カテゴリー別アーカイブ: 都商研ニュース

福島駅前通り商店街、全面リニューアルへ-アーケード撤去、2018年春完成予定

JR福島駅前にある「福島駅前通り商店街」が全面リニューアルされることになり、それに伴って長年に亘って駅前通りのシンボルであった片屋根式アーケードが撤去されることになった。

福島駅前商店街のアーケード(中合福島店)。

アーケードを撤去して歩道拡幅へ

福島駅前のアーケードは1960年代に設置されたもの。設置時はまだ駅前に福島交通の路面電車が走っていた(1971年廃止)。)

アーケード内のようす。

駅前通りのリニューアルは2008年より検討されており、その目的は「快適・安全でゆとりある人にやさしい歩行環境の形成」「沿道店舗等と道路空間が一体となって賑わいを創出すること」。
福島を代表するシンボルロードとすべく、歩道を広げるとともに車道を少し狭くして歩行者が快適に歩けるようにする。車道は型押しカラー舗装、歩道はタイル舗装となる。

駅前通りに掲げられた完成予想図。

また、これに伴いアーケードは撤去されるほか、新たに荷捌き場、駐輪場、地下道屋根の設置などがおこなわれる。
工事は2016年末より着工されており、全ての工事は2018年3月に完了する予定である。

工事が完成しつつあるAXC(旧長崎屋)前。

外部リンク:福島駅前通りリニューアル整備
関連記事:JR只見線、”上下分離”で復旧へ-豪雨被害で長期不通、JRと福島県が合意
関連記事:中合福島店二番館、8月31日閉館-旧・山田百貨店、築44年で老朽化

豊洲市場「千客万来施設」、運営主体の万葉倶楽部が撤退方針

豊洲市場に設けられる予定の観光施設「千客万来施設」の運営主体である「万葉倶楽部」(神奈川県小田原市)が、運営から撤退する方針であることが分かった。

豊洲市場の概略図(都商研作成)

当初の「すしざんまい」から「万葉倶楽部」に

「千客万来施設」とは、現在の築地場外市場のような物販・飲食機能に加えて、温浴・宿泊施設も備えた大型の複合商業施設。
東京都の公募の結果、当初は「喜代村」(「すしざんまい」運営企業)と「大和ハウス工業」により運営される予定であったが、条件が折り合わなかったとしていずれも2015年に撤退。再公募の末、2016年3月に、全国で温浴施設を運営する「万葉倶楽部」の運営となることが決まった。

「千客万来施設」(豊洲市場6街区)完成予想図。
概略図中の「環状二号線」の文字がある辺りから見たかたちと思われる。

万葉倶楽部では、千客万来施設の運営コンセプトを「豊洲江戸前市場」と定めており、江戸の街並みを再現した飲食街と物販施設(合わせて200店舗前後の規模)、そして24時間営業の温浴・宿泊の機能も兼ね備えた建物を新築する予定で、国内外から年間193万人の来場者を見込んでいた。

館内には江戸の街並みが再現されたオープンモールも設置される予定。

「築地のテーマパーク化」競合懸念-都側に違約金発生か

万葉倶楽部の撤退を報じたNHKによると、撤退を決めた要因は小池知事が豊洲に移転したあと築地を食のテーマパークとして再開発する基本方針を示したことを受け、築地と豊洲に同様の施設ができれば互いに客を奪い合うことになり、事業の前提条件が崩れたためだという。
今後、東京都側には多額の違約金が発生する可能性もある。
現在、豊洲市場本体の工事がほぼ終了しているのに対し、千客万来施設は運営者再公募の時点で開業が延期されたうえ、豊洲市場の供用開始延期により工事着工も再延期されており、更地のままとなっている。

更地のままの「千客万来施設」用地(豊洲市場5街区)。
奥に見えるのは豊洲市場「青果棟」。

関連記事:東京臨海部BRT、会社設立延期へ-築地市場の移転延期で環2線開通できず

 

JR東日本、秋田港貨物駅まで特別列車運行-大型客船発着時の本格運転目指す

JR東日本秋田支社・秋田県・秋田市の3者は、JR東日本秋田駅とJR貨物の秋田港駅(貨物専用)を結ぶ特別列車「秋田港クルーズ列車」の運行を8月3日から6日まで行う。秋田港のシンボル「ポートタワーセリオン」。

