旧・岸和田高等女学校、解体へ-岸和田を代表する近代建築

大阪府岸和田市の岸和田駅近くにある近代建築「岸和田市立福祉総合センター分館」(旧・岸和田高等女学校校舎)が近く解体される見込みとなった。

岸和田市立福祉総合センター分館。

築80年の元・女学校

岸和田市立福祉総合センター分館は「岸和田高等女学校」の校舎として1937年に竣工。戦後に大阪府立和泉高等学校の一部となったが、高校は1971年に移転し、その後は「岸和田市立福祉総合センター」の一部となっていた。
しかし、近年は建物の老朽化が進行。岸和田市立福祉総合センターの建て替え工事(分館隣接地)が終了したことに伴い、7月に閉鎖されることとなった。
建物は今後解体される予定だという。
なお、新たな福祉総合センターは7月18日に竣工式が行われる。

新・岸和田市立福祉総合センター(同市ウェブサイトより)。

近代建築の残る街・岸和田

岸和田市中心部には近代建築が数多く残っているが、なかでも旧・岸和田高等女学校は規模が大きく、内部の見学も可能であったために比較的有名な存在であった。近年はテレビアニメ「Free!」(京都アニメーション)の舞台である「岩鳶高等学校」のモデルとなったことでも知られ、見学者は増加していたと思われる。
耐震性などの課題は大きかったであろうが、市が所有する建物でありながら「近代建築が残る街」の象徴として活かすことができなかったことは残念である。

岸和田市内には近代建築が多く残る。
(成協信用組合岸和田支店、旧・四十三銀行、1919年築)

外部リンク:福祉総合センターの整備について
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