イトーヨーカドー綱島店、2024年8月18日閉店-綱島駅前を代表する大型店、構造改革で

神奈川県横浜市港北区の東急東横線綱島駅・東急新横浜線新綱島駅近くにあるセブン&アイHD系総合スーパー「イトーヨーカドー綱島店」が2024年8月18日をもって閉店する。

綱島駅前を代表する大型店だった

イトーヨーカドー綱島店(横浜綱島8953ビル)は1982年3月に開店。建物は地上4階地下1階建で店舗面積は10,316㎡。
同施設は2004年6月の三菱商事UBS系投資法人「日本リテールファンド(8953)」による施設取得を経て、2024年5月現在は同投資法人の後継となるKKR系投資法人「日本都市ファンド(JMF)」が所有、イトーヨーカドーがマスターリースにより管理運営を担う体制を採っている。

イトーヨーカドー綱島店(JMF公式より)。

イトーヨーカドー綱島店は開店当初からの直営総合スーパーを核に、ドラッグストア「サンドラッグ」やイオン系100円ショップ「キャンドゥ」、イタリアンレストラン「サイゼリヤ」など専門店18店舗が入居する綱島駅前を代表する大型店であったが、同社の構造改革にともない2024年夏を目処に閉店する方針が決まっていた。

近隣では同業進出相次いでいた

イトーヨーカドー綱島店の近隣では、東急新横浜線新綱島駅の開業にともない住宅供給が盛んとなっているが、東急グループによる複合施設「ドレッセタワー新綱島/東急ストア新綱島スクエア店」「ピットテラス新綱島/OONOYA新綱島店」やユニー・ドンキの新業態「アピタテラス横浜綱島」など同業の進出も相次いでいた。
ヨーカドー綱島店は長年、地域随一の大型総合スーパーとして顧客の獲得を図っていたが、大部分を直営フロアが占める店舗構造や競争激化もあり、閉店に至ったものとみられる。
2024年5月現時点において跡地活用の方針などは発表されていない。

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