クルーズ船乗船客向け、秋田〜秋田港間を直通

秋田港駅は1907年に開設された貨物専用駅で、普段はJR貨物と秋田臨海鉄道が乗り入れる。
今回運行される「秋田港クルーズ列車」は、8月3日から6日まで行われる「秋田竿灯まつり」開催期間中に秋田港へ寄港するクルーズ船乗船客向けの特別列車。
運行区間は秋田駅〜秋田港駅の8.9kmで、所要時間は約15分。秋田〜土崎間はJR東日本の「奥羽本線」、土崎〜秋田港間はJR貨物の「奥羽本線貨物支線」であるため、2社間の直通運転となる。運行区間の位置図。(JR東日本公式サイトより

運行スケジュールは8月3日と4日は朝夜の1往復、5日は昼夜の1往復、6日は朝夜の2往復。
運行車両は気動車4両で、貨物駅のため乗降設備の無い秋田港駅では仮設のタラップを設置して乗降を行う。

2次交通課題の秋田港、将来的な本格運行を目指す

秋田港では、秋田県が2016年度より実施する「クルーズ拠点を生かしたまちづくり」の効果もありクルーズ船の停泊数が増加傾向にあるが、下船後の移動はバスやタクシーなどが中心となることから、乗船客向けの2次交通に輸送力不足が生じていた。
また、鉄道輸送においても秋田港に最も近い旅客駅である土崎駅までは徒歩30分前後を要する一方で、貨物駅である秋田港駅はフェリーターミナルから歩いてすぐの距離にあるため、貨物線を通じた秋田駅への旅客輸送の実現は交流人口拡大を目指す秋田県や秋田市にとって非常に大きな一歩となった。秋田港に最も近い旅客駅の土崎駅。港までは徒歩30分前後かかる。

クルーズ列車のトライアル運行を行う3者は、8月の運行実施後に課題を整理し、2018年度以降の本格運行の可能性について検討を行うという。

ニュースリリース:秋田港クルーズ列車 トライアル運行について(JR東日本秋田支社公式サイト)
関連記事:JR東日本、東北・新潟地区に新型気動車導入へ-キハ40系など置換えか
関連記事:秋田フォーラス、2017年2月閉店-全面リニューアルで「秋田オーパ」に
関連記事:JR秋田駅西口に「店舗棟」「駐車場棟」建設

イオンスタイル東神奈川、7月7日開店-旧・ニチイで初の「スタイル化」

JR東神奈川駅前のショッピングセンター「イオン東神奈川店」(旧「東神奈川サティ」、「ニチイ東神奈川ショッピングデパート」)が全面改装され、イオンスタイル東神奈川として7月7日にリニューアルオープンした。

イオンスタイル東神奈川。

築40年を前に全面リニューアル

ニチイ東神奈川ショッピングデパートは1978年9月開業。
「東海アルミ箔」の跡地に建設された「トーカイプラザ」への出店であったが、現在建物は銀行所有となっている。
売場面積は16,191㎡。売場は1~4階まで。開店時には松崎しげる、サーカスらが訪れるなど、当時のニチイとしても非常に力を入れた店舗であった。
なお、この数日後にはニチイ横浜ショッピングデパート(現:横浜ビブレ)も開店している。

ニチイの文字が残る看板。

ニチイ初のスタイル化、カンテボーレは新業態に

イオンスタイル東神奈川のキャッチフレーズは「あなたの毎日をハレヤカに」で、改装は全館に亘っている。
 1階食品売場の目玉は生まれ変わったベーカリーコーナー「カンテボーレ」。70席のイートインコーナーにはコンセントも設置されたほか、100円ドリップコーヒーも提供される。

イートイン併設のカンテボーレ。

惣菜コーナーには、他のスタイル店でも好評の直営新業態「リワードキッチン」を導入。新たに小田原干物・練り製品コーナーが設けられるなど、地元産品の品揃えも充実された。

リワードキッチンには「横須賀海軍風カレー」も。


農産品産直コーナー。

衣料・生活用品コーナーでは、2階にビューティーコーナー、ヘルスステーションを、3階に子供靴「クツラ」、4階に家具・ホームファニシングコーナー「ホームコーディ」などを新設。
既存テナントの100円ショップ「トップ」、「福家書店」などもリニューアルされている。

