沖縄県那覇市の牧志駅前にある複合施設「さいおんスクエア」に、OICグループのディスカウントスーパー「ロピア」の沖縄県1号店となる「食生活♥♥ロピア沖縄国際通り店」が、2024年3月25日に開店する。

さいおんスクエア。
牧志駅前にロピア沖縄1号店、ユニオンが運営
さいおんスクエアは2011年7月に生まれた複合施設。
ロピアは沖縄県初出店で、沖縄県内に「フレッシュプラザユニオン」を20店舗展開する「野嵩商会」がフランチャイズとして運営する。
食生活♥♥ロピア 沖縄国際通り店の店舗は1階、総面積は約1,032㎡。ユニオンとは異なり、24時間営業は実施しない。
食生活♥♥ロピア 沖縄国際通り店
沖縄県那覇市安里2-1-1 さいおんスクエア1階
営業時間:10時~21時
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イオン今池店、2024年2月29日閉店-ダイエーから54年の歴史に一旦幕、最古のイオンとして閉店式典も
愛知県名古屋市千種区の名古屋市営地下鉄今池駅近くにあるイオングループの総合スーパー「イオン今池店」が2024年2月29日をもって閉店した。
ダイエーショッパーズプラザとして開店した今池の大型店
イオン今池店は、1969年11月30日にダイエーグループの総合スーパー「ダイエー今池店」として開店。建物は地上2階地下1階建で店舗面積は8,884㎡。
ダイエー今池店は開業以来長らく、各種届出を中心にグループのショッピングセンターブランド「今池ショッパーズプラザ」を称し、同社名古屋初の店舗として専門店街を展開する地域随一の大型店であった。また、店舗に面する「今池東南商店街」は愛称として「ダイエー通り」を冠するなど、地元商店街とともに今池の発展に大きな役割を担った。
同店は2000年代初頭の産業再生機構傘下入りによる店舗整理を乗り越え、2013年10月には同社名古屋初となる「中食強化モデル店舗」としてオリジン東秀の量り売り惣菜「オリジン弁当コーナー」や同社初となる靴量販店「グリーンボックス」の導入を始めとする店舗の全面リニューアルを実施。あわせて、外装を現在のデザインに刷新した。

イオン今池店。
その後、ダイエー今池店は、2015年9月のイオン総合スーパー事業再編にともない、店舗運営をイオンリテールに移行し現在の店名となった。
最古のイオン、バリアフリー化が課題だった
イオン今池店を運営するイオンリテール東海カンパニーによると、2024年2月現時点において同店は「最古のイオン」であり、旧ダイエーの店舗としてもグルメシティ西明石店(1969年10月開店)の次に古い店舗となっている。
同店では開店以来、直営食品フロアの移設(地下1階→地上1階)を始め、時代に即したリニューアルを図ったが、築50年超の建物には制約も多く、2024年2月の閉店までエレベーター未設置かつエスカレーター片側設置(上りのみ)と各種バリアフリー設備が充足しているとは言い難い状態にあった。
こうした背景もあり、ダイエー時代からの店舗を「老朽化と顧客のニーズに応えるため」「店舗建替え」を理由に挙げ、2024年2月29日をもって閉店することとなった。

今池店54年の歴史を示すパネル展も。
賑わう最終日、営業時間は急遽1時間ほど拡大
イオン今池店の閉店当日2月29日は、午前9時の営業開始前から多くの来店客で賑わいをみせ、商品棚の完売も目立つようになった。午後7時の開店時刻を迎えたのちも来店客の流入やレジの行列が絶えなかったこともあり、午後7時15分開始予定の閉店式典はは約1時間遅れとなった。
閉店式典には“ダイエー通り”商店街会長も参加
イオン今池店の閉店式典には、泰山亨同店店長を始めとする従業員に加え、森信仁今池東南商店街(ダイエー通り)会長が参加。式典前には記念品として同店のイラストが描かれた缶バッヂの配布も行われた。

森信仁今池東南商店街会長による花束贈呈。
泰山亨店長は、学生時代の今池店の来店経験や思い入れを語ったうえで「ここでの思い出を心のどこかで留めていただければ、我々従業員一同この上ない幸せと感じます」「1969年から、今日まで今池店を支えていただき、ありがとうございました」と締め括った。
また、森信仁町内会長は商店街と地域の発展に貢献した今池店への感謝と再出店への祈願を述べ、店長に花束を贈呈した。

利用客への長年のご愛顧に応える泰山亨店長。
式典後は店長による出口での挨拶を終え、ダイエー時代から54年にわたる長い歴史に一旦幕をおろした。
閉店後の建物は解体、再出店の計画はあるもの詳細は未定
イオン今池店の建物は築54年超と老朽化が顕著であり、2月29日の閉店直後から解体工事の設営が始まっている。
イオンリテールは今池店の跡地活用策として建替再出店の方針を示しているもの、新店舗の概要(業態・規模・再開時期)は未定となっている。
なお、同店休業期間中の代替店舗は「イオンナゴヤドーム前店(イオンモールナゴヤドーム前)」が担うこととなる。

