新潟県柏崎市の複合商業施設「柏崎ショッピングモール風のまちフォンジェ」の核となる大型食品スーパー「ピアレマートフォンジェ店」が2023年10月29日をもって閉店する。
ピアレマートフォンジェ店。
中心部の食品核担い続けたスポット、23年の歴史に幕
フォンジェは、1998年10月22日に柏崎市が特定商業集積法調査地区に指定されたことを機に進められた「東本町まちづくり事業」の一環として開業。建物は地上3階地下1階建で店舗面積は5,755㎡、総事業費は約200億円。
開業当初は長岡市の地場食品スーパー「スーパーツチダ(フレッシュマートツチダ)」を核とする施設であったが、2000年5月にツチダが業績不振を理由に撤退。同年8月に柏崎市の地場大手食品スーパー「スポット(良食生活館)」が後継として進出したもの、2001年8月に運営会社の第3セクター「柏崎ショッピングモール」が再開発事業の遅れや専門店誘致の難航を背景に民事再生法を申請し事実上倒産した。
柏崎ショッピングモール風のまちフォンジェ。
スポットは施設運営会社の民事再生法申請後も「良食生活館柏崎ショッピングモールフォンジェ店」から店舗名を「パルMart1フォンジェ店」「ピアレマートフォンジェ店」に改称しつつ営業を継続していたが、2023年10月13日に「諸般の事情」を理由に閉店する方針を発表した。
ピアレマートフォンジェ店(同社公式より)。
柏崎市中心部から大型食品スーパー消滅
柏崎駅裏には地場大手食品スーパー「ウオロク柏崎店」を核とする施設があるもの、柏崎駅前では2018年8月に「イトーヨーカドー丸大柏崎店」が閉店しており、市中心部から大型食品スーパーが消滅することとなる。
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