明るく生まれ変わったビューティーコーナー。


新導入の「ホームコーディ」。

イオンでは、採算性の高い店舗を中心に新業態「イオンスタイル」への転換を進めているが、イオンスタイル東神奈川のように築40年を迎える店舗の全面改装は非常に珍しく、とくに旧・ニチイの店舗では当店が初のイオンスタイル化となった。

外部リンク:イオンスタイル東神奈川
関連記事:イオンスタイル新茨木、6月3日全面リニューアル開業ー関西初の「G.G.対応店舗」
関連記事:イオンスタイル碑文谷、12月18日開店-ダイエー碑文谷店跡

大洗リゾートアウトレット、2018年春のリニューアル目指し売却へ-まいわい市場との「ガルパン裁判」も発覚

多くの区画が空き店舗となっていた「大洗リゾートアウトレット」(茨城県大洗町)が、リニューアルを目指し売却されることになった。

大洗リゾートアウトレット。
(GoogleMapより)

殆どが空き区画に-2018年春リニューアル目指す

大洗リゾートアウトレットは2006年3月に開業。売場面積は13,615㎡。
八ヶ岳リゾートアウトレットを手掛ける株式会社八ヶ岳モールマネージメント(東京都)が運営し、当初は県内初のアウトレットモールとして人気を集めた。
しかし、2009年7月に茨城県阿見町に当施設より規模の大きな「あみプレミアム・アウトレット」(三菱地所系)が開業するなど競争が激化したことに加え、2011年3月の東日本大震災により1階が浸水するなど甚大な被害が発生。4ヶ月の休業を強いられたのちは苦戦を強いられており、2017年現在は多くの区画が空き店舗となっている。
また、2017年春には産直・土産品、水戸ホーリーホックグッズなどを販売する「大洗まいわい市場」(2009年開店)とのトラブルも発覚。同市場は当地が舞台の1つとなった人気アニメ「ガールズアンドパンツァー」(ガルパン)のグッズを販売する「ガルパンギャラリー」も運営している。

旧・大洗まいわい市場。
(GoogleMapより)

地元紙・茨城新聞によると、大洗リゾートアウトレットの売却先は「不動産開発研究所」(不動研、東京都千代田区)。
現在出店しているテナント(約20店)の営業を継続させつつ、新たなテナントを誘致し、2018年春までのリニューアルを目指すという。

「大洗まいわい市場」とは裁判に-「ガルパン中傷」も一因

一方で、7月に入り、大洗まいわい市場を運営するOaraiクリエイティブマネジメントが八ヶ岳モールマネージメントを相手取り水戸地裁に提訴していることも判明した。
東京新聞によると、まいわい市場は施設の警備体制の不備に加え、アウトレット側がガールズアンドパンツァーとの取り組みを中傷したこともあり退去(移転)を決めたが、八ヶ岳モールマネージメント側に預けている売上金預託金と敷金が返還されておらず、市場側はこれら約1400万円の返還を求めているという。
なお、大洗まいわい市場・ガルパンギャラリーは大洗町内に移転して営業を再開している。

追記:まいわい市場、大洗アウトレットを取得

追記:不動産開発研究所は、大洗リゾートアウトレットをまいわい市場を運営する「Oaraiクリエイティブマネジメント」に売却。今後はクラウドファンディング会社の「Cash Flow Finance」の3社で運営が行われることになるという。
施設は「大洗シーサイドステーション」に改名され、まいわい市場、ガルパンギャラリーは8月5日にアウトレット内に再移転する。(7月27日追記)
新しい記事はこちら。

外部リンク:大洗リゾートアウトレット
外部リンク:大洗まいわい市場
関連記事:水戸オーパ、3月18日開業-JR水戸駅前、ガルパンショップも出店

 

アピタに「ファミリーマートサービススポット」設置進む-「スーパーでコンビニのサービス」提供

ユニー・ファミリーマートHDは、2017年3月からグループの総合スーパー「アピタ」「ピアゴ」に「ファミリーマートサービススポット」(以下、ファミマサービススポット)の設置を進めている。

ユニー店内のファミリーマートサービススポット。
(ニュースリリースより)