現店舗営業最終日のイオン今池店。
54年にわたり愛された同店は新店舗として生まれ変わる見込み。
イオン今池店
住所:愛知県名古屋市千種区今池5-13-26
営業時間:午前9時~午後11時
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新所沢パルコ、2024年2月29日20時閉店-約40年愛された「しんとこ」の顔、式典には2,000人の来場者も
埼玉県所沢市の西武新宿線新所沢駅前にあるJフロントリテイリング系ファッションビル「新所沢パルコ」が2024年2月29日午後8時をもって閉店し、約40年の歴史に幕をおろした。

新所沢パルコ山本仁也店長。
首都圏有数のニュータウンとして発展した新所沢
現在の新所沢駅周辺は、1957年の日本住宅公団(現UR都市機構/都市再生機構)による北所沢ニュータウン計画発表を契機として、1958年より新所沢団地の分譲が本格化。1959年2月には西武鉄道北所沢駅が新所沢駅に改称し、西武ストアー(現西友)を始めとする西武系企業による生活基盤の拡充がみられるようになった。
新所沢駅周辺は首都圏有数のベッドタウンとして発展を遂げることとなった一方、1971年4月に建替新装開店した西友を除けば、駅周辺の大型店は依然として少なく、西武鉄道から派生した西武セゾングループが地域最大級となる複合商業施設として、1983年6月に新所沢パルコを開業するに至ったという経緯があった。
郊外初パルコ、“しんとこ”密着の独自路線で親しまれた
新所沢パルコの建物は2館地上5階地下1階建で店舗面積は18,144㎡。両館ともに自社所有物件だった。
開業以来、新所沢パルコ独自の2館体制「パルコ館」「レッツ館」やシンボル空間「ガレリア」という店舗構造、首都圏有数のベッドタウンという立地特性を背景に、パルコが得意とする高感度ファッションブランドに加えて、ファミリー向け専門店や映画館を展開。近隣住民を中心に定着している新所沢の通称“しんとこ”を前面に押し出すなど、地域密着の施策で顧客獲得を図った。

新所沢パルコ。
新所沢パルコは、同社がコミュニティ型店舗と定義する首都圏近郊・地方店舗(2019年当時の分類)のなかでも、2019年度の売上高は約100億円と健闘していたが、2021年2月に親会社のJフロントリテイリングとの連名で「継続的な競合店の開業・増床リニューアル」「所沢駅周辺での大規模再開発」を理由とした「2024年2月29日付での営業終了」を発表。以後、3年という長い期間にわたり閉店準備が進められることとなった。
最末期にも80店舗超営業、各店単位での個性的な施策も
新所沢パルコでは2024年2月の閉店時点においても、紳士服店「TAKA-Q」「ORIHICA」、靴量販店「ABC-MART」、イオン系100円ショップ「キャンドゥ」、ゲオ系オフプライスストア「LuckRack」、家具インテリア雑貨店「ニトリデコホーム」、文具雑貨店「世界堂」、家電量販店「ノジマ」、音楽ショップ「バンダレコード」、旧西武セゾン系専門店「アミュージアム」「パルコブックセンター」「無印良品」「新所沢レッツシネパーク」など80を超える店舗が営業を継続。
新所沢パルコ全館企画として、2023年6月から40周年感謝祭「しんとこパルコの恩返し」が開催され、各店舗単位でも売りつくしセールや記念グッズの販売、展示企画が継続的に打ち出されたこともあり、当初より“しんとこのシンボル”を惜しむ客の来店が目立った。
24年2月から「さよならフェス」大規模イベント連続開催
新所沢パルコでは2024年2月から「40年間ありがとう 新所沢PARCO さよならフェス」と題し、以前から定評のあった地域密着マルシェ「とこロコマルシェ」「彩の国マルシェ」の連休連続開催や埼玉県内に本拠を置く大手餃子チェーン「ぎょうざの満洲」とのコラボ、新所沢に拠点を置く経済アナリスト森永卓郎氏による「モリタクB宝館」のサテライト展示といったイベントを開催を打ち出した。
悪天候の閉店当日、約2,000人に囲まれ歴史に幕
新所沢パルコの閉店当日2月29日は悪天候であったが、同店に縁の深いアーティストによるパフォーマンスフェスを午後から開催するなど、40年の歴史の締めくくりに相応しい賑わいをみせた。

新所沢パルコの閉店記念セレモニー。
フェスの集大成として午後8時からは閉店記念セレモニーを開催。山本仁也店長は「とても幸せな40年間」と評し、約2,000人の買物客に囲まれ、しんとこのシンボルはその歴史に幕をおろした。

閉店式典終了後も記念撮影を求める客で賑わいをみせた。
広報担当者からはSNSでの発信に期待を寄せる声も聞かれた。
なお、新所沢パルコの跡地活用に関しては2024年2月の現時点において明らかになっていない。
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