伊勢丹が業務提携を締結した。その際に、共通ポイントサービス「Tポイント」の導入と共に、共同での商業施設開発プロジェクトを発表していた。
関連記事:三越伊勢丹がCCCと業務提携、Tポイント導入
2014年12月開業の湘南T-SITE(神奈川県藤沢市)では伊勢丹の化粧品セレクトショップ「イセタンミラー」が、蔦屋書店横越バイパス店(新潟市江南区・グループ会社運営)では新潟三越伊勢丹の生活提案型サテライトショップ「エムアイプラザ横越」が出店するなど、業務提携以前より両者の連携の動きは見られていた。
かつて三越は枚方で直営店を営業していたこともあり、 枚方T-SITEには専門店の出店や運営に関するノウハウの投入が予想された。しかし、今回の開業で三越伊勢丹が関わることはなかった。

旧・物販館はTSUTAYA以外にも
高級スーパーや手芸専門店が出店している
CCC増田CEOが新たな百貨店像を目指し、枚方市民の「ハレの場」としての成功が期待されている枚方T-SITEであるが、現時点では既存のT-SITE2店舗(代官山、湘南)と比較しても、テナント面での差別化が不足している印象は否めず、「ライフスタイル提案型百貨店」として明確な訴求ができているとは言い難い。
枚方市駅には日常利用を重視した売り場構成で根強い支持のある京阪百貨店が存在する。4年前に撤退した近鉄百貨店の亡き跡にやってきたT-SITEが、枚方の地で「百貨店」として大成するためには、他の追随を許さない明確な指針を持つことが求められる。
地盤沈下が進む枚方駅周辺活性化への起爆剤となるか
枚方市は、2013年3月に策定した枚方市駅周辺再整備ビジョンの中で京阪枚方市駅周辺を都市の拠点として位置付けており、築40年が経過した隣接地のひらかたサンプラザ1号館再開発や、3号館(さんぷら座)のリニューアルを目指している。
枚方市駅周辺は、大阪-京都間の周辺自治体(茨木・高槻)と比較しても店舗の撤退が顕著で、2005年には枚方三越が、2011年には近鉄百貨店が駅前から姿を消していた。再開発ビル「ビオルネ」の経営破綻や、くずはモールの増床リニューアルもあり、中心部の地盤沈下に歯止めが掛からなかった。

かつては枚方ビブレも営業していたビオルネ
現在はイオンの総合スーパーと専門店が営業している
そのような危機的状況の中で、創業の地である枚方に回帰したCCC。果たしてT-SITEは枚方駅周辺の地盤沈下を食い止める起爆剤となるか、こちらも注目が集まる。
外部リンク:枚方 蔦屋書店 大阪府 枚方市 – TSUTAYA 店舗情報 – 店舗検索
プレスリリース:枚方市駅前に枚方T-SITEオープン(CCC公式サイト)