総合スーパーで「コンビニならでは」のサービス

ファミマサービススポットは、ファミリーマートと共通のPOSレジ、マルチコピー機、マルチメディア端末「Famiポート」(ファミポート)を設置した「コンビニサービス特化型」のカウンター。公共料金の支払や宅配便取次、Amazon購入商品の受取などといった、総合スーパーでは行われていなかったコンビニ独自のサービスにも対応する。
ユニーでは、以前よりマルチメディア端末「Kステーション」(旧・カルワザステーション)を設置した「サークルKサービスステーション」を展開していたが、導入店舗は10店舗に留まっていた。
ファミマブランドへの転換を機に、ファミマサービススポット導入店舗を50店舗(2020年2月期)まで大幅拡大、サービスカウンターの利便性向上を目指す。

外部リンク:ファミリーマートのサービス機能「ファミリーマートサービススポット」総合スーパーのアピタ10店舗へ展開完了!
関連記事:ユニー・ファミマとドン・キホーテ、業務提携の検討を開始-6月から
関連記事:ファミリーマート、6月からサークルK・サンクスの「焼きとり」販売-レジ横「ファミ横商店街」設置で

無印良品、銀座に「世界旗艦店」-2019年開業、初の「ホテル併設」

無印良品を運営する良品計画(豊島区)は、東京都中央区銀座三丁目に同社初のホテル業態「MUJI HOTEL」(仮称)を併設した「無印良品」の世界旗艦店を2019年春に開業させる。

銀座三丁目に建設中の「無印良品」旗艦店。

銀座に無印「世界旗艦店」-2019年開業、ホテル併設

無印良品の世界旗艦店は、銀座三丁目のマロニエ通り沿い近くで三井不動産と読売新聞が手がける再開発事業「マロニエ×並木 読売銀座プロジェクト」により誕生する複合施設に出店。
建物は地下3階、地上10階建てで、無印良品は地下1階〜地上6階の一部に店舗を構える。店舗面積は3,300㎡を超え、無印良品において史上最大の面積となる予定。

低層階に出店する無印良品。史上最大規模になる予定。

また、6階の一部から10階には良品計画初のホテル業態「MUJI HOTEL」(仮称)が入居する。
ホテルは良品計画がコンセプトの提供及び内装デザインの監修を行い、部屋には無印良品の家具やアメニティグッズを備えられる。ホテルの運営・管理は小田急グループ子会社の都市デザイン会社「UDS」が行う。

高層階には良品計画初のホテルが入居。

建物は2017年6月に着工されており、2019年春の開業を目指して工事が進められている。
開業後は、同じく読売新聞グループが所有し、隣接するマロニエゲート銀座1、マロニエゲート銀座2・3(旧・プランタン銀座)との連携も行うことで、銀座に新しい魅力を加えることを目指すという。

施設周辺の位置図。隣接するマロニエゲートとの連携も。
(完成後のイメージ画像はニュースリリースより)

ニュースリリース:マロニエ×並木 読売銀座プロジェクト 「無印良品」世界旗艦店、日本初「(仮称)MUJI HOTEL」が 2019年春開業予定(良品計画公式サイト)
関連記事:GINZA SIX、2017年4月20日開業-銀座松坂屋跡で「脱百貨店」かかげる「新百貨店」
関連記事:プランタン銀座、営業最終日賑わう-大晦日で閉店、3月から「マロニエゲート」に
関連記事:有楽町ロフト、6月11日閉店-再開発計画で、ロフトは「ベルビア館」に6月23日出店
関連記事:SENRITOよみうり・イオン専門館、4月21日開業-千里中央、イオンの寡占進む
関連記事:シエスタハコダテ、4月22日開業-旧ホリタ・ダイエー五稜郭店跡の大型再開発ビル(無印良品の北海道旗艦店)

トリエ京王調布、2017年9月29日開業-調布駅前に3館体制の大型店

旧記事はこちら:ビックカメラ調布駅前店、2017年秋開店-京王調布駅再開発の核、シネコンも出店

東京都調布市の京王線調布駅前に大型ショッピングセンター「トリエ京王調布」が9月29日にグランドオープンする。トリエ京王調布の鳥瞰イメージ図。
右からA館、広場を挟んでB館、C館。

旧・調布駅舎跡地に誕生する大型商業施設

トリエ京王調布は2012年8月の調布駅地下化工事により創出された地上スペースに誕生。
施設は新宿方よりA棟、B棟、C棟の3館で構成され、総専門店数は72店舗にのぼる。運営は京王電鉄株式会社。
施設コンセプトは「調布らしいちょっとステキな生活」で、都心から近いながらも自然が多く残る調布の街の魅力を活かした、ナチュラルでスローなライフスタイルの発信を目指すという。
また、一部の路面にはかつての線路が敷かれ、地上駅時代の面影が感じ取れるような演出もなされる。

