三重県伊勢市の伊勢慶友病院(旧慶應義塾大学伊勢慶應病院)跡地に、地場系大型食品スーパー「ぎゅーとらうらのはし店」が2024年6月8日に開店した。
旧伊勢慶應病院跡地に
伊勢慶友病院は1882年7月に三重県伊勢市で「三顧堂亀谷医院」として開院。1968年5月に「亀谷総合病院」、1972年7月に「亀谷記念伊勢慶應病院」に改称し、1974年4月に学校法人慶應義塾による総合病院「慶應義塾大学伊勢慶應病院」となった。
伊勢慶應病院は長らく、市内有数の総合病院として事業を続けたが、2003年3月を目処に慶應義塾が同院の運営から撤退する方針を発表。同年10月に医療法人全心会(ひかり病院グループ)が旧伊勢慶應病院を引継ぎ「伊勢慶友病院」として再開院した。
伊勢慶友病院の開院をめぐって、市内外から病院存続の署名(21万人相当)を集めたもの、亀谷総合病院時代からの建物は老朽化が進んでいたため、2010年代に新築移転の方針を決定。2023年3月に「伊勢ひかり病院」として移転していた。
「ぎゅーとら」「マツオカ」コアから移転
ぎゅーとらうらのはし店は、「(仮称)ぎゅーとら新浦の橋店」として整備が進められてきた店舗で、建物は平屋建で店舗面積は1,356㎡。グループの設備管理会社「tride」が所有する。
うらのはし店は、2024年5月31日に閉店した「ぎゅーとらコア店」の後継店舗として、食品フロアを従来比2倍に増床し、100円ショップ「Watts With」やインストアベーカリーを新たに展開する。また、コア時代の準核店舗も「暮らしのファッションマツオカ」として新装開店する。
ぎゅーとらうらのはし店。
コアから引続き、浦之橋商店街の核店舗に
ぎゅーとらコア店(うらのはしコア)の跡地利用に向けた動きは2024年6月現時点においてみられないが、新旧店舗は道を挟んで対面するなど、浦之橋商店街の中心部に位置している。
病院に代わる集客施設を求める地元関係者にとっても、利便性の高い食品スーパーを求める地元生活者にとっても、嬉しい新施設となった。
ぎゅーとらうらのはし店
住所:伊勢市常磐2丁目7番30号
営業時間:午前9時~午後9時
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