東京都豊島区の百貨店「西武池袋本店」9階屋上にある老舗うどん店「かるかや」が2024年6月30日をもって閉店する。
西武池袋本店の老舗うどん店
かるかやは東京都墨田区向島で創業。1968年に現在の西武池袋本店に移転、2024年5月現在は地下1階に製麺所「直営店かるかや」、9階屋上に「手打ちうどんかるかや」を展開する。
孤独のグルメにも登場、数度のリニューアル乗り越えたが
手打ちうどんかるかやは、人気漫画「孤独のグルメ」(原作:久住昌之/作画:谷口ジロー)に登場する老舗で、武蔵野うどんの名店として知られていた。
手打ちうどんかるかや。
かるかやは2011年11月の店舗リニューアル、2015年4月の屋上庭園「食と緑の空中庭園」新装開業にあわせて姿を変えたもの、西武池袋本店屋上唯一の軽食店として営業を継続。西武池袋本店利用客を中心に長年親しまれていたが、ファンド主導での家電量販店「ヨドバシカメラ」の導入を目玉とする百貨店フロアの集約もあり、地下のリニューアルのため製麺所が確保できないとして歴史に幕をおろすこととなった。
追記:営業終了は未定となったとの情報もあるため、閉店が近づいた6月ごろ取材などができたならば最新情報を追記いたします。
但し、改装に伴い地階店舗の閉店・移転等は避けられない見込みです。
追記:6月30日で地階・屋上とも閉店。移転予定などは今のところなし。5月24日に現地(池袋西武)にて確認。
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