地下化前の調布駅周辺。

関東最大級の成城石井など多彩な専門店が出店-A館

トリエA館(地下改札階〜地上5階)にはファッション・食物販・飲食店など63の専門店が集結。
ファッションテナントでは「京王百貨店」の小型店(4階)、「UNITED ARROWS green label relaxing」(2階)、「earth music&ecology premium store」(3階)などが出店。
飲食店フロアとなる5階には「牛たん炭焼利久」や「とんかつまい泉」、「焼肉 HEIJOEN」といった肉料理提供店、寿司の「もりもり寿し」、中華の「雲龍一包軒」、自然食バイキングの「はーべすと」など様々なジャンルのレストランが軒を連ねる。

多彩な専門店が出店するA館。

食物販テナントの目玉は関東最大級の売場面積を誇る「成城石井」(1階)で、食品スーパーと店内飲食スペースを組み合わせた新タイプの店舗となる。その他にも、ミニスーパー「京王ストアエクスプレス」(地下改札階)や、京王線沿線で初出店となる洋菓子店「アトリエうかい」(1階)、福岡県のあまおう苺を使ったドリンクが楽しめる本州初出店の「伊勢きんぐ」(1階)など多彩なテナントが出店する。

A館1階には関東最大級の成城石井が出店。

調布初のビックカメラ、話題の肉カフェが進出-B館

B館(地下1階〜4階)の核テナントにはビックカメラの大型店「ビックカメラ調布駅前店」が進出。B館の全フロアに出店し、売場面積は約4,700㎡。
ビックカメラでは2013年に出店した赤坂見附店に次ぐ4年ぶりの都内新規出店となり、多摩地区でも5店舗目の出店となる。
また、1階には京都発の“肉が旨いカフェ”「NICK STOCK(ニックストック)」が出店する。

ビックカメラが出店するB館。

イオンシネマ、猿田彦珈琲の大型店が入居-C館

トリエで最も西に位置するC館(1階〜5階)には「イオンシネマ シアタス調布」(2階〜5階)が入居。
東日本初導入の立体音響テクノロジー「GDC featuring dts-X」採用のシアターから、体感型アトラクションシアター「4DX(R)」に至るまで、全11スクリーン、総座席数約1,650席を有するシネマコンプレックスとなる。

イオンシネマが入居するC館。

C館のエントランスにあたる1階には「産食グリル&生パスタ カムラッド」、「鶏蕎麦十番ICHIKORO/タイヤキスイーツ鯛パフェ」といった飲食店など6店舗が出店。注目は調布市出身の大塚朝之氏がオーナーを務める「猿田彦珈琲」で、焙煎所を併設するなど同チェーンでは最大の店舗となる。

C館1階には猿田彦珈琲最大規模の店舗が出店する。

トリエ京王調布

住所:調布市布田4‐4‐22 ほか
営業時間(予定):ショップ(A・B・C館) 10:00~21:00
※ショップの一部店舗は営業時間が異なる。
レストランフロア(A 館 5 階) 11:00~23:00
ビックカメラ(B 館) 10:00~21:00
イオンシネマ シアタス調布(C 館) 8:00~24:00
 ※イメージ画像はニュースリリースより。

ニュースリリース:東京都調布市に新たなランドマークが誕生! 人々や暮らしを結ぶ“ちょっとステキ”な商業施設「トリエ京王調布」9 月 29 日(金)オープン! (京王電鉄公式サイト)
関連記事:ビックカメラ調布駅前店、2017年秋開店-京王調布駅再開発の核、シネコンも出店(追記:「トリエ京王調布」)
関連記事:ライフつつじヶ丘店、4月2日閉店-旧・忠実屋、クロスガーデン調布に移転で
関連記事:ル・シーニュ、7月14日開業-府中駅南口再開発”43年越し”完了へ

ハローデイ徳力本店、7月6日開店-旧店舗建替え、テーマは「サーカス」

小倉南区のショッピングセンター「ハローデイ徳力本店」の建て替え工事が終了し、7月6日にグランドオープンを迎える。

ハローデイ徳力本店。

ハローデイ徳力本店、新たなテーマは「サーカス」

ハローデイは「かじや」として1958年に設立。 小倉市、八幡市など北九州地区を中心に店舗展開をおこなっていた。
かじやは1981年に寿屋グループ(ラララグループ、2002年破綻)入りするが、経営難からグループを離脱。その後、商号・店舗名を「ハローデイ」と改めて経営再建を図った。
現在のキャッチフレーズは「アミューズメントフードパーク」で、明るく清潔な店内に買い物客が楽しめる数多くの「仕掛け」がなされていることが特徴だ。

ハローデイ徳力本店は1972年に「かじや徳力本店」として開店したが、 老朽化に伴い2016年3月に閉店。その後、店舗の建て替えが行われていた。
新しいハローデイ徳力本店の売場面積は2,761㎡。内装テーマは「サーカス」で、ハローデイらしい「楽しさいっぱい、魅力いっぱい」の売場になったという。
新店舗では、新たな試みとして買い物者を対象に1回(1箱)200円の配送サービス「ハロらく便」も行われる。

ハローデイ徳力本店の内装。

テナントとしては、ドラッグストアの「サンキュードラッグ」、100円ショップ「ダイソー」、クリーニング「ハルヤ」、衣料品店「アンドゥ」が出店するほか、福岡銀行のATMが設置される。
なお、テナントについては7日から9日にかけて順次オープンする予定となっている。

ハローデイ徳力本店

住所:福岡県北九州市小倉南区徳力三丁目10番101
営業時間:10:00~22:00(火曜日、土曜日は9:00開店)

※画像は公式サイトより。

外部リンク:ハローデイ徳力本店
関連記事:イオン徳力店、8月31日閉店-旧ニチイ・徳力サティ
関連記事:サニーサイドモール小倉、9月15日開業-下曽根の「モール」1年ぶりの復活

 

JR東日本、東北・新潟地区に新型気動車導入へ-キハ40系など置換えか

JR東日本は、東北・新潟地区の一部線区に新型気動車を導入することを7月4日に発表した。

電気式気動車「GV-E400系」-秋田・新潟地区に導入

新潟・秋田地区には電気式気動車「GV-E400系」を導入する。
GV-E400系はJR東日本では初の方式となるディーゼルエンジンと発電機による電力で走行する電気式気動車。
量産先行車3両(2両編成×1、1両編成×1)を2018年初めに製造。その後、量産車計63両は新潟地区向けを2019年度までに、秋田地区向けを2020年度に投入予定としている。秋田・新潟地区に導入するGV-E400系。(イメージ写真)

導入線区は以下の通り。

  • 羽越本線(新津〜酒田)
  • 信越本線(新津〜新潟)
  • 米坂線(米沢〜坂町)
  • 磐越西線(会津若松〜新津)
  • 津軽線(青森〜三厩)
  • 奥羽本線(秋田〜東能代、弘前〜青森)
3扉車「キハE130系500番台」-八戸線に導入

八戸線(八戸〜久慈)には「E130系500番台」が導入される。
3扉車のE130系は水郡線(水戸〜安積永盛)向けの0番台が2007年1月から、久留里線(木更津〜上総亀山)向けの100番台が2012年12月より運行を開始しており、今回八戸線に投入される500番台は従来のE130系車両とほぼ同一のものとなる。八戸線に導入するキハE130系500番台。(イメージ画像)

2両編成×6編成、1両編成×6編成の計18両を2017年8月以降順次落成し、2017年度中の営業運転開始を予定する。

国鉄キハ40系列は多くの路線で置き換えか

今回のGV-E400系とE130系500番台の導入により、各線区では既存車両の置き換えが進むと予想されるが、その中でも「キハ40系」の処遇に注目が集まっている。
八戸線運用に就くキハ40形首都圏色。

キハ40系列は旧国鉄時代の1977年より製造が開始された車両で、現在も両運転台車の「キハ40形」、片運転台車の「キハ47/48形」が東北・新潟地区の多くの路線の主力として活躍。国鉄時代を懐かしむ観光客の姿も見られたが、いずれも老朽化が進んでいた。
今回の新型車両の投入で、東北地区・新潟地区の非電化路線の輸送環境は大きく改善することになる。
※イメージ画像はJR東日本公式サイトより

ニュースリリース:八戸線および新潟・秋田地区への車両新造計画について(JR東日本公式サイト)
関連記事:651系、常磐線に”普通列車”で復帰-旧スーパーひたち、7